「Kの支配者」と同時収録の単行本が春には出るそうですが、待てるわけが無い!!
という理由で、「HOUSE」をポチッ!
この作品を読むとSとMというのは、ただのプレイ、なんだと思い知らされました。
『支配者』と『支配されたい者』は別次元なのかなと⋯。これは、もう「精神的欲望」でそこに満たされてこそ初めて味わえるお互いの多幸感。
奥田先生は、さらに禁忌の関係も絡めて余計に怪しい雰囲気を醸し出してるのが良い。
さらに言うと、最近の流行りのピュアなストーリーの真逆の展開を描いているのが尚更、素敵です。
他の人のレビューを見てると「Kの支配者」の意味が分かった⋯みたいな事を書いてる人が多かったけど結局、Kが自ら命を絶ったのは『支配者』のつもりが『支配者にされてた(されてたに二重線を引きたい)』という現実が分かったから自分に絶望したって事??今作品のお父さんのように。
まぁ、個人的にはストーリーが時代に逆行してる感じが良かったです。
☆4は、やっぱり「午前2時〜〜」には勝てない⋯という自分勝手な理由です。ごめんなさい。