某動画投稿サイトでお見かけし、絵柄や鬱になるというコメントが気になったのですぐに飛んできました。BL作品に今まで触れることがなかった私ですが沢山のことを感じました。この作品は誰の心にも刺さるものがあったと思います。読了後、人の悪意の怖さや影響力を感じ、2人のことを思うと悲しくなって涙が頬を伝いました。下巻での話は現実でも起こりうる出来事だったからこそ特に胸がきつく締められたのだと思います。絶対にこんな事をしてはいけない、悪だ、という怒りのような感情とそれでも世の中には性的倒錯と良くも悪くも向き合っている人たちもいると思うと、難しくて何も分からなくなってしまいました。ただ一つ、自分は誰のことも傷つけたくないという気持ちだけが残った気がします。この作品に出会えてよかった。