ネタバレ・感想あり半壊の花【シーモア限定特典付き】のレビュー

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短編集
ネタバレ
2024年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。
タイトル以外に3作あります。それぞれが短いからこそ、先を想像させる余地やセリフの無い1コマで語るような感じ。映画を観ているようでした。
どうしたらこんな話を思いつくのか、ホントに知りたい


特に「嘘つきたちの食卓」と「稲穂~」が刺さりました。
稲が自分たちを隠してくれる秋に手を繋ぐだけの関係。なんて美しいの!!そして切ない。映画にして…
4つのオムニバス
ネタバレ
2024年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ みんなよかった。ちょっと切ない味付けがあって、最後にちゃんと柔らかく美味しくしてくれる。

半壊の花って、よくタイトルつけたなぁと感心した。こちらは、双子と双子が好きになった1人の男との話。

「夏の向こうの凪いだ海」は、子どもの頃のトラウマの正体がわかった話。天然系で好かれていることに気づかない。

「稲穂に帰る道」は、同級生の青く瑞々しく切ない話。後半の「稲穂につづく道」で完結。最初のままだと苦しい。何年経っても忘れられない気持ちは本物。

どれもよかった。やはり、早寝先生の心情描写は好きだ。
ずっと読みたかった作品
2024年7月15日
ああ、本当にこの作者様に出会えたのが幸せです。
ずっと読みたかった作品だったのですが、まさかの短編集だったとは。。
しかし、良い作品ばかりで読み入ってしまいました。
素敵なストーリーが盛り沢山でした。
ありがとうございます。
今後の作品も楽しみです。
珠玉の短編集
ネタバレ
2024年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ あぁ、本当に好きです。激しい話ではない、それでいて他と同じではないまさに珠玉と言えるストーリーが詰まってました。特に好きなのは「稲穂につづく道」です。田舎の高校生が出来る恋人同士らしいことが、稲穂が伸びた田んぼ道で見つからないように手をつなぐことだけだったという淡い恋。別の名前でやり取りするメールがもどかしく切なくて、お互いが終わってしまったと思ってた恋がまた思い出と後悔と共に再燃していく。長くない話なのにグッと引き込まれようやく二人が再会するシーンは堪らなかったです。
いいね
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稲穂がとくに好きです
2024年7月3日
作者買い。短編集、どれもよかったのですが、「稲穂に」の話が心にしみ、読み返してます。そして最後のそれぞれの話のその後もよく、購入してよかった
心に染みる
ネタバレ
2024年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編集
すべてが心にじーんとしみて行くお話たちです。
私は表題作の、半壊の花と稲穂に帰る道が好きでした!でも、他の作品もいいです。
BLだっ!!って意気込まずに
ゆったりした心で読める、素敵な時間が作れます。
泣いた…
2024年1月3日
正直あんまり期待もせずに「化け猫…」が好きだったので作者さん買いを始めたらこれ…デビュー作!?なんだろう…なんでもないストーリーでもこんなに美しく描けるなんてすごいよー ますますファンになりました。
短編集
2023年6月12日
4作品、6話入り
普段短編集ってあまり好まないのですが、この本は久しぶりに短編でおすすめできる
まず短編集の何がいやって、人物像や関係性が十分に描かれないところ
最初から片思いでそこから突然キスされてー、なんてよくあるシチュエーションで、そこから絵柄やらキャラクターやらで深みを出していくと思うのですがなにせ話が短くて深掘りできない
そんな話が多い中、まず過去のエピソードがこの話達は本当にうまい
そこから人柄やらキャラクターやらモノローグが多いわけじゃないのに感じさせてしまう雰囲気感
とてもすきです
いわゆるBL的な工口はないけれど、そこからは摂取できない文学的な深みが本当に好き
もちろんもっと見たいと思う場面も多いけれど、それも含めて作品の魅力に感じました
キュンとするとかそういう衝動的な好感はないけれど、また時間が経ったらゆっくり読み返したいと思えるお話でした。
素晴らしい短編集。
2023年4月28日
ちょっと暗く切ない感じの、4つのお話が入っています。それぞれのお話のその後が最後に読めて、すごく満足できます。この作品が気に入ったら「明日、起きたら君は」もおすすめです。こんなに満足度の高い短編集はなかなかない。
短編集
2023年4月3日
半壊の花と稲穂〜でウルっときました。
短編集でとてもよかったです。
早寝先生のお話は穏やかに流れていきとても心地よいです。
高評価納得の傑作短編集
2023年4月1日
いつも参考にさせて頂いているフォローさん方のレビューを見てずっと気になっていた作品。SALEの機会に購入しました。高評価も納得の一冊。絵も好みだし、セリフや構図も洗練されていて、スーッとその美しい世界観に引き込まれるような感覚になりました。本作が作者様の初コミックスとは……。短いながらも一本一本がストーリーとして完成していて、短編集とは思えない満足度の高さでした。今後の作者様買い決定です。
素敵な作品に出逢わせてくれたレビューに心から感謝します。
よいお話ばかり
2023年3月29日
表題作の他短編が3作。
どれもこの作者さんが描く他の作品と同じ、真摯に人を思う心根に溢れている。
コミカルな作品もあるけれど、それはある意味照れ隠しで、やはり中身は一途で可愛いい男たちばかり。
どの作品も好きですけれど、やはり表題作が悲しみに打たれる分、強く印象に残りました。

短編集。全ていいけど稲穂が◎
2023年3月19日
シーモア島でおすすめされていて購入しました。
短編集です。どれもいいのですが、やはり皆様が推しの「稲穂へ〜」が良かった!作者さんの言葉の選び方が好きです。どう表現したらこの感情をここに書けるのかわかりませんが、拙い言葉ですが良かったです。ハッピーエンドです。
短編集にして最高傑作
2023年3月10日
早寝先生は“転じて恋と生き”が初読みでした。そこから世界観、空気感のすっかり虜です。どこかアナログ(ほめてます!)でホッとして切なくて、温かくなる感じが大好きです。本作は短編集でしたが、どれも胸がギュッとして読後は優しい気持ちに。短編なのに世界がしっかり作り込まれていて面白く、物足りなさがない!!特に最後の“稲穂~”。ストーリーと自分が育った田舎がリンクして涙とまらず。早寝先生の作品は必ず胸に響く所があるんですよね。琴線に触れる、短編集にして最高傑作! オススメです。
あうっ…短編でも嗚咽って漏れるんですね
2023年3月8日
作者様買い。すっかり早寝先生にハマっております。短編4話収録。①表題作は双子・ハル&ユウとその友人・トヨのおはなし。双子たちの言動って諸刃の剣で、叶った瞬間に終焉へ向かうしかない矛盾を抱えてしまったんだと思うと切ない気持ちになりました。タイトルを如実に表しているシーンでホロリ。珍しく短いながらもきちんと描写のエチシーンあり。②『扉の向こうの凪いだ海』古いアパートの大家・緑と店子の大学生・凪のおはなし。怖がりな緑さんを優しく包む年下の凪くん、ほんわかストーリーでキスすらなしですが恋の入り口に立ったところかな。③『嘘つきたちの食卓』身体の付き合いがある2人の両片想いモノで、ありきたりなテーマなのに先生の手にかかるとヒヤッもキュンもきちんとあるしっかりとした味付けに。エチは見えない構図。④『稲穂に帰る道』『稲穂につづく道』これが嗚咽案件。恋の甘酸っぱさ息苦しさ切なさ悲しさ甘さ愛おしさのすべてが詰まったとんでもない傑作。ストーリー展開、絵、言葉、間、すべてが怖いくらい完璧。エチはなし。○巻末に全作品のその後が描かれています。先生の素敵な字のあとがきも必見。一生ついていきます。
短編集なのにものすごい満足感
ネタバレ
2023年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ セールにて購読。短編集で表題作+3作収録されています。短編集ですがどれも先生の色が出ていてかなり胸に響きます。どれも良くて甲乙つけ難い!
それぞれページ数はそんなにないのに、こんなに心が揺さぶられるなんて…最高でした。
表題作、そっくりの双子を見分ける豊樹と、そんな豊樹を好きなってしまった双子のハルとユウ。
ユウが事故死してしまい、ハル×豊樹の関係が始まるストーリー。
切ないけど、なるべくしてなったカップルかなと思うと、ユウもきっと天国で見守ってくれていそう。恨んだりはきっとしていないはず。
次の作品はアパートに住む大学生の凪×管理人の緑。
怖がりの緑が凪に助けを求めて距離が近づくストーリー。緑の怖がりの元凶である子供の頃見た人魂が、実は凪だったと言う衝撃の事実!先生上手いなぁ!
次の作品は、両片想いのセ友である料理人×作家のお話。好きだし一緒に居たいけど、お互い素直にそう言えない関係が切ないけど良い!
最後のお話は、田舎の高校でこっそり付き合っていた櫂×幸助が、一度別れてしまうけど、また再会して関係が始まるストーリー。
自信がなくて別れちゃう幸助の気持ちも痛いほどわかるから、余計に切なく感じました。
お互いに、ずっと心に残ってたんだなぁと思うと、再会してよかったなと思います。櫂がしつこい男でよかった!笑
どのお話もすごく良かった!
2023年3月7日
先生のお話は、ストーリーがめちゃくちゃよくてたくさん読んでいます。こちら、短編集ですが、短編って結構物足りないと思う事が多いのですが、こちらはどのお話も短いのにすごくまとまっていて大満足でした。特に「稲穂に帰る道」「稲穂につづく道」がお気に入りで、ジーンとしました。おススメの一冊です!
いいね
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稲穂に続く道!
2023年3月6日
短編集です。なかでも「稲穂に続く道」が最高でした。DKの淡い初恋は実らずに終わるのですが、大人になってからメッセージをやり取りして再会。そのメッセージのやり取りがすごくエモい!!心揺さぶられました。
これがデビュー作とは天才か!!
2023年3月6日
タイトル通りです!短編集、心情に訴える作品です。後半になるにつれ、ドンドン良くなります。最後の作品は泣けます。エロはほぼ無いと思って購入して下さい。
短編集なのにこんな泣くとは…
2023年3月4日
早寝電灯さんが好きで、前々から気になっていた半壊の花読ませていただきました!!独特の味のある線が印象的で、ストーリーは他の作品に通じる面白さが詰め込まれていました。丁寧な心理描写、設定の独特な切り口、登場人物の表情が豊かで、人間味があって、じんわり心に暖かい。私は特に「稲穂に帰る道」「稲穂につづく道」が刺さりました!懐かしい風景を思い出し、望郷の思いもあり、号泣でした。。それぞれのその後の話も少し収録されていたのも嬉しかったです!短いお話しでも、それぞれにグッと来る作品ばかりで一読の価値ありです!!
2023年3月4日
表題作+他3作品の196pでした!早寝電灯先生のデビュー作・・・・・先生のことは昨年読ませていただいた『化け猫かたって候』で知り、最近他の作品がセールになってるのを機に、デビュー作から集めてみたのですが、なんといってもこの世界観・・・・なんと言えばいいのか・・・・先生の作品は物語に呑み込まれるというか、感覚が変になるというか・・・・(褒めてます)ここにないのにあるような、なんと表現していいのか分からない感覚になるので不思議・・・・・4作品ともあまりにも素敵なので、それぞれでコミックス化して欲しかったくらいです!!
短編苦手な人にもおすすめ!
2023年3月4日
短編4作品。いつも「もっと続きが読みたい!」となる短編が苦手なので正直読むかどーか悩んでたけど、高評価とレビュアーさん達が「珠玉の短編集」とか書かれていたので、そんなにかーそれじゃあとポチットナしました。本当に珠玉の短編集でした!ありがとうございます!スルーして見逃すところでした。
その中でも表題作と最終話「稲穂〜(連作)」が良かった。どちらも切ないけどアフターストーリーと併せて良い読後感だった。
あと、あらすじにある三角関係の話も苦手でスルーしてたけど、これは読んで良かった三角関係だった。
「もっと続き!」と毎回思う短編だが、この作品は満足度の高い読後感なので今回そうはならなかった。私と同じように短編苦手な人に是非読んで貰いたい作品です。
こちらが初コミックス短編集だなんて⚡
2023年3月1日
凄い、凄すぎる短編集。こんな読み応えがある一冊に出逢えるって稀ですよね!みなさまのレビュー高評価が納得の作品ではないでしょうか。
独特の静けさが漂う雰囲気に、すぅーーーっと惹き込まれ、もう知らない間にどっぷり全て浸かってる感じです。冷んやりしているのに、優しく温かく包まれまれてる矛盾してる感覚が、そこにあります✨
じんわり物語を味わい、思い切りどっぷり浸れる作品をお探しの方は是非試してもらいたいです。表題作+3つの物語全てがユニークで、一度呼んだら忘れられないインパクトが魅力です💗その為、その先が読みたくて仕方ないです。そのくらい 全ての物語が良いです! 自分にとって大切な人がいる、代わりのない人がいるって、本当に愛おしいなと思える作品です。
試読では分からなかった素晴らしさ
ネタバレ
2023年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙と試し読み部分の暗い雰囲気が苦手でずっと避けていましたが、セールで半額になったので購入。ものすごく良かった。このパターンって本当に嬉しい。早寝先生の作品はやっぱりどれも良いと再認識できました。
双子やすれ違い、再会などよく見かけるテーマをありきたりにしない、でも変わりすぎていない、そんな絶妙に入り込みやすく且つ胸を打つお話でした。
中でも最後の「稲穂に帰る道」「稲穂につづく道」はタイトルも含めて本当に良かった。
前編・後編のこのお話、前編だけで終わってもとても美しく、幼い恋心を形にしたらこんな形と納得できるくらい完成されていますが、やっぱりその後が描かれていることにホッ。まだ繋がっているんだと嬉しく思いました。画面越しの2人のやりとりは言葉だけなのに、一度離れてしまった距離がどんどん近づいていくようで胸が熱くなりました。
故郷に置いてきた2人の後悔が、数年越しに懐かしい景色で繋がる様がとても美しかったです。
全196ページ(50%値下げセールで購入)。
天才降臨
ネタバレ
2023年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全ての作品が洗練されてます。
4作品も収録されているのに退屈な作品がひとつもありません。どれも続きを妄想せざる得ないほど余韻があって内容が詰まっていて作画も美しい。
特に感動したのは最後の作品の幸助くんが別人として櫂くんとメールのやり取りをするコマです。田舎の狭いコミュニティにふたりの愛は大きすぎたんですね。キャパが足りなかった。地元の風景を混じえながらふたりの恋愛が進んでいくのが美しいのなんの。ほんと圧巻です。
それでいて全作品あまり「もっと続きを見せてくれ」という気持ちが湧いてこないんです。そのくらい全て綺麗にお話が纏まってます。(もちろん続きがあるなら何としてでも読みますが。)
早寝様の作品をひとつ買ったら全部買うはめになりそうです。そのくらい神がかっている。
私の携帯にオススメとして出てきてくれてありがとうございます。出会ってくれてありがとうございます。一気に大ファンになりました。
すんばらしい癒され短編がいっぱい!
2023年2月24日
セールのタイミングで作者様買い。すべて短編で4CPのストーリーが入っている。全部、先生らしい独特の空気感が漂っていて、勝手にノスタルジックな気分になれる。みんな真っ直ぐで、ちょっと不器用で、一途。私にはストライクなストーリーばかり。読後、癒され感抜群。
期待以上
2023年2月17日
「明日、起きたら君は」がぶっ刺さったのでレビューを鑑みた結果、2冊目は短編集であるデビュー作を購入。で、この完成度に驚いています。どの短編も情緒あふれるお話で滋味深く心に沁みて大満足。
作者のデビューコミックス•印象深い短編集
ネタバレ
2023年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『半壊の花』高校時代、見分けのつかない双子のハルとユウを簡単に見分けたことから、トヨは二人と仲良くなります。でも卒業後、双子からの連絡は途絶え、やっと再会できたのはユウのお葬式でした。双子だけの世界にトヨの静かな眼差しが加わり危うい均衡を保っていた関係は、双子の片方が欠けたことでちょっと切ない恋となります。『扉の向こうの凪いだ海』お化けが怖い緑は大学生相手の下宿の大家さんです。子供の頃に、今下宿にしている古いアパートで人魂を見た緑は、ある日アパートの廊下で幽霊らしきモノを見てしまい、絶叫して下宿生の凪を呼びます。『嘘つきたちの食卓』料理人と物書きのCPは、二人ともデリカシーが無くて強がりで、傍目にはなんとも可愛いのです。『稲穂に帰る道』『稲穂に続く道』田舎のDKの幼くピュアな恋とその終わり、そして社会人になってからの再会。稲穂とススキの金色の波を背景にした、たまらなくノスタルジックな佳編です。それぞれの短い後日譚が巻末の描き下ろしで読めます。
BがLになるまでの詰め合わせ
2022年12月19日
先生の世界観が好きで、ポチり。4作品入ってます。それぞれの題名が秀逸ですよね。個人的には、料理人×ライターのお話と最後の画家×サラリーマンのお話が好きです。画家×サラリーマンの世代って、高校時代にケータイないって私くらい?彼らの故郷の風景が地元と重なり、余計に好きなのかも。
号泣しました
2022年9月30日
珠玉の短編集ってこういうこと…と思うくらいどのお話もめちゃくちゃ良かったです。特に「稲穂に帰る道」は自然と涙が溢れてきて止まりませんでした。ここまで短いお話で泣けるってそうそうないので、本当にすごい。BL好きな人はもちろんだけど、BLを読んだことない人にもおすすめしたくなる一冊です。
THE!ノスタルジック。
2022年4月24日
短編集ですが、特に『稲穂~』がメチャクチャ良かったです。
所謂、エロさはないですが、恋することへの切なさや機微、葛藤など、ギュギュッと詰め込まれて、でも描写がどこか懐かしさを感じさせる・・・素敵な作品が詰まってました。
デビューコミックスですと⁈
2022年4月22日
表題作の他、短編3作品が収録されていました。それぞれ読み応えがあって濃密な短編集といった感じですが、中でも「稲穂に帰る道」は短編の作品でこんなに泣いたのは初めてかも…と思うくらい胸を打たれてしまいました。収録されている作品はお話のテイストも様々ですが、絵も作品によって違う作り込み方をされているように感じました。心の中の今ではもう決して手が届かなくなった場所にすっと入ってきていつまでも余韻が続くようなそんな一冊でした。
読んで良かった!!と思える短編集です!!
ネタバレ
2022年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 購入後、リピ読みしている1冊です。
早寝先生のすごく丁寧な描写とストーリー展開(4作品とも設定や路線は被ってません)、優しい画風が全て上手くミックスされて、4作品それぞれの持ち味でまとまっています。
短編ばかりですが、ムダなコマやセリフがないせいか、どの話でも登場人物の人柄がきちんと伝わってきて、その場面を見聞きしている感じです。
特に4話目はストーリーも見せ方(描き方)も本当にいい、善すぎる、素晴らしいと思いました!!
当時の切なさと今、もしかしたらの期待感と不安感が手に取るように伝わってきました。3話目のCPの展開もズキュン!ときました!
4作品の『その後』がそれぞれ載っており、そちらも味わい深い限りです。
おすすめの1冊です!!
3つのストーリー
ネタバレ
2022年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ それぞれに良かったですが、私は一番最後のストーリーが大好きです!ちょっとホロリときました。美しい風景の中で恋人と過ごした時間。大人になってまさか再会できるなんて!
その他に、それぞれのその後のショートストーリーが入ってて満足でした。
儚くて美しい桃源郷のような
2022年1月13日
早寝電灯先生の作品はどれも桃源郷のような儚くて美しい異世界を感じさせてくれます。キャラクターはどこか奥ゆかしくて相手をきちんと敬う古風さが漂ってて。ラストはどのお話も“出発”を感じさせてくれる、何度読み返しても胸がいっぱいになります。素晴らしいの一言。
素晴らしい
2022年1月12日
短編4つ。どれも、最高に、素晴らしいです。4つ全部好きだけど、フレンチレストランの彼の話、冒頭の、最中の会話と布団の菓子クズの描写に心を持ってかれました。こういう現実的な描写すごいな。早寝さん大好きすぎます。
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胸がいっぱいになる
2021年12月29日
短編「稲穂につづく道」、こんなに胸を打たれる作品はそうそうないと思いました。主人公の健気でひたむきな思いというのか…読んでいて胸がいっぱいになります。再会できた時はこみ上げるものがありました。この作品のみで星5です。
胸が震える短編集
ネタバレ
2021年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●『See you〜』を拝読してから、作者さんの作品を片っ端から購入させていただいてゆっくり読み進めています。前後編約60Pが2本、約30P短編が2本。それぞれに「その後」の描き下ろし。デビュー作とのこと、作者さん独特の味わいを噛み締めています。
●『半壊の花』双子の物語というのはなぜこんなに悲しくなるんだろうなぁ…と個人的に。豊樹はハルとユウの違いが分かる。だからこそ、どちらかに想いを寄せることだって起きてしまう。ハルもユウも豊樹を好きだった。でも、二人で分けることはできない…。三人ともお互いを大事に思っているからこそ関係が停滞してしまう。それを動かしたのが「半壊」だったことが辛い。表紙が悲しいです。
●『扉の〜』怖がりの大家さん緑と、入居してる大学生の凪(他の入居者いないのかな?)。緑は多分初めて「怖い」という気持ちを人に話せた。凪は(そこにつけ込んでるところもあるけど)とても優しく緑を包む。二人の過去が繋がるエピソードもあり、ホッとするお話。
●『嘘つき〜』文字書きさんと料理人さん。料理人さんが彼女いるまま文字書きさんに手を出したのはどうかと思いますが…文字書きさんは「こんなこと大したことない」って強がって、関係は続いている。もっと早く、お互い素直になっていればね。
●『稲穂に〜』田舎の高校の同級生、櫂と幸助。噂がすぐ広まるような場所だから、秋だけ、稲穂に隠れて手を繋いだ。櫂が東京に進学することになり、幸助は怖くて不安で別れを切り出すのだけど…ここはあんまり共感はできませんでした。ずっと近くにいた二人には、東京なんて遠すぎたのかな…。大人になってからのメールのやり取り、再会。胸を打たれるものでした。描き下ろしの二人、めちゃかわいいです。
●長くなり申し訳ありません。とても、良かったです。
心に響く話
2021年12月3日
pixiv連載で一話だけ読んだことがあり、それからずっと気になり、数年たっても忘れられずに、とうとう購入!良かったです!複数読み切りが入ってますが、どれも心に響く、美しい悲しみと、しずかな喜びに満ちた話です。作者さんの絵柄がストーリーにぴったりで、大満足のお話ばかりでした。
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完成された短編集
2021年10月20日
初読みの作者さん。短編はテーマの掘り下げが浅い事が多いので買わない主義ですが、本作、全くそんな事はありませんでした!会話の一つ一つ、空気感、全てが一つの世界を形成して完成されています。デビュー作との事ですが、作者さんの才能を感じました。他の作品も買ってあるので読んでみる予定です。
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たまらん!!
2021年10月18日
作家さんが好きで、購入しました。どのお話も、キュンキュンしながら読みました‼️どのお話も後日談があり、それも、おいしい話でした‼️
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最高
2021年10月17日
好きな作家さんで、他のを読んだことあったのにこれはまだでした。
いや、めちゃくちゃ良かった〜
双子の話も、最後の再会ものも。
デビュー作から際立ってらっしゃる!
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作者さん買いです
2021年10月7日
作者さん買いです。オムニバスですがどれもいい!稲穂くんも双子くんもどちらもとても素敵でしたーーーーー
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主人公たちのそれぞれの涙に触れる短編集
2021年9月28日
短編でこれだけ表現できる作者さんてどれだけいるんでしょうか。以前立ち読み増量の際に表題作の「半壊の花」は読み切れてしまってその後悔や切なさを十分に堪能できたので購入を迷いましたが、ほんと買って正解だったなと思います。他3作の短編もすごく良かった。ノスタルジックな雰囲気を感じさせるのが上手い早寝先生の「扉の向こうの凪いだ海」、「稲穂に帰る道/つづく道」。この稲穂〜のお話は私の琴線に触れました、言葉のやり取りがすごく好き。「嘘つきたちの食卓」はふたりのキャラがすごく気に入ってしまって…とても30p弱と思えないくらいに長くふたりを見てきた気分になれました。
感動😄
2021年9月26日
短編集です。どれも派手さはありませんが心に染みる物語達でした。最後のお話が特にお気に入りで、余韻が残っています。
作者様の他の作品も読み始めています💗
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作者買い
2021年9月26日
作者さまの作品を数冊読み、本作も高レビューだったので購入。本作はいくつかの短編集でしたが、どの作品も琴線に触れるようなお話でした。特に最後の稲穂の作品は秀作だと思います!ちょっとフランス映画を観ているようでした。お勧めの作品だと思います。
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どうして涙が出るの
2021年9月8日
短編集です。
ブロマンスではないのに品があってでも確かに恋愛で。
BLなんですが誰もが自分の経験とどこかで重ねて読むことができます。
これだけの人数出てきても誰ひとり重ならず、人物像がしっかり残ります。本当に好きな1冊がまた増えてしまいました。

早寝先生が大好きで、この作品は読むのがもったいなくて取っておいたのですが。まさかここまで胸を掴まれるとは。。。
なんてことない、でも彼らにとっては大ごとの恋愛。
ドラマチックな展開もエロも殆ど無いのに、読むにつれ涙腺にきて。最後の「稲穂につづく道」で完全に崩壊っ!
どのcpの心情も手に取るようにわかる気がするのはきっとモノローグの中に真実があるから。
これがデビューコミックスなんですね。すごいです。
何だろうなあこのやりきれない気持ちは
ネタバレ
2021年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォローしてる方々絶賛の早寝先生の短編集。僕も読んでみました。表題作の『半壊の花』(タイトルだけでもう切ない)と『稲穂に帰る道/〜つづく道』がとても好きです。
双子兄弟が、本心では周りに自分達をしっかり見分けて欲しいと思いながら、誰も見分けられない事を利用して沢山の事を分け合って生きてきて。でも分け合えていたから彼らの双子としてのバランスの取れた関係性が成立していたわけで。ところが、豊との出逢いによってその均衡の取れていた状態が良くも悪くも崩れていくわけですよねえ。双子兄弟がずっと望んでいた様に、豊は彼らを自然と見分けられる、だけど、その一番望んでいたもの、豊の存在を皮肉な事に2人で分け合うことは出来ないと。いや〜素晴らしいロジックですね。それを人間の恋愛感情に当て嵌めて物語を創られてるのも凄い。
今まで分け合ってきた沢山の事と同じ様には扱えないから、双子兄弟の折り合いがつくまで豊とは連絡を一切断つ、という彼らの判断にはおいっ!と思いました(笑) あまりにもエゴイスティックなやり方で、豊の気持ちを考えるといたたまれなかったです。双子兄弟も自分達の感情をどうコントロールしていいのかわからなかったんだろうけど。
双子兄弟とやっと再会したと思ったらそこにはユウはもういなくて。あーこういう終わり方で3人の曖昧な関係性に終止符を打つんだあ…と、少しやるせない気持ちになりました。3人それぞれの幸せを見たかったのが本音ですが、こういう結末にして読者をやりきれない思いにさせるというのが早寝先生の意図でもあったのかなあ、と勝手に想像しています。それならタイトルの「半壊」という意味も何となく理解出来る様な…。
読後の行き場の無い思いに戸惑いますが、とても素敵な短編作品でした。
『稲穂〜』も切なさ溢れる物語で、良かったです。欲を言えば、最後、櫂と幸助が再会した後の彼らの話をもっと読みたかった!え〜そこでENDかーい!って心の中で嘆きました。
センシティブ短編集
ネタバレ
2021年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4作品入った短編集です。繊細で感性が溢れていて悲しみや喜びの表現が抑えられていて物悲しくもありノスタルジックで読み終わってふわっと幸せな気分に浸れる、あーこれ早寝電灯先生に求めているものです。お話の間にあるイラストが登場人物の特徴を表していてクスリと笑える心憎い演出。雰囲気で煙に巻かず、各話に「その後」があってちゃんと最後まで面倒をみてくださる優しさ。短編集ってどうかなと思っていましたが、買ってよかったです。今ならセール中です。
2016年11月 総196ページ 修正は話順にトーンに白陰影、エロなし、見えない構図、エロなし。
短編集
2021年9月3日
作者様の中では古い方の作品ならしく、若干人物の描き分けが…な気がしますが、どのお話もじんわりくるような趣のあるお話でした。
個人的には☆4.5位ですかね。なので四捨五入して☆5付けてますが、この場合切り捨てて☆4にすればいいのかいつも悩みます。。。
いいね
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短編集
ネタバレ
2021年8月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+3作品。短編なので、購入しようか迷っていたのですが、フォローさんのレビューを見て、そのまま購入。今ならセールで半額!!9/7まで!!
表題作はいきなり双子の片割れのお葬式から。双子を唯一見分けることのできた同級生は、次第に双子の二人から好かれるようになる。けど、同級生は双子のうちの1人を好いていると、もう1人の片割れが気付き、抜け駆けはなしにしようと好かれている双子に約束をとりつける。その気持ちが切ない。
2作品目は、オバケが怖い鈍感な大家さんと、そのアパートに住む大学生の話。夜、作り物のオバケを本物と勘違いする大家さんの泣き顔がかわいすぎる♡大学生の気持ちには気づかずじまいの大家さんですが、二人のやりとりがかわいい♡
3作品目は、料理人と作家のお話。彼女のいた料理人は、彼女と別れる前に、作家に惹かれ、いたしてしまう。が、事後、作家に彼女がいることがバレ、傷つきたくない作家は、料理人としたことは大したことじゃないと言い放ち、お互い好きなのに、セ フレのような関係になる。
4作品目は、手を繋ぐ程度の関係のかわいらしい田舎の高校生カップルが、1人が大学のために上京するのを機に、お互い大好きなのに、もう1人から、別れを告げてしまうお話。でもお互い好きで、数年後再会するのだけど、そのシーンが泣けた〜。
どの作品もとても素敵だったけど、最後の作品が1番好きかな。
どの作品も、その後の書き下ろしがちょこっとあって、かなり嬉しい〜♪
短編小説
2021年8月27日
淡々と進むストーリーなのですが、小説を読んでいるかのような手応えを感じる作品でした!恋の淡い柔らかい部分を静かに読ませてくれます!
稲穂の素晴らしさ
2021年8月25日
化け猫かたって候にて魅入られた作者さま。
新刊配信記念セールにてまとめ買い購入。
此方は先生のデビューコミックスの短編集。
1作目は、両親でさえ見分けがつかない双子と、唯一双子を見分けられる友人とのお話。
2作目は、お化けが怖い大家さんと、その入居者である大学生とのお話。
3作目は、料理人とその料理人に助けられた男のお話。
4作目は、田舎町に住む2人の少年のお話。
どれも短編なのにとても濃厚で、ひとつひとつ沁みてくる。
それぞれ好みは違うと思いますが、個人的には、表題作の「 半壊の花 」と4作目の「 稲穂に帰る道・つづく道 」が印象的。
登場人物の切ない想い出や、柔らかくあたたかい情景に引きつけられ、稲穂が目に焼き付けられる。
素晴らしい短編集。
傑作短編集
2021年8月25日
これは、高評価納得の傑作短編集でございます。ずっと読もう読もうと思ってましたところセール!!(~9/7までやってます!)興奮しちゃいました。内容について、高評価レビューの方々が丁寧に書いてくださってて、とても参考になりますのでぜひ。自分も作者様の単行本の中で一番好きかも。短編が上手い作者様だと思います。オススメの短編集です。本当ぜひぜひ。1番好きだったのは『嘘つきたちの食卓』こういう切ない甘い話大好物です。他の方もおっしゃてる通り後日譚があって嬉しい。短編のその後見れるのって本当に嬉しい。(9/7までセールしてます!してますよ!9/7までですよ!)こっそりこっそり。
せつなくてあたたかい
2021年8月17日
短編集です。特に、稲穂…2編がとても良いです。故郷の、青春の日の、忘れられない記憶。胸にこみあげてくるものがあります。
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じわっとくる
2021年6月29日
全体的に切なさや、不穏な空気を感じるお話が多いですが、描き下ろしがわりと明るめのタッチなので救われます。ひとつひとつのお話が印象的で心にじんわりきます。基本的にハッピーエンドです!
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レビュー高評価納得です。
2021年6月3日
何作か入ってる短篇集だけど、どれも余韻があるストーリー展開で、絡みのシーンもない作品もあったけど、そんなことが気にならないくらい短いのに引き込まれて、満足度高かったです。ラスト、それぞれの作品の後日談が短く付け足されてて、そこで本編に甘さがプラスされた感じで、いい気持ちで読み終えれました。
満足
2021年5月29日
のいく作品。短い中にも時間の流れが早過ぎに感じないし気持ちが追い付く。
違和感なく短いのにたっぷり読めた感じで 構成も素晴らしいなと。
物語も切ない系だけど、最後は救われる二人がよかった。
満足な1冊です
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珠玉の短編集
2021年3月30日
中編2作/短編2作構成

評判は目につつも絵のタッチが古風すぎて躊躇していましたが、作家さんの他作品がどれも良かったので遂に購入しました。
うん、購入して本当に良かった。

早寝電灯さんといえば“ちょっと不思議な話”を描く作家さんだと思っていましたが、こちらは全て王道の恋愛ものです。

デビュー作とは思えない高いクオリティ。
早寝電灯さんは、本物のストーリーテラーですね。
4作品それぞれのテイストに被りがないのも素晴らしい。

短編・中編ですが、物語の骨子がしっかりしていて結末まで過不足なく描かれるので消化不良には感じませんし、全ての物語に後日談があるのも嬉しい!
また一作毎の繋ぎの小さなカットだけで、それぞれのキャラクターがイメージできるのも性格付けがしっかりできている証拠だと思います。
「早寝電灯さん好きだけど絵が古そうだから…」と迷っている方、ぜひ購入をオススメします。

因みに試読できる『半壊の花』のタッチが古風なだけで、後半の作品はかなり洗練されています。
余韻の多い作品
2021年3月28日
何でしょう、これは。何組かのカップルの話なのですが、どれも淡々と書いていて、でも余韻が残る作品です。線の細さと、余韻が合っているように思います。エロは期待しないでください。フォローしている方が珍しくBLのレビューをされていたのでためし読みをしたら、先が知りたくなり購入。小説を読んでいるようでした。
味わう、という感覚の話が詰まっている
2021年3月28日
えも言われぬ深い余韻がある作品が次々入っていて、才能の豊かさにびっくり。うまい人が出てきたものだ。話の中にある、自在に飛ぶ時間や空間にぶつ切れ感なく入らせてもらって、キャラのたどった感覚を共有した気にさせられてしまう。登場人物の記憶や眼を通したエピソードが、回想とも現在からのトリップとも分けられない感じで表され、心象風景の絵的な表現を感じる。多分、語りの引き込み力が強いために、ストーリーの設定はそれほど特異でないのに、特異な存在感をどの作品も纏う。適度にチクリともどかしく切ない。BL設定を生かしているが、そういう臭みを脱臭させたような感覚を私は抱いた。

コマは、その枠の線は太めに主張し、各頁凝りすぎずに配置、個々のくっつき方、或いは離れ方(間隔)にも見せ方への工夫があるようだ。その太めの枠のラインの分量も入って、白黒バランスが作品の安定感にも繋がっている感じだ。

人物の顔などには少しブレを感じる。
語りのセンスがいいので忘れさせてくれる。
何を絵にして見せてくれているか、そこが巧みなのだと思う。イントロダクションもエンディングも、切り取りかたが語りすぎず取捨選択され、ドラマ作りを知ってる人、という感じだ。

星数は期待値が含まれている。
珠宝の短編集
2021年3月12日
別作品で作家さんのファンになり、こちらも購入。
とにかくどの作品もタイトルが文学的で美しく惹かれます。
この短編集が初作品集との事で、画は荒削りで好みは分かれると思いますが、ストーリーがどれも素晴らしく良い。
どの物語も、その時の気持ちの切り取り方が刺さります。BLジャンル括りにしておくのは惜しい珠宝の作品ばかりでした。
初コミックスで傑作短編集
2021年1月27日
作者さん買いです。セール待ちずーっとしてましたが、フォローしてる方が作者さんの作品でこれが一番好きとのこと、待ちれずに読みました。短編集4作です。絵の線が少し荒いところ、太めのコマ枠を手描きでされてるのがよくわかるところ、などなど初コミックスっぽいまだ作画に慣れていらっしゃらないのが見受けられますが、それを差し引いても作者さんの天賦の才能が遺憾なく発揮されてるものすごく良い作品集でした!表題作と最後の話がとっても好きです。最後の稲穂の話、階段のところでふたりになりたいために黒電話のコードを引っ張っていくところがすごく好き。手を繋げるのは登下校の道の背の高いススキと稲穂に囲まれる秋だけ。普段は手は繋げないから電話のコードを通して手を繋ぐ、でもすぐそのあとに現実が怖くて静かに涙を流して別れを告げて手を離す。あの叙情的表現、堪らないです。。
レビュアーさんが紹介して下さった罫線上のカンタータも読みました!新作なので絵もすごく綺麗で、お話も作者さんらしい。こんな良作がネットで無料で読めるなんて素晴らしいです。単行本になったら絶対に買います。
『いつか』 が来てほしかった
2021年1月9日
初読みで、衝撃を受けました。早寝先生のデビューコミックスだそうで、こんなに完成度の高いデビュー作なら、もう後をついていくしかないです。語彙力もない月並みな言葉で、褒め称える事が悔しいくらい素晴らしい作品です。胸がギュッと苦しい切なさと、明日への希望と、読後の複雑な高揚感はなかなか消える事がなく余韻に浸ります。4つの話が収録されていて、それぞれに色々と語りたい気もしますが、私の拙いレビューよりこれは読んで欲しいと思うばかりです。ありきたりな事を言うとするなら、感動と涙ですかね…ほんとにいい作品ばかりです。4作品の後日譚でやっと肩の力が抜けて、幸せ気分です。
想いを馳せる。大切な人へ。大切な場所へ。
2021年1月3日
作者様の作品を読むのはまだ3作目ですが、その中ではこの作品が1番好きです。4つのお話が入っている短編集。作者様の独特な雰囲気と、後に残る余韻と、読後の満足感と、全て良かったです。4作どれも好きでしたが特に印象的なのは表題の双子のお話と、4作目の稲穂のお話。半壊の花は親でさえ間違えるそっくりな双子と、双子の事を初めて見分けることが出来た友人との3人のお話で、どうにもならないもどかしさが胸を締め付けます。それぞれに想いがあり、秘めたその想いを知ることができたとき・・。涙と共にすうっと重みが抜けるような読後感の悪くない余韻ある終わり方になっています。4作目は稲穂の続く道をこっそり手を繋いで歩いた、あどけなさの残る少年達の淡く儚い恋のお話。離れてしまっても、時が経っても、自分の1番綺麗な場所にいつまでもいつまでも宝物のように残る、色鮮やかな記憶。遠い故郷の稲穂のあの道の匂いが香ってくるような描写で、ギューーーっと胸が苦しく、目頭が熱くなりました。再会の物語でもあり、こちらも読後しばらく幸せな余韻が残る、大好きな作品でした。満足度が高い理由がもう一つ。なんと4作全て後日譚があるんです。嬉しすぎた。おススメの作品です。
1話目が良かった。
2020年12月30日
1話目だけで1冊描いて欲しかったです。それくらい、最初の話が印象的でした。短編にするのは勿体ないくらいです。絵は未熟な部分がありますが、魅力もあるので惹かれます。今後に期待大です。
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すごく良い
2020年12月2日
初めての作家さんですが、ストーリーが、話の余韻が素晴らしい。涙がでそう。エッチは少ない。ストーリー、雰囲気重視の作品。でも、すごくいいから!!
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すっかりファンです
2020年11月24日
複数話、入ってます。私は表題作より他の話の方が好きかな。特に田舎の幼馴染み二人の話は泣けました。スマホなんてなかった時代を経て再会した二人。職場の後輩くんが良い仕事をしましたね。それぞれのお話のCPのその後があって楽しいです。紙媒体でも買いました。
どのお話もよくて満足
ネタバレ
2020年8月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 4CPのお話が収録されており、それぞれにその後の話までついていて満足度が高いです。
表題作は双子と同級生の話でほろりと泣けました。これだけガッツリエロあり。
2作品目は大学生と寮の大家さんの話で何だか見守りたくなるCP。
3作品目は料理人とライターの話でじれラブ系。個人的に好きな話でした。
4作品目は元恋人との数年越しの純愛。
他の皆さんが絶賛されているようにこの4作品目の”稲穂に~”が本当に良かった。
あのメールのシーンはガラケー世代にかなり刺さると思います。
純愛ってまさにコレだよ!と声を大にして言いたくなる。ドラマチックで最高でした。
初コミックスでここまで読者の心動かすお話を描けるとはさすがです。
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購入してよかった~
ネタバレ
2020年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ この作者さんのファンで、評価が高かったので購入しました。短編集となりますが、どの短編も面白い!どれも続きが気になる作品でした。稲穂の作品が一番良かったです。最高でした。
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この、余韻が、いい
2020年7月24日
表題作、ほかに短編2本、中編1本。
いずれも『この続きを覗きたい…』という余韻が…いや、ssでその後は付いてますが…
性欲と恋愛をひとくくりにして語ることの多いBLの中で、描写があるのに性欲をメインとしないストーリーを作るのが、好きである。
そして風や衣ずれの音や静かな教室で響く声…そんなちょっとした音が聞こえてきそうな…草花の、古い家の、シチューの…匂いがやってきそうな…ゆっくりとした描写が、たまらなく好きである
素敵なお話ばかり!
2020年7月5日
短編集なのですが、ここまで満足出来るのはなかなかありません!心情など丁寧に書かれてあるからなのか、その作品の世界にどっぷりと入り込むので、短くても心が満たされます。最近、特に好きな作家さんです。他の作品も集めたいと思います!
どれも素晴らしい!
2020年6月29日
4作品入っています。表題作目当てだったのですが、甲乙つけがたいほどに、どれも素晴らしい。4作品のその後も少し書かれていて、とても嬉しい。ぜひ、短編も定番にして欲しいですね。
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短編集
2020年5月6日
表題作はちょっと重たい話ですが、双子のわかろうとしなくてもわかってしまう心の機微とか、すごく伝わってきました。
表題作以外だと最後の稲穂の絵の話がすごく好きでした。
このふたりだけで、その後を一冊分くらい見てみたいです(о´∀`о)
やっぱり好き
2020年4月29日
この作者さん、大好きです。
雰囲気がとても良い。何読んでも面白い。
コマ割りとか表情とかなのかなー。今回も面白かったです。
素敵な作品です
2020年1月17日
人が亡くなるところから始まるBLは多いですが、攻めちゃんが美しく儚げなので、辛かったです。
ストーリー自体は面白く、後悔はしていませんが、読む前に準備しておきたかったです笑
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良かった
2019年9月26日
短編集なのに、そう感じさせない心理描写や時間経過が秀逸です。特に「稲穂」二話は風景や色彩をも感じられ好きな作品です。
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心に染みて泣けます
2019年7月26日
短編集です。どのお話も良いです。個人的には最初と最後の話が好きです。どちらも再開物で、お互いの気持ちにじんわりと胸が暖かくなり涙が出る読後感です。どの話も短いながらに素晴らしく寧ろもっとそれぞれを読みたくなります。
読み応えあり
2019年7月15日
短編なのにどれも内容が濃くて切なくて読後感が良い。純愛好きには最後のはたまらなかった
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全部いい
2018年11月16日
短編集なんですが、どのストーリーもちょっぴり切なくて、ほろ苦い感じで、とーっても良かったです。
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どれもいい
2018年10月5日
短編ですが、表題作はもちろん、どのお話もせつなくてすんごく良いです!最後にそれぞれの短編のその後が描かれていてほっこりしました。
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四作品短編集
2018年9月29日
詩的な題名、ファンタジー感やしみじみとした味のある間が心地好い作品集でした。短編それぞれの最後にある(キャラクターによって踊り方の変わる)マイムマイムのイラストがまた良い雰囲気、その後もあって満足感がありました。
久し振りに
2018年9月28日
めちゃくちゃ胸がギュンとしました。表題作も含めて全話とても良かったので、それぞれ表題作として一冊丸々描いて欲しいくらいでした。本当、どの話も良い意味で物足りな過ぎです!が、特に最後の「稲穂に〜」の2話がもう!!何度も潤っとしました。瑞々しくて繊細で切なくて本当に素晴らしかったです。
失いたくない気持ちがここにある
2018年8月19日
短編が4作も入っているのに、どれも完成度が高いです。ふつう短編で構成されている単行本は、どれかが未熟であったりぱっとしない作品だったりするものですが、設定も展開も申し分ないです。
特に『稲穂の帰る道』『稲穂へ続く道』は、秋のノスタルジックな色や空気がストーリーとマッチしていて、私の望郷とも重なります。手放してしまった心のふるさとは秋になると蘇り、私を毎日あの頃の遠い空へと翔ばしてしまう。この作品は、どの季節であっても秋のノスタルジーへ誘ってくれます。
4つの短編どれもよかった
2018年8月18日
4つのカップル。
短編ですが、ストーリーがどれも濃くて良いです。
・そっくりな双子の兄弟とそれを唯一見分けられる高校の同級生
・怖がりの大家さんと下宿している大学生
・デリカシーのない関係のライター?と近所のイタリアンの料理人
・稲穂が生茂る田舎町の高校生同士
どの作品も切なさやどことなく情緒的な空気を感じる作品。
表題作がやはり一番印象に残りました。
甘めの★5です。
総196ページ。
どれもイイ話し
2018年8月17日
最後に全部の話の「その後」がついてたのも良かった!
絵の雰囲気がお話に合ってます。私的に名作枠入り。
よかった!
2018年8月6日
いやー切なかった。表題作と稲穂のやつは胸が苦しくなりました。
短編がいくつか入ってるがどのお話もうまくまとめられていて、読んでいて物足りなさがなかった気がします。
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さすが!
2018年7月3日
レビューが良かったのと絵柄が好みで購入
切ない気持ちになる話が多かったけど、後味悪くなることはなくとても良かったです
繊細な音や色も感じられる作品
2018年6月1日
「転じて恋と生き」から作者さまを知りこちらも続けて購入。いいです、好きです。 4つの短いお話から成っています。特に最後の稲穂・・・・叙情詩にかさねて綴られたものがたりをおもわせる趣のある作品でした。表題作「半壊の花」のお葬式という印象の強いシーンから始まります。間の二作はさらっと過ぎましたが、「稲穂に帰る道、つづく道」では、切ない恋心、悔恨の情、そして驚きと喜びと淡い幸せと・・読後もしばらく感情の余韻が残りました。各話にその後のお話が2~4頁あります。 作者さまが一生懸命手を動かして描れたとあとがきにありました。好きです。やはり味のある。どうかそのまま 「転じて恋と生き」「半壊の花」につづく作品を楽しみにしています。
初版発行2016年/全196頁(約60頁「半壊の花」 前後編+約30頁「扉の向こうの凪いだ海」+約27頁「嘘つきたちの食卓」+約60頁「稲穂に帰る道&稲穂につづく道」+2頁「半壊の花その後」3頁「扉の向こうの凪いだ海その後」2頁「嘘つきたちの食卓その後」4頁「稲穂につづく道その後」+1頁あとがき+1頁応援書店限定漫画)
満足度高し
2018年5月27日
キャンペーンで購入した「転じて〜」がよかったので、こちらも購入しました。高評価納得の短編集でした。どのお話も好きです😊作者さんの描かれる、ちょっと憂いを帯びた顔が好きです。
表題作+3作品 失くしたのは、片割れの君。
2018年3月14日
早寝電灯先生、デビューコミックスでした。どのお話も表情や台詞運びが繊細で、胸に響く作品ばかりです。表題作と「稲穂に~」が特に印象的でした。何度も読み返してますが、毎回涙腺が緩んでしまいます…。

「半壊の花」前後編
双子のユウとハル、そして彼らを唯一見分けられた豊樹のお話。高校卒業と同時に連絡が取れなくなった双子。再会の場はユウのお葬式だった。どうして連絡を断っていたのか…。不器用な想い、還らない人、それぞれに想いを馳せて涙が溢れる切ないお話でした。Hはこの作品のみ。

「扉の向こうの凪いだ海」
アパートの大家・緑と大学生で入居者・凪のお話。怖がりな緑がある晩…。ほっと安心できる優しい短編です。

「嘘つきたちの食卓」
料理人とライターのお話。募る想いと裏腹に強がりしか言えない日々。限界を感じ始めたとき…。言いたいことを伝えられると、どんどんほどけて愛を知る。キュンとする短編です。

「稲穂に帰る道」
「稲穂につづく道」
大学進学を機に別れてしまった櫂と幸助。ある日櫂の作品が雑誌に掲載されているのを見て…。「稲穂に帰る道」が高校時代回想、「稲穂につづく道」が現在と続きます。稲穂が効果的に使われていて、稲穂の想い出の描写にじんわり涙が。純粋で健気な想いが美しい再会ものでした。圧巻の読みごたえです。

「半壊の花 その後」2ページ
「扉の向こうの凪いだ海 その後」3ページ
「嘘つきたちの食卓 その後」2ページ
「稲穂につづく道 その後」4ページ
「あとがき」1ページ
納得の高評価作品
2018年2月27日
どれも凄く良かった!読む度に心に刺さります。中でも「稲穂に…」はダントツで、無垢な少年達の淡い恋心と背中合わせの背徳感が、とても丁寧に描かれ胸がいっぱいになります。短編それぞれの、その後が最後に書き下ろしてありハッピーエンドだったので大変満足のいく本でした。
星5ですが星10くらい付けたい
2018年1月26日
すごかった!最近読んだ中ではもうベストですね。短編集ですが情感があって暖かさ切なさがあってもうお話に絵に魅入られました。エロもイイ感じで入ってます。派手じゃないですがすごいセンスある作家さんだなぁとお勧めしたい。修正はトーン
短編小説を真っ直ぐ書き起こしたような漫画
2018年1月23日
BLなのにBLらしからぬ深さ。絡み部分は少な目ですね。
半壊の花にちょろっと出てくるだけで、他の作品にはなし(裸はちょっとだけあり)。

基本は心理的描写と会話でストーリーが形成されていて、それで小説のような感覚に陥るんだと思います。

個人的には表題作より「稲穂」の方が設定は好きでした。どれも短編とは思えぬ深さで、全てハッピーエンドなのも良いですねー。

こういう漫画好きなので、別の作品も機会があれば読んでみようと思います。
どこか懐かしい
2017年11月7日
お話も登場人物も昭和のかおりがしますが、古臭くは全然無くてしっとりとした雰囲気で、でもしっかりエロがあってよかった。
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かなり満足度の高い短編集
2017年10月27日
『転じて恋に生き』を読んで、非常にこの作家さんを気に入ったのでこちらも購入。
あまり短編集は買わないんですが、とても内容が濃くて満足です。
稲穂のお話、震えました。
やっぱりこの作家さんのセンスが好きです。
読ませるストーリー
2017年9月21日
『WEBLink』というBLマガジンで一部無料販売されているものの中で、こちらのコミックスにも収録されている『嘘つきたちの食卓』という作品を読んで、1話限りのお話だったにも拘らずストーリーもキャラクターもすごく印象に残り、コミックスが発売されたら必ず購入しようと思っていました。他のお話もどれも短くても引き込まれる内容でしたが、個人的には『嘘つき~』が一番好きなお話で、描き下ろしと別で収録されている特典も『嘘つき~』の2人のオマケ小話だったのでとても満足しました。
短いページ数でこれだけ心に残るストーリーを描かれる作家さんなので、今後のご活躍にも期待が持てますし、長編作品を描かれる事があればぜひ読みたいと思いました。
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良かったです。
2017年9月3日
短編集ですがストーリーはしっかりしていて良かったです。とくに最後のお話はホロッと来ました。
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すごくよかった!
2017年6月18日
稲穂の話がとってもよくて、続きがあればずっと見守っていきたい2人でした。作者さんのほかの本があればまたみたいです🙂
秀作です!
2017年4月18日
久々に号泣してしまいました。あるサイトで、ベスト10には入らなくても琴線に触れる秀れた作品を…というのがありまして、そこにこの作品が載っていました。短編集ですが自分も表題作より後半の『稲穂〜』が凄い良かったです!この作品にはホント泣いてしまいました。(笑)デビュー作ということですが、オススメします!
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作家名: 早寝電灯
ジャンル: BLマンガ
出版社: 集英社