カラオケ行こ!
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カラオケ行こ!

和山やま

下手だが歌いたくなる

2025年9月21日
下手なのに、好きだからどうしても歌ってしまう曲、あるよなあ。
自分の歌はジャイアン級なので、人様に聴かれるカラオケは大の苦手。
よって「カラオケ行こ!」などと明るく誘われても行かないのだが…。

映画を観て、原作が読んでみたくなった。

作者様の作品は初めてだが、センスあるなあ。
クスッとさせるストーリー展開、テンポも良く、あっという間に読み終えてしまった。
顛末に向けての後半の流れは最高で、コメディなのにエモーショナル、グッときてしまった。

狂児(アイラインをひいているような目が魅力的)をはじめ、こんな茶目っ気があり愛しいヤクザ達はいるだろうか。
現実のヤクザの抗争が全てカラオケバトルだったら面白いのに…。

それにしても聡実くん、中学生なのに肝が座っている。
小心者の自分に分けてほしい。
彼を見習って、次回カラオケに誘われたら断らずに、某曲にチャレンジしてみようか。
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