【電子単行本】アフターファイブ&ファイブ
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【電子単行本】アフターファイブ&ファイブ

西田ヒガシ

5日目(Friday)のアフター5

ネタバレ
2026年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「ヤッホーーーー」のかけ声でお立ち台に登場するジョナサン(古いけど「JーMen's Tokyo」を想起した)
注目の視線で興奮に酔う陽気なダンサー。仮面の下は出世街道を歩いている課長・清水(しみず)けれどその表情には憂いの影がみえる。そんなとき、店に現れた次長・沖野(おきの)
暗い目つきでぞんざいな話し方、じつに面白味のなさそうな男。それに既婚のノンケ。

パブの壁際でたたずむ沖野は、暗闇の中にいた。ああ結婚を決意したときも下り坂だったな。どうしようもない時に現れた女は魅力的だから必死に掴んだ。待てばいつかは報われると思ってた?恋は独りで頑張れるけど、愛はどうなんだろうね。
ステージからやってきたジョナサンが足元に来た時、うろたえなかったのは男が反応しないから?でもジョナサンからのキスに慰められた。ふいにやってきた扇情。そして雪のような光がまたたいた。

清水は地方で苦しみ、真剣な恋は裏切りと別れ。傷ついたハートからジョナサンは生まれたのかな。そうなら幸せを与えている彼は切ないね。あのかけ声が愛への渇望のように聞こえる。

(沼からのつぶやき:今か今かと待っていた。新刊ゲット。165頁。うまい、あの沖野の笑顔。しかも清水が沖野の細部を羅列するシーンが素直じゃなくて、憎たらしい~(笑)
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