ズタズタの腕にキス 【コミックス版】
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ズタズタの腕にキス 【コミックス版】

サノアサヒ

いつかその傷あとが

ネタバレ
2025年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 化粧をしていないと外も歩けない就職浪人中の一見と、大学生の茅ヶ崎の物語――。

白抜きが憎い…
大事なところがカクカクの線で雑に切り抜かれてる。
修正の粗さがこんなに気になったのは久しぶり。こん棒か海坊主にしか見えぬ…
エロは激しめ。
なのですが、海坊主がそれを台無しに…憎い…

【以下ネタバレ】
世間から見るとアウトサイダーな二人。
自分を晒すことに恐怖を抱いていた二人が、本当の自分をさらけ出して結ばれてゆく過程は、まるで手品を見ているようでした。
サノアサヒ先生の、歪み、ねじれ、こじれまくった果ての明るく突き抜けた世界が好き。
ただ今回はこういうテーマなので最終的にあの首エチシーンがゴールとなるのは分かるのですが、私にはそういう性癖がないのでなんともいえない読後感でした。

ところでずっと思っていたのだけど、なぜ彼はコスメ業界に入らないのだろう。彼が伸び伸び生きる世界はそこしかないと思うのだけど。。

中学の時から抱え続けた心の傷
自分の心を守るためにずっと一人で頑張ってきたけれど、愛しい人と一緒に笑える日が来てよかった。
いつかその傷痕が誰かの心の盾になり、誰かを守る剣になる日がくればいいな
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