いやーすごい!この作者さんの魅力がつまりにつまりまくった一冊でした!まず作画、いわゆる皆さんが言う綺麗な絵ではないんでしょうが魅力があって惹き付けられます。表情ひとつでキャラクターの心情が手に取ってわかるような不思議な気持ちになる。漫画ってこういうことだよなと実感させられる作画でした。赤面する顔の描き分けがとても良くて、それひとつとってもシーン毎で全然違うのがすごい!あと擬音の使い方が独特で個人的にとても好みでした。そしてストーリー、等身大の男の子達が"今"を精一杯生きていてとても躍動感があった。派手な事件が起こるわけではないのにページめくるのドキドキしました。箱庭で生きる見た目も考え方も正反対の2人の心がどう重なって影響しあっていくのかを是非とも読んで確かめてみてほしいです!