不幸体質を自認する探偵と不幸な人間に惹き寄せられる無職の男が、ひょんなことから再会し、えちありの同居をすることになるお話。
内容は探偵社に舞い込む事件を一緒に解決していくうちにお互いにバディのように絆が深まっていくお話です。探偵社への依頼はどれも身近なものでとても親近感のある内容なのでとっつきやすいです。そんな日常の何気ない問題から過去の色々な場面がちょっとずつ繋がっていき、最終的に何だかんだで一緒にいることが自然体になっていく二人の関係がとても面白いと思いました。昔からお互いに理解出来ない思考の持ち主だからこそ惹かれ合う姿が特に印象的で、神子が松田のことを面白いと言うのは最大級の賛辞なんだろうなと感じました。
気になったのは所長がいないこと。松田が何故探偵社に就職したのかなどその辺は語られていません。続編があると期待したいです。