レビューの「いいね」順に並び替えると、モヤモヤの原因に行き当たった。
ヒーローが「アズ」なのか「セト」なのか・・・二人の間で揺れ動く主人公。
物語は、大陸に燐在する国同士の戦いに加えて出身国の内情と身代わりの婚約者候補として渡った大国の内情とその対立軸等、内容が濃くなる。それに加えて主人公「ニナ」の青い目にまつわる秘密と「星の民」の謎。
お話の展開は一筋縄ではいかない進行に一喜一憂してしまうほど面白いです。
その中で繰り広げられる恋愛模様が、主人公の心情が、どちらの手も離せない!と吐露する様にどっちつかずで定まらない。自分はどちらのヒーローも魅力的でどちらを推すとかは無いのだけれど、主人公の想いは腑に落ちない感じ。
14巻で「一緒にいたいのは…」とハッキリ決まった様な表現があるけれど、15巻で主人公が動く原動力になるのは、黒い変化を見せるもう一方を救いたい思い。
物語は終盤に差し掛かった感じはあるのですが、さぁコレからどう転ぶのか、次巻を待ちます。