一途な圧が伝わってくるんですよ…画面からもう…めちゃくちゃ強くね…。
最近、作者様である美山先生の作品を少しずつ読ませていただいているのですが、今作の攻めである篠塚さんの絶妙な外し加減には舌を巻きました。篠塚さんは、外見や寡黙さ故に他者から遠巻きにされている、誤解されやすいキャラクターです。しかし実際に話してみると、一途で健気でちょっと天然っぽい。先輩からも可愛がられている描写があります。しかも受けである甲斐さんの強めのファンであり、その愛がいきすぎて少し気持ち悪いような部分もある。これ作中ではギャグっぽく片付けられていますが、ストーカーじゃんキモッ!て思っちゃいました。とにかくそういういろんな要素が神バランスで釣り合って、何だか微笑ましいキャラクターになっています。美山先生はこういう、清濁合い混ざった印象を与える人物構成がお上手ですね。最終的には何だか憎めない、結局可愛いな、と思わせるのもすごい。まあ、二人が幸せならオッケーか!