どこに着地するか分からないまま近くにある心地よい温もりに流されてしまう。でも大人の理性も持っていたい。自分の気持ちには気づかず見ないふりで大人ぶって、そんなアンバランスな受けの心情がよく描かれていると思いました。
一方で、好きな気持ちを受け入れてもらいたくて真正面から気持ちを伝える攻め。ガツガツいくわけではないけど、飾らず正直に愚直に側に居ようとする所は若さ故なのか、受けとの対比がよかったです。
塩分濃度というのは2人の思いの熱量を言っているのでしょうか?ゆっくりと2人が混じり合って溶け合って、同じ濃度になっていく過程が見れたのかなと思います。
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