ネタバレ・感想あり殿とつばめのレビュー

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切なくて苦しくて息が出来ない
ネタバレ
2025年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小石川先生…!!
読者を殺す気ですか…!
まじで息が出来なくなりました!!!胸が痛いし涙も止まらなくて干からびるかと思いましたよ!!
「ご主人さまとけだま」で散々泣いて、素晴らしい先生に出会ったと 他作品にも手を伸ばしたら、
そうですよね そりゃあまた泣かされますよね!!!

小石川先生の描く人外が本当に綺麗で、まさにこの世のものとは思えぬ美しさが ファンタジーの世界への説得力と没入感を与えてくれます。
そしてキャラクター達の儚げで聡明で切ない表情が、もうそれだけで涙を誘う…。
相手を想うが故の自己犠牲が、尊いを超えて痛々しくて、
人知を超える力が存在するのであれば、お願いだから2人を幸せにしてあげてよ!!って叫びたくなりました。
でも全ては自然の理の中で巡っているものであり、たとえ存在が特別であっても 特別な力は使えないんだなぁ…。
それがゆえの2人の葛藤や苦悩なんだなぁ…。

読んでいて本当に悲しかった。
人間の愚かさが悔しかった。
こんなにも優しい2人なのに、人間に利用されるだけ利用されて、本当に本当に苦しかった。
もちろん最後はハッピーエンドなのですが、もっと人間に罰が当たれば良いのに っていうところだけ消化不良…。
もちろん2人はそんなことを望んではいないでしょうが…。
この先、わけわからんくらい幸せになって欲しい!
お願いだよぅ神さまぁ…!!!
そしてその幸せいっぱいの様子を、チラ見させてはくれませぬか…。
ネタバレ
2025年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人とも相手のために自分の身を滅ぼす描写があり、心苦しくなる……。最後は本当にハッピーエンドで良かった。とても泣かせていただいた作品の一つとなりました。
ティッシュを用意してから読むべし
ネタバレ
2025年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全米が泣いた…約300ページの豪華絢爛なおとぎ話。
時は戦中。天の巡りを司る四聖獣の補佐的な役割を担う麒麟の坊ちゃんとそのお世話係である燕が、ざっくりいうと自己犠牲の連鎖から抜け出して本当の意味で幸せになるお話。
季節とともに海を渡る燕の乙鳥(つばくら)を手放したくないと考えた麒麟の坊ちゃんは、宝石のようなその身を善意と称しては犠牲にし、つばくらに多大な心配をかけることでなんとか身柄を繋ぎ止めていた。しかしそんな無理が続くわけもなく、坊ちゃんが身を削ってばら撒いたツノやウロコ、金糸のような髪の毛をひとつ残らず取り戻すため、今度はつばくらが自分を犠牲にし始める。違うよつばくら、そうじゃない…わたしの脳内でにわかに鈴○雅之が歌い出す。
悪どい商人は、必死なつばくらの足元を見るかのように渡り鳥の命ともいえる風切り羽まで要求する始末。そんな献身を装った犠牲はやがて坊ちゃんの知るところとなり、坊ちゃんはようやく自分の行いを反省するのですが…折悪く2人は戦争の混乱に巻き込まれ、そこからしばらくは大変な道をたどることとなります。徴兵後、これまた自分を犠牲にして捕虜となった坊ちゃんの状況が思っている3倍はひどかったのに…坊ちゃんを征かせまいとして「もう物理で止めるしかない!」と縄を手にする脳筋なつばくらには笑わせてもらいました。

坊ちゃんが戦地に赴く前の物語中盤、坊ちゃんの髪を手に入れた蛍の精?につばくらは問われます。
「自分のことよりも相手の幸せを願うなんて、君たちはよっぽど長生きで暇なんだな」と。そんなわけはないのですが、まさに2人はその皮肉の通りにすれ違っていたのです。
自分のものにしたいという葛藤を抱きながらつばくらの解放を願う坊ちゃん。
誰にも渡したくないともがきながら愛する坊ちゃんの幸せを願うつばくら。
犠牲で手に入れた幸せなんてうれしくないはずなのに、隙あらば自分は犠牲になろうとする…変なところで似たもの同士なこの2人。
そんな通じ合うどころか交差してしまったおかしな関係を元に戻すには…?
2人の出した答えを全面支持。
麒麟が笑えば世界も笑う。いろいろあったからこその結末なので、最初からそうすればよかったじゃん…というツッコミは御法度でございます。
めちゃくちゃ泣ける
2025年4月16日
昼休みにうっかり買って読んでしまい、大号泣‼︎こんなに泣けるなら言っといてもらわないと‼︎多分めちゃくちゃ不審がられてたと思う。自己犠牲が過ぎる。
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痛い痛いんだけど…
ネタバレ
2024年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幸福の王子をモチーフにした作品。
ですが、殿が自分の鱗を剥がし人に施す本当の理由が違う。
そしてまたつばめの殿への想いが深い。
麒麟の殿様が戦場に送られ捕虜にされてしまうくだりが辛くて辛くて、途中読むのがしんどかった😩💦💦
二人にはずうっと幸せでいてもらいたい。

先生の作品は絵もストーリーも美しくて大好きです。
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うっ…美しい!!
2024年7月1日
美しい!!なんだこれは!!もはや文学…こんな美しい漫画を読めるなんて奇跡!!話しも絵も世界観も素敵過ぎるんだが!!ただただ、美しい話しを読んだこの満足感…とにかく読んで損なし!浄化されました…
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こればヤバいっ
ネタバレ
2024年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人間の身勝手と卑しさに、坊ちゃんの人を思う優しさと乙鳥への愛情、乙鳥の自分の身を顧みない坊ちゃんへの一途な愛情、どれも胸が痛かった(T . T)せめて燕の姿のままでもいいから再会させてあげて!!と願いながら読んでいました。坊ちゃんは麒麟の綺麗な姿ではなくなったけれど、2人が幸せでいれる世の中に変わっていってよかった(涙)
うつくしいせかい
2024年5月13日
泣けます
心が洗われます

純粋に相手を想うこころに
胸を打たれます。

うつくしい2人が
いつまでも幸せでありますように!
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338ページの大ボリューム!
2024年4月27日
小石川先生らしいファンタジー。今回はボリュームもあるので、ストーリーも少し混みいっていて、物悲しい場面も多かったです。でも最後はハピエン!じっくりゆっくり堪能したい作品です。
最高ですぅぅぅ!!
2024年4月14日
ツバメと幸福のお殿さまです😑
本当にただただ読んでほしい。
最高なんで。
久しぶりに大当たり引いたー!
絵が綺麗
ネタバレ
2024年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 不意に惹かれて購入して読んだら、素敵な話だった♪絵も綺麗だし、麒麟が人化したらこんな感じだろうと思えました。
健気な愛に終わりの方は思わず泣けてしまった。愛しい麒麟と燕の仕草や言葉が可愛いくて癒やされました!
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🎬
2024年4月14日
すごかった。絵の美しさもさることながら、ストーリーも一本の映画を見ているかのような充足感。オススメです。
泣けた
ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 四肢聖獣が主役っぽいので「おお!珍しい」と飛びついて読みました。途中で「これはもしや幸福な王子…」と気づいて胸が潰れそうでした。2人で死んじゃうラストはヤダヤダ…と思ってるのにどんどん不穏な方向に進んでいって。船の中のあのシーンで涙どぱーん、でした。この作者さん容赦がない…切ない辛いシーンも多いですが、それを乗り越えた幸せは大きいものと思います。

あと四肢獣とのアレはどうするの、と下世話な事を考えて内心恥じていましたが、レビューを読んだら皆さん同じように案じていて安心しました(笑)
美しい物語ですがエンタメ要素もちゃんとある素敵なお話でした!
ちゃんと幸せに着地するので、おすすめです
切なくて尊い2人
ネタバレ
2024年3月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品は涙無くしては読めませんね。燕の乙鳥と坊ちゃん。坊ちゃんが自分を慕ってくれている事を分かっていても、身分が違うからあくまでも使用人。でも坊ちゃんの事が大事。これが恋だと気づいた時には2人は離れ離れに。お互いがお互いを想い自分には不利な選択をしたが、さらにお互いの気持ちを知り、諦めずに待っていた、帰ってきた。感動して泣いてしまう。その後は2人で幸せに過ごしてほしい。
めっっっちゃよかった!!
2024年3月6日
乙鳥健気…!!
そして坊ちゃんも健気とゆうか、ヤンデレとゆうか…!!
互いのことを想いすぎるあまり傷だらけじゃないの…

男爵にまじ殺意湧くわ…(っ`꒳´c)ギリィ

最後に会えてほんとに良かった、涙腺緩みかけた…w
あまりにも壮大な和風ファンタジーBL
2024年3月5日
泣きました…まさかこんなにも切なくて苦しく悲しい展開になるとは思わず…ふたりが互いを想う気持ちに胸がいっぱいで涙が溢れます。
坊ちゃんが乙鳥を見つめる熱い視線に何度胸を焦がしたことか…。
何故坊ちゃんがこうまでして身を削るのか、そして2人を待ち構える逃れられない困難の行く末、迎える想い、是非皆様にも読んでいただきたいです。
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涙、涙。。。
ネタバレ
2024年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「幸福な王子」をモチーフにしたお話と思われます。坊っちゃんとつばくらがお互いを大切に思う気持ちと、2人を利用する人々。お話が進むにつれて人々の黒さ(私利私欲)が増し、2人の清らかさがより際立つようでした。途中、読み進めるのが苦しいほどの辛い場面がありますが、美しい絵に励まされ読み進めました。大丈夫。「幸福な王子」とは違う結末ですよ。
涙がウルウル出ます
ネタバレ
2023年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ベースは幸福な王子ですね。
優しすぎる殿とひたすら支えるつばめ。
お互いを大切に思いながらもずっと一緒にいられないのも切ない。
そして、ボロボロになりながらも再会したところはもう涙が出ましたー!
ファンタジー系はあまり読みませんが、とても素敵な話でした。
あお先生だけが描ける上質BL
2023年12月5日
23年発売でまだレビューしてなかったおすすめ作品続けてレビューしてます。これは作者さん買い。338ページの大ボリュームで、単巻発売、このお値段はお買い得。
あお先生、ほんと〜に童話ベースのBL描くのが上手ですよね。たしかにあのワイルドの「幸福の王子」のお話は献身と主従愛なのですが、ただの焼き直しじゃなくて、あお先生の手に掛かると異世界の明治維新前後のような時代がかった複雑な和風ファンタジーになり、いくつものエピソードが積みかさなる手腕に驚かされます。誰も真似ができない、あお先生だけが描けるお話、こういうの上質なBLっていうんですよね。。オススメですよ。
お互いが想い合う
2023年12月1日
作者様買いです。どの作品も、優しいく、暖まる、涙腺崩壊する作品が多いですが今回も号泣ですね。絵も素敵ですし、惹き込まれます!
名作!
2023年11月29日
300ページ超えの作品なのでじっくり読めます。2冊に分けてもいいのに1冊でこのお値段にしてくれるなんて良心的!
この作者さまの作品なので、やはりファンタジー感溢れる作品でした。好き嫌いは別れるかもしれませんが、私は好き。ボロ泣きしてしまいました。名作だと思います。
買ってよかった、読んでよかった作品です。
『ご主人様とけだま』ばりに泣いた
ネタバレ
2023年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 坊っちゃん(瑞獣の末裔)×乙鳥(元お世話係の現在執事)のお話。
私が今まで読んだ中で人間の手があり、尚且つ四つ足もある獣人が初めてだったので、最初見た時に物凄い違和感でした。この姿は最後まで慣れなかった。アタマガカタイノヨw

乙鳥は人型だけでなく ちょいちょいツバメの姿のもいて可愛いのですが、特に仕事柄なのかツバメの姿での眉間にシワを寄せているお顔が好きすぎて堪らん!
それに実物のツバメの顔の赤い所が、人型の時に丁度ほっぺにあり、ほっぺが赤らんでるように見えてこれまた可愛い◎
まあ何にせよ乙鳥は可愛いって事ですw

読んでいて雲行きが怪しくなり、坊っちゃんと乙鳥の先が分からなかったので、後半は涙が溢れて仕方ありませんでした(泣)

読み終わったあとにレビューを拝見して知ったのですが『幸福の王子』がモチーフになっているのではないかと言う事で、私は原作を知らなかったので伊藤ゆみ先生が描かれたコミカライズ(100pt 総33ページ)を読んでみましたところ、あお先生が『殿とつばめ』を描くにあたり きっとそのままでは辛すぎるので 、脚色を加えてくださったのだなと思いました。ちなみに他で調べたら原作では神様の件までありました。

原作を知っている方も知らない方も、ネタバレ無しで読んで欲しい作品です。ページ数的にもボリュームがあり読み応えはバッチリです◎
(総338ページ)
幸福な王子
2023年10月30日
最近どハマりしている小石川あお先生の作品、今回は大正時代あたりの雰囲気を感じる和風ファンタジーでした。全338頁とかなりのボリュームで読み応えがあります。麒麟や燕、人魚などが出てきますが、繊細で美しい絵に惹き込まれます。優しくてほっこり…かと思えば、痛々しいくらいの愛のお話でした。自然界で生きる厳しさのようなものがお話の下地にあって、動物も人間も生きるのは大変、だけれども辛い冬を乗り越えたら暖かくて美しい春が来るという希望もあり、絵だけでなくストーリーも美しいなと感じました。終わり方がファンタジーらしくふんわりしていて切ない余韻が残りますが、私は好きです。春にツバメを見かけたら、長旅お疲れ様と声を掛けてしまうような気がします。
最高すぎる
2023年10月24日
初読み作者様。これはすごく良い作品を読みました。まず感情を揺さぶる絵が本当に良いです。漫画であることの良さが詰まっています。もちろんラブの部分もありますが、それ抜きでも物語として完成度が高いです。そして本作はオスカー・ワイルドの『幸福の王子』をモチーフにしていますが、オスカーの作品よりも個人的には好きです。なぜなら坊っちゃんの動機がハッキリしていて、皮肉も偽善も延々と繰り返させられる考察もない点で潔く感じるからだと思います。そこに加えて七十二候と言う日本の文化も掛け合わされて最高に面白かったです。
切なくて美しくあたたかい
2023年10月23日
作者買いです。いつも先生の作品は漫画のジャンルを越えてただただ切なくて美しい。本当にその一言に尽きます。今回も最後は涙が出ました。みんなに読んでほしい。
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おとぎ話
2023年10月22日
このストーリーはでオスカーワイルドの快乐王子が思い出した、切なくて美しいおとぎ話です。先生の物語もとても良かったです。
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なんて美しい…
2023年10月19日
分かってはいましたが、やはり美しくて、切なくて、尊くて、ボロボロ泣いてしまいました。
きっと何度読み返しても泣いてしまうんだろうなぁ。
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号泣そして、心が洗われ幸せな気持ちになる
2023年10月17日
え、まってかなり号泣したんだけど!!(T . T)
小石川あお先生の『けだま』ちゃんにも泣かされたけど、ツバメちゃんにも泣かされたーーー!!(T . T)
有名なあの王子様とツバメの物語がモチーフだろうから余計に泣いてしまった。
そして、めでたい幸運の瑞獣である麒麟さまに、腐敗している自分の心も滅菌消毒されたような気がする(気がするだけ…笑)
BLでよかった。BL最高( ^_^)人(^_^ )幸
300ページ超えてる‼
2023年10月15日
せつなくてしんみりとさせられたけど、病んでたりただ暗いわけではなかった。途中は麒麟の王子様がどうにかなるじゃないかとハラハラしたけど、どうにかハッピーエンドになったのでよかったよかったと胸を撫で下ろした。ふわっとしたファンタジーなので理解しにくいところもあったけど、子どもの頃の王子様がかわいすぎて気にならなくなった。獣人ものもけっこう読んだと思うけど、下半身が四足もののは初めてだったのでちょっと新鮮だった。
なんじゃこりゃ…
2023年10月13日
繊細で重厚で唯一無二の物語でした。これは続編が読みたすぎる。でもこの巻でしっかりと完結しているので、同じ世界線の別カップルのお話に、坊ちゃんとつばくらの幸せな日常を挟んで欲しい。
切なすぎる
ネタバレ
2023年10月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 神獣や燕や他の生き物が人型化して、人げと当たり前に共存している不思議な世界のお話。
心中ゆえの孤独を抱えた麒麟とお世話役の燕のお話。
お互いがお互いを大切に思いすぎて、捩れてしまったような…もう痛々しくて心が潰れるかと思った。
最後の少しのハッピーエンドじゃな足りないくらい、ぎゅーっと痛かった😔
でも、優しい素敵な世界感。
大好き…
泣けた!!
2023年10月12日
なんか、胸にジーンときます。最後がやばい、号泣しました。
2人がただひたすら想いあってる姿に涙します。読んで良かった!!
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1年分泣きました、
2023年10月11日
「ご主人さまとけだま」くらい泣きました。坊ちゃんの幼少期のお顔が健気でいじらしくて涙を誘ってきます。自分を犠牲にしても想い人のために尽くす生き方は、立派だけど見てるのはすごくすごくつらい…。でもそれを貫いたときに見ることができる何ものにも代え難い景色をどうかこの作品で確かめてみてください。人を大切に思う気持ちの尊さにあたらめて気づかされました、ありがとうございました。泣きすぎた…
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和風な幸福な王子
2023年10月11日
人外好きなので購入してみました!レビューとかあらすじとかなにも見ずに読み始めたので読んでいたら懐かしい感じがして、昔大好きだった絵本の幸福な王子を思い出しました!懐かしい気持ちとストーリーに涙が出ました。絵本もまた読みたくなりました!
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泣ける
2023年10月10日
まるで超大作の映画を見てるような作品です。余韻もあって素晴らしかった。2人にはまだまだ幸せになって欲しい。ずっと見守ってます。
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ちう
2023年10月10日
作家買い。試し読みからずっと読みたかった作品!読めて嬉しい。な、なんと!338ページの大容量!!読み応えバッチリです。続きが気になって一気読みしました。

優しさから落ちぶれてしまった麒麟の坊ちゃん×執事の燕の話。

相変わらず作家さんの絵は絵本のようにキラキラとして綺麗で可愛くて、それに沿うように麒麟や燕の擬人化等も童話のようですんなりと入ってきた。

ストーリーは正直『幸福の王子』のオマージュと思えるもので、途中までこれは作家さんのお話と言って良いのか?と疑問を持ちながら読んでたけど、終盤涙が止まらなかった時点で完敗だと思いました。作家さんの成せる力量だと思います。

麒麟と燕の関係性がお互いの身を投げ出すような愛であるものの、時折執着・束縛愛のように感じる場面や主従関係が自分の癖に刺さったし、何より坊ちゃんの小さい頃の「ちう」は可愛すぎて悶絶した。何度もそのページを捲ってしまう。小石川先生が描く子供は毎回激カワで癒されます。

買って良かった、読んで良かったです。
相変わらずの
2023年10月10日
本当に美しい話とピッタリの絵で沁みますww幸福の王子のような話で子供の頃にトリップしましたww読んだ後も余韻にヒタヒタですww
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切なさと苦しさが
2023年10月10日
300P超えの長編です。かわいくてゆるふわなファンタジーを想像していたら、めちゃくちゃ切なくて重くてしんどかったです。あわはバドエンかとひやひやするほどでしたが、ふたりにとっては最良のハピエンだったのではと思います。
小石川先生の動物に関わるお話はどれも美しくて、愛情が深くて、儚さもあって好きです。
和風ファンタジーで創作の中で、瑞獣で、坊っちゃんであっても好きな人を引き止めるために自分を傷付ける行為は許されないのだから、現代で似たような行為をする人にはとても反省してほしい。それだけが原因ではないにしろ坊っちゃんは反省にいたるのが遅すぎてつらい時期が出来てしまったんだよ…。自分がされて嫌なことは人にしてはいけないって大事な教え。
最後には、与えて救われた人たちに助けられたりしていたし、お互い様になっちゃったし、つばくらもひっそり安堵していたし、ふたりずっと一緒にいるための道を歩みだしたから良かった、良かったけれど!また生えてくるつばくらの羽と違って戻らない坊っちゃんの美しい宝石たちを惜しく思ってしまう…………。つばくらにとっては、坊っちゃん自身が一等輝く宝石なのだろうけれど。
うるうる
2023年10月10日
今回もまた読み応えのある素敵なお話でした。良質な童話を読み終えたような幸福感に包まれる読後感。しばらくひたっていたいです。
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ばぁぁ〜〜!!(号泣)
2023年10月9日
ハピエンです!こんな大作、こんなお値段で読んでよろしいんですか?と思えるはず!
辛い時期はありますが、二人の幸せを信じてどうぞ!
結ばれはありますがさらっとです。あとはネタバレなしでどうぞ!
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美しい童話
ネタバレ
2023年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 幸福の王子さまの童話はふたりとも命を失ってしまう悲しい物語なので、この話も悲劇的な最後を予想して、涙が止まらなかった。が、結果はハッピーエンドで良かった。良かった。ふたりが育てたツバメがめちゃ可愛かった。
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ボリューム満点の深いストーリー
2023年10月8日
この作者さんの本はほとんど読んでますが、こちらのお話しも凄く良かったです。
上手く伝えられなくて申し訳ないんですが、なんだかとても深いお話しだと思いました。
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凄い
2023年10月8日
読了後、落ち着くためにレビューを書いています。
涙はとまらないし、まだ苦しい…
個人的には嫌いな「幸福の王子」をベースにした話なのに、すっかり心奪われ作品の世界観から抜け出せなくなってしまいました。

心と時間に余裕がある時にじっくりと時間をかけて読んでいただきたい、BLの範疇にとどまらない素晴らしい作品です。
ボリューミーな秀逸作◎
ネタバレ
2023年9月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ あおさん買いです。
タイトル'拾遺譚'に納得の素晴らしいファンタジーです。

瑞獣の末裔や節気の加護を受けた人外が、人間と共存し四季を巡らせている世界の、坊ちゃん(麒麟)と乙鳥(燕)の人生かけた主従愛かな。

淡い恋心から命掛けとなった愛は、自己犠牲だけではなく剥き出しのエゴが相手を追い込む…そんな複雑で人間臭い愛をドラマチックに◎伴侶を探す為だけに舞う蛍のような儚さには何度もジーンときました。

海外童話モチーフだと思いますが、渡りの合図には性ホルモンが関与すると聞いたことがあるので、渡り鳥ってBL向きですよね。

漫画好きで良かった!!と思える絵で語る凝った作品を産み出されるあおさんの熱意にも胸アツ◎表紙ではわからなかった坊ちゃんの煌びやかなキャラデザがドストライクで、登場シーンに驚きの声が出ました(私はケンタウロスの魅力に取り憑かれた元少女です笑)

そして巻末電子おまけが、おまけレベルではないクオリティにも感謝◎親の愛を知らない不遇出自の坊ちゃんにも'おばちゃん'の温かな記憶があると知り最後にまた泣けました←更におまけタイトルにまた涙…産まれて来てくれてありがとう〜です
面白かった
2023年9月14日
切なかったぁ~もう涙腺やばかった!!ウルッとどころでない(>_<)どうなっちゃうの?って最後までハラハラ一気読み、ハッピーだったので一安心、でも...なんかヤルセナイ読後感でした。
読み終わりたく無くなる作品でした~
ネタバレ
2023年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買い、本当に優しいお話です。土台は「幸福な王子」という童話で、もうあの自己犠牲だけで泣けるのに、さらに作者様の描く世界観と相まって素晴らしすぎて、泣きに泣けた。
ずっと浸っていたい心地よくあたたかいお話でした!
幸福な王子
2023年9月4日
オスカー・ワイルドの『幸福な王子』をモチーフにした擬人化BLです。元作は子供の頃に読んで、悲しくなった記憶がありますが、こちらは辛さを乗り越えてハピエンです。後日談があれば是非読みたいぐらい素晴らしい作品です。「情けは人の為ならず」自分の為でもある。これ作品の中でも出てきます。Hシーンを除けば、道徳の教科書に載せれるんじゃないですかね(^^)
今回も
2023年8月25日
なんと儚げで繊細な絵でしょう!
そして、なんと言えば良いか…とても切なく最後は良かったと思う話でしょう!!!!
素敵でした
2023年8月18日
先生のお話は優しい愛が描かれているので、大好きです。300頁超えの大作、じっくり読ませていただきました。途中、痛くて辛い場面もありましたが、ラストに救われました。素敵なお話でした。
つばめが可愛い…😩
ネタバレ
2023年8月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ あお先生、新刊✨

今作は大戦前(なのかな)…の日本に、季節を告げる生き物や植物が人と交わり社会にとけ込んで一緒に暮らしている、という物語。

麒麟の末裔の坊ちゃん×ツバメの乙鳥(燕の別名)。

麒麟が居ると世の中が平和で安泰だと言わる程優しい瑞獣なのに、他の瑞獣の一族と比べると…と物語の人々は噂をしている。

だからかそんな坊ちゃんの家は、乙鳥が居た5年前の賑わいは無く、がらんとした屋敷に残っているのは梅の木の(末裔なのかな?)梅さんだけ。
よく見たら正面玄関なのに雑草が生えていたりして、屋敷の傷み方に世の中の不穏さを表している(のかな…と)。

坊ちゃんと乙鳥の関係は、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」なのかな?と感じるも、「僕はそんなに優しくない」と乙鳥に言う坊ちゃん。そんな坊ちゃんの切ない想いが良かったです。

特に遊郭。お座敷で意識を失った乙鳥を迎えに来た、坊ちゃんと乙鳥のあのコマ…。はぁ、額に入れて飾りたいなと思いました。

戦争が終わっても戻らない坊ちゃん。
季節が変わらず、世の中が瑞獣の末裔である坊ちゃんを戦争に行かせたから…と。蔑ろにしたからと騒ぎ出す。

読み終わって、はぁ、良かった良かったと浸っていたら、やっぱり暑い。(今日も熱風が)
坊ちゃん達、まだ居るよね?と、想像してしまった。ツバメはオスも卵を産むの???と。(産まない)。

はぁ、だからこんなに暑いのか。

坊ちゃんと乙鳥が幸せな人生だったのなら、作中の様にそれが人災なのだとしたら、この暑さはしょうがない。

また麒麟は生まれて来ると思う、(梅の花が咲いた様に)

ツバメもハチクマも可愛すぎでした。
ハチクマ×ツバメとかあったらな、とか。眼帯していた鳥とか…もう少しその世界に浸っていたかったなと。 それくらい美しく、幻想的な物語でした。

二十四節気で晴明。候は初候。名称は、玄鳥至(つばめきたる)。意味、燕が南からやって来る。季節の魚は初鰹。野菜はわらび、新じゃが等(2023年の玄鳥至は4月5日だったそうです。)

毎年、毎年、その時季になると南の空を見上げていただろう坊ちゃんを想像したら、切なくなりました。
そんな風に静かに、沁みる様な感情を描く作者。

はぁ、良かったです。
長めレビュー、御免!!
ネタバレ
2023年8月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ大ボリュームでじっくりたっぷり世界に浸らせてもらいました。乙鳥が雪に覆われてしまって人々に助けてもらうところが巡り合わせというか、それぞれ坊ちゃんの鱗で幸せになれていてよかったなーとか、坊ちゃんが守ってくれたも同然だなーとか温かさを感じて好きでした。もちろん他にも素敵なところたくさんあるので…語りたくなっちゃいますね!!なんか大人になってからは季節を感じるのって気温とか気候ばかりで、あまり季節を楽しめてなかったかもなーなんて思ったりもしました。素敵な1冊に出会えて嬉しいです。
嗚咽ありで泣きました
ネタバレ
2023年8月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんて純粋で素直で優しいんだ、、と後半の展開で咽び泣きながら読み切りました。きっと明日の朝は目が腫れてると思います。それほど感情を揺さぶられました。つばくらも麒麟様も自分の身の一部をもっと大事にして下さい泣いてまう。
壮大
2023年8月6日
映画並みのスケール!物語がしっかり作り込まれているので設定も細かく、見応えは十分にあります!いろんなものを犠牲にしても互いの事を想いあっていて健気
感動しました(T_T)
2023年8月5日
338頁の感動超大作です。って書くとなんだかありきたりで陳腐に聞こえてしまうかも知れないですが、語彙力の無い私でもこんな素敵な物語を読んだら、感動&感謝のレビューを書かずにはいられません(>_<)
この先、つばめを見たらこの物語を思い出すことでしょう・・・。素敵な物語をありがとうございました☘
目に見えなくても必要なものがあるってこと
ネタバレ
2023年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 麒麟の坊ちゃん、揶揄うように世間には殿と呼ばれていました。乙鳥は久方ぶりに坊ちゃんのところへやってきた。幸福の王子のように、人のために身を削っていく坊ちゃん。なんとかしたくて乙鳥は最後には自分の命すら差し出すような真似をします。戦地に送られた坊ちゃんが意を決して行動し出した時のメガ凄く良かった。互いを大切に思っているのに、肝心な事を言葉にしないものだから、すれ違い勘違いで上手く行くものも行かなくなっていったのです。言葉にした事で、坊ちゃんと乙鳥は互いを支え合うように寄り添っていきます。坊ちゃんが牢の中で乙鳥の想いの形を認識した瞬間がとても良かったです。2人はずっと一緒に旅してるんでふね。巡る季節とともに。小石川先生の作品はいつもどこか詩や御伽噺のような美しさがあって、何度も読み返してます。
凄かった
2023年8月3日
小石川あお先生の作品は4冊目です。紙コミック大好きマンなので前作3冊は紙コミックで読みました。こちらも紙コミックで.......と思っていたんですが300ページ超えとのことで電子にしました。分厚いとページめくるのしんどいんですよね、手のサイズも関係あるのかなぁ。あと加齢(真顔)

読むの遅くはないと思うのだけど小石川先生の作品はそうはいかないですよね。描き込みえぐい。ストーリ性も強い。じっくりじっくり見ちゃう。読み終わるまで、めーーーちゃくちゃ時間かかりました。

胸が押し潰されるシーンが何度か登場します。BLの主食はハッピーアホエロなんだけど、それでも小石川先生の作品は読まずにはいられないのです。

あとこれ絶対に言いたい!!ピー助がめちゃくちゃ可愛い!!

※いたしてるシーン登場しますが見えないようにうまく隠して描いてあります。ガッツリ白抜きだと違和感すごくて、すんっ.....となるので、この描き方素晴らしいと思いました。

(338ページ。電子限定8ページ)
繊細な童話
ネタバレ
2023年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ トコトンお人好しで穏やかな麒麟の瑞獣の坊ちゃんとそんな坊ちゃんの小さい時にお世話係をしていたつばめの乙倉のお話。時代は大正〜昭和初期の雰囲気で童話の幸福な王子が話のベースとなっているので、まぁまぁ残酷というか切ないお話でした。乙倉は童話とは違い必死に坊ちゃんの鱗を取り返そうと奮闘するも、状況が悪化する一方なのがなんとも苦しくて…。最後の方にその真意が明らかになるのですが、わかったところで残酷な状況なのは変わらないのがまた切ない。つばめ=渡り鳥というエッセンスもしっかり効いていて、読み進めていくほどに世界観が明らかになってより互いへの思いの深さか感じられギュッとなる気持ちでした。最後は元の童話と違って完全には戻らないですが、ハッピーエンドです。絵も世界観にあっていてこれ自体が童話のような感覚でした
よろしかった〜
2023年7月31日
まとまるのを今か今かと!やっぱり絵本のような…ファンタジーでもここまで満足するのは、やはり画力もあると思います。優しい坊ちゃん…良かった〜
麒麟の坊ちゃん×ツバメの執事のお伽噺
ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 瑞獣の末裔、麒麟の坊ちゃん×執事のツバメ・乙鳥。5年振りに主人の元に帰ってきたが、落ちぶれた様子に心を痛めている乙鳥。困っている人を放っておけずに身を削る坊ちゃんの現状を知り、奪われた鱗を取り戻そうとする和風ファンタジー。「幸福の王子」モチーフなので覚悟してたけど、痛々しくて泣けてしまった。乙鳥にとってはいつまでも幼く無垢な子供のような坊ちゃんが、乙鳥に対する欲望や自分の立場を理解している冷静さを持ちながらも人に尽くす姿が、清くて哀しくて辛かった。最後はどちらもボロボロになって、それでも相手を求める想いが自分を保つ力になっていて。手放しでハッピーエンドと言うには大きすぎる代償を払ってしまったけれど、それでも二人が幸せそうに笑っているのに救われた。切なく美しく、優しいお話でした。
小石川あお先生~~~~!!!!好きっ!
ネタバレ
2023年7月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ O.ワイルドの幸福な王子をベースに四神獣と麒麟の子孫が存在するという明治期あたりを思わせる世界観です。泰平の世に現るという麒麟が殿(王子)なのですが、皆さんご存じの通り「幸福な王子」は最後、王子の像は壊され、燕は南方に渡れず寒さで死んでしまいます。おおかみさんと砂かぶりはハッピーエンドだったけど、今回はどうなるのかずっとドキドキしっぱなしでした。殿は幸福な王子と同様、身を削り施しを授けるわけですが、ここはBLの世界、単なる善行ではありません。それは乙鳥へのひたすらな執着愛なのです。乙鳥が離れていかないようにどんなに止められようが血を流そうが一向に気にしません。後半に向けてどんどん不穏な流れになっていくのですが、もう泣きっぱです。号泣です。渡り鳥の習性を捨ててしまうことも辞さない乙鳥の献身もすれ違って届かない。そして人間は麒麟の存在を軽視し泰平の世の象徴であることを蔑ろにしてしまう。けれど離れ離れになった二人はそれまで関わってきた人たちの存在によって再会へと繋がっていくのです。心に刺さったままいつまでもいつまでも残る作品です。傑作です。
泣ける(泣)
ネタバレ
2023年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 春夏秋冬に関わる四獣や二十四節気七十二候に関する天の巡りが現実世界に影響し、瑞獣や流れを作る渡り鳥や魚が人化している世界。時代的には近代に近い日本。平和と安定の象徴である麒麟坊っちゃんに仕える執事の燕乙鳥。使命と家の事情と立場が障害となり、麒麟の思いは空回りし、燕は気づかないようにしていたが。乙鳥を留めるために、幸福の王子宜しく、自身の身を削って他者に与え続ける坊っちゃん。勝手な人間から麒麟の鱗を回収している最中、とある軍人を怒らせ、麒麟の意味を理解しない人間の思惑で戦地に行かされ、角や蹄、鱗、錦糸の髪など根こそぎ剥がされた麒麟。乙鳥を解放し渡りをさせようとした坊っちゃんだが、乙鳥は気持ちに気づき、南に渡らず坊っちゃんを待ち、寒さにやられ瀕死に。天の巡りが変わり、天候不順による景気悪化が続き、四獣が異変に気づく(もっと早く気づけよ〜)。互いが大事、互いを思い生き延びた2人は、多くの人を助け、旅に出る。
切なくて悲しくて美しいお話。最後がハピエンで胸をなでおろす。ファンタジーなんだけど、独特の世界観で、天と四季に感謝していた旧き良き時代と、人間のエゴに壊される世界とがリアルに感じる。2人の幸せは、世界の幸せ。素敵なお話でした。
素敵なお話
ネタバレ
2023年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの他作品が全部好きなので、こちらも読みました。事態がどんどん悪い方に転がっていく〜!童話みたいなラストだったら…とはらはらしながら読み進めましたが、結果的に二人にとって悪いことでもなかったというか、色々いい感じに収まって良かったです。子ども時代の坊ちゃんが可愛くて和みました。
痛みと感涙。泣きました。
2023年7月28日
作品にじいんとくることがあっても、涙を流すことがなかった私。物語が進むにつれて、もう、たまらなくなり、ラストスパートはずっと泣いておりました。これはもう言うまでもなく心の琴線を震わす度がとてもとても高いということ。

この作品に出会えて良かったです。

季節の巡り、お役目、加護、天の巡り、繊細で詩的な世界観がとても心震わせます。繊細な絵柄と、モチーフとなる生き物の特徴が散りばめられた登場人物たち。キャラクターデザインやセリフなどから読み取れる背景や設定などを汲み取れると、読解できた(と信じている)嬉しさもあります。
ああ、私も私の命の営みを、その時間を、余すことなく堪能したい、そう思わせてくれる作品でした。しっかり生きよう。と。
小石川先生はグリムの生まれ変わりか?
ネタバレ
2023年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最高です。そして希望のある終わり方が素晴らしいです。途中、切なくて泣きました。受けのつばくらが可愛くて健気で自分の身を犠牲にしても坊ちゃん(攻め)を守りたくて、全て私のツボです!!!はい!!!!坊ちゃんも、天使っぽい風情なのに実は受けを囲い込むのに闇の側面もある攻めで、好きです。
自己犠牲極まりない両片想い🐌
2023年7月27日
大本はよくある「主従関係の両片想い」。ただ全くそう思わせない儚くて綺麗な作画や他に類をない設定/内容はさすがでした👍全338ページのファンタジー大作で、軽く読める様な作品ではなかったです。「ご主人さまとけだま」が大好きな私にとっては今作はやや複雑過ぎたかなぁと。星4.5。
大好き!
2023年7月27日
作者さん買いです。胸がギュッとなって泣けました。ファンタジーの中に一筋の信念が感じられ、優しくも強いストーリーにいつも心を打たれます。次回作も心待ちにしてます!
痛くて悲しい
ネタバレ
2023年7月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで、私にとっては心が痛くて悲しいお話でした。モチーフが幸福の王子ですので、最後まで心配でした。お互いを想い合ってとった二人の行動が悲しすぎます。巻末のショートストーリーが無かったら、浮上出来なかったかもしれません。特に、自分自身を受けを呼ぶための餌として使う攻めの執着と狂気、その根底にある寂しさ、そしてそれ以上に他者に対しての優しさから自身を削り取っていく攻めの行動すべてが悲しい。とにかく、ハッピーエンドになって良かったなぁと、しみじみ思いました。すべてを失うことで得られた安堵。ただ、ただ、二人の幸せを願うばかりです。
痛い 痛い 痛い
2023年7月26日
全338ページ。表題作のみ。ストーリー展開と絵はすごく綺麗で、この作者様の懇親の作品です。

しかしながら、とてもつらい場面とつらい展開があります。お涙頂戴は、私にはとても苦手分野でした。ラブコメ専門の私にはとてもつらい一冊でした。
本作も最高でした…!!
ネタバレ
2023年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いです。ボリュームがある分壮大な抒情詩のような作品…かわいらしい序盤から、物々しい中盤へ進み、最後に……。バッドエンドだけは絶対に嫌だとハラハラドキドキしながら読み進めました。いろんな苦節があってからの最後なのに、苦しい場面に対して幸せな場面が少なすぎます~! その後の二人の追加エピソードをください!!!
染み渡る愛
2023年7月24日
発売したばかりですが現段階で3回読みました。
そして今からも読むのですが、その前にレビューしときたいと思い今に至ります。
すごく染み渡る物語です。
バットな意味ではなく、涙の嵐でした。
何年たっても読み返したい作品です。
好き過ぎて動悸がとまらないっ!
2023年7月24日
単話でずーっと追っておりました。大大大好きな小石川あお先生の作品です。単話で全て読んだのに書き下ろしが読みたくて、単行本発刊がとても待ち遠しかったです。ああああ~!ほんと大満足!その後の二人の幸せな日常が垣間見れて、読者としては感無量ですっ!ちらりと麒麟の坊っちゃんのお母様かしら?と思えるような方が描かれているのですが、幼い頃から孤独だった坊っちゃんに切なくなりました。だからこそ二人でずーっと寄り添って幸せに暮らしいく気配を感じさせてくれる書き下ろしが、ホントにありがたや~ありがたや~なのです!
とにかく読んでほしい
ネタバレ
2023年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さま買いです。単行本にまとまるのを待っていました。「幸福な王子」のお話を重ねた日本のお話ですが、もはや作者さまのオリジナルの作品になっています。お互いがお互いを心から大切に思い合っているのに、すれ違い、離れてしまう。読むのが辛くなるような展開もありますが、2人で幸せを見つけることができた。作者さまの作品を読むと、いつも涙腺が崩壊してしまいますが、今作も然り。是非、みなさんに読んでいただきたい作品です。
唯一無二の世界観
ネタバレ
2023年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全338p

作者様買いです。

新刊纏まるのを楽しみにしていました。
今作も小石川あお先生の世界観が素晴らしく読み応えがありました。

幸福の王子の童話をベースにしつつ舞台は日本に置き換えての展開は先生にしか描けない本当に凄い作品だと思います。
お互いに対する愛情や執着色々なものが混じり合い他者に与えた先に残った本質がこの形なのかなぁと自分なりに結論づけました。
長いお話で途中ページ読み進めるのに気持ちが追いつかなくなる箇所もあったのですが、この世界観を是非沢山の方に読んで頂ければと思います。
秀逸
ネタバレ
2023年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 美しい絵と物語。可愛らしさがありつつ、切々と主役たちの心模様が伝わってくる。
獣人の描きかたが上手い!
そして、単話が配信された時にちらりと試し読みを見て、今回は可愛い子供キャラが出ないのかとがっかりしていましたが、いっぱい、可愛い子供の姿を堪能させて頂きました。
幸福の王子が元になっていると思いますが、和風に変換されていて、王子も殿に変換されて…。何より麒麟に置き換えたのが秀逸!!
そして、ただ施そうとしたのではなく、苛烈で切実な想いあっての行動であるという描き方がとても良かったです。そしてツバメが健気!
麒麟の四つ脚姿を見てまずベッドシーン大丈夫なの?と思ってしまった浅ましい私ですが、二人の絡みの美しいこと。素晴らしいです。
この方の描かれる子供の表情が大好きで、額に入れて飾りたくなります。漫画家さんだけど、色付けして個展を開いて欲しいと思いましたし、イラスト集が欲しいです。それくらい、物語にも絵にも感銘を受けました。
ただ、私は大満足ですが、嬉しい恥ずかしいドキドキの恋愛ストーリーというものではないので、好みが分かれるかな…とは思いました。恋愛より親愛寄りに思えたので。
後日談でもう少し、憂なく寄り添う二人が見たかったかな。…いや、でも、潔くサクッと終わらせているところも品があるのかもしれないな…。
本当に大好きです!!次回作以降も期待しかないです!!
良い…
ネタバレ
2023年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです!
幸福な王子の絵本を彷彿とさせるベースがあるかなと思うのですが、とっても素敵で絵本や小説が動いているような感覚で最後まで美しいです。
お互いの事を想いあっているのにそれぞれの気持ちがすれ違って途中悲しくて悲しくて…でも、それを乗り越えてお互いが必要とする道を選択していて心があたたかくなりました。
素敵なお話をありがとうございます。
心が荒んだ時に読んで欲しい
2024年5月23日
心を引き摺られる様な切なさと、幸福とは何かを知らせてくれる様な眩しさ。
これはハッピーエンドでなければ物語の伝えようとしてくれている事が半減してしまう。悲しいお話ではなく、ハッピーエンドな幸福のお話。
自分の中にある醜い価値観やエゴイズムはみんな持っているもので、自分が幸せになりたいと思うのは悪いことでは無い。けれども、その気持ちに支配されていては大事なモノは見えない。幸福とは自分の中にあって、誰かと比べる事ではない。
お話を通して、幸せな気持ちになった。
四季と生物が支える自然に感謝したいと思いました。
2人がいつまでも幸せに寄り添い続けている事が確信として感じられるストーリーでした。
えちしーんはサラッとですが、あります。
とても美しくて愛おしいえちシーンでした。
切なすぎるよ……
2024年4月14日
小石川あお先生の作品は切ないところもあるけど優しいハッピーエンドなので苦しくても読み続けられるんですが、この作品は切ないターンの苦しさが段違いでした……(泣)いや、そこがいいと言えば最高ではあるんですが、も、もっと幸せになれよぉ〜!!!人間は愚か!!!!と大泣きしてしまい……つらい……。
童話の幸福な王子モチーフだからわかりやすいハッピーエンドにはならないとわかってはいたんですがまさかこんなに苦しいとは……。でも攻めの坊ちゃんと受けの乙鳥の愛は深く、大きく、誰にも隔たれないものなので、いや、こんなに執着と愛でメチャクチャなのに!!他の人のことなんか気にせず幸せになれよ!!!と……叫んでしまいますね……。それができない優しい麒麟の坊ちゃんだからいいんですが……。すべてを人に与えてしまった坊ちゃんの痛々しさで大泣きして、でも乙鳥は坊ちゃんの腕の中に戻っていて……幸せなのにくるしくて、くるしいのに幸せで……。
最後はハッピーエンドなんですが、それでももっと幸せになってくれよ〜!と泣いちゃう。ストーリー重視、切ないの好き、でもハッピーエンドがいい、そんな方にはオススメできます。そして、あお先生の美麗作画を味わってください……。
ぐさっとささります。
ネタバレ
2024年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「幸福の王子」をもとになので、どこまでも自己犠牲をいとわない麒麟の坊ちゃん。
そして、そのそばにいるツバクラ。
いろいろ童話をうまくベースに話が展開。切ないところも多かったですが、ラストはハピエンでよかった。
どちらも、互いがかけかえのない存在。
涙なくしてみれない話で、美しいです。
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お互いに想い合う気持ちがとても尊い
ネタバレ
2024年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 戦争の起こっている時代のお話なのでそれだけでも胸が痛みますが、戦争で人々が殺伐としている中麒麟の坊っちゃんが自分の身体を傷付けて宝石を分け与えていてそれでなお心が痛みました。本当に貧しい人々はもちろん欲だけの為に人の良い坊っちゃんを騙して宝石を奪う酷い人も沢山いてそんな人達から必死に宝石を取り戻そうとするつばくらがとても健気で切なかったです。戦争によって引き離され死んだように牢に入れられていた坊っちゃんが隣の牢の人に偶然聞いたつばくらの話でつばくらの思いを知り生きて出ようと決心してホントに良かったです。2人ともボロボロな身体でも生きて再会できて良かったです。
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どきどきしながら読んだ
2024年1月24日
和風だけど燕と坊ちゃんということで幸福な王子を題材にしてるのだろうなとわかったのでハラハラしながら読みましたが、ハッピーエンドでよかったです
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作家推しです
ネタバレ
2023年12月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家推しです!!
なのですが、ページ数があるなぁ(ー_ー;)と時間がある時にと寝かせていました♪
楽しみにしてたのですが、こんなに切ないとは……
聞いていない( TДT)
はあ~可愛かったけど、ツラかったです。
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300ページ越え
ネタバレ
2023年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃページ数が多いので普通の2巻分以上。読み応えがあります。
ストーリーも申し分なく。。後半はうるっと来てしまいました。
殿とつばめ。。童話の「燕と王子?」を掘り下げたBLみたいでした。
昔この童話を読んでよく泣いてました。童話はハッピーエンドじゃなかったけど。。
こちらは幸せになれてよかった。殿が麒麟というのも小石川先生!って感じで好きでした。
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ハピエン?なのか、、
ネタバレ
2023年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みで気になって気になって、、
もっと過激な執着攻めに捕まる受けかと思いきや、もっとお互いを尊重し合える暖かな仲でした。
どうしても、戦争のお話が苦手でこれはハピエンと言えるのか?と思いましたが、最終的にハピエンだったのかなとは思います。
人間の愚かさが目立ち少し辛辣な部分は苦手でした。
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痛い……!!
ネタバレ
2023年7月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 痛いのが苦手なので、自分で鱗を剥がしたりしているのが恐ろしかったです。ストーリーに関しては正直200ptくらいまでは「ながーい……読むの疲れた」ってなりましたが、後半はどうして麒麟が鱗を剥いでいたのか本当の理由や出兵命令、つばくらの覚悟が見れ目よかったです!人間と動物・瑞獣などの世界線が「こうです!」って書かれていないので読むのに疲れましたが、最後を知ってしまえば梅さんやつばくらが人間の形をしていたのもわかりました。最初の方のレビューの方々が幸福の王子がモチーフと言われていたので読んだところなるほどでした。なんもなく共依存みたくて、そこも上手く書かれていました。
ラストまで目が離せないファンタジーBL
2023年7月27日
はじめましての作家さんでしたが、発売直後に熱いレビューが多かったので購入しました。

端獣の末裔である麒麟と人型になることができるツバメの人外BLです。
それぞれの使命とか戦争とかあさましい人間の思惑とか、それに加えて素直になりきれなず自分の本当の気持ちにも相手の気持ちにも気づくことができず、簡単には結ばれない2人のお話で、本当にラストまで目が離せません。

個人的に中間までのツバメの行動があまりにももどかしく、また人間の余りにも愚かな行動が腹立たしかったので星は4にしていますが、本当に唯一無二なここでしか得られないストーリーの奥深さがあると思います。
少しでも気になったら読んでみてください!絶対満足すると思います。
最後涙涙涙…
ネタバレ
2023年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ まず、ハッピーエンドです。ただ、最初からずーっと、自分のコロモがお金になるから、お金に困ってる人に渡すのに、剥がして渡したりするのが痛々しい。300P越えで読み応えはあります!
ハッピーエンドだけど…
2024年10月13日
痛々しい期間が長い…どんどん肉体的にもひどくなっていく…つらい。
最終的にはハッピーエンドだけど、痛々しすぎてちょっと苦手です。
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綺麗な話
2024年4月27日
とても綺麗な話で美しいのですが私には向いていないと思いました。そもそもファンタジーな話に感情移入できないのかもしれません。だったのキャラも性格が良すぎて逆に愛着が沸きませんでした。
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痛い……
2023年10月11日
作者様買いだったのですが、この作品は痛すぎました。
精神的にも肉体的にも痛くて、読み切るのがしんどかったです。
物語冒頭から幸福の王子のオマージュであることはわかっていたので、ハッピーエンドは半分諦めていましたが、この結末は何と言って良いものか。
個人的には、人間の傲慢さと愚かさが身に染みる作品でした。
人間は愚か
ネタバレ
2023年7月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二十四節気の季節を様々な神様やその末裔が治めていて滞りなく季節を巡らせている世界。人間とそうでないもの達が混在して生活している。攻めは麒麟で受けはツバメ。渡り鳥は季節を巡らせる使命を持っていて冬には攻めの傍を離れなければならない。春になって受けが帰ってくるのをひとりぼっちで待っている幼い攻めが寂しくて悲しい。受けを引き止めるためにその身を削っていく姿も痛々しい。幸福な王子をモチーフにしてるから悲恋かも…と思っていたので最後はハッピーエンドでよかった。攻めを利用したり身に纏う鱗や角にたかる人間達…愚か…って気持ちが強い。
オリジナルとして…読めなかった
2023年10月10日
小石川さんの作品がどう、という前に…オスカー・ワイルドの『幸福の王子』をどう解釈しているのか…という星評価です。
モチーフをどう展開させるかは作者の希望や願望も含めたものかと思いますが、わたしには受け止めがたかった。
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