サイボーグってアンドロイドとかとは違うグロさがあるなとこの巻では深く思わされました。アンドロイドなら最初から機械ですが、サイボーグは生命体なのかすらも分からない。その意味で亡霊とか死霊にも近いそら恐ろしさを感じて、数日間悪夢を見ているような気分になりました。気分が落ちている時は読まない方がいい気がします。
としおさんが幼稚園児と会話が丁度いいくらいだったのもショックでした。見た目が中学生で言葉は幼児相当、学校にも行っていないという子と、幼稚園児の自分の娘がおままごとなどして遊んでいたらそりゃ母親は警戒するよなとしか思えませんでした。進藤と2人だけの世界ならほのぼのとしますが、現実に置き換えるとなかなか厳しい。。
上下では明確に描写されていなかった部分が明かされているので、上下を読んだら右は読んだ方がいいかなと思います。
私は上下左右の順に読んで正解でした。同時期に交互に出されたようですが、左が一連のストーリーで右はその別サイドのように読めるので。左の読後感はあまり明るくないので、ほのぼのとした右でお口直しにもなります。