手中に落としていいですか【単行本版】
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手中に落としていいですか【単行本版】

くれの又秋

4巻は特に神懸かってる!☆5では足りない

ネタバレ
2025年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ハマりすぎる作品というのもレビューが難しいもので・・・
性癖もフェチも一気にぶち抜かれてしまって頭抱えてます。
読み終えた瞬間に神作棚へ移動しました。そして即おかわりしました。
特に4巻!もちろん1~3巻あっての4巻なのですが、先生神懸かってます!

視線も指先も身体のラインも、熱と湿度が伝わってくるような行為の描き方の丁寧さ・・・ただエロいのではなく性描写でこれほどの色気と説得力がある作品は数少ないのではないでしょうか?

巳鹿島の糸目の奥には、計算、自信、新田に対する溺愛と欲望、何より誠実さが隠れてる。いつも飄々としてるけど嘘は言ってない。本来百戦錬磨で心の機微に敏い彼であれば、相手が誰であろうと自分に心を向かせることは簡単なはず。
でも本気で手に入れたい新田に対してはじっくり待つ姿勢で誠実であろうとする巳鹿島に撃ち抜かれました。新田くんから来てもらわないと意味ないんですよね。

そして時折うっすら開けられる眼差しの色気にぞくっとします。
リアルでも細目の色気しかないような蛇っぽい人が好きなのに、2次元でもこんなどタイプど真ん中で来られたら読んでるこちらの身がもたない。即落ちしない新田君が意味わからない!有馬君のほうがむしろ普通!!
だからこそハマるのは思い通りにいかない新田君なんだよな~あ~もう。童顔ムキの新田君ずるい・・巳鹿島さんより背高いのも萌えポイントです。巳鹿島さんの下の名前もずるくないですか?「滝」なんてかっこよすぎでしょ!!

少年漫画でも糸目ってわりと敵味方関係なくチート級に強いイケメンが多くて、糸目が本気出すときはその目を開くと相場が決まっている。(と思ってる。)だから巳鹿島さんが目開けた時は、あ、スイッチ入った!と思って読んでました。止まらないのでこの辺で。長文失礼しました。
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