ネタバレ・感想ありエクストリームウラメシヤのレビュー

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黒服さんの行動次第?の結末なのか?!
ネタバレ
2024年12月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 黒服さんが自〇したか(→だから先輩と一緒に天国には行けなかった。一見、ころされたっぽいけれど。)、そこを耐えて天寿を全うしたか(→「猫又」には年老いた猫がなる、と言われているから。)による結末の違い、なのかなぁ…?いずれにしてもあの公園は生と死の狭間で、先輩はずっとあそこで待っていたのかなぁ…等々と、様々な考察が出来て思わず何度も読み返してしまう、読み手による解釈の違いを楽しめる、面白い作品です。
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これは、なんとも不可思議
2024年10月27日
不思議な世界。
ぜひ、読んでみて自分なりの正解を見つけて欲しいです。
最後だけが違う、まったく同じストーリー展開。
最後の数ページで考えさせられる、巧みな描き肩に頭が下がります。
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むちゃくちゃ面白い。
2024年8月14日
ストーリーのミステリー的な部分は他の方がたくさん書いてくださってるので割愛。

この作者さんの、価値観というか、誠実さというか、そういうのが本当に心にくる。

心の、いつもは意識しない部分に、グサっと刺さる。

こちらの作品も例外なく、人の気持ちの機微に触れてきて、読後もしばらく持ってかれる。

良い作品を、ありがとうございます。
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おおう…
2023年12月29日
AとBで読後感ここまで違うの凄いな!短編なのにじっくりどっしり読ませます!作者様買い&フォロー様レビューにて購入しました!いつもありがとうございます♪
タイトルを深掘りすれば良かった...
ネタバレ
2023年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 映画のワンシーンを脱ぎ出したようなストーリー。
はじめは何がなんだか全くわからなかった。
【人間は】と管を巻くリーマンは実は異形なのか?(口のピアスが角に見え)マフラーを編んでいる男性は物の怪を退治する人なのか?

淡々と二人の会話で物語が進み、ラスト3ページで左岸先生とは思えないラストに、いやタイトルで分かれよと自分を恥じました。

Aを読みBへ。Aのみだったら悲しすぎるエンディングです。
BがあってこそAが活きる!
ちなみにBLであってBLでない『ワンルームエンジェル』のようなキスすらもないストーリーですが、たった各22ページ、計44ページでもスッキリと奥深く読ませてもらいました。
コマの多いダラダラ会話で進む序盤も終幕のラストを盛り上げるのに必要なストーリーにB読み終えたらAをとエンドレスて読みたくなります
いろいろな見方がある
2023年10月21日
作家買いです!作者の新作楽しみにしていました!何ともユニークで不思議な世界観。A,Bともにいろいろな解釈が出来ます。奥が深く短編と思えないほどの作品。読んだ人の数だけ物語が生まれる…佐岸さんのセンスと力量に惚れ惚れです。
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良かったです…!
2023年8月11日
佐岸左岸先生の新しい作品がいつの間にか出てて、嬉しくて慌てて買いました!
自分はAから読んだんですが、精神的にもAから読んどいて良かったなと思いました!とても興味深いお話で、まだ1度ずつしか両方読めてませんが、まだまだ自分では理解し難いところがあるため、何度も読んで2人(かな?)の物語を知っていきたいなと思っています!もうとにかく佐岸左岸先生のお話が読めることに感動で感動で、、、。改めて感謝を申し上げたいです…ありがとうございます…
もちろん
ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 左岸先生!短編ですが新しいお話ですね!しかも、タイトル通りにエクストリームなAとBという斬新な方法で(笑)ロールプレイングゲームのように、選択によってパターンが異なるお話はありましたが…こちらは、どちらが現実なのか、どちらがいないのかも考えさせられるお話ですね!ラスト以外もちょいちょい違いましたよね?もちろん、Bがハピエンですから、安心するし苦笑するんですけど(猫耳かわいいんですが、意味ありますね)、Aは謎が多くて。たった3ページに詰め込みましたね(驚)裸足で白猫。白線を渡る。答え合わせをしたくなる!が、これは考察しない方がいいなと思い、敢えて感想で!次の作品もお待ちしています!!
考え過ぎさせられる
ネタバレ
2023年7月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ あー……限りなく考察できる作品なんですね。他の方のレビューを読んで気付く事が沢山ありました。きっとAB切って離せない作品なんだろうな。続きもあるのか…?でも、僕個人の感覚的な好みでは、Aが好きでした。どうせいずれ別れがくるなら、死別がいいな。愛する人を永遠に自分のものにしておける気がする。自己満だけど。別れた後に誰のものにもなってほしくないかな。もしもどうせいつか別れがくるという前提なら。
おっふ
ネタバレ
2023年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ わたくし朝イチでお読み申し上げましたところ、朝のピュアな脳にゾワッときましたわ!ウラメシヤって!そういう!?はあー!こりゃBもお読み申し上げますわよねぇ!怖かったもん!朝からよ!びっくり申し上げましたわよ!はあー。よかった…B読んで…( ノД`)左岸左岸先生大好き大好きなので驚きましたが、やはり好きです!なにやら深い…!1コマ1コマじっくり考えて読まねば…楽しいこういうの。皆様たくさん考察されてるレビューの中…なにこの文章(笑)
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エンドレスに考察してしまう…
ネタバレ
2023年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 好きです、こういう構成のお話。私の今の解釈は→

先輩の家に居候していた黒服君が、自分の浮気が原因で先輩と喧嘩して追い出された後、先輩は交通事故で死亡し、黒服君が指輪と花をお供えする。その後、黒服君は風俗の相手に刺し殺される。黒服君は前世が猫で現世は猫又の魂を持った人間に生まれ変わっていた。黒服君は冒頭で浮気相手に言われたことを言いながら先輩に自分の気持ちを話す。黒服君の気持ちが分かって先輩が抱いていたわだかまりも消えて、先輩は涙して三途の川を渡る。ここまでがAで、Bのあの世では、先輩がAで知った黒服君の本当の気持ちをなぞっていると、(猫なのでルール無視で先に来た。苦しいな)黒服君が熱烈に出迎え、また振り回されることわかっている先輩は「くそ」と思うが仲直り。生まれ変わるまで仲良くする(たぶん)。

全然わからないのが何回も出てくる「3」の意味。誰か教えて!

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暗示的な描写が多いですが、私の解釈は
◆黒服君のピアスは丑の刻参りの釘。1人にすごく恨まれていたことを示す(あるいは多くの相手から)
◆ブランコの揺れは、二人の心の揺れ具合。黒服君は止まっているが先輩は揺れている
◆鯨幕は多分初七日。三途の川を渡る日だから。
◆先輩の編むマフラーは、黒服君をつなぎとめておきたいという先輩の執着心。一度は手放した(A)のに戻ってくるし(B)
◆影の有無は、肉体の有無?火葬が終わっている先輩は肉体がなく魂だけ。黒服君はまだ肉体がある(埋められているかも)。そのため満月が隠れると、黒服君は死人らしい見た目になるが、先輩は変わらない。
◆猫の色は、先輩の黒服君への疑念度合い。最初は黒だが最後は白くなって(黒服君の自分に対する愛情を確信して)あの世に向かった。
◆花はマーガレットかノースポールか。マーガレットは、恋占いする感じが先輩の揺れる心に合うし、1本だと「運命の人」など花言葉もいい感じだが、真冬(12月~2月)には咲かない。ノースポールの花言葉は「誠実」で違和感あるけれど、「輪廻転生」の意味もあるそう。やはりマーガレットで、咲かないはずの季節に咲いた=ダメなのに恋してしまった、ということかも。いや、現実ではない花=あの世から黒服君が持ってきた花?ということは、黒服君死亡→寂しくなった黒服君にとりつかれた先輩交通事故死???そのほうが怪談っぽい。あぁエンドレスに考えてしまう…
どちらも秀逸な結末
ネタバレ
2023年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ あちらとこちらで悲しいけれどお別れするか(A)
追いかけるか(B)
どちらも救済のお話に感じました。
黒猫が白猫になって終ぞ彼方へ渡ってゆくラストは胸が鷲掴みされるようでした。
佐岸先生。これからも作品たのしみにしております!
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答え合わせの【C】求む!
ネタバレ
2023年6月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ *私なりの解釈ですが、これは前段階として以下の設定があれば【A→B】の大部分が読み解けると思います。
(以下ネタバレ必至なので未読の方は回れ右してください)

1)マフラー先輩とピアス君は恋人で先輩宅で同棲していた
2)ピアス君の浮気疑惑で喧嘩→ピアス君追い出される
3)仲直りする前に先輩が交通事故死
4)想い残しが大きすぎる先輩、死神と交渉
5)葬儀までの何日か、午前3時の〈時の狭間〉の公園でのみ、ピアス君と会えることに
6)ただし、別人として。決して正体を明かしてはならない

【A】この世〈時の狭間〉の公園
・ピアス君は喪服→先輩の葬儀の日=最期の逢瀬
・揺れるブランコ→先輩の気持ちの昂りに呼応(心霊現象)
・1番大きく揺れたのは指輪を渡された時
・去っていくピアス君には月明かりに照らされた影がくっきり描かれているのに、同じコマの先輩にはない。全くない。(私はここで死んでいるのは先輩の方だと確信しました)
・迎えに来たのは死神
・寄り添っていた黒猫ノーラはあの世とこの世を行き来出来る二尾の猫又(←【B】で判明)
・禍々しくピアス君の姿を模してきた死神の厭わしさを非難するように激しく威嚇
・ピアス君の本心を知って涙する先輩、ノーラに付き添われながら現場近くの横断歩道を(あの世へと)渡っていく
(なぜ裸足なのだろう?これはまだ謎のままです)

【B】あの世にて
・先輩がピアス君との最期の逢瀬を克明に反芻している
・午前3時の時計はなく、ブランコも揺れはしない(←多分認識してない)
・ノーラが半ば強引に再現の続きを引き継ぐ
・事故現場に置かれていた一輪花と指輪(byピアス君)をそっと拝借してきていたノーラ
・死神とは真逆のキュートなピアス君を熱演
・先輩も、今薬指に指輪を煌めかせながら抱きついている恋人はノーラだとわかっている
・そこまで真似しなくても!的な蛇足謝罪に「朝まで(=ノーラが満月の力を借りて変幻していられる間だけ)ぶっ殺す。」と本音混じりの軽口で応酬

どうか来世「まで」、せめて満月の夜くらいはノーラ扮するピアス君と楽しく過ごせますように。
そしていつか再び2人の魂が巡り合い、愛し愛され幸せになりますように。
(その為にもピアス君は今生をきちんと生き抜いてくれますように)
そう祈らずにはおれませんでした…

佐岸左岸先生、答え合わせその他の【C】をなる早でお願いいたします!
こう言うのを最高と呼びます
2023年6月2日
お久しぶりです、佐岸先生!!お待ちしていました。先生の世界が大好きな人間です。何通りにも解釈ができて、誰もが正解な気がしました。でも、先生に解説お願いしたいです!!鳥肌が止まりませんでした。絶対買うべき一冊です。
私の頭がもう少し良ければ…
ネタバレ
2023年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ マルチエンディングストーリーで読み手それぞれの解釈がありそうな内容ですごく面白い。

ラスト3ページ以外にもセリフや陰影、動くブランコに午前3時を指し続ける時計など違う所があるのに何故「ラスト3ページのみ」違うとわざわざ書いてあるのか気になります。
しかしながら私は考察云々よりもやっぱりBL脳なので2人の恋模様が気になりました。

あまりの切なさに普通に泣いてしまった。

Aラストは文字通り死ぬほど愛してたのが伝わってきて、星降る真夜中に浮かぶ街灯が銀河鉄道の車窓に見え、時間の概念のない世界に行ったように思えました。最初は花がたむけてあるのは後輩くんが死んだ場所だと思ったけどよく考えたら先輩の場所かな?
後輩くんが着ているのは喪服?喪服だとしたら先輩の葬儀と考えるのが妥当なのでAB共通して最初から先輩はいないのかな。

悲しいラストのAに対してBはかなり読後に救いがあります。
Aが「来世で」だったのに対してBは「来世まで」になっててすごく違和感。結婚=一緒にいることだと思うので同じ所へ行こうかと言ってるように聞こえますね。となるとどっちでも結末は違えど結果は同じなのかな。
月明かりや街頭の明るさにこだわりを感じますがそれが何故かは私には分かりません。
自分の考えとは辻褄が合わないことも色々あって散々書いたあとで「知らんけど」って付け足したくなる感じ笑

そして何度読み返しても完成したマフラーに後輩くんが顔をうずめるコマがあまりにも切ないです。
嬉しさも悲しさも後悔もどれも感じることが出来て、考察も面白いけどこういう細かい心理描写に着目したい作品だと思いました。
こんなにお互い離れられないんだから、ダメになる前にマフラーも完成させて指輪も渡してもっともっと好きだって言いたかったんじゃないのかな…。

あー切ない。

作画もストーリーも最高でした。佐岸先生またゆっくり作品作って欲しいです。
新作!
2023年5月28日
大好きな佐岸左岸先生の新刊!最後の数ページでこんなにも物語のカラーを変えてしまう先生お見事だなぁと改めて思いました。
むずかしい
2023年5月27日
さすが左岸先生。細かいところまで綿密に描き込まれ、練り込まれ、一回ではとてもとても掴みきれません。噛めば噛むほど味わいや理解が深まるのだろうと思います。もう一回読もう。
読み返す度に新たな感情を生む
ネタバレ
2023年5月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的にはBのが好きですが、読み返す度に違った角度から感じるものがあってAもBも捨てがたいです。
お互いの想いが通じてるはずなのになぜ恋人ではないのだろう…と。
これからも何度も読み返す作品だと思います。
待ってました!
2023年5月25日
佐岸先生の新作待ち侘びてましたー!!
またまた考えさせられる作品でした!
またぜひ新作お待ちしてます。
いいね
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タイトルがすべて
2023年5月25日
いや〜これはまたすんごい作品ですね。たった22ページなのに200ページは超える内容が盛り込んである。2巻とも読んだら絶対誰かと感想を擦り合わせたくなる。読了後から鳥肌立ちまくりの余韻引きずりまくり。とにかく超切ないお話です。
ネタバレ無しで読み、レビューを楽しむ
ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何を書いてもネタバレになりそうで。この作品はAB両方ネタバレ無しで読んで、皆さんのレビューを見て楽しむのがいいと思います。ハピエン好きかメリーバット好きか、はたまたバッドエンド好きか、人によって解釈がだいぶ違うようで、、、。私はハピエン厨なので、ハピエン考察をしている方のレビューを読んで心を落ち着かせました。BL要素はほぼ皆無ですが、何だか楽しめます。
ただの感想です
ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 話題の新作。
私は考察等はできないので、読み解きたい方は他の方で素晴らしいレビューがあったのでそちらを参考にされてください。
私は率直な感想を。
マルチエンディングになっているAとB。異なるのは最後の3ページのみなのですが、それだけで全く違う印象のお話になっています。
ピアスだらけの男と、編み物をしている男。
恋愛について語っているのですが、お互い恋愛観は異なっているようです。
生きているうちに言葉をもっと交わしておけば、もっと素直になっていれば、と、お互いに後悔がありそうですが、また出会って一緒に居ることを決めたなら、後悔しないようにコミュニケーションをとっていって欲しいな、と思います。
全てに意味がある
ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐岸先生本当待ってました!オールドファッション・カップケーキが大好きで、ずっと次回作を待っておりました。今回タイトルもものすごく気になる上にA・Bあって表紙もない、と、とても異色な雰囲気。レビューで皆さまがひたすら『ネタバレ厳禁!』を叫ばれてたので、セオリー通りにA→Bで読みました。
ストーリーはほぼ一緒。最後の3ページほどで180度展開が変わるとんでもないお話です。
正直、1回読んだだけじゃ分からないです。なにせ、佐岸先生はコマ割りが細かく、かつ無駄なコマなんて、意味を持たないコマなんて一つもないから。間違い探ししながら読むと、最後の3ページ以外の違いが出てくる出てくる!!脱帽です。本当に。
細かーいところが違うんですよ。私はまだまだそれらの意味への理解が追いつかないので、何十回と読み直しながら噛み砕いていきたいと思います。自分なりの答えが見つかったら追記したいと思います。
読む人によって見え方が違うのが面白い
ネタバレ
2023年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直言って難しい。色んなモチーフが、意味を持っているのかいないのか。会話からは読み取りにくい2人の関係性。一度はレビューを書くのを諦めたけれど、自分なりに区切りをつけない限り、この作品が頭から離れない。

2人の関係は、やはり恋人同士なのだろう。黒服の彼は自分ばっかり好きで、重いと思われたくなかった気持ちを打ち明け、先輩は、愛情に独占欲は切り離せないと説いたりしているけれど、【A】ラストからは、黒服君は既に事故死してて、月夜の午前3時にだけ公園で、生前喧嘩をした後誤解したまま最期を迎えてしまった後悔が2人を引き合わせているように思える。先輩の動揺のなさからは、何度か同じやりとりを交わしているのかなと。そして、黒服君が去る背中を見つめ続ける先輩の視線は、その先が事故現場であることを物語っているよう。先輩が後悔の涙をおそらく事故現場で流した後、裸足になり、白猫となった猫と共に涙の粒で作られた道を通って辿り着いた先は【B】の冒頭の場面となるのでは。ただ、その世界は、その後の黒服君の「来世まで結婚する?」という台詞、先輩の生まれ変わる前に殺すという強烈な独占欲を示す台詞から、現世でもなく来世でもない、生まれ変わる前の時と時の狭間にある2人だけが共有できるパラレルワールドのような空間なのではないか。【B】に時計がないのは時を刻むことのない空間であることの象徴のように思える。先輩が【B】では顔を伏せたのは現世と同じ展開にならないようにと祈ったのかなと。黒猫は現世ならぬ者と引き合わせる役目を担うのかも。
そう考えるまで、2つの作品の解釈に頭を悩ませ、まったくBLらしい萌えやLOVE要素を感じられなかったのに、一見クールな先輩が、進まない時の中でだけ会える現世にいるよりも、黒服君を独占するために自分自身も現世を捨て、2人だけでいられる閉じた世界にたたずむのを選び、結果祈りが叶って黒服君が元の姿に戻ったのかな、という結論に辿り着くと、それが何ともBLらしく、しっくり来るように思えるのです。ようやく萌えたと言えましょうか。

それにしても、AとBで、ラスト3頁以外に午前3時から動かない時計があるかないかも違うのに、ミスリードな「(注意)」の記載。これも読み手に思い込みを与えて、生まれる違和感を楽しむための仕掛けなのでしょうか。読む人ごとに解釈が違いそうな本作。何とも味わい深かったです。
これはスゴイ!!
2023年5月23日
AとBの作品はラスト3ページまでは全く同じ内容。でもラスト3ページで驚くべき展開の隔たり!これは是非ネタバレなしで読んでほしいです。文句なく面白いです。佐岸左岸先生と言えば「オールドファッションカップケーキ」のほのぼのとした作風で知られていますが、こんな凝った仕組みの少しゾッとするようなお話もお描きになるんですね。多才さに感服しました。そしてA→Bの順番でお読み頂くことをオススメします。読後感がちがいます。
黒猫がカギ?
ネタバレ
2023年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ (A/時計の針は3時からまったく動かないことから異空間。亡くなったのは編み物の先輩。ピアスが増えてるあたりの会話から後輩くんは生きてる人間に思える。最後後輩くんが去っていった後に黒い影が近づいてくる、、後輩くんの姿をした死神のよう。先輩が素足なのは夢や亡くなっていることを示唆。花と指輪は後輩くんが供えたもの。
(B/時計がない。亡くなった時刻の3時に迎えにくるはずの死神は来ない。その代わりに満月のチカラで後輩くんに変身した黒猫がやってくる。先輩には耳は見えないように隠して。「くそッ」は死んでしまった不甲斐ない自分に対してなのか。。
……なんて思ったりもしました。読めば読むほどいろんなふうに捉えることができて楽しかったです。作者さまの心底の意図がすごく知りたいです😄
これはまた実にユニークな…
2023年5月23日
これから読む方はぜひネタバレなしでどうぞ。そして納得がいくまで読んでから皆様のレビューを読むと本編が2倍3倍楽しめます。いろんな解釈、受け止め方があるなあと感心することしきり。
鳥肌たちまくり!
2023年5月22日
佐岸左岸先生のホンワカした人物はそのままなのに、なにこの鋭いナイフのような短編は!!えー!タイトルふざけてる?と思いつつ、フォローしている方が高評価だったので買ってみたら、激シブイ!!しばらく寝かしては何度も読み返したい。ラスト3Pの絵に語らせ過ぎで間違い探しのように見比べてしまいましたよ!しかしおもしろいチャレンジですね、これ以降はできない手でしょうが、いや、これはスゴいなー、ほんと。ぜひネタバレなしで読んでほしいです。
新作待ってました!
ネタバレ
2023年5月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気をつけて下さいネタバレです。Bのラストページ、1カット目、黒服の彼に耳としっぽ?があり、2カット目の頭にも耳がありますが、次からは無いです。この意味が想像力に乏しい私にはわかりません。どなたかの解釈お待ちしています。
月夜だけ現れる狭間の物語。
ネタバレ
2023年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ABともに23ページ。最後の3ページで世界観がガラリと変貌します。先生の意図を考えたり、間違え探しをするように読んでしまった。
こちらは絶対にぜーったいにネタバレしないで読んで欲しい。
私はAから読みましたが、理解が不足し、結局は何度も読み返し、何度も照らし合わせ、何度も反芻するので初めに読む順番は関係なかったかもしれない(笑)
読み手それぞれのこれがベストと言う順番が見つかるかもしれません。ちなみに私は【A】からかな。
⇒⇒⇒!ここからネタバレです!⇒⇒⇒
黒猫に黒いスーツの男。夜中の3時の公園で編み物をする男。これは死神的な?魔女的な?などと思考を巡らせました。恋人同士の会話では無いようでありながら口調が似ている。『ばかなの?』の口癖が同じくらいに気の置けない間柄なのだろう故に距離ができてしまった寂しさが感じ取れました。端々に「死」を連想させる会話も進まない時も静寂もこれから迎えるラスト3ページを予感させます。

【A】イルミネーションの下で渡すはずだった指輪、編みかけだったマフラー、生と死の狭間の逢瀬に涙が溢れました。
公園は2人の思い出の場所だったのかな。事故にあった横断歩道を渡る事で狭間の時から現に帰るということなのかも。死を連想させるような黒猫も白猫となって生きている彼に寄り添っているように感じまし...ん?ここまで来てラストの先輩の裸足に違和感。
事故現場に供えられた花は【B】で彼が持っていた花。裸足の先輩、横断歩道の先は真っ暗闇...。もしかしたら横断歩道は現から狭間への道なのか。

【B】じっと話を聞いていた黒猫ノーラが彼となって来世まで一緒と愛を誓う展開!どーして?なんで〜?と困惑しました。【A】から読んでしまった為の弊害(笑)もしかしたらノーラを助けようと事故にあったのかな。彼。猫の恩返し的ファンタジーととらえるとなんて可愛らしいエンドかしら。指輪が光り星やハートが飛ぶ手だけのカットがなんとも可愛らしく【A】の手のカットとの対比が素晴らしい。ラストのオジサンの件を読むともしかしたら昼間はノーラなのかも。だから朝までおしおき?
そして、残された先輩はこの夜を何度も迎えているのかも。「くそっ」というセリフは抗えない恋しさなのかな。

月夜にあらわれる生と死の狭間の物語。
表紙がない構成もそっと始まる感じで好み。
トータル46ページでこの読み応えは凄いです。
新作嬉しい!
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新作が嬉しすぎてすぐにAを購入して読んでみる。読み終わるとBが読みたくなりすぐに購入。大大大好きな作者さんなので☆5にしましたが、正直な感想としては、よく分かりません(T-T)
動かない時計、黒猫の存在、編み物、気になるものはたくさんあって、1コマも見逃さないように何度も何度も読み返しているんですが。タイトルのエクストリームを調べると「過激な、激しい」という意味。ウラメシヤ、、とはやはりそういうこと?など読了後も色々と考えてしまいます。他の方のレビューだけが頼りです
どちらがお好み?
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ Aを読んで、すぐにBも読んでみたくなり即購入しました。気になった方是非読んでみて。この作家さんのセリフとか間のとり方好きです、独特で。この物語の前の2人が気になります、先輩…色々な気持ち、心にいっぱいありそうだなぁ。良いこともそうじゃなかった事も。
佐岸左岸先生の新作✨
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐岸左岸先生の新作楽しみにしていました!
AとBで結末が違う短編。Aは最後ドキッとしました😩編み物をしていた男性の表情、涙が…😓そして次にBを読んだあと、またAが読みたくなり交互に何度も読み返したくなる作品です!もっとこの2人を知りたくなりました😔
順番はAからBという順番に読んでほしいです!
好きです
2023年5月19日
左岸先生お元気ですか?新しい作品、読めて嬉しいです。個人的にはAが好きです。結末うんぬんより、刺さりましたし、左岸先生の中の新しいものが見えた気がしました。嬉しかったです!また作品楽しみにしています!
何も言いません
2023年5月19日
くれぐれも読む順番だけはお間違い無きよう😩
読ませる演出が凄くて短編で短いのですが読めば読むほど惹き込まれる今作。まだまだこの二人を深掘りしたい💦
不思議な世界観
2025年1月5日
AかBかで結末の好き嫌いは分かれるかもしれませんが、佐岸先生の世界観や空気感はどちらも楽しめます。公園の風景とか時計の意味とか読み返す楽しみもあり、その時の気分で解釈も変わるかもしれません。
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亡くなったのはどっちだ?
ネタバレ
2024年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 納得できたできなかったに関わらず、読み手の数だけ解釈はあると思う。
私はA→Bで読みました。その感想です。冒頭ピアス君の一人語りだったのでピアス君が残された側(=先輩が亡くなった)と思いながら読んだ。途中、「先輩はいなくなっちゃうし」というセリフもあるし、ラスト近くは先輩に影がないのが判明するし。ところが、その次のページでピアス君は怖い顔になり、黒猫が逆毛立ててるしで、一瞬「あれ?ピアス君が亡くなったの?」と思ったら、最後のページで事故現場に指輪の箱が供えられてて「??」となった。やっぱり先輩が亡くなり、ピアス君が渡せなかった指輪を供えたのだろう。裸足で横断歩道を渡っていく先輩は、ピアス君の想いと「来世で」と言う言葉を聞いて、生まれ変わってまた来世で会うためにキチンと成仏して行ったのだと解釈した。
そして、Bパートのラストシーン。ピアス君に尻尾が2つ。これって、生まれ変わり、2度目の人生を生きてるってことだよね。だったらピアス君も亡くなっていたということ。先輩の後を追ったのか天寿を全うしたのか分からないが。そして先輩はAパートのままの姿である。ということは、2人そろって前世と同様に生まれ変わったのか。
来世【まで】結婚する、というのは、前世(Aパート)では結婚できなかったけど、今生は結婚しよう、来世は来世で考えようということだろうか。何度生まれ変わっても出会い、そして同じように悩み傷つきながら恋をする2人なのだろう。と私は解釈しました。
二人芝居を観ているかのような
2023年12月9日
何が正解なのか、読者同士で語り合いたい内容でした。
まるで舞台を観ているみたいな独特の世界。
読むときの心境によってがらりと作品の雰囲気が変わりそう。
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ラスト3ページ以外も違う
ネタバレ
2023年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 動かない時計やブランコなど、ラスト以外でも少し違いがあるAとB。
2巻まで配信中になってるので読む順番はやはりA→Bかなって思います。
私はBL小説をたくさん読んでいてその設定の1つである、パラレルワールドやタイムリープが好きなのでこの作品もその展開だといいなーという気で読みました。
正解がわからないので深く考えずこういう事ならいいのになーのハッピーエンド大好き脳で間違った(バットな)選択をやり直せた!と単純に読み取りました。
全然違う意味で書かれていたとしても、解釈は読む側の自由かなーと。
何はともあれ、印象深い作品でした。
ずっと3時
2023年5月19日
佐岸左岸先生、短編ながらなかなかエグい新作持ってきましたね…

数十ページからなるA、Bバージョン2作はラストの3ページが違うだけ。
両方読むのなら、A→Bの方が後味は良いと思います。でも余韻はAの方があるかな…

ミステリアスで登場人物の関係性も、しかとは分からないけれど、読者が想像して補っていく感じです。実験的でなかなか面白い試み。
ようわからん
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ うーん。
すんごい雰囲気は感じるけど難しい。
ピアスだらけって自傷癖だと聞いたことがある。
あの後輩の子はメンヘラなんだろうな。
まあ言ってる事もメンヘラですよね。
それを救えなかったか救えたかの違いってことなのかな。
でも先輩のやってる事は同じだから、結局は後輩君の自助努力のあるなしなのかも。
難しい・・・
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読解力がないとダメかも。ダメだった。
2025年3月16日
AB両方読みましたが何だか良くわからず・・・ネタバレレビュー見ても「ほー」という感じでした。セリフが多くて言葉に意味を含ませたり行間を読ませるのが好きな先生だから短編は独りよがりな印象でなかなか難しいのではと感じました。あと10回位読み返したら気づきがあるのかなぁ。
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AとBを並べて読みたいね!
2023年12月11日
これはあれだな、意味深なのを考察して楽しむ作りの作品なんだな。でも私の読解力では楽しむまではいかず、きょとーんとなって終わってしまいました。謎解きや行間を読むのが好きな人には向いてる作品と思われます。
カップルの喧嘩のショートストーリー
ネタバレ
2023年6月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ ひねくれたクズ男が彼氏に本音を言えなくてから回ってしまっていたのを、彼氏がひとつひとつ紐解いてくれる。絡まった毛糸玉を解いていくような会話だった。オチに分岐があって斬新でした。
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難しい。
2023年5月29日
私には難しかったな。結局どういうこと??みたいな。もう一度読み返さないと。私の理解力がらたらな過ぎるのか。けど、相変わらず絵は大好き。猫ちゃん、めちゃかわいい(^ ^)
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え〜っと、、
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと凝り過ぎててズドーンと心に来る事はなかったです。切ない死ネタ。で合ってますよね??で、どっちが亡くなってるの?Aのあの怖いピアス君の演出は何ですか?Bだけなら何となく分かるんですがもう一回Aを読んだらよく分からなくなりました。誰か教えてください。。
どういうことですか!?
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ とりあえずAだけ読みましたがどんな話だったのか分からなかったです。Bも読めばわかるかな?他の方は高レビューだったので、読み直してみたけどやっぱり分からなかったです。きっと私の理解力がないからです…悲しい。
これなしですね。
ネタバレ
2024年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんが好きだったので購入しましたが、よくわからない。
同じ話でも最終頁3枚相違とあるが、セリフが多いし死んだのか、生きてるのか関係が曖昧過ぎてもっと説明が欲しい。もともとセリフが多い漫画家さんなんだからショートは難しい。ポイント返却してほしい。
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作家名: 佐岸 左岸
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / ex