「24時過ぎのスカーレット・リリィ【単行本版/シーモア限定描き下ろし漫画付き】
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24時過ぎのスカーレット・リリィ【単行本版/シーモア限定描き下ろし漫画付き】

京古

心に残る恋愛作品

ネタバレ
2026年8月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューを読ませていただき購入。初読み作家さま。
冒頭で何度も「大丈夫」と自分に言い聞かせる葵の、華やかな笑顔の反面、静かに諦めを滲ませた表情が気になって…
出会えて良かった作品です。ありがとうございます。

慣れた風に受け入れ振る舞う葵だけれど、辛い人生を歩むΩの生き方は相当に過酷で、全然大丈夫なんかじゃない。
葵を助けるように現れた晴一郎は、人のために泣ける優しいα。大丈夫か?と声を掛け、向き合う眼差しは常に誠実。

オメガバースだとドラマチックな運命の〜が見所としてあるけれど、大事なものを同じように大事だと思ってくれる相手との、こんな運命も当然心を打つ。

親は最悪ですね…

琴線に触れたようで、再読時は様々なシーンで涙止まらず。
短い爪に揺れる期待を、贈る花に強い決意を感じまた涙。
とても心に残る、恋愛映画のような作品でした。
温かい料理が並ぶ食卓の幸せを、どうかいつまでも二人に。

描き下ろしは、二人らしい思い合いが素敵なシーン。
美しいラスト。幸せが眩しい。
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