婿さんは由緒あるご家庭だが家族の愛情に恵まれず、勉学に励んで軍人になり、つらい役目をこなして出世もされて。嫁さんは地方の豪農の末娘。愛情に恵まれて純真に育ち、経済的には強い立場。婿さんにはすべてが眩しいだろうなぁ。穏やかで楽しい夫婦生活。裕福な立場で尚の事だろう。部下や同僚の立場もそれぞれ。庶民に近いのは火傷跡の軍人と芸者のカップルかなぁ。
きな臭い世相がいよいよ燃えたら、この人たちはどうなっていくのか。嫁さんの実家は第2次大戦後の農地改革で多くを失うのか、うまくやり過ごせるのか。地域によって差が大きかったから。うちの実家はすべて失った側だから、祖父母たちはうまくやった人をいつまでも羨んでいたよ。祖父は軍歌をよく歌っていた。戦前の話はもはやファンタジーだから、より幸せな結末を願う。