おかえり水平線 1(渡部大羊 )の注意事項

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作品内容

【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】「だって俺ら子供やし 誰も悪くないやん」 海辺の街で、祖父と銭湯を営む遼馬。いつものように学校帰りに開店準備をしていると、父の隠し子を名乗る玲臣という少年がやって来て――? 銭湯を舞台に繰り広げられる高校生群像劇、開幕!

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レビュー

おかえり水平線のレビュー

平均評価: 4.8 37件のレビューをみる

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高評価レビュー

なんかいいなぁ
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊一覧で目に留まって、レビューもいいので読んでみました。

ひねりのないレビュータイトルだけど、しみじみと「なんかいいなぁ」と感じる作品です。

主人公にその気は無いけど誰かの心のもやもやを解してしまうところは、「ミステリーというなかれ」をちょっと思い浮かべてしまいました。

こちらの主人公遼馬は高校生男子で、思惑とか含まず思ったことをストレートに言ってしまうけども、無神経に言いたい放題してるわけではない。クラスメイトともあんまり関わろうとはしてなくても人のことはよく見てるし、本人に自覚は無くても、彼の祖父と似た懐の広さみたいなものがあると思う。
厚く垂れ込めた曇天でふと雲の切れ間から青空を見つけたみたいな、先の見えない道を自転車で走り抜けたら視界が開けて海があったみたいな、泣きたくなるような気持ちになった時に主人公や主人公と祖父が営む銭湯があるわけですよ。そりゃ落ちますがな。

2巻では、昔病弱だった為に両親が自分ばかりに関心向けていて兄を傷つけたと後悔やら何やらを抱えていたクラスメイトが主人公に絡んできてハラハラしましたが、それも今のお兄さんと向き合えて解決してほっとしました。
お兄さん、両親のこと悪い人では無いって言ってたけど、脚本書いてたこと(受賞もしてる)もさっぱり覚えてないし、断捨離とか言ってお兄さんの部屋の物を丸っと片付けてしまう無関心さを見ると、心情的にはお兄さんの親とは言えない気がするなぁ。行きたい学校には行かせてくれていても、金出してるだけっつーか。子供に対して無関心な親も、子供を傷つけてるという面ではDV親と変わらんと思う。

3巻ではまた気になる展開になってるけど、玲臣一人で抱え込まずに主人公とじいちゃんに話してみたらいいんじゃないかと思う。写真が写真だけに躊躇うのはわかるけど。一人で思い悩んで出ていく方が、2人とも悲しむし傷つくと思うなぁ。

遼馬と玲臣と秋野さんが今や身内みたいな(遼馬と玲臣は異母兄弟だけども)絆があるのもいいなぁと思います。
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6件
2026年4月4日
最高です。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ いやぁ〜 素晴らしかった。

最初おすすめに出てきて、絵が良かったので気になって無料分を読んでみたら、“お、これは・・・!”と良い予感しかなくて、まとめて3巻分買って読みました。

主人公やメインのキャラクターに関わって来る登場人物達が丁寧に描かれていて、ある人が他人にはなかなか明かしづらい傷や問題に直面して苦しんでいる時、主人公がその変化に気づき、静かに寄り添い、淡々と生きやすい方(考え方)へと無意識に導いて行く所がとても良かったです。

暖かく器の大きな祖父の元で育った主人公は、興味のない人付き合いには時間を割かず、自分の大切な銭湯という空間を丁寧に磨き、番台で大好きな読書に没頭する様な、自分の世界を大切にしている高校生の男の子。
本質を見抜く力や、判断力の速さ、洞察力など、とても魅力的な人物に描かれています。

突然現れた異母兄弟の気持ちを想像し、尊重して、祖父と共に受け入れるシーンには、一気に気持ちを持っていかれました。
他の同級生達が抱える家庭の問題や、学校で起こる出来事の一つ一つのストーリーに、何度もグッと来ました。

学校では “地味で変わり者” だったはずの主人公の本質に周りの子達が段々と気づき、関わり方が変わって行く。そして、主人公もまた人と関わり成長して行く。
今後のストーリーがとても楽しみな作品です。

普段は先が気になるから早く完結して欲しいと思う事も多いけど、これはずっと読んでいたいから、長〜く続いて欲しい。そんな風に思える素敵な作品に出会えて感謝です。
続きを楽しみに待っています。
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1件
2026年8月31日
等身大の高校生たち
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 少年ジャンプ+で連載中の少年漫画。じわじわ売れている作品なので気になっていたところ、読ませていただいたレビューが後押しとなり、購入。とても良かった!
CREA夜ふかし漫画大賞6位。(この漫画大賞、気になる受賞作品ばかりで、2位の「壇蜜」も読んでみたい…壇蜜日記大好き)。

港近くの古い銭湯、柿の湯。その銭湯の窓からは、まるで額縁に収められたかのような、海が見える。
祖父と高校生の遼馬が営む銭湯に、父の隠し子を名乗る玲臣が訪れてきたことから始まる高校生群像劇。

無理に人と馴染まない遼馬も、親の勝手で割を食いながらも淡々とした玲臣も、割を食いながら自分を強く持ち居場所を決めた秋野さんも、とてもいい。

ジャンプラは、等身大の少年少女を新しい感性で描いた良作を多く輩出しているイメージがある。人の心の、繊細でデリケートな部分を、当たり前なこととして受け止めてくれる「普通」の輝き。とっくに成人し最早ゴニョゴニョ…な年代の自分も、おおいに救われたりしています。

2巻は11月4日発売。ジャンプラで読んだ感じでは、おじいちゃんがまた良くて…。
年を重ね、いつか自分もこんな風になれるだろうか。
課外授業や文化祭など、クラスメイトの出番も増えてきて面白そう。2巻も楽しみです。
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22件
2025年10月26日
銭湯みたいな男、遼馬!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 遼馬の安心感がすごい。高校生らしい素直さ、素朴さに加えて、自然と人に寄り添える優しさと強さがある。こんないい男はそうそういませんよ。積極的に人と関わることはなくても、人の心の機微を自然と感じ取れる力があるように思います。そしてじいちゃんの器のデカさよ!
そんな2人の父であり息子である「お父さん」が不誠実なことをするとは思えない。その辺りが明らかになるのはまだまだ先でしょうか。
玲臣も「家の手伝いしないでクラスメイトの誘いに乗ってごめーん!」とストレートに謝るのが可愛いし、「得体の知れないクラスメイトに背中は預けられん!」と微妙に噛み合わない遼馬との会話も可愛い。これからこの子たちを末永く見守っていきたい。なんて気持ちになります。
そして、私は常日頃、子どもを性的な目で見て恐怖心を抱かせるようなヤツはもれなく苦しみながら逝ってしまえ!と思っているのですが、秋野さんのこれからが気になります。遼馬くんたちの銭湯が彼女の安心できる場所になりますように。
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12件
2025年10月27日
さりげなく優しい世界
祖父と共に銭湯を営む高校生の遼馬と、東京からやってきた、父の隠し子と名乗る青年・玲臣の物語――。

1巻まで読了。この作品、すごく良かった。

遼馬と怜臣。正反対の二人。
学校から帰ってきて家業の銭湯を手伝っていたら、いきなり「あなたのお父さんの隠し子です」と言われてしまう遼馬。そんなこと簡単に受け入れられるわけないけれど…
だけど、お互いを知るうちに徐々に絆が深まってゆく

高校生って子供じゃないけど、大人でもなく。
家庭の事情でどうしようもない事態になったとき、そのとき出会った人、そのとき選んだ選択が、まさに人生の分岐点になる時期。
辛いことや悲しいことがあっても、周りの人がさりげなく励ましたり、支え合う姿がとてもよかった

ゆるりと。肩の力を抜いて
温かいお風呂に入ったみたいに、心がほぐれてゆく物語
素敵なヒューマンドラマを探している人におススメです

【2026.1.22 追記】
まんが大賞2026、ノミネートおめでとうございます!
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26件
2025年9月10日

最新のレビュー

何回読み返したか
素晴らしすぎて、何も書けない。受け止め方は人それぞれなんだろう。
でも、傑作なのは間違いない。
優しくて真っ当な日本人の話し。。
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0件
2026年9月3日

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