麗しい見た目とスマートな立ち振舞から王子と呼ばれ、女の子らしいこととは無縁の世界で生きてきた宵ちゃんが、これまた見目麗しい、もう一人の"王子"である市村先輩に出会い、今まで知らなかった色々な感情が溢れ出て戸惑ってしまう様子が、可愛くもあり、微笑ましくもあり、もどかしくもあって、「宵ちゃん、それ恋だよ!恋しちゃってるんだよ!!」と、おばちゃん心で教えたくなるのを我慢しつつ、応援しながら読みました。
やっと恋を自覚した宵ちゃんは、これからどんどん可愛らしく女の子らしくなっていくと思うので、この先市村先輩とどのような恋の物語を紡いでいき、読者をキュンキュンさせてくれるのか、楽しみで仕方がありません。