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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 王国物語

    中村明日美子

    演劇のような、画集のような
    2022年1月10日
    表紙と試し読みだけで、「この続きが読みたい!」とたまらなくなり購入しました。
    一コマ一コマが美しく、画集を見ているようでずっと眺めていたいと思うほどです。
    カラーはもちろん美しいのですが、モノクロの絵でも艶かしく、まるでビアズリーの絵かのような耽美な雰囲気の虜になりました。
    台詞は少なく、登場人物の表情や物語の見せ方で内容を理解する感じで、舞台演劇を鑑賞しているかのような感覚で読んでいます。
    それぞれの王国、民族の文化に細やかな設定がありそうですが、あえて最小限に抑えているようでこれからどんな風に物語がふくらんでいくのか楽しみです。
  • トルコの人がみんな親切だった話

    野宮レナ

    日本人として嬉しくなりました
    ネタバレ
    2021年4月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もうタイトルそのまんまの内容です。トルコに行かれた作者さんが、トルコに降り立ったその瞬間から道行く人たちに親切にされるお話です。
    女性のひとり旅で気も張っているところに次々と降りかかる大歓迎の嵐!もちろん愛想が普通な人もいたようですが、親日国のイメージを遥かに超える歓迎ぶりに読んでいるだけで嬉しくなりました。
    オールカラーでトルコ料理や民族衣装、雑貨などの色鮮やかさも味わえて、行ったことがなくても一緒に旅をしているかのような感覚になりました。そして、自分も実際に行ってみたい!と旅行欲が湧いて困るほどです(笑)
    また、作者さんのように日本で困っている外国の方がいたら助けてあげたい、と思いました。本当に読んでいて優しい気持ちになれる、素敵な1冊です。
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  • ハコヅメ~交番女子の逆襲~

    泰三子

    警察の方へ、敬礼!
    ネタバレ
    2021年3月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 警察と聞くと怖いイメージがあったり、いろいろな不祥事が浮かんで「おいおい…」と思ったりしてしまいますが、この漫画を読んで警察の方の苦労がしのばれるようになりました。
    恐らく作者さんは「警察も普通の人間」と言いたいのかな、と思うぐらいにボケとツッコミの応酬が小気味良い会話やお仕事の大変さが毎回どのエピソードにも描かれていて、本当にテンポ良く読めてしまいます。
    ギャグが冴え渡る一方、シリアスな話はとことん考えさせられ、警察というお仕事がいかに人間の生死と隣り合わせか、人生を大きく変えざるを得ないものか、思い知らされました。
    でも、やっぱり登場人物みんなスペックが高い!
    「パーフェクトゴリラ」の異名を持つ藤部長、事情聴取のプロ源部長をはじめ様々な人達が登場しますが、自分なら何度転生してもこの人達のような働きが出来ないだろうな、と平伏するばかりです。
    そんな彼らに育成された主人公・川合やモジャツンペアの片割れ・山田も、最初は普通と思いきや才能をぐんぐん伸ばしていき、成長ぶりにホロリとさせられます。普段は漫才コンビのようなやりとりでも、言うべきところはビシッと言えるバディ関係も、見ていて胸が熱くなります。
    でも一番スペックが高いのは作者さんかも?
    この作品がデビュー作で、物語の構成の完成度の高さとか、それぞれの登場人物のキャラ付けとか、ぐんぐん上達している絵とか、作品が完結する頃にはどこまで到達するのかと考えると今から末恐ろしいです。
    (私は初期の絵の方が、藤部長のクールビューティーぶりが際立って好きでしたが)
    また、エピソードの合間に挟まれる1コマ漫画の手書き文字の美麗さといったら!この方のペン習字本があれば、本気で書いたいです。もしくはフォントが欲しい。
    物語の深部までオススメポイントを挙げてしまうとどうしても初見の面白さが減りそうなので、とにかく読んでみて!と声を出して言いたい作品です。
  • 夜行バスで出かけましょう

    小川かりん

    夜行バス初心者の方へ
    ネタバレ
    2021年3月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず絵が可愛い!読みやすいです。
    私も何回か夜行バスに乗ったことがある「夜行バスラー」なので、夜に家を出る高揚感や束の間の非日常感などの描写に、「ああ、わかるわかる」と頷きながら読みました。
    他の方が書いていらっしゃるように、既に夜行バスを経験された方には物足りないかも。その代わり、夜行バスを検討されている方、乗ったことがない方の入門書としてはとても良いと思います。旅に出る時のワクワク感や値段の感じ方、行った先で時間をゆっくり使えるメリットや、作者さんの失敗談も交えたアドバイスなど、参考になることも多いのでは?と思います。
    旅行ができるようになったらまた使ってみたい夜行バス、それまではこの作品で擬似体験することにします。
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  • ヤギくんとメイさん 分冊版

    びっけ

    郵便局へ就職した時にはぜひ!
    ネタバレ
    2021年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は街中にある郵便局で、そこにあるポストから手紙を出すと恋が叶うと噂つき。絵がすっきりしていてきれいで、とても楽しく読めました。
    毎日手紙や荷物が届きますが、そこにはこういう方々の尽力があるわけで、当たり前のように受け取っていましたが、改めて感謝の思いが湧き上がりました。
    郵便局だけではなくて配達や金融関係など、似た業者の方はあるある!と頷くこともあるのでは?お仕事の内容も詳しくて、職場での人間関係の距離感も結構リアル。勝気なヒロイン、メイちゃんはお節介がすぎて「それはお偉方から疎まれるわぁ」と思ったりしましたが、マイペースな八木くんとはいいコンビ。歴史や城が大好きな八木くんのおかげで?、郵便局より城の豆知識の方が多く占めてるかもしれません。
    登場人物にようやく愛着を抱き始めたところで完結してしまったのが、ちょっと残念でした。
    確かに手書きで手紙を書く機会が減っている昨今ですが、記念スタンプや限定グッズを買いに遠出したり、便箋や切手をあれこれ選ぶ場面を読んで、自分もこんなことをしたなあと懐かしく思い出しました。読んだ後は誰かに手紙を出したくなってしまうかも?
  • 豚飼い王子と100回のキス プチキス

    海野つなみ

    あの理不尽なアンデルセン童話が…!
    ネタバレ
    2021年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作品、何が面白いかというと前半部分はほぼ原作通りなんです。ドラ◯もんばりの不思議アイテムが登場したり、お姫さまの「◯がおかしいわ!」という台詞もそのまま。なぜこんなアイテムが出せるのか、その代金はどうしているのか、その世界観はさすが海野先生、発想が面白すぎてスゴイ!と思いました。
    私もこの物語を幼少の頃に読んで、あまりの結末に不満を抱いたのを思い出しました。カエルを投げつけるという蛮行を働いた他のお姫さまもいたのに、作者が違うばっかりに…、違うか。
    でも大きくなった今、好奇心や初めて体験する感情に溺れたお姫さまの気持ちはわかるような気がします。無機質なようだけど美しいラブシーンは見ていてちっともいやらしくなく、こちらも侍女たちとドキドキしながら見守っているような気分になります。
    こんなイケメンの王子さまとだったら100回のキスにも挑戦してしまうかも?王子さまの方も、最初の思惑と違って「賢者モード」になってしまったり、優しさを捨てきれなかったり、童話の続きのはずがリアルな人物描写で説得力がありました。
    かつて嫌な読後感を味わった童話が、ちょっぴりエロティックだけど美しく面白いラブストーリーに様変わりしていて、お姫さまと同じように何だか救われたような気持ちになりました。
  • お約束のネバーランド

    宮崎周平/白井カイウ/出水ぽすか

    何回見ても笑ってしまう「お約束」
    ネタバレ
    2021年3月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『約束のネバーランド』はスリルいっぱいの脱出劇で世界観は同じ…はずなのに、とてつもない爆笑劇に仕上がっていて何回でも楽しめます。
    エマが好きすぎるサイコなノーマンに、空回り気味でちょっと可哀想なレイ、子供たちの名前も覚えず孤児院の秘密すら隠す気のないママに、お笑いに情熱を注ぐクローネなど、キャラクター達は本家よりもツッコミどころが多くなっています。
    それに対してこちらのエマはツッコミ役なだけで、正義感が強く「いい子」な部分がいい感じで薄くなっているので、「本家の方もこういう一面があるのでは?」と思いました。
    原作よりもっと自由に遊んだ世界観かと思いきや、流れは原作に忠実で、たまに原作そのままの場面も出てきます。ただ前後の流れで面白いギャグに仕上がっているので、原作でハラハラドキドキした場面がこちらでは抱腹絶倒のギャグになっています。
    いろいろ面白い場面はあるのですが、私のイチオシはエマがスパイの存在を知り、他の子供たちを疑うところ。周りの子供たちの顔を見ただけで、嫌なことが吹っ飛ぶぐらいのインパクトです。あとはママがアラサーならではの心の叫びをする場面。今までアホだと思っていたママが愛しくなった瞬間でした。
    エヴァとノマーンとJ(ジェイ)の脱出劇がどんな結末を迎えるのか、ドキドキしながら読みました。
  • not simple

    オノ・ナツメ

    ツキの全くなかった男の人生
    ネタバレ
    2021年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『ACCA13区監察課』でオノ・ナツメさんを知りました。今回も外国のおしゃれで小粋な世界観を楽しめるかと思いきや、全く違う作風で期待を裏切られました。
    小説家ジムが友人イアンの人生を小説にすると約束する場面から物語が始まるのですが、先に結末を見せてしまう構成が見事です。彼の願いは家族と幸せに過ごすこと、両親に愛されること。そのためにひたすら走り、彷徨い続けながら、自分の過酷な運命を呪うことなく、純粋に幸せを求め続ける。このデフォルメされた可愛い絵でなかったら読めなかっただろうなと思うくらい、読むのに覚悟が要る作品です。
    映画の絵コンテかと思うくらいに頭の中で映像が浮かび、あまり語られない台詞や絵だけで見せる沈黙、静かに淡々と進んでいく中にも人生がいかに不条理なものかを思い知らされるような気がします。
    「ツキの全くなかった」イアンにも確かに幸せな瞬間があり、ジムは自らも演出に加わることで彼の記憶や存在を永遠のものにしたかったのかな…と、読後もあれこれ考えさせられました。
    決して元気が出るわけでもないし、むしろ落ち込む方だと思いますが、それでもたまにイアンの屈託のない笑顔に会いたくなります。漫画でありながら映画を観たかのような、不思議な感覚になる作品でした。
  • LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~

    オノ・ナツメ

    イタリアの片隅でひとときの共同生活
    ネタバレ
    2021年3月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ イタリアのアパートで共同生活をする4人の独身男性たち。5番目は短期留学生のために貸し出していたが、そこへひょんなことから女子学生が入ることに…?
    最初はイケメンパラダイス的な物語かなと想像していましたが、短期留学生が住む部屋とアパートの住人たちのやりとりがメインで、忘れられない宝物のような青春の1ページのお話です。
    住人はアパートの管理人で面倒見のいいマッシモ、無口なトラック運転手のアル、最初に登場した時は誰もが子供と思ったであろうマスコット的存在のルーカ、個性的で憎めない漫画家チェレとキャラクターも様々。そこへ短い間生活を共にする留学生が何人か入れ替わり、フレンドリーなやりとりが楽しめました。
    オノ・ナツメさんの作風は、今回は色気よりかは可愛い感じ。それでも外国のおしゃれな雰囲気がよく伝わってきて、自分の留学生活を懐かしく思い出しました。
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  • 僕とロボコ

    宮崎周平

    幅広い年代におすすめ!抱腹絶倒ギャグ漫画
    ネタバレ
    2021年2月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙を見たらわかるように、紛うことなく藤◯作品のパロディです。
    でもキャラクターはめちゃくちゃ魅力的!予測不能のロボコをはじめ、ほとんどコマ毎にツッコミまくるのび太ポジションのボンドに、いじめっ子のようで実はめちゃくちゃいい奴のガチゴリラとモツオ。様々な表情と意外な特技で驚かせてくれる美少女円ちゅわ〜んなど、登場人物全員がいい子たちばかりで毎回大笑いさせてもらっています。
    藤◯作品だけじゃなくていろんな漫画のパロディが散りばめられていて、幅広い世代が楽しめると思います。下ネタはないのでお子様にも安心!(ありがたくないチラリはあるけど、別の意味で探して読んでしまうけど!)
    ぜひ本家のような国民的マンガを目指して、長く続けてほしいです。この調子じゃロボコとのお別れを想像しただけで泣きそうなので…
  • めめんと森

    ふみふみこ

    ドMとドSが出会った、生と死の狭間の物語
    ネタバレ
    2021年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ほわほわしている絵だけど、ドSの上司黒川さんに凄まれてキュンとなっちゃうヒロイン、めめちゃん。ドMが過ぎて生きているという実感を無くしていたかのような彼女が、黒川さんとの出会いで色づいた世界を感じていくのが可愛かったです。
    ただし、それはイケメンに限る。私も上司に似たようなことを言われた記憶がありますが、こんな展開にはなりませんでした(笑)
    作者の方が実際に葬儀場で働かれていた経験があるということで、お仕事の様子もリアルだったように感じました。葬儀場では慌ただしくて、きちんとお別れできたかわからないことも。そんな時めめちゃんや黒川さんのように、そっとお別れできるよう後押ししてくれるっていいな、と思いました。
  • 爺さんと僕の事件帖

    しかくの

    探偵バッジはないけど、立派な小学生探偵団
    ネタバレ
    2021年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恐らく主人公たちは同年代なのでは…?と思うほど、自分の小学生時代を懐かしく思い出しました。
    今の時代に小学生じゃなくて良かった、と考えていましたが、当時は当時でクラスメイトや上級生との軋轢、成績競争で味わう挫折、複雑な家庭環境への偏見など、今ほどの情報化社会ではなかったにせよ、当時の子供でも色々抱えていたように思います。
    主人公・逸実くんが様々な事件に巻き込まれ、祖父の助言を受けつつクラスメイトの友達と解決していく…という短編集です。中学受験やアレルギーといった日常から、学級崩壊や家庭問題などの社会現象まで、どのエピソードも考えさせられることが多かったです。細かな書き込みも含めて楽しく読め、某人気漫画より20年も前に「生殺与奪の権」という言葉が出ていたことに驚きました。
    「小学生サイズの高校生でもなければキンダイチの孫でもない」小学生探偵団 feat. 美老人の爺さんが織りなす上質なミステリー、おすすめです!
  • 青野くんに触りたいから死にたい

    椎名うみ

    触りたい、それがただひとつの願い
    ネタバレ
    2021年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 付き合い始めた2週間後、突然死んでしまった青野くん。遺されたヒロイン、優里ちゃんの前に幽霊として現れた青野くんと初々しく交際を再開するほのぼのとしたラブストーリー…、読み始めた頃はそう思っていました。
    ところが生者と死者に別れた2人の前に次々と怪奇現象が!なぜ青野くんは優里ちゃんにしか見えないのか?青野くんの別人格のような“黒青野くん“は何者か?ほのぼのとした絵なのに本格的なミステリーで、しかも人物描写が生々しくてエグい!(褒めてます)
    色んな意味でハラハラドキドキさせられますが、夜中には決して読まない方がいいと思います。
    個人的には、青野くんの友人藤本くんと、不登校の安楽椅子探偵である美桜ちゃんが好きです。
    2人にもそれぞれ幸せになれる結末だといいなあ。
  • 女一匹

    織田博子

    いつしか一緒に旅気分
    ネタバレ
    2021年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ロシアにひとり旅なんて!なんてびっくりしましたが、会いたい人たちがいるという思いで動ける行動力がとても羨ましかったです。
    作者さんが会う人たちと次々にコミュニケーションをとっていくのがすごくて、今外国語を勉強している学生さんたちはこれを読むと学習意欲が高まるかも?翻訳アプリの出番もあったようですが、大事なのはわかり合いたいという気持ち。言葉も文化も何もかも違う異国でたった1人挑む中、人々の優しさ、あたたかさに触れていくのが自分のことのように嬉しかったです。私も外国語の勉強を再開しようかな、と思いました。
  • 九龍ジェネリックロマンス

    眉月じゅん

    レモンチキン食べたい!
    ネタバレ
    2021年2月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は不動産会社に勤めるアラサー、鯨井さん。彼女が起きぬけにスイカをかじり、煙草をくゆらせるひとときが何だかセクシーで目が離せなくなりました。
    同僚の工藤さんはいいかげんでガサツ、でもなぜか憎めないのですが、彼にときめいてはっきりと恋に落ちたと自覚する瞬間が自分も追体験しているようで、すごくドキドキしました。
    (このエピソードの、真夏のアパートで壁を塗る話が最高にエロいというのもあるかも?笑)
    九龍のせわしない雑踏の空気が伝わってくるようで、行ったことがある人は絶対懐かしく思い出すと思います。
    ただ、鯨井さんや工藤さんはなぜここにいるのか?日本からの出張?と詳細がわからないまま心地よい日常が続く中、急に世界観が一転するストーリーは、ガツンとしびれました。
    煙草が好きな方は読んでいると吸いたくなるのかな?と思うくらいに、鯨井さんも工藤さんも愛煙家です。
    その分、私はプリプリの水餃子やレモンチキンが食べたくてたまらなくなり、思わず店を探しました。
    読み進めるうちにますます謎が深まり、どう解決するのか気になって仕方がありません。
    当分は鯨井さんの恋のときめき、シャオヘイやヨウメイと楽しむお買い物やご飯などのひとときを一緒に味わえるのがとても楽しみです。
  • 女一匹シルクロードの旅

    織田博子

    一緒に味わえる旅気分
    ネタバレ
    2021年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず作者さんの分身であるブタちゃんがとってもキュート!そして好奇心旺盛でフレンドリーで、どこに行っても素敵な思い出を作ることができる行動力がすごいな、と見習いたくなりました。
    ただ観光するだけではなく現地の人々とふれあい、郷土料理を一緒に作ったり、お風呂で共にリフレッシュしたり、と一期一会の日常を気負わず楽しく紡いでいく様子に、読んでいるだけで私も楽しくなりました。
    エッセイ漫画を買って読むのは今回が初めてですが、織田博子さんの他の旅(作品)もご一緒させていただきたくなりました。
    旅での交流は今も続いているようで、人生の宝物をいくつも得られた素晴らしい経験だったんだと思います。読後も充実感を味わえる、素敵な作品です。
  • ララの結婚

    ためこう

    初心者向けにも…?
    ネタバレ
    2021年2月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ このジャンルは初めてですが、たまたま目にして絵が綺麗だったのと、なぜこのタイトルなのか気になったのがきっかけでした。
    主人公ラムダンからすると散々な目に遭っているのですが、相手ウルジの一見底が知れないけれど少年のような一途さ、不器用だけど優しい包容力などの魅力がめちゃめちゃ伝わってきて、彼の想いに切なくなりました。
    異国情緒あふれる街並みや衣装も素敵です。
    この2人が月見酒の言い伝えの通り、幸せになる結末だといいなと思います。

    肝心の?ラブシーンは、私のような初心者でもどぎつく感じず、男女のそれと違わず美しいと思いました。
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