ネタバレ・感想ありスリーピングデッドのレビュー

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筆舌に尽くしがたい
ネタバレ
2025年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ kindle unlimitedで読みましたが、あまりに響いた作品だったのでシーモアでレビュー書いちゃいました笑。BLというかかなり完成度の高いSF作品と呼んでいいと思います。特に最後は、ありきたりな終わり方じゃなくてとてもよかった。単純なハッピーエンドで終わらないところがこの物語に深い味を出してる感じがします。世の無情さ、残酷さのようなものが出てる感じがします。
間宮の性格も踏まえると、ほとんど社会性のない人間が、あれだけ依存してしまった相手に一人先立たれて(?)しまうなんて相当酷ですよね。辛すぎる。
間宮には耐えられないよ、、。
上巻では、この若ハゲが受け...?私のBLセオリーに全くそぐわない!とかかなりザワついてましたが、、
下巻を読むともう間宮が可愛くてしょうがなくなってました。若ハゲ程度でチキるなんて甘かったです!!
ビビってまだ呼んでない方、絶対もったいないのでぜひ呼んでほしい。
愛の形って色々あると思いますが、間宮と佐田くんの関係性も間違いなく愛ですよね。ゾンビとマッドサイエンティストの愛、非日常でめっちゃ良かったです!
映像化してほしい!
心が震える傑作
ネタバレ
2025年5月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゾンビBLという触れ込みに怖気付いて、長い間敬遠していた作品。いや、とんでもない愛のBLでした。人を愛することを初めて知る男と、初めて真っ直ぐに愛されることを知る男。二人の思いは全く同じ愛ではないかもしれないけど、自分を愛し始めた間宮へ向ける佐田の中に生まれた慈愛の大きさには心が震えました。

モン吉と遊ぶ佐田、教室で静かに本を読む佐田、ただそれだけで彼を見る間宮の心が揺すぶられることが伝わるのがすごい。ストーリーだけでなく、ほんとにマンガの上手い作者さんだと脱帽です。これがBLになるのかしらと首を捻りながら始まり、思いもかけなかったラストまで連れて行かれる密度の濃い珠玉の作品でした。BLを読んできて良かった!
記憶を消して何度でも読みたい
2025年4月20日
朝田先生のblが好きで全部読んでいますが、今のところスリーピングデッドが一番好きです。
初めて読んだ時は1ヶ月くらいずっと余韻から抜け出せませんでした。抜け殻になりました。
今でも忘れられない、心に残り続ける作品です。
購入迷ってる方がいらっしゃったら、もうとにかく読んでくれと言いたい。
なんだよぉ、もう~
ネタバレ
2025年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初の方を何度も読んでは挫折して閉じて、を繰り返してきたけど、本日やっとその先(佐田が実験台から逃げ出したところ)に行った!
行ったら最後、今度は同僚に会ったり、ニュースになってたり、食糧問題やらとハラハラの連続。
BL要素なんて皆無で、こちらもそのことをすっかり忘れてホラー読んでる気でいたら、不意に明かされる2人の過去。

本当にただのマッドサイエンティストとゾンビだと思っていたら、そんな因縁があったとは。
なんとなく、佐田の笑顔を胡散臭く感じてて、実は冷たい人間なんじゃないかと思い込んでいたんだけど、本当に良い人だった…。
ひねくれた間宮に対して穏やかに接する佐田。佐田に対してどツンデレな間宮がどんどん可愛く見えてきて仕方なかった。
間宮にとっては、大叔母さんが生きていた頃以上に心浮き立つ至福の時間だったのがよく分かる。
よく分かるだけに、突然来た別れに対処出来なくて荒れる様を足元だけで表現するとか…映画を観てるようだった。

『死んでも傍にいて欲しかった、君が死ぬなら僕も死ぬ』と言葉にするとチープに感じるのは『本当は死ねないくせに』と思ってしまうからだと思うけど、それを実行した間宮がどれだけ佐田を愛していたか、表情からはあまり判らなかった分、改めて思い知らされたラストだった。
余韻が凄い。

余談だけど、私も「くらやみポメラニアン」読んでみたい。
これも一つの愛
2025年4月7日
グロさや内容的にキツかったですが、最後まで一気に読んでしまいました。最後の怒涛の展開は悲しいものでしたが、意味のある結末で良かったです…。もう一度読み返したいとも思うのですが、気持ち的にしばらくは読めそうにないです。2人の愛を感じられて、読み応えのある作品でした。
とてもかわいそうでとても惹かれた
ネタバレ
2025年4月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ Canna100号収録の番外編単話配信【2】購入にあたり(ちなみにスリーピングデッドは16ページ「遭難」。置いていくな、か…。)、本編の復習とレビューを。

一体全体どうするのこれと思いながら恐々と読み進め、嫌悪が魅力に、恐ろしさが憐みへと変わる頃には夢中で物語のラストまで食らっていた。ねむい先生は天才だと語る方が多いけれど、完全に同意。この作品で完全に確信。

庭でサルの手綱を引く彼を見て、美しいと感じた。その姿はどこか宗教的ですらあり、間宮もまた悲しい存在だと。物語が進むにつれその時の印象が正しかったと理解していくのだが、車中でひとりセリフの復唱をする間宮には言葉にならない程の庇護欲が沸いた。彼にとって、今回の事件はこんなにも悲しい始まりだったのか。

知りたくない程のグロさでありながら、目が離せない。辛さと同時に、ひどく高揚してしまう。とてもかわいそうでとても惹かれる。これはどんな感情なんだろう。

天才にして狂人にしか見えなかった間宮が、いつの間にか可愛くみえて仕方がない。物語が上手すぎて何かの扉が開いてしまう。このラストは、多分ずっと忘れられない。

くらやみにポメラニアンも…読んでみたい…。
すごく好きな作品です
ネタバレ
2025年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 通り魔に襲われた高校教師 佐田と佐田を生き返らせたマッドサイエンティスト 間宮のお話。
当初は偶然の出会いのように描かれるけど、二人の関係が明らかになるにつれて身勝手に思えた間宮の人間らしさが見えてくる。好きな人にはどんな形であれ生きていてほしいと思うのは自然なことだし、間宮にはそれを実現する手段があった。そして佐田を自分なしには生きていけないようにする究極の独占欲。表現方法は間違ってるし自分でも気づいてなかったかもしれないけど、一途で純粋な気持ちだと言えるのではないか。偏屈でプライド高くて素直じゃなくて面倒臭い間宮がだんだん可愛く見えてくる。
ハピエンとはとても言えない、でもバッドエンドでもないと思う。狂おしくて切ないラストでした。
やるせなくて切なくて心に残る。
ネタバレ
2025年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ またまた、この作家さんの天才的な作家性に心が持っていかれました。
始まりはグロい話かなと思いきや、淡々と紡がれるストーリーと独特の絵柄で引き込まれ、最後は胸が苦しくなり、苦しいのに何度も、読み返してしまいます。
マッドサイエンティストである間宮は、偶然とはいえ、殺されてしまった佐田の死体を手に入れ生き返らせた事により、愛を知ってしまっ故に果たして幸せだったのか。
愛を知る前は、今までの辛く孤独な人生に、痛みさえ感じないように自分の感情と感覚に蓋をして、だからか表情も無表情か無愛想。
その分、ラスト直前の佐田を失ってからの動揺と取り乱し方に胸が痛みました。
最後の「はあ」は、今まで息を止めて生きてきた彼が、初めて息をついたかのようで、辛すぎるのに、このラストに心が持っていかれました。
すごく良い
ネタバレ
2025年1月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 退廃的な作品の雰囲気がすごく良い!!ストーリーも絵柄もとても好みだった。佐田もいい男だが、間宮のキャラクターが癖になる。イカれてるようで無知なだけな気もする。「これが恋なのか?」と悩むシーンがシュールで好きだ。
すごい!
2024年11月16日
ずっと、気になっていました。セールだったので購入しました。深いです。ラストも良かった。ジャンルを超えて、たくさんの人に読んで欲しい作品でした。
ずっと忘れられない
2024年11月15日
一年前に読んだものですが未だにたまに最後思い出して、苦しみながら読み返してる。
なるべく情緒に余裕がある時に読むのがオススメです。
名作です!
2024年11月1日
作家買いです!大好きな先生です。ひとつひとつが生々しく描かれておりキャラクターも魅力的で先生の癖を感じます。最後は映画を見ているような感じがして何度も読み返してしまいます。最高の作品です
ずっと
ネタバレ
2024年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になってついに読みました!!!
作者様はいつもちょっと変わった視点が多くて好きな作家様でしたが、今回は本当に響く作品でした。本当の愛を知ってしまって、その人が死んでしまった時と、その人が本当に目の前からもいなくなった時に人はどうなるのか。数日引きずりますが読めて良かったと思える作品です。
Living and Dying together
ネタバレ
2024年10月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ It kind of SF manga, But in fact it was just a story about a relationship that was not fulfilled in the best age. When they both were high school students, they didn't have a chance to communicate and know each other. When they reunite, one of them has already been killed and died. Then the relationship started, and the love started to grow in silence. It's a bad ending because they died, It's a happy ending because they've been living together.
面白かった〜
ネタバレ
2024年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 在り来りなことを言いますが、特別な人間はいないんですよね。誰にでも平等に感情はあって、孤独があって、心の耐久値が存在する。個人的になんですけど、人間の道徳心とか倫理観とかが欠け気味の、俗に言う人の心がないタイプの人が、人と関わって人間性を得ていく話が好きなので、読んでいてすごく楽しかったです。作品を通して、人が結構死ぬし、悲劇的な出来事は多いし、ろくでもない展開が続いたりはするんですが、収束するテーマは愛なのがすごい。ちゃんとラブストーリーなのがすごい。別に希望的、感動的な意味合いではなく、愛はただそこにあるだけなのですが。
話変わるんですけど、様々な所以や理由がありますが、天才は孤独、みたいな話あるじゃないですか。そもそもの話が情から始まってるのでありえないifなんですが、もしかして情を寄せなかったら、彼は研究を成功させていたのかもしれませんね。
圧倒的漫画力
2024年6月30日
上手く言葉にできるだろうか…自信はないけどどうしてもレビューを残したい。間宮の風貌から、BLに結びつけることが難しく、手を出すかだいぶ迷いました。でもレビューを信じてこの作品に出会えてほんとによかった。すごい作家さんなんだなぁ…表情や言葉、仕草、目線、動きのひとつひとつが丁寧で、生々しく自然に描かれていて、キャラクターの魅力が溢れ出る。テーマ的にハッピーエンドはないだろうなと思いつつも、ずっとこのふたりのやり取りを見ていたいと思った。普通に考えて最初からこれ以上ないくらい絶望的な状況なのに、いや、絶望的過ぎるからなのか、ハラハラするよりじっくり噛み締めて味わいながら読むことができました。読者が圧倒される力強い作品。力強いって作家先生の腕の話です。胸ぐら掴んでグイッて引き込まれて物語を見せつけられました。胸糞シーンはあるけど、無駄遣いされていない重みのあるものだったから、なんとか我慢できました。余韻がずっしり胸の中に残っている。泣けるとか切ないとか、単純な言葉では言い表せないもの。BLとしてどうなのかと言えば、ちゃんとふたりに惚れました(私が)。そして作者にも惚れました。 いやー、びっくりした…ひとりでも多くの人に読んでほしい。
愛を知った人は1人では生きていけない。
ネタバレ
2024年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読めてよかった。この作品に出会えて良かった。登場時は人に心がある事さえ知らなそうな間宮が、とても人間的で、あまりに不器用で、頑固で、まっすぐで、佐田くんの事が大好きで、好意を伝える事にあまりに不慣れで、本当に世界一かわいい人だと思いました。
最初は普通の教師に見えた佐田くんが、読み進める程、神秘的な魅力をまとっていって、とても美しかった。教室で本を読んでいる姿は誰もが引き込まれたのではないでしょうか。
人は1人でも生きていける。飄々と言い放った間宮が、愛する事を知り、愛される事を知り、1人で生きていけない人になってしまった…モン吉が元気なくしてからラストまでの描写が何度も何度も反芻しています。
誰もが間宮のようにコミュ力ゼロで、頑なで、不器用な人間にはなりたくないけれど、誰もが間宮のように一途に、研究や、誰かを想い続ける心に惹かれてしまう気がします。
佐田くんにとっては間宮はタイプじゃなかったけれど、一途で不器用で、真っ直ぐで、夢みたいな事を平然と言ってしまう間宮がかわいくて仕方がなかったんじゃないかな、なんて事がぐるぐるして、また読み返して、また泣いてしまう。そんな作品です。
忘れられない
ネタバレ
2024年6月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻2巻どちらも読みました!初めての作者さんだったのですが、設定とストーリーが最大限に活かされててすごく面白かったです!
警察に追われたり、誰かに殺人がバレたりというハラハラ感はなく、穏やかに物語が進んでいく中での最後の結末。
いつかこうなるんじゃないかとは読んでいて感じていたのですが、弱っていく佐田を見るのは心が痛かったです……許されない行為をしているけれど、常世ではどうか幸せになってほしいです……、
ラストで一気に地獄に叩き落とされるような、忘れられないお話です、描き下ろしに少し心が救われます……モン吉がかわいい!!
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余韻が残る秀作
2024年6月11日
朝田ねむい先生は、私の好きな作家の一人です。独特の観点を持っていて、文学作品のようです。エロがメインのBL飽きた方、読んでみてください。この作品は男性ファンも多いようです。
上級者向けです
ネタバレ
2024年6月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ ねむい先生の話は他にも読んでて、評価高かったしクーポンとかで安かったから買ったのかな確か
絶対おもろいだろうと。前情報もなく。

開始数ページで悟りました。全然平和な話じゃなかった。
間宮が明らかにおじさんな事もあって、ここからどうラブにもっていくんだろうと言う気持ちを抱えつつも読み進めると双方に情が湧いてきて最後はちゃんとBLでしたね…
ハッピーエンドと言えるのかはわからないけど、ある意味ハッピーエンドなのかな。
間宮がただのマッドサイエンティストで終わらないところが良いと思います。ちゃんと愛という感情を持ち合わせてて、幸せを感じられてたのかなと思うとちょっと救われました。

おすすめのBLってバズってるツイートにこの作品も入ってた気がするのですが、初心者には重すぎると思うので気をつけてください。
私は基本的に陽のラブを好みますが、それでもおもしろかったです。進んでダークな物にはいかないのですが。
おっおぉ
2024年6月3日
こう、SF感とゆうか、何てゆうか、斬新wwwwww
好きだけどwwwww
欲を言えば間宮の髪の毛がまだあったらまた変わったかもしれんwwwww
おじさんに見えて仕方なかった←
佐田先生
ネタバレ
2024年3月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ BL作品で初めて泣いた。とても切なかった。読了して数日経つのにまだ引きずってる。間宮というキャラは分かりやすく、下巻まで読むと行動の心理がわかるけど佐田先生は私の中ではなかなかつかめないキャラだった。だから何度も読み返した。(何なら先生のXまでチェック)佐田先生は最初はドライな人なのかと思っていたけどそうではなさそう。メスの猿にモン吉と名付けるところはユニークだし、モン吉の世話を甲斐甲斐しく自らやってるし掃除、洗濯、料理(間宮が食べる分)もやる。殺人を行う計画の会話の中でも場面場面で躊躇するが最後は受け入れて共に計画を実行する。優しい人なのかな…?と上巻で思う。下巻では間宮から夜のお誘いがあった時の戸惑いには笑ってしまった(わかる、分かるよ)その気は全くなくても結局、間宮の希望に沿った形でフィニッシュ。(いい人すぎる)後半で間宮からの熱い告白に面食らっても素直に嬉しい💗と言い間宮のことを可愛く想い始める…間宮を見つめる目がすごく慈愛に満ちていて間宮とは違った想いを持ち始めたのではないかなと感じた。結末は…言わずもがなだけど、最後に佐田先生が「後悔はない」という言葉と静かな覚悟に胸打たれ泣いた。佐田先生の中で異常な状況からどれだけの覚悟や苦悩があっただろうか、その気持ちの多くは語らず間宮のことを少しずつ受け入れていった佐田先生のことを大好きになっていた。
この作品はストーリーを追うのもいいし間宮目線、佐田先生目線で、多角的に見ていくとそれぞれからの発見がありストーリーに深みが出て更に深く感じれる作品だと言える。
漫画が上手いとはこういうことか
ネタバレ
2024年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朝田先生の他の作品を読み、興味を持ってこちらも購入しました。
読んだ感想は、とにかく漫画が上手い。上手すぎる……。
素人からこのようなことを言うのは烏滸がましいですが、絵が上手い、ストーリー設定が上手い、登場人物の心理描写が上手い、そして物語を違和感無く続けていくためのすべての表現がめちゃくちゃ上手い。
正直、登場人物がただイチャイチャするだけのBL作品を求めている方には向いていないかもしれないです。
所謂「胸糞の悪い」シーンも出てきます。
ただ、自分が漫画を読んでいることを忘れるくらいハラハラドキドキして、ラストシーンでは表現できないほど複雑な感情に襲われる、そういった経験ができたのはこの作品が初めてでした。
恥ずかしながら朝田先生のことを知ったのはつい最近ですが、先生の漫画を作る才能にひれ伏しました。
これからも応援しています。
どうかどうか、しんどいけど
ネタバレ
2024年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 頑張って読んで欲しいです
BLで括ってはいけない、とみなさん思われていると思うし、わたしもそう思いましたが、BLだからこそ生まれた2人の関係性だったのではと思えます。
読んでしばらくして、ようやく、一見絶望感しかない終わりだったけれども、2人の時間はずっと穏やかで、旅行に行ったり,警察に捕まることもなく、とても幸せな蜜月、最高の恋愛ストーリーだったと思えました。間宮の目的が、研究の成功から佐田先生を生かす事にシフトしていったこと、最初から諦めてるようで、ずっと歩み寄りを止めない佐田先生、最後の遺言と、好きだの連発は声を出して泣きました。間宮のビジュアルがちょっとうーん…なんて思いもしたけど、あのビジュアルだから再会してもしばらく思い出さなかったんだなって。殺された同級生もしばらくしても思い出さないこと然り、佐田先生がいかにドライに、適度にあしらい、生きてきたか、そういった描写も絶妙でした。でも間宮を知る歩みを止めない、新しい愛の形を見れた作品でした。描き下ろしで少し笑って,少し救えた気もします。朝田先生は、いつもそういった救いと学びをどのコミックスにも入れてくださるから好きです。最高の作品、ありがとうございました。
油断した......怒涛のラスト
2024年2月15日
読む読む詐欺していたこちらの作品。
ついに読破しましたが、あらすじからも覚悟していた狂気。

途中私は完全に油断していました。
穏やかにこの永遠を生きていく2人を見守ろうとまでしていました。
不穏な雰囲気を感じ取ってから束の間(設定の時点で不穏だが麻痺)怒涛のラストは流れるように心を過ぎ去りました。
ため息と共に私の魂も抜けたようでした。

BLという枠組みにはめきることは出来ません。
間宮が佐田に抱いていた気持ちも佐田が間宮に抱いていた気持ちも本当の真理は想像しかできませんが、彼等の間にあった特別な絆を見ることができて私は幸せです。
やっと
ネタバレ
2024年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読もう読もうと思ってずっと読めてなかった作品。やっと読めました。覚悟はしていましたが、あぁなるほど。泣いてしまいました。万人受けする作品ではないかもしれませんが、まんまとハマってしまいました。
最初は間宮のビジュにおぉ。。と思ってましたが、読み進めていくうちにとても可愛らしく思えてきて。なかなかグロい表現もあり非人道的なことをしていることには変わりないのですが、読めば読むほど佐田と間宮が2人一緒に幸せになってほしいと願うばかりでした。こんなに純愛な作品だとは思いませんでした。佐田と間宮が来世では幸せでありますように。
ゾンビBL
ネタバレ
2024年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他所購入作品の為参考までに。上巻244p、全表題作+描き下ろし+店頭配布特典ペーパー+店頭用POP。下巻346p、全表題作+描き下ろし+店頭配布特典ペーパー。ゾンビBL作品というだけあってグロあり、普通に考えると理不尽極まりない設定。研究者の研究に没頭するあまりの一線を超えた行ない。ゾンビにされた事により受け入れざるを得ない日常、順応性が高いな、などど感じながらこのストーリーは主要人物2人の過ごしてきた希薄な人間関係の上に成り立つ2人の距離の緊密さの話だったなと思う
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壮絶な物語の中に、「愛」がある
ネタバレ
2023年12月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 段々と間宮が可愛く見えてくる、不思議☆
殺して良い人間も、死んで良い人間もいないのだけど、どうしても彼らの幸せを祈ってしまう…
言葉にならない。
ネタバレ
2023年12月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 壮大な拗らせ片想いの結末。。。?
ゾンビ好きだし〜BL好きだし〜読んでみよって思った結果が「何これ?!怖い。。?え?頭が追いつかない。」という結果に。(笑)
なんだろう、色々考えた結果、生きてるうちに伝えよう?(簡略化しすぎた)
まぁ。でもやっぱり人は生き返らないんだよね。だから生きてるうちにさ!って事でいいかな?色々感想はあるんだけど、あまりに軽い気持ちで読んでしまったために頭が追いついてないですね。
表面的な事を言っていいなら間宮がもう少し年相応な見た目にして欲しかった。苦労、研究者とか諸々の表現だと思うけどちょっとおじいちゃんにしか見えなくて。。そこだけ残念。
またしばらくしたらまた読んでみます。感想変わるかも。。


って読んですぐ書きましたが、読んで3日目。。じわじわきます。ふとした時あの時。。もし。。とか。ていう自分の中でif論がすごい出てきます。自分だったらどうするかなとか色々考えてしましました。あー。こうじわじわくる作品はなんだかんだで一生覚えていそうな作品になりそうです。
概念が壊れる!
2023年12月4日
概念が壊れる名作…!
絶対にハマらないだろぉな〜って思っていたけれどあまりにも熱い推しを良く聞くので読んでみました

熱く推す気持ち、ワカル!!
これは読んでおくべきBLの名作ですね!!
すごいものを読んだ
2023年12月2日
ずっと気になってたけどあまりにもニッチすぎて手が出ず
お気に入りに入れたまま長い間寝かしていましたが
Cannaのクーポンがあったので購入してみました。
上巻の最初はなかなか予想通りというか読んでいて心地よいものではありませんでしたが
読み進めるうちに間宮の生きるの下手くそなところに愛着が湧いてきます。
2人なりの距離感が築かれてきてそこからどう転ぶのか、、、そもそもこれはBLなのか、そういう展開になっていくのか、、、?
というところで上巻は終わりますが下巻まで絶対に読むべきです。
私のように寝かせている人に後押ししたいのでネタバレはしませんがこれはBLです。断言できます。
そもそもLOVEとは、愛とは、付き合うとは。何か型にはめてこうでないといけないといけない。そんなものではなかったのだと。気付かされました。
薄っぺらい言葉では語れない2人の物語をぜひ味わって欲しいです。
味の濃すぎる煮付けBL
ネタバレ
2023年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 煮付けBLの定義にはこのレビューを書いている時点ではまだブレがあると思いますが、私はコレぞ煮付けBLだと思いました。。。なのでネタバレせず読むのを推奨します。
煮付けを飲み込む側、食べさせる側の関係と距離感がたまらなくいいのです。受け、攻めではない、そのふたりの関係の全てが謎から始まり、少しずつそのベールが明かされていきます。
それがどこまでも切なくて、いつまでも切なくて、誰が見ても愛と呼べるほど甘くもない、なのにその時間が彼らには必要だったのだろうと思わせるのです。
ハピエン好きでいつもこういうタイプのお話は読まないのですが、たまにはガツンと殴られるような作品が読みたくなり、うっかり手を出して、久々に殴られました。
この余韻に耐えられるならば、ぜひお勧めしたいです。

誰も知らずに消えていく関係にただただ悶える、そんな終わりを覚悟できるのなら。
読み終わった時の喪失感
ネタバレ
2023年10月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画のようです。
ラストは思っていたよりストンと終わってしまった感じで、それがまた切なくて読んだ自分にも辛さがのしかかってきました。
ラスト後のオマケのページがあって良かった。
少し救われました。
BLの枠超えてかなり面白い作品です
ネタバレ
2023年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は濃厚なお話が多いですが、これは本当にすごかったです。
下巻から不穏な空気が立ち込めてくるのですが、ラストが…。シンプルな一コマでこんなずっしり重たい気分にさせられたのは初めてです。
メリバ・バトエン好きな方はかなりおすすめ。
良い意味での虚無感を味わえる事間違い無しです。
忘れ難い作品
ネタバレ
2023年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐田が眠りについた最期の夜。特段派手な演出があるわけでもないのに、二人の別れのシーンがあまりに美しく、しばらくの間、涙したまま呆然とした気持ちになりました。
愛した人の姿が崩れていくことに耐えられずに佐田の体を燃やすことを決めた間宮。記録を始めた9月22日からおよそ1週間の間、彼はどんな気持ちで日々を生きたのだろうと考えを巡らせると、あまりの辛さに胸が痛みました。
そばに寄り添い、相手の温もりを知り、果たせぬ約束をしてしまったからこそ間宮は辛い思いをしたと思いますが、佐田と過ごした時間の中に、一生分の彼の幸せがあったのだと信じたいです。

記録を始めたのは9月22日、ということは、佐田との最期の夜は9月21日でしょうか?
全くの偶然ですが、読み終えたあとに今日が9月21日だということに気が付き、絶望的に悲しい気持ちになりました。
忘れ難い作品です。
純愛です。
2023年9月14日
あらすじからは想像できない、哀しい1人の男の純愛の物語です。
涙が止まらなくなるのを分かっているので中々再読できない1冊。必ず手元にハンカチかティッシュのご用意を……。BL本の中で個人的ベスト10に入ってる涙ちょちょぎれ案件の1冊。
たった1つの何気ない言葉や行動が誰かを救うことがある。やってる本人は無意識に何でもないことのようにやってるかもしれないが、それが人1人を救うことがあるのだ……。
死んだ高校教師、所謂ゾンビと中々主人公にはならないだろうQPみたいな頭のマッドサイエンティストの恋。もーこの設定が斬新かつ、作家さんが凄い!と言われてる所以でしょうね。
読み始めはちょっとしんどいかもしれないけど、絶対下巻まで読んで欲しい。ひとりの男の純愛を最後まで見届けて欲しい。
読了後……放心。。。そして、映画化してくれませんか?と必ず思う本。最高。
泣いてしまった。
ネタバレ
2023年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 買ってはみたもののちょっと普通のBLとはかけ離れててホンマにBLかってくらいの主人公2人。佐田は最初は好青年て感じだったのに顔にざっくりキズが残ってるし間宮はちょいハゲで老けてるしで萌え要素が無さすぎてなかなかじっくり読む気になれなかったのですが最初わからなかった間宮の心情が進むにつれて見えて来てものすごく愛しくなって来て最後は号泣に近かったです。生きていくのに殺人を犯さないと行けないと言う倫理的な事は置いといて間宮の不器用な佐田への愛情が際立って来ます。もともと実験とは関係なくただ佐野を生き返らせたかっただけでその為のリスクも全て背負って。不遇の過去にも1人耐えて来て、その時の佐田との関わりが忘れ難いものだったのか…。佐田の過去の恋愛にちょっと嫉妬したりしてるとこもかわいかったし2人の時間をもう少し長く堪能させてあげたかったです。何となく終わりを覚悟した時の2人のやりとりが凄く染みました。間宮の幸せを思うと胸が締め付けられて来ます。衝撃的な作品でした。
連休の終わりに読んではいけない。
2023年8月20日
倫理も道徳も全部無視した2人が許されるはずはないけど、2人が2人だけで生きていける世界があればと願ってしまった。2人がやったことに目をつむりたくなる。ダメなんだけど。誰も彼らを許さなくたって、この2人はお互いのそばにいられればそれだけで満たされるのに。あぁぁ読む日を間違えた。連休の終わりに、この切なくやるせなくグチャグチャの感情はきつい。でも読んでほしい作品です。
すごい
2023年8月19日
すごい面白かった、、!
ストーリーがすごい、引き込まれる。
間宮と佐田くんの関係性が面白くて、最初はお互い憎からず思ってるのは分かるんだけど、全然BL臭がしないところから始まって、だんだんと距離を縮めていく様子がワクワクした。
佐田くんは見た目も中身もカッコよくてすごい魅力的。間宮は性格や人間性は憎めなくて、物語が進むにつれてどんどん可愛く見えてくる。見た目はBLらしかぬ感じで、途中までBLとして楽しめるかな…って思ってたけど、だんだん慣れてきて(?)、むしろ間宮の中身との親和性がすごくて、リアル感があって、なんというかBLらしさ (?)に当てはめようとしてないところが、よりストーリーの面白さを際立たせてたように感じた。
BLっぽいシーンもあるけどかなり控えめで、だけど不思議とすごいドキドキさせられた。
下巻の残りのページ数がどんどん少なくなっていく最中、これ収集つくの!?って感じで、どう終わるのか想像できなかったけど、予想もしない終わり方だった。
もっと読みたい感はあったけど、多くの人が物語のその後を考える、余韻に残るいいラストだったんじゃないかと思う。
言葉にならない…
2023年8月16日
ゾンビBLかあ〜、なんて軽い気持ちで読み始めた自分を猛省しています。序盤、出会い頭に偶然ゾンビにされちゃった主人公と手当たり次第に死体をゾンビにしていくマッドサイエンティスト…と思っていたら、下巻で二人の因果関係が描かれていて椅子から転げ落ちそうになりました。
そこからは何と言うか、傷付けられた者たちによるピカレスクロマンというか…じわじわと愛を感じ始めて泣きそうになりながら読みました。自分を傷付けた相手を躊躇なく殺そうとしていた沢尻が、やがてそれを躊躇うところなど…佐田くんとの生活が沢尻の気持ちを解いていき、それが彼の言動を少しずつ変えていくのがたまらなく愛おしかったです。終盤は、まあこれまでの経緯から仕方ないのですが…切ない…
決してハッピーエンドではないけれど、救われるところもたくさんあり、構成も素晴らしいし読み応えのあるお話で大満足でした。
すごいんですが
2023年8月16日
この作家さんのストーリー、いつもやるなぁとおもっていたけど、今回はこう来るか!?みたいな。すごい作品でした。ハッピーかと言われたらわからないけど、じわじわ来るものがある。完全な善人も完全な悪人もいないって思える。
毎回すごいのぶち込んでくれるなぁと。
好き嫌いはあると思うけれど、超オススメの作品でした。
特別な二人の特殊な愛(グロ注意)
ネタバレ
2023年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメンで性格が良く、生徒にも同僚にも人気のある高校教師の佐田は、夜の見回り中に見知らぬ男に滅多刺しにされます。目覚めると傷の手当てはされていたものの診察台に拘束されており、間宮と名乗る男から、自分はもう死んでいて間宮によって生ける屍とされたこと、同種の死骸=人肉しか食べられなくなったことを知らされるのでした。この辺りかなりグロいシーンが続きますが、中盤〜後半はほとんどありませんので苦手な方も頑張って乗り越えて下さい。佐田は人を食べて生きる化け物となった自分を悲しみますが、やがて受け入れてゆきます。自分と同じ境遇のサルを可愛がり、自分の食糧調達に悩み、間宮と意見交換するうちにだんだん間宮の人となりがわかってきます。中高時代の酷い虐めと孤独からマッドサイエンティストとなった間宮の潔癖さと意外にピュアな内面が、過去と共に明らかになります。人を殺すことにも躊躇無い間宮のマッドっぷりが後半には全く違う印象に変わり、数々のエピソードを重ねて辿り着く計算され尽くしたラストに心を掴まれます。エロらしいエロはありませんが萌えは十分にあり、上下巻併せて560頁超の映画を観ているような作品でした。
シュールで残酷で優しくて痛い
ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐田という善良な教師が突然殺されるところから始まる。容赦なく腹を刺され、二手目を防ごうとする手や顔までボロボロに傷つけられて、絶命。目が覚めた時には両手両足を縛られた状態。そこに現れるのがマットサイエンティストの間宮である。彼から聞かされたのは自分がゾンビのような状態になっており、人肉のみ摂取可能ということ。そして彼から繰り返し受ける拷問に等しい人体実験。と、どこまでも被人道的な展開が進むが、佐田の思考は作中を通して大きく変わらなかった。善意的で、道徳観念を捨てきれず、人肉入手の為の殺人も常に躊躇いを伴っていた。変わったのは間宮の方。当初佐田の内臓を引き摺り出しても何も感じない様子だったが、徐々に愛情が芽生え始めると、箇所箇所で優しさを滲ませるようになった。家族を気にする佐田を気遣ってみたり、温泉の温度を下げてみたりと細やかな気遣いが涙ぐましい。また、ハゲチビという外見的には全く魅力を感じない彼だったが、ラスト直前には佐田と同じく可愛いという思考を抱いてしまったから不思議である。常日頃皮肉めいた口調ではあるが、照れるとそれが加速する。サイエンティストのせいか、告白まで感想文の様だったがその分素直で熱烈だった。その全てが可愛く感じさせられてしまう作中マジックが凄い。そしてラスト。佐田を失いたく無いという彼の恐怖と愛情がひたすら悲しかった。睡眠も食事もままならず、佐田を助けることだけにひたすら魂を捧げる姿が胸を抉られる感覚だった。佐田も佐田で、何となく最後を悟っているのに、間宮に「側にいてほしい」とわがままを言わないあたりに深い愛情を感じた。必死になる間宮を止めることは間宮の研究を信じないことにあたるから、と私は解釈した。それでも本当に限界が来た時には優しく諭して、自分がいなくなった後の間宮を思い、幸せに生きられる様考え抜いたことを伝える。諭す場面は恋人の様でもあり、家族の様で、教師でもあって、優しさの全てが集約されたような佐田の最後だった。残された間宮は地獄だったと思う。結局研究も手に付かず、餓死か疲労死。自分が死ぬ時のために持ち歩いている、と豪語していた注射器が手付かずだったのが全てを物語っている。人生を賭け続けた研究よりも1人の愛した男のもとに逝くほうが幸せだったのだろう。またエロ方面でいうと、挿入でベッタベタになるやつの何万倍もエロかった。生涯BLTOP10入
最後の終わり方がめちゃくちゃ上手
ネタバレ
2023年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 間宮は純愛だけど、性に対する心の傷があったんだろうから、抱き合う迄で終わったのが凄く良かった。
所々最後まで見せてくれない所があって、でもそれがエンディング迄の考察になるから良かったのかな、でも見たかった。
ハゲにキュン出来るか怖くて読んだけれど、過去の間宮見たら上書きされて、下巻では可愛くなって、愛があれば可愛く見えるなと思った。
佐田先生は性格からイケメンでした。

本当にエンディングが神がかってました。バッドエンドものでも愛せる作品。ま、心がモヤってる日には読まない方が良いですね。
やっと読めた
ネタバレ
2023年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 間宮さんがちょっと毛が薄くてBLの対象として見られるかなー?なんてこと思ってたら、いやいやそんな話じゃなくて、ゾンビやら人を◯したり、けっこう重いお話でした。佐田さんが◯された時もかなりグロテスクで最後まで読めるだろうかと心配でしたが、読み進めていくうちに間宮さんが一途でなんだかかわいく見えてくるし、最後の2人の会話と最後の間宮が佐田をまた生きかえらすために葛藤しているシーンに泣きました。
すごいなぁ。こんなお話が描けるなんて。
でもグロテスクなのダメな人は注意したほうがいいです。
おおおおお!
2023年7月25日
映画でした!ムービーだよムービー!ラストがまた、、、たまらんっっっ、、、!BL?!まあBLっすわ、、、キングオブゾンBL、、、恐るべし。R.I.P
いいね
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名作なのに、なんでレビュー数が少ないんだ
2023年7月23日
上巻244P、下巻346Pと読み応えあり。人の肉を〇して食べる表現があるので、グロいの苦手な方は気を付けて下さい。エロはチラホラ。いつもはエロが多いと嬉しい私でも、そこはメインとなりえないほどストーリーに惹き込まれた。トラブルに巻き込まれて亡くなった教員と、それを生き返らせた頭のいかれた科学者。最初は、教員が切り刻まれたり実験対象として扱われたので、単に科学者が功名の道具にしたいのだと思った。しかし、下巻から怒涛の展開。こんな悲しい物語だとは思いもしなかった。人に対して刺々しくて、融通が利かなくて、頭でっかちな科学者。反対に言えば、こだわりが強くて必死に自分を守るしかできず、素直に自分の気持ちを認めたり表現ができない、単に不器用な人。そんな彼が、心のどこかで羨望し続けた一筋の光を手に入れるために更なる苦しみを背負うことになる。恋なんて不要だと言っていた彼が、ようやく「好きだ、愛してる」と口にできた瞬間に落涙。また、下巻の最後の床しか見えないシーンが約6P続く。床と足しか見えないのに、科学者の焦り、悲しみ、絶望が手に取るように描かれている。この6Pで心を鷲掴みにされた。二人が作る「新たな世界」が見たかった。メスなのに「モン吉」と名付けられた猿もいい味出している。BL枠だけど、多くの人に読んで貰いたい。
すごい
2023年7月5日
ずっと気になってた作品。
ゾンビ化させられた佐田がメインの話かと思ったら、マッドサイエンティストの間宮の不器用な恋の話なのかな。
2人で過ごす時間が終わり近づく中での2人のやり取りと佐田を喪ってからの間宮の焦燥感が痛々しく切なかった。
人物の背景もしっかりしてるし、ストーリーに引き込む力がすごい作品だった。読後もしばらく呆然としてしまいました。
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分類上はダークな作品
2023年6月6日
でも私の中では幸福度の高い作品です。ゾンビになってしまった主人公と主人公をゾンビにしたマッドサイエンティストの話。上巻はBL要素はほぼないです。でも下巻ではマッドサイエンティスト(下巻表紙の人物)がかわいく見えてくるんですよねぇ。ニッコリ。設定上幸せになりにくい2人なのですが、十分幸せだったんじゃないかなと思います。朝田ねむい先生の作品は初読みだったのでこれからが楽しみです。
死んだ後の貴方を手に入れる話
ネタバレ
2023年6月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋慕、独占、復讐。
ゾンビ化した佐田さんの話かと思いきや、間宮さんの長い淡い片想いの様な話。間宮さん最後のやくそくが何一つ達成できなくて、全然だめだめになって、1人で生きてた人間が1人で生きる事ができなくなった所に愛を感じた。大好き。地獄編あってよかった。
ネタバレ
2023年5月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最期、彼を焼いたの言葉にウッなった。助けるんじゃなかったのか?と。

…乱歩の蟲を思い出しながら読んだ。
蟲は”愛していた人の死体が腐蝕するのを、策をろうじて止めようとするが、結局主人公もその後腐乱した死体と共に同じく死体で発見される。”みたいな内容。

間宮は佐田が腐って崩れる過程が見れなかった、耐えれなかったから燃やしてしまったんだなと。
佐田が言った最期の言葉は何一つ守られる事なく傷心のまま後追い、本当は気が狂う程愛していた間宮…。

久しく死にオチは見てなかった為心が抉られたが面白かった。
すごかった
2023年4月30日
ずっと気になっていた作品でした。1巻は読むのが辛くて途中で何度か断念しようかと思いましたが、2巻でその印象はガラリと変わりました。とても良かった。ラストの二人の時間に涙が出てきました。ねむい先生の発想は本当にすごい。陳腐な言い方だけど、ほんとうにすごいと言うしか言葉が見つからない。心に残る作品。
最高でした
ネタバレ
2023年4月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 基本的に甘くて幸せな物語よりも陰鬱で湿った話が好きなのでエンディング含めてとても好みでした。

2巻で完結している所もサクッと読めるのでポイントが高いです。
映画のよう
ネタバレ
2023年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一本の良質な映画を見た気分になりました。
とても良かったです。
最後はこれしかないですよね。
合う合わないがあるので気軽にお勧めできないですが、私は大好きな作品となりました。
ああ、彼だけが特別な一人なんだなぁというのが痛いほど伝わって…
ようやく読めた
ネタバレ
2023年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 下巻が出てから、なんだかもう、読むに読めず、全く幸せな終わりの予感がしなくて、もう、ほんと、やはり、ウォーキングするデッド系はもうフラグがね、もういっぱいで、もう、ああああああああああああ!
面白かったし、ハゲなのにめたくそ可愛かったし、クソがッ!と思うこともあったし、でも、ラストは多分、きっと、こうなるし……転生したり、やり直ししたり、平行世界に迷い混んだり、なんか、こう、いい感じになれば良いのに!って思ってしまうくらい、納得のラストで、もう、面白かったし、辛い。それでも、ラストまで読めて本当に良かった。
ここまで背徳的な純愛か
2023年3月21日
泣きました。背徳過ぎる。それを背負った純愛。醜くどこまでも残忍で狂ったエゴの正体はただひたすら一途な想いでした。人は愛の為にどこまで他者から奪えるのか。残酷で読むに耐えないシーンですが、きっと人の本質に眠るものがあるからで、決して心理面でファンタジーとは言えない。美化はなく、2人にあった免罪符は、善良といえる佐田が殺された生命ということ、生き返った生命には代償の生命が必要なこと、その代償は悪人であること。後の捉え方は、2人の人物像と読み手にのみ託されます。間宮については欠陥しているその人間像の再生が、この残虐な過程の中で行われていきます。そして最終話の佐田の言葉がこの歪だった物語の世界を一転させてしまう。2人の人物がはっきりと形を現せる。静かでありながら、優れた終わり方だったと思います。エゴを掘り切りBLにまとめあげた作品で、朝田先生ならではと思いました。
泣けたな
ネタバレ
2023年3月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐田くんの遺言。穏やかに覚悟した佐田が語りだしたあたりから、涙で滲んで読みにくかった。
間宮の研究は前からのものだけど、佐田を見つけたときから、目的は変わった。佐田を生かし続けるため。最初で最後の恋。佐田にとっても熱烈に、自分のためだけに全てをかけてくれる人は初めてだったような。
1年くらいの蜜月。犯罪は犯している。倫理観など軽く超えてしまうほどに間宮の佐田への思いは強かった。
佐田が残した間宮に生きてもらうための言葉の数々。佐田がいなくなった後は、間宮に研究を続ける意欲、生きる力は無くなった。生と死に纏わる道徳、倫理、意義、法的措置、全てかなぐり捨てるほどの狂気の恋。
さすが、朝田先生。でも、犯罪推奨ではないと思います💦唯一の人を生かすために他者の命を利用していいのか?という、ある意味でトロッコ問題なのに、いとも簡単に選択してしまう様が狂気であり、今の戦争の問題にも繋がる社会的な示唆に感じた。
1週間くらい二人のことばかり考えてました
ネタバレ
2023年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えて滂沱の涙。呆然として受け止められない…
受けには、最後には攻めの言葉を思い出して、絶望の縁から立ち上がってほしかった
だってそうじゃなきゃ攻めが最後に受けを説き伏せていた下りはなんだったのー!
悲しくて悲しくて何度も反芻してました。
今ようやく二人のしたこと(生きるために何人も殺してる)を思えばこのラストしかなかったのかな…?と俯瞰で見れるようにはなりました。
でも悲しい…漫画なのに…
レビューにあたり読み返したかったけどまだ読み返せないです。
A must Read!
2023年2月26日
和の日本語はよくないだからすむません

この話しはすごく綺麗
たくさん泣いた
朝田ねむい先生は上手な
間宮は可愛いすぎる
佐田くんはすごく優しい

この漫画を読みますください

This manga intrigued me so much that I brushed the dust off my Japanese knowledge and got to work translating it so I could read it. I absolutely love this story even though it broke my heart. The story telling and characters are written beautifully and thoughtfully. The love between the characters is gentle, patient, and kind. You won’t regret reading this manga.
心に残るラスト
ネタバレ
2023年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ こういうストーリーになるとは思ってなかったけど、考えてみたら納得の終わりかた。心に残るラストでした。
グール
ネタバレ
2023年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐田くんのキャラクターがとても魅力的で引きこまれました。人当たりが良くて人気者だけどどこかさめていて、自分のことを他人事のように感じていそう。
自分は食べられないのに同居人の食事を作るところとか、優しさとは少し違うのかもしれませんがいいなあと思いました。
すごい…
ネタバレ
2023年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上巻を読み始めた時、BLとしてすごい設定だな〜と引き込まれ、こっからどうなるのか、2人の先にハピエンはあるのか………とか色々考えながら下巻読みました。圧巻でしたね。ゾンビと人間なんて…そりゃあそうよね………はぁ…という気持ちで読み終わりました。エンドは人によってどう捉えるかによって変わります。私はとても好きでした!
必ず2回は読んでほしい
ネタバレ
2023年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 下巻読了後の余韻がずごい。作家さん買いで、間宮の見た目が好みでは無かったので読むのを後回しにしていましたが、今すぐ読んだ方が良いです。愛おしくて仕方なくなります。穏やかな破滅感がたまりません。初めのヤバい科学者と巻き込まれた不幸な男性という印象から大きく変わります。仲良しか~いずっとこの生活を読んでたい。純粋さとヤバさのバランスがとても良い。破滅に巻き込まれたのはきっと間宮。決して長くは無かった二人の生活に涙が止まりません。恋と呼べるかも分からない初恋の話なのかもしれない。刺さる人には刺さり過ぎます。最後の間宮の様子に泣いてしまう。素晴らしかったです。切実に二人の生活の番外編が読みたい。紙の本も買う。しんどい。
人は一人では生きていけない、ってこと?
ネタバレ
2023年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ディープな内容。
暗くて重いんだけど佐田によって間宮が救われたような
悲しいラストなんだけど良かったと思える不思議な感覚。
こんな漫画を描けるなんて凄い作者さんに出会えたな。
何書いてるかわからなくなってきたけど、兎に角好きです。
佐田と間宮と、そしてモン吉が愛しくてしょうがなくなりました。
すばらしかったです
2023年1月13日
上巻下巻どちらも読みました。
とてもおもしろかった。私は今年1番好きでした。
主人公でゾンビの佐田と科学者の間宮の2人の関係が話が進むにつれて徐々に変化していく様がよかったです。
途中から間宮がすごくかわいく見えてきます…かわいい…間宮〜!!!佐田もとてもかっこいい。こんな高校教師がいていいんですか?加えて、その整った顔にデッカい傷を!?最高です。
上巻ではBL感は薄めですが、下巻の最後まで読むと「素晴らしいBLをありがとうございました。」と思わされました。
内臓などのグロ描写や暴力描写があります。
もうほんとすごい
2023年1月11日
えぐいのとか一部性的な表現部分で苦手な人いるかもだけど、本編の深さにそんなの気にならないよね。
一本の映画を見てるような話だった。めちゃくちゃ商業読んでて大好きだけど、この作品はBLとかでくくらないでほしい、一部の腐女子だけでなく万人に呼んでほしい。
ねむい先生やにゃんにゃ先生みたいにワールドワイドな作家さん、どんどん増えるといいな〜
最近読んだ中で一番面白いBLでした
ネタバレ
2023年1月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上、下巻、共にページ数が多いですが全く飽きずに読めました。朝田先生の他の作品も読んでみたいと思います。
背徳感がたまらない
2023年1月4日
友人に勧められてねむい先生ということもあって購入しました。最初はゾンビとマッドサイエンティストがどのように発展していくのかとハラハラしていたのですが中盤のあの出来事から距離が近づいてくいく二人が、とてもいじらしく良かったです。なんと言っても相手はゾンビ人肉を食べていかなければ生きていけない、そんなタイムリミットがある中で依存し合って生きていこうというのが最高でした。
タイトルがきれい
ネタバレ
2022年12月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 受けのビジュアルに尻込みしてましたが最終的にとても可愛く見える不思議。
攻めは格好良いし受けは可愛い。
切なくて痛くて苦しくて温かい話でした。
やりきれない気持ち。グロテスクで捻くれてるけど綺麗な恋の話でした。
驚愕…
ネタバレ
2022年12月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結構BL漫画としては衝撃の受けのビジュアルだったんですが、読んでいくうちにかわいい…と思うようになってゆきました。
二人の愛に感動して涙が出た…のも束の間、衝撃のラストに思わず大声で叫んでしまいました。
一周回ってスッキリしてきた(?)ラスト、素晴らしかったです。
メリバがダメな人は引き返しましょう
ネタバレ
2022年12月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんかレビューが不穏だな…?とりあえず上巻だけ…と買ってみたらあら不思議。知らぬ間に下巻を購入している。ラストはすごく胸が締め付けられた。最初はなんだこのやばいサイコパスって思ったのに。あ〜やるせない!でも買ってよかったと思える作品でした。
わぁーーーーー
ネタバレ
2022年12月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 某レビューサイトで闇BLランキング2022年下半期の堂々1位に選ばれており、ガチバッドエンド!と謳われていたのでこれはと思い購読。
上下巻でかなりのページ数がありましたが(上巻244p、下巻に至っては346p)、淡々とお話が進んでいき一気に読めるのでページ数は気になりませんでした。
万人受けするような内容ではないとは思いますが、そこに確かに愛があったと色んな人に伝えたくなる作品でした。
髭の生えたハゲ頭の男がこんなに愛おしいと思ったのは初めてです。

元教師でゾンビにされた佐田×マッドサイエンティストの間宮。
殺された佐田を見つけ、自分の研究を使って佐田を甦らせることに成功した間宮。初めは貴重な被験体と研究者という関係性だったのに、お互い話をするうちに同級生だった事を思い出し、一緒に過ごす時間が長くなるにつれて惹かれていくストーリー。
佐田がゾンビかした事で、同種の死骸した食べられない体になったため、2人で殺人を犯していくのですが、そんな自然の摂理に逆らった行為がいつまでも続くわけでもなく…。
突然きた別れの恐怖に焦る間宮と、間宮にたくさんの言葉を残そうとする佐田。
下巻の後半は声を出して泣きながらページを捲りました。
佐田はゾンビになってからというもの、生には固執してなかったようですが、間宮を見て、間宮のために一緒に生きてたのかなと思っています。
間宮は、高校生の時から佐田に興味があって、唯一の理解者だと思っていたのかな。
同じやつ(中橋木)が嫌いで、一緒に嫌がらせを行動に移してくれた。それだけでも、あの時の間宮にはとても救いだった。
それを佐田がゾンビになった今、その時の思いを消化するように食糧として殺人を一緒に行ってくれる。
佐田はゾンビだけど、被験体として以上に特別な存在になるのは必然だなぁ…
ラストはバッドエンドなんでしょうけど、もうこれ以上の終わりはないと思います。佐田を失った間宮にはこれが最上のラスト。良い終わりでした。
BL過激派にも良識ある方にも受け無さそう
2022年12月14日
それでも、私には数少ない作者買い出来るBL作家。作画が良くて、ドラマがあって、笑いの感覚が素晴らしい。
すごかった
ネタバレ
2022年12月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLの枠を超えたBL


正直一巻で間宮のビジュアルが受け付けず、読むのやめようかと思ったんですが、BLの枠を超えたBLへの嗅覚が働いてえいやと購入。

まさに狙い通りBLの枠を超えたBLでした。

言葉でないです。
穏やかなテンポで距離を詰める2人の関係と対照的な殺人行為や食人行為。他の方もレビュー書いてますが、間宮がどんどん可愛くなってく。なんて書くの上手いんだろう。一旦否定してから素直になるのが凄く良い。あとずっと佐田くん呼びなのもよい。
一巻では佐田が心配でしたが、どんどん間宮が心配になる。佐田の台詞も本当にキャラクター出てて一つ一つが良い。

ラストネタバレ一応注意。




このラストはどうしようもなく好きです。
なんて切なさだろう。
たくさん人を殺してきても、実験してきても、大切なものは大切で、ラストの間宮のため息に、どうしようもない気持ちになりました。どうしよう、これは。
彼のこと頭から離れなかったんだね、と思うと本当に泣けてきてしまう。
全然言葉にできないな、感想。

レビューでたくさんおすすめしてくれたひとありがとうございます。読んで良かったです。
迷ってる人は買うと善き…
ネタバレ
2022年12月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後…しばらく余韻に浸る…。
そして振り返る。
全体を思い出して、何となくゴールから遡って向かったという感覚がある。

始まった時は「この2人でどうなるんだ⁉︎」とハラハラしたが、マッドな雰囲気はありつつも一切退廃的な感じは無く。
だから暗くなり過ぎず、むしろ後半にかけては「間宮かわいい…」に私は全ての心を持っていかれ過ぎた。
1人は実質ゾンビっぽいけど、紛れもないヒューマンドラマ‼︎安心してください。

心が生き返ります。ゾンビだけに。
読了後のこの気持ちは…
ネタバレ
2022年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人でいることが当たり前になって、この先もこの生活が続くんだと思ってしまうよね。お互いしかいないという世界は甘く心地いいけど、腐っていくしね。
別に初めて目にした設定でもないのに、失いたくなくてあがく一人に残していく心配をするもう一人の関係が辛くて、泣いた。辛い、これは辛いよ…読了後の余韻がすごくて胸が痛いです。みんな読んで…
名作だ!(元気な日中に読んでよかった)
ネタバレ
2022年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 時々、自分の大事な人が死んでしまったらそのあとの世界は自分にとってどういうものになるのだろうと考えることがある。
この漫画は臨場感ある描き方で死に対する様々な視点を見せてくれた気がした。
読みながら自然とラストへ向う主人公の想いに同化してしまった。
人間のギリギリの心情をうまく掬い取りながら読者の死生観も巻き込み、魅せていく作品だと思いました。
覚悟が必要
ネタバレ
2022年11月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 朝田先生のゾンビものなんて絶対面白い!と上下単行本化を待ちに待っていました。しかしレビューを覗くと終わり方に関して様々な意見があったので、ハッピーエンドではないのか、、、と読むのをためらっていました。覚悟を決めて読み始めたけど、いやー面白かったー!!!!確かにハッピーエンドとは言い難い。でも確実に愛の物語ですね。佐田くんと間宮の関係性の変化やモン吉の可愛さ、少しずつ不穏な空気がただよう展開など、最高でした。この終わり方でよかったと思ってます。個人的にあんまりグロくはなかった
これも愛?血生臭いゾンBL!
2022年11月26日
藤本タツキ先生も絶賛したと何かの記事で読みました。上巻は、ホント血生臭いです。佐田を生かす為に非道な行いをする間宮が不気味です。下巻で情緒的なストーリーが加わり、ややBLらしくなります。結構奥が深いので、端的に感想が書けません。でも、いつまでも心に残る作品です。
私はとてもすきな作品です
2022年11月22日
初めて購入の作家さんでした。
真面目な教師(ゾンビ)×マッドサイエンティストとあまり見たことのないテーマでしたが、とてもよかったです。
2人の距離が少しずつ縮まっていく感じがとても愛しい作品でした。
お話がとても面白く、上下巻全て表題作でボリュームもあり、映画を見た様な気持ちになりました!
いいね
0件
きっつい!
2022年11月21日
ラストまで読みました。ホント読者を選ぶ作品かと思います。私は悶え苦しみながらも読んで良かったと思います
一番好きな漫画になりました
ネタバレ
2022年11月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わって1日経ちますが間宮のことをずっと考えています。
間宮の人間性も人生も大好きです。地獄で幸せに暮らしてほしいです。
作家さん買いですが、
2022年11月17日
作家さん買いですが、ゾンビBLというカテゴリーも気になって上下巻が揃ってから読みました。グロいシーンも多いのですがそこさえ気をつけていれば自分は大丈夫でした。ラストは涙が、、、
私的2022年このBLが泣けるTOP3
ネタバレ
2022年11月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ オープニングの絶望が実は希望、だった。地獄のような学生生活を送る間宮にとって佐田はどんなにか眩しい存在だっただろう。1巻は2巻に続くための長い長い序章でした。二人の過去が明るみになりとんでも間宮の正体が次第に見えてくる2巻からはとにかくボロボロに泣きました。少しずつ順応しはじめる佐田とは裏腹に、復讐と佐田への想いのために実は不器用ながらも懸命に遂行しようとする姿はホントにつらかった。凄惨な1巻があるからこそ、そんな間宮を形成してしまった学生時代の出来事がいかに惨かったことか…間宮の体の傷跡を想像するととても恐ろしくなります。そんな中、はじめて体を重ねたシーンがとてもよかった。とんでも間宮が可愛らしく見えるという、誰が想像できただろう〜。佐田が結果ゾンビになってしまったというだけで、つまりは初恋と復讐の話でした。間宮が最後に見た風景はきっと彼が佐田に対して2度目の恋に落ちた瞬間だったのかな…と思うと涙止まりませんでした。。朝田ねむい先生大好きですが、期待のはるか上を超えてきたこの作品を読んでしばらく驚きと感動で放心状態に。今後の新作も楽しみで仕方ありません。
感動してしまう
2022年11月14日
正直ハゲのおっさんはビジュアル的にナシです。
それにやってることがサイコパスだしグロいし分かりやすくハッピーエンドでもないしエロくもない。
でもめっちゃくちゃ感動するし両方とも可愛く見えて来るし、なんなら美しいし。不思議です。終わり方は悲しいのですがある意味でハッピーエンドな気がする。2人が心の奥で通じ合っているのが分かるともう涙が止まりません。
本当に不思議な魅力がある作品だと思います。最後まで読んでみると、もう別にハゲでもゾンビでも全然オッケー!!むしろなんか良い!!って感情になりました。何度も読み返したくなると思います。
読み手を選ぶ傑作
2022年11月12日
作者買いで読みました。
大まかな内容や感想は他の方と似通っているので割愛させていただきますが、とても性癖の強さを感じられる作品でした。商業BLでこういう方面の性癖の濃厚な発露が見られるとは思っておらず、読後は濃いものを読めたな…という充足感でいっぱいです。
とはいえ、この作品が読み手にとってfor me か、not for meかは非常に分かれるところなので、何が来ても大丈夫な人向けだと思います。
ハピエンの定義を考えさせられました。私にとってはめちゃくちゃ最高の漫画でした。
悲しい
2022年11月9日
1巻はひたすらグロテスクな描写と傲慢な間宮の態度に読み続けられるかな?と感じながらページめくっていました
でも2巻後半はただただ佐田に向ける間宮の不器用な愛情が切なかった悲しかった
凄惨でありながら
2022年11月9日
作者買い。またもや強烈な作品。冒頭からきな臭く凄まじい…読む手が止まらず。作者様の作品の中でも。より人を選ぶであろうなと。タイトルからも匂わせている。描写的にグロい。なんせ無惨に殺された死体を生き返らせ。別の死体の肉をミンチにして与えるのだから。メインキャラ2人はただの通りすがりではない。かつての同級生。そこにそれぞれの事情と思いがある。相変わらずの人物像の設定。ビジュアルを含めて。さすが。顔に大きな傷を残したまま生き返ったいわゆるゾンビでありながら美しい佐田。生き返らせた昔の面影のない薄い頭の間宮。物語が進むにつれ2人の心情が変化していく。このままではいられない事は想像はつく。後半からラストに向けてのストーリーの流れ。間宮の心情が刺さる。読み手により捉え方は色々あるだろうが。衝撃的で凄惨でありながら…そこに一つの愛の形をみる。いつもながら。読後余韻が半端なかった。怪作。
静かで物騒な死の日常
ネタバレ
2022年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 常識的な一面と倫理感を失くした一面、そんな人間の二面性が入れ替わり立ち替わり表れます……展開は衝撃的なはずなのですが、淡々と話が進み何故だかそこまでの衝撃を受けずに受け入れながら読み続けていました。上巻はあまり関係性の進展が見られませんが、日常のやりとりからの精神的な発展、つながりが描かれています。ラストが好みでした。
下巻待ってました
ネタバレ
2022年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ そうかー。ああいう風に終わるんですね。意外とあっさりしているというか、個人的には結構ドライな終盤を迎えたなと感じました。しかしおもしろかった。2人にもう少々感情移入したかったな
いいね
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大作ホラー映画を観たような虚無感……
ネタバレ
2022年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は、どの様なBL展開なのか全く想像つかなかった。殺人や人体損壊、非道な虐めシーンと……読んでるだけで血生臭さが香ってきそう。下巻まで読み進めてもBLどこどこ?って感じだったのに、最後の最後で……という展開が良かった。グッときた。純粋な間宮が、愛を知って残酷に散っていく姿が愛おしかった。ねむい先生二作目ですが、ハマりそう!
いいね
0件
衝撃
ネタバレ
2022年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゾンビBLと軽い気持ちで読みだし下巻でギューっと心を掴まれ、ラスト号泣でした。
基本ハピエンしか読まないんですが、これは良かった。間宮が愛おしくてたまらなくなりました。
ただゾンビで、食料が人間ですから外道の歌みたいなシーンがあるわけで。苦手な人は回れ右したほうが良いでしょう。
描き下ろしが夢か真かわからないけれど、真と信じたい。
描き下ろしに賛否両論あるけれど、私は救われたなぁ。
なんてこったい
2022年10月27日
上巻を凌ぐ下巻の面白さ。
寝る前に見たら切なくなっちゃったよ。
お猿さん好きでした。
ねむい先生の漫画は映画を見てるような、滑らかな情景が目に浮かびます。
はぁ。
あぁ…面白かった。
2022年10月25日
下巻出ましたね。久しぶりにレビューを書きたくなるくらい面白かったです。どのように終わるのかなと想像がつかなかったのですが、この終わり方以外は考えられない、素晴らしい終わり方でした。
大丈夫ではない(私と間宮が・笑)
2022年10月24日
「大丈夫か?」佐田からの最期の言葉。学生の頃から変わらず純情で潔癖な間宮の性格を理解出来たからこそあえて確認のように諭す。
大丈夫じゃないよ~!涙止まらなかったよ~!(主に私が・笑)題材がリビングデットということで、どんなもんかと身構えましたが、ゾンビは一人(と一匹)のみ、しかもきれいめ。ただ死体の解体描写や、「痛たたたぁ~ッ」ってシーンがちょいちょいあるので注意です。えろは後半にありますが、全裸でドーン!という感じではなく、抱き寄せて営むという感じ。ですが、朝田先生の作品にしてはある方かと…。終わり方に関して、賛否分かれるかと思いますが、(私も余り好きな方では…)ただ、あの終わり方以外は考えられないよなー…。それくらい起承転結から伏線回収までしっかり作られているのはさすが作者様のお力です。
ひとはひとりで生きられる。でもひとりで生きるより心地好い生き方を知ってしまったらもうひとりで生きるのは辛いですものねぇ…。
なんにせよハゲのオッサン(?)にキュンするという貴重な体験をすることができました!(笑)
秋の夜長にオススメの一冊です!
黄昏か闇の腐なら読んだほうがいい
ネタバレ
2022年10月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 飛ぶぞ!!!!!…ラストが凄すぎてしばらく放心しました。打撃を受けました。レビューもすぐには書けませんでした。スリーピングデッドって、夢のような仮死の時間ってことだったのか…? 善悪、愛、生死、人間の愚かさと愛おしさ、などさまざまなものが描かれた結果のこの結末。描き下ろしがなければ心停止したままでした。
ゾンビBLの世界に誘われて…
ネタバレ
2022年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ゾンビ×BLは萌えが少なそうと今まで避けに避けていたが、
ねむいさんの作品だし…と好奇心が勝り、購入に至りました。
読了してみて一一一
BL要素より、やはり多少エグみ要素が強いんだけど、ゾンビBLデビューが本作で良かったなぁ…と思いました。

本作は沢山のゾンビが湧いて逃げるものではなく、
自分自身がゾンビになってしまうタイプなので新鮮ッ!
ゾンビになった高校教師の佐田と、佐田をゾンビとして生き返らせてしまうマッドサイエンティストの間宮。
キャラの内面にスポットが当たるよう描かれていますし、2人の関係性の変化や明かされていく秘密、ゾンビ要素のストーリー展開にグングン引き込まれていきます。
すっごく面白くてBL要素がなくても全然!って感じでした。
いや、語弊があるかな……
BL要素がBL BLしてなくて、でも2人の感情が近づいて行く様子が上手くストーリーに絡んできて流石ねむいさん。
ゾンビとBLの掛け合わせ具合が秀逸!
上巻と下巻のラストの作りも、流石というか…好きでした。
映画とかにしても、見応えありな仕上がりかと。

こんな良き作品がゾンビBLデビューになってしまったから、
ゾンビ界今後どう読み進めば良いのか迷ってしまう感は若干アリww
萌えはないけど、マッドサイエンティストの間宮が、何だか段々可愛く見えてはきます。
とは言え、BL要素は2割位。
是非ストーリーを楽しんでみて下さい。
苦手意識より、ねむいさんの世界観に引き込まれてしまうと思います。
上下巻で、上巻が20日まで割引中♡
朝田ねむいは天才
2022年10月16日
まるで映画のよう、という感想をよく見かけますが本作がまさしくそれ。この作者さんは本当に漫画を描くのが上手いです。なんでも描けるし全部おもしろい。心理描写がセンスある漫画を読みたい方には是非。
余韻が冷めない…
2022年10月15日
色々な要素を含む大作でした。2度3度と読み返して結末がわかっているのに、モン吉が死ぬあたりになると悲しいやら、切ないやらでなんとも言えない感情が。。どうしよう?こんなの読んじゃったら何を見てもつまらなくなりそうで怖い。ホラーな場面もあったけど佐田くんと間宮の純愛ストーリーの余韻に今しばらく浸りたいと思います
何度も読み直してしまう
ネタバレ
2022年10月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画を一本見終わったような後読感でした。。今まで、ほのぼのしたお話やわかりやすいくらいのハッピーエンドのお話しか(気持ちが落ち込んでしまう為)読めなかったのですが こちらのお話はハッピーエンドと言い難い終わり方でも 受け入れることができました。。(;;*)素敵な作品を本当にありがとうございました。
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作家名: 朝田ねむい
ジャンル: BLマンガ
出版社: プランタン出版
雑誌: Canna