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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 坂道のアポロン

    小玉ユキ

    素晴らしい!
    2018年3月15日
    レビューの評価が高かったので無料版から読みした。
    続きが気になり全巻購入。
    本当に素晴らしかった。涙が止まらない。
    恋愛の話かと思って読んだらとんでもない。
    本当に深い人間ドラマがあります。
    切なくて悲しくて読んでいて辛くなりますが、辛いだけじゃない。優しさや温かさがあって読後感は爽やかな感動が残ります。
    9巻とボーナストラック合わせて10巻。
    全部読んで欲しい。
    最後まで読むと本当に胸を打つ感動に包まれます。
    大人にこそ読んで欲しい。
    素晴らしい作品です
  • 罪の名前

    木原音瀬

    期待を裏切らない
    2018年3月15日
    作家さんのファンです。
    どの作品も内容が濃くて心に刺さる作品ばかりなので、期待しながら読ませていただきました。
    この作品はとにかく読んでいてゾワっとさせられる怖さがあります。
    前作の『ラブセメタリー』もうそうですが、とにかく絶望感が凄い。
    グイグイと話に引き込んで絶望感に突き落とす。
    世間で言うところの悪人や犯罪者でありながら、その遣る瀬無さ切なさに読んでいて苦しくなってくる。
    人間の醜悪さを糾弾するだけでは済まない何か。
    いろんな事を考えさせられます。
    読後感は辛いような苦しいような気持ちですが、面白かったです。
  • 教団X

    中村文則

    面白かったです!
    2018年2月20日
    前評判では賛否が真っ二つで、どちらかと言うと批判の方が目立ち当初は読むのを躊躇していました。でもそんな印象は一掃されます。最初は宗教や科学、哲学的な内容が多く少し難しい内容が多いです。一読では理解出来ず何度も戻って読み返したくなります。
    でもその内容の深さ、面白さに次第に引き込まれます。多分自分では絶対に手にしないような難しい内容の本(科学や哲学、原子理論等)を教祖の会話を通じてわかりやすく説明してくれている印象です。
    教団Xと言う集団の謎に少しづつ近づいて行く過程は大変興味深いです。
    性描写が露骨過ぎる、話の進むのが遅いなどの批判を多く見かけたのですが、性描写は教団Xの狂気とそこに惹きつけられる人々の持つ苦悩や背景を描く上で必要な表現で、あれだけ露悪的に描いていたのは、官能的、快楽的な性描写では人の心に巣食う闇を表現出来ないからで、不快にさえ感じる描写の中に作家様の綿密な意図が感じられるます。
    話の進みが遅いのは台詞一つ一つ、一行一行の文章に深い内容が込められているからです。読んでいる間ずっと沢山の考えさせられます。
    教団Xに集まる人々、その狂気のあり様が戦争に突き進む国家の比喩にも思えて、国家、貧困、戦争などについても考えさせられました。
    こんなに内容が盛りだくさんであれば必然読むのも遅くなりましたが、退屈する事なく何日もかけてずっとワクワクした気持ちで読み進められました。
    本当に内容が濃です!一冊でこれだけの内容が詰め込まれていると言うのはかなりお得だと思います。久しぶりに凄い本に出会えたと嬉しくなる一冊です!
  • リバーズエンド

    木原音瀬/小椋ムク

    泣けます
    ネタバレ
    2018年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に良かったです!木原先生の作品はどれも内容が奥深く心に刺さる作品ばかりですが、この作品は特に印象深い作品です。『キャッスルマンゴー』と言うお話に出てくる十亀の過去が描かれています。その過酷な生い立ちと悲しみの深さには読んでいて胸が締め付けられました。しかし悲しさだけじゃない人の暖かさ優しさもしっかり描かれていて、痛みの中にちゃんと救いもあります。貧困家庭の子供たちについてもいろいろ考えさせられました。
    悲しみを背負いながら世間を呪う事なく優しさを持ち続けられる十亀の強さ、人としての情の深さに感動しました。
    『キャッスルマンゴー』はとても可愛いお話なので一緒に是非是非読んで欲しい作品です!
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  • 吸血鬼と愉快な仲間たち

    羅川真里茂/木原音瀬

    可愛い!
    2018年2月11日
    木原先生のファンで他の作品も沢山読ませていただいてますが、普段は重く苦しいお話が多い先生の作品の中でダントツ可愛くて楽しく読める作品です!
    クスリと笑えるような話も多く楽しく読み進めれますが、木原先生独特の人物描写の深さ、ストーリーの濃さは健在、読み応えもしっかりあります。
    漫画の絵も綺麗で大満足できる作品です!続きも描いて欲しい。
    とにかくお勧めです!
  • ラッシュライフ

    伊坂幸太郎

    最後まで楽しく読めます
    ネタバレ
    2018年2月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 読みやすい文章で、登場人物の描き方が面白く、どんどんストーリーに引き込まれていきます。
    伏線が回収されていく過程はワクワクしながら読み進められますが、期待が膨らむ分最後の締め方が少し物足りない様な…もっと掘り下げてほしい人がほったらかしで、期待していた展開にはならなかったのが残念でしたが、最後まで楽しんで読めるので星は、四つにしました。
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  • 放蕩記

    村山由佳

    面白かったです
    2018年2月1日
    作家さんのファンです。
    このお話は作家さんの自叙伝的なお話と聞いていたので期待して拝読しました。
    いつものように世界観にどんどんと引き込まれるような文書で、かなり長いお話ですがあっという間に読み進めてしまいます。
    母親との確執を軸に主人公の思いや葛藤、出会った人々との関わりが、長い人生を振り返るように進んで行きます。人生における印象的な場面においてその時々に感じた主人公の考え方や感じ方はとても興味深いです。
    どこにでもある家族、その日常の中にあるちょっとした悲しみや苦悩をとことん掘り下げていく内容は非常に読み応えがありました。
    作家さん自身の心の在りようを曝け出したように思える内容に心惹かれます。
    お勧めです
    いいね
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  • Op‐オプ‐ 夜明至の色のない日々

    ヨネダコウ

    カッコイイ!
    2018年2月1日
    作家さんのファンです。
    他の作品も全て拝読してますが、こちらもヨネダ先生特有のキャラクターの魅力に溢れてます。
    セリフや表情、佇まいの格好良さはもうそれだけで幸せになるほど秀逸です!
    どうしてこんなにカッコイイ絵が描けるのか…
    普段のBL作品もストーリー性の高い作品ばかりですが、こちらの作品は特に物語が作り込まれている印象で、伏線も多くこれからの展開もとても楽しみです。
    大好きな作家さんがいろんなジャンルで活躍の幅を広げてくれているのが本当に嬉しいです。
  • 星々の舟

    村山由佳

    読後に涙がジワリと溢れてきます
    2018年2月1日
    作家さんのファンで他の作品もいくつか読ませてもらってますが、この作品は特に好きです。
    美しい文章で、官能的なお話が多い作家さんですが、このお話は官能的というよりも、家族一人一人の思いや葛藤を深く掘り下げた内容のお話です。
    それぞれが遣る瀬無い思いや悩みを抱えながらそれでも直向きに生きていく姿に心を打たれます。
    どこにでもある普通の家族にもそれぞれにいろんなドラマがあって、切なさを抱えながら生きる中に確かな感動や喜びがある事を実感できます。
    じっくりと読めるお話なのでお勧めです。
  • 天使の卵 エンジェルス・エッグ

    村山由佳

    他の作品の方が好みです
    2018年2月1日
    作家さんの他の作品が好きだったので購入しました。
    前評判が良く映画化もされているので期待して読みました。
    作家さんらしい美しい文章と胸を締め付けるような切ないお話は素敵ですか、かなり初期の作品という事もあってかやや唐突な話の展開が気になり、普段の作品のように涙が溢れるような感動はありませんでした。
    読みやすい文章なのでちょっと切ない恋愛小説としては良かったと思います。
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  • 水やりはいつも深夜だけど

    窪美澄

    暖かい気持ちになれます
    2018年1月2日
    窪美澄さんの本は以前に何冊か読んでいて、どれも素晴らしかったのでこの作品も購入しました。
    短編集なので少し物足りないかもしれないと思いながら読み始めましたが、それぞれのお話にあっという間に引き込まれ、短いお話それぞれの中に心を打たれる内容が詰まってます。
    一見平凡な日常に潜む憂鬱や苦悩の中で、人の優しさや温かさの素晴らしさを実感させられます。
    読んでいて静かに涙が溢れてくるような優しい感動がありました。
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  • 薔薇色の人生【イラスト入り】

    木原音瀬/ヤマシタトモコ

    大好きです
    ネタバレ
    2018年1月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さんのファンです。
    作品にいつも深く考えさせられるテーマがあって、重たい内容に読んでいて辛くなるけどつい引き込まれてしまいます。
    そんな読み応え抜群の作家さんですが、このお話は痛みより喜びや嬉しさが上回りました。
    読み終えたあと苦しさよりも幸福感が残ります。
    引き込まれるストーリー展開には途中散々ハラハラさせられますが最後にああ良かった‼︎と思えるお話です。
    登場人物も単なるいい人カッコイイ人ではないリアルな人物像の中に愛らしさと魅力があって、そんな2人の幸せを願わずにはいられなくなります。
    深い内容が好きで、それでも辛過ぎるお話はちょっと…という方に是非お勧めです!
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  • 檻の外

    木原音瀬/草間さかえ

    感動しました
    ネタバレ
    2017年12月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ レビューを読んで深い内容の素晴らしい作品であると沢山の方が書かれていたのですが、前評判通りの素晴らしい作品でした。

    心に深い傷を負いながら子供のような純粋さを残している受刑者の喜多川が、刑務所で堂野と出会い愛を知ってしまう事からその苦しみが始まります。
    辛い境遇で育ちながらも、自分を徹底的に無価値に扱う事で何も感じないようにして生きてきた喜多川。
    しかし堂野と出会い、愛を知ってしまった事で苦悩する日々が始まります。
    同性愛、殺人という過去、愛されなかった心の空洞、その全てを抱えながらそれでもただ直向きに堂野を求め全てを犠牲にする覚悟で彼を想い続けます。
    そんな彼の健気さと切なさに何度も胸を締め付けられました。
    読んでいて苦しいです。涙が止まりません。
    この本は3つのお話で構成されていますが、3つ目の堂野の子供の目線から描かれた作品、ここにこそ喜多川と堂野という人物の素晴らしさ、胸を打つような優しさが溢れています。
    人はどう生きるべきか?そんな問いかけのヒントがあるように思いました。
    人として、大人として、そして子供を育て守る立場として、あるべき姿、大切なものとは何なのか?
    世間で言うところの価値観や善意、常識にとらわれず愛とは何なのかと改めて考えたくなる作品です。

    都合のいい甘さなんてどこにもない。
    生きる事の厳しさを実感させられますが、それでも決して絶望だけじゃない。
    人は救われる事ができる。
    過ちを犯しても、どれだけ不運が続いても必ず救いはある。永遠に報われないなんて事はないんだと感じさせてくれました。
    本当に素晴らしい作品です。
    こちらの作品だけでも充分完成されていますが、
    前作の『箱の中』も必ず合わせて読んでいただきたいです。
    素晴らしい作家さんに出会えて良かったと思えるお話てした。
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  • 囀る鳥は羽ばたかない

    ヨネダコウ

    凄いお話です!
    ネタバレ
    2017年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ストーリー、心理描写、キャラクターの描き方、構図や作画全て秀逸な作家さんですが、特にこのお話は大好きです。

    心に大きな傷を背負いながら異常な性癖に振り切れる事で心のバランスを取っている八代。痛々しいほど乱れた生き方をしなければ保てないほど深い傷を負っているのに、その痛みに引きこもる事なく自分の醜悪さを積極的に肯定している。そんな八代の強くて潔いい生き様に胸を打たれます。
    そして自分もまた心に深い傷を負いながら八代とは真逆に振り切れている百目鬼との出会い。
    どうしようもなく惹かれ合いながら、背負った傷の大きさ故に互いにその気持ちを認めることができない。そんな不器用な2人が本当に愛おしくて、救われ幸せになっていく事を願わずにはいられません。
    傷ついた人間がその傷を背負いながらどう生きていくのか?どう救われていくのかという事をいろいろ考えさせられる深い内容のお話です。
  • 日に流れて橋に行く

    日高ショーコ

    良かったです!
    2017年11月24日
    作家さんのファンなので迷わず即購入しました。
    買って損はないです!
    いつも描かれている作品同様にうっとりするほど美しい絵は勿論、作り込まれたストーリーを匂わせる伏線が沢山あり続きがとても気になります。
    時代背景、世界観の詳細が丁寧に描かれていて読んでいて引き込まれるような作品です。
    日高ショーコ先生の作品特有の魅力的な登場人物にも直ぐに惚れ込んでしまいました。
    日高ショーコ先生好きの方は勿論、そうでない方にも是非是非読んでほしい作品です!
  • それでも、やさしい恋をする

    ヨネダコウ

    素敵なお話でした
    ネタバレ
    2017年11月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ この作家さんのお話はどの作品も素晴らし過ぎて言葉にできないです。深い内容にいつも色々と考えさせられる作品が多い作家さんですが、このお話は同性愛という事以外はどちらかというと日常的でどこにでもいそうな青年のお話です。
    そんなある意味普通の恋愛のお話ですが、もどかしさと切なさに溢れていて読み進めて行くうちにこれでもかと心に響いてきます。
    読み終えた後本当に幸せな気持ちになれる作品でした。
  • 契 -ちぎり-

    逢坂みや

    濃い内容でした。
    2017年10月23日
    4巻全部読みました。
    グロ描写も多く読み手は選ぶと思いますが私は面白かったです。とにかく内容が濃いです。4冊でもかなり話が詰め込まれていて読み応えがあります。
    登場人物の抱える凄まじい孤独と激情、愛故に避けられない慟哭がこれでもかと畳み掛けてきます。
    話の進み方がやや唐突で読みにくい面もありますが、裏社会の残酷さ、そこで生きる人達の凄まじい生い立ちや生き様が堪能できると思います。
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  • たとえばこんな恋のはなし

    波真田かもめ

    素敵なお話でした
    2017年10月14日
    とても心温まるお話でした。
    同性愛と言う少し特殊な愛の形が全く違和感なく心に入ってきます。不思議なぐらい共感できてしまう事がたくさんありました。

    まだまだ偏見や差別もある中、世間体なんて小さい価値観に囚われずただ相手を大切に思う。
    そんな直向きさと愛情の深さ、お互いを大切に思う真っ直ぐな気持ちに心を打たれます。
    男女の恋愛でも同性愛でも、お互いをどれだけ真っ直ぐに思い合えるか、それだけなんだなと実感させられました。
    自分もパートナーの事を改めて大切に思いたい。
    そんな気持ちにしてくれます。
    購入して良かったです。
    素晴らしい作品をありがとうございました。
  • 残酷な神が支配する

    萩尾望都

    胸を締め付けられる名作でした
    ネタバレ
    2017年8月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全10巻全て拝読しました。
    萩尾望都先生の作品はいくいくつか知っていましたが、個人的には最も心を打たれた作品の1つです
    社会問題問題とも言える重いテーマに真摯に向き合いながら、愛とは何かと言う難しい内容に深く切り込んだ物語だと思います。

    ジェルミを傷つける残酷な描写には読んでいて心が痛みますが、彼がどれでけ心を傷つけられたのかを表現する為には必要な描写だと思いました。
    そして心に大きな傷を背負ったジェルミがその事にどう向き合い、もがき苦しみながら答えを探していく過程には本当に胸が締め付けられます。
    一度傷ついてしまった心は決して元には戻らない。戻らない傷を抱えながらどう生きていくのか?
    純粋で繊細過ぎる心に刻まれた傷が、その後の人生にどれだけ苦痛をもたらすのかと言う事を改めて考えさせられました。
    もう1つのテーマである、傷ついた人を愛する人間の苦悩。
    イアンは加害者の息子でありながら被害者であるジェルミを愛してしまう為、その苦しみを一心に受けてしまいます。
    心身ともに健全で強く逞しい、魅力溢れる若者であるイアンでさえ、ジェルミの苦しみと向き合い救う事がどれだけ困難な事かを知り、何度もその闇に引きずり込まれそうになります。
    そこに描かれる2人の心理描写は凄まじく萩尾望都先生の作品の奥深さを改めて実感させられます。

    一度傷ついた心はどれだけ愛を与えても簡単に救われる事はない残酷な現実。
    それに向き合う人々の苦悩と愛を描きながら、困難な道のりにも希望がある事を示唆する素晴らしい物語でした。