温泉で秘密のお泊り、241回目
」のレビュー

温泉で秘密のお泊り、241回目

未散ソノオ

癒しの温泉

2025年11月19日
温泉大好きなので、レビューを拝見して単行本になったらすぐ読もうと心に決めていた。

昔、温泉の床で滑り尻を打撲したことがある。
そこは肌がツルツルになる温泉であった。
床でさえもツルツルにする温泉、やはり湯の効能は素晴らしいのである。

しかし、こちらは、そんな湯の効能は二の次で、週末の男2人旅を楽しむ物語。
20年来の気心知れた関係。
のんびり湯に入り、とりとめのない会話をして、旨いものを食べ、浴衣でお致し。
ゆるい感じかと思いきや、たまにのぼせ上がる表現もあり、心拍数が上がる。
つかず離れずの距離感が大変心地いい。
きっと2人の関係は、この世に温泉がある限り続くのだろう。

石田のメガネは曇り止めをしているのか、2人はのぼせて倒れやしないのか、続きが気になるところ。

ちなみに自分がのぼせて倒れた時は、何故かチョコレートを食べさせてもらい、すぐ回復した。
これを書いていて、酒を飲んで倒れたこともあったし、自分にとって温泉は癒しではなく試練のような気がしてきた…。
いいねしたユーザ10人
レビューをシェアしよう!