とても胸底に響くお話でした。
とても繊細な心理描写でした。
例えて言うなら、レイヤーになっている心のヒダ一枚一枚にそっと触れて共鳴するような感覚。
キャラの心を丁寧に開いて見せてもらっているのに、逆にこちらが開かれているかのようでした。
余計なことは言わない。
少ないセリフとト書きで、言葉になり切れない大きな感情をそっと押し出して開く。
これは漫画ならではの高度な技法だと思います。
身体をつなぐシーンも2話以降は、思いが溢れてどうしようもなく相手に触れたい!という流れからで、読み手側としても飽和した気持ちを乗せたまますごく自然に熱くなれます。
「カタチ」を希求した受けくん、「カタチ」を破壊した攻めくん。
お互いを拠り所にして小さくて大きな幸せを積み重ねて最後まで生きてほしいと素直に願えるお話でした。。
修正は、本編は見えない構図ですが、レビューを書くに当たり確認して気づいたくらい、全く不満のないえっちシーンでした。
番外編はうっすら描かれています。
番外編もすっごく良かったのでお買い忘れなく。