ネタバレ・感想ありハンケチーフ持って、タイムマシーン待って、ラストシーン黙って、のレビュー

(4.8) 30件
(5)
26件
(4)
2件
(3)
1件
(2)
1件
(1)
0件
とっても考えさせられる作品
2026年5月22日
登場人物一人一人の心情を想うと、その課題と達成には正直気持ちのギアを上げられないまま読み終えた。状況こそ異なるが、わたし自身が今タイムリーに低迷状態にあることがさらにリアルさを増し、じとじととした不安や孤独に足先から嫌な感じさえした。それでも作中の多くの言葉や感情に勝手に救われ、馴染みある日常会話やそのやり取りを、地味にかつテンポよく描かれているシーンが、その都度ちゃんと日常に戻してくれた。
とても読ませてくれる作品。
いいね
0件
重たい
2026年5月3日
登場人物がみんな、まるで現実のSNSでケンカしてる人たちのようにトゲトゲしていて、読んでいて眉根が寄るような気持ちになります。そして主人公は不遇な場所に諦めたような顔をして生きている。それでも目を離せずに読み終わって「続くのか!!」と、続きが早く読みたい気持ちになっています。
いいね
0件
読み応えを求める方に
ネタバレ
2026年4月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続刊ありとのことで、完結はしていません。が、この一冊だけでも読み応えは充分すぎるほどです。続きが気長に待てる人は読むべきと言えます。
もともと作者さんが好きで、オールドファッションからハマり、地道に全作揃えております。繊細な絵と言葉遊び多い台詞。何より物語の背景があまりにリアルすぎて、胸が痛くなります。細い線で描かれる人物や背景とは真逆のドロドロとした人間の汚さ、醜さ、愚かさが真っ黒に表現されていて。お人好しで背負いこんでくれる人、優しい人がなかなか救われない世界を見事に表現しています。正直者が馬鹿を見る世界。自分勝手な人が得をしてるような、そんなやるせない世界に女性向けの話とは関係なく引き込まれます。感情移入しやすい人は気落ちするかもしれません。まだハッピーエンドも救いもみえてません。これからの2人が泥沼の中、一生懸命歩き続ける先に幸せがあってほしい。できたら2人手を繋いで行ってほしい。そんな気持ちになりました。
いいね
0件
漫画って素晴らしい
ネタバレ
2026年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 帯?に書かれている言葉から、アレな感じか?とポチるのに勇気がいりましたが、主人公は好青年でした(ホッ)。

セリフが膨大な上に、てん(、)まる(。)がついてて小説のようだし、四角いコマやカット割り、テンポのいい自然な会話はまるで映画を見ているよう。
でも、映画じゃこの早口多言や内容に頭がついていけないし、小説じゃあ人物の無言の時の表情や、間の良さが味わえない。何度も出てくる眼鏡を直すという動作、おそらくカニさんのちょっとした心理が込められた動作表現も、映画でやるとクドイし、小説ではそもそも出来ない。
映画でもなく小説でもなく、漫画ってやっぱり素晴らしいと思える作品。

喋りと無言の間の繰り返しに、花虎の日常を、リアルタイムで見ているような錯覚を覚える。
彼の過去は具体的には分からない。けれど結果論として、やらかしたのは間違いなく、彼はその事に苦しんでいる。
クズ、カス、底辺。個々の事情を剥ぎ取り、一纏めにされるし、自分に対してしてしまう。人が社会的動物であることを、物語全体で感じ取れるストーリー。
 生殺与奪は他人が持っている
真実だけど、それは違うとするのは安易な思い遣りではなく
蟹ではなく海胆である可児さんの、人や社会に対しての不動のスタンスだからこそ、心に沁みるんだよなあ……涙

…でも、こう言っちゃあなんだけど、二人ともめんどくさい(笑)
そのめんどくさいを受けとめてくれる人がいるのは幸せな事だね。

しみじみといい作品。この二人がどうなっていくのか、次巻、タイムマシーンを楽しみに待ちます。
重い内容も佐岸先生ならば
2026年4月11日
こんな風に描くんだなぁ、と思わず感心してしまいました。
主人公の職場は超ブラックだし、育った環境も辛いばかりだったから、読んでいて陰鬱な雰囲気になるかも?と思いきや、佐岸先生のポップなタッチの絵や登場人物の軽妙なトークで暗く成りすぎず、独特の空気感でお話が進みます。
この感じクセになる!
確かにセリフの文字数が多くて、大人お目目には厳しいのだけど、言い回しや内容が面白いので一字一句大切に読んじゃいます。
やっぱり佐岸先生の作風が好きです!
続きが早く読みたい。
みんなが幸せになるのを見届けたいです。
胸が詰まる、でも読んじゃう
ネタバレ
2026年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初めて漫画のレビューを書きます。読破後にこの一冊について、なにか書かないととせき立てられてしまいました。不思議です。
 文字数が多めの本です。そして心の中の表現がほぼないがために文字のほとんどは人物のセリフです。主人公ですらもくもくした吹き出しや文字だけの心中の表現がないので、感情移入するというよりは花虎の時間を外側から覗き見ている感覚でした。
 花虎とカニさんの会話がとても面白いです。2人とも遠投型のはなし方なので、会話をしているはずなのに相手に届けることを優先してないんです。自分の言いたいことを言いたい時に言いたい分だけ。ボールがたまたま届いたらわぉ、みたいな。(着飾らない裸の言葉が謎に相手に響いてるときありますよね。)そんな二人が相手に届けるためのボールを出し始めた時に、私は不覚にもうるっときてしまいました。
 1番印象に残ったのはゲイとヘテロの感覚の違い。気づいた花虎の表情、辛かったです。

 なかなかに重い過去や現実味の強いハラスメント、犯罪の描写があるために気軽におすすめと言うわけにはいきませんが、心にある程度のゆとりがあって、ハンケチーフがお手元にある際にぜひ手に取ってほしい一冊です。
 腐の世界の住人としてどうしても期待してしまう気持ちはありますが、それよりも彼らの行く末がどうなるのか、佐岸先生の描く物語を楽しみに待ちたいと思います。
 最後に、先生の時間の経過を感じさせるコマ割り、独特の雰囲気は唯一です。先生のコマの活かし方に魅せられた内の一人として、至高ぶりを噛み締めたいと思います。
久々の
ネタバレ
2026年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 左岸先生ですよ!栞で読んでいて、コミック1冊分になって、しばらく休憩。

なんか哲学っぽい感じが好き。
自分を受け入れてくれない人に対してどうするか。
傷を持ち、乗り越えたようで乗り越えていない根底。
生きることは大変だけど、希望が持てれば世界は変わる。

気長に続きを待っています!
何もしたくない時に読むといい
ネタバレ
2026年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漠然と、死にたいと思う時に、自ら死ぬのは怖いから誰かに殺して欲しいと願う事が多々あって、
それでも生きていて欲しいと誰かに思われたい
けれど、誰かに生殺与奪の権利を握ってて欲しい。という事が過ぎた願いだとは理解してる

そんな事を考えるのが昔から常だっただけで、別に悲観的な訳じゃない
多分、それが自分が生きていく上での命題な人の話
コマ割りの妙
2026年2月23日
スマホでは読めないのでタブレット必須
なんだか中性風の不器用なヒトの 言葉と視線が交差して 心の妙が見える
窓の格子から覗き見るような 欠けた心を覗き見るような 日常の喧騒から離れた空気感がある
面白い コマ割りの妙
ハンケチーフ持ちました!
ネタバレ
2026年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ snsでblを紹介してくださる方のご推薦で即購入
やー思ってたのと違ったけど凄かった…
オールドファッションのイメージと270°違うんだけど、根底に流れる人間への暖かな眼差し、愛情は変わらずに伝わってくる逸品
表紙で主人公の顔がよく見えないのは、主人公が私に顔を見られたくなかったのか
いつかこっちを向いて笑ってくれる日が来ると信じて祈ります
個人的には永山冬介君が気になるんですが(良いやつなのか実は悪いやつなのか…)、出てくるみんなが幸せになれますように続刊を首を長くしてお待ちしています
でも、極悪店主と、妻子がありながら花虎に手を出した団体職員幹部はバチが当たって欲しいです、毒母も!
まだまだタイムマシーン待たないといけないし、ラストシーンは黙ってないといけない様子
大事なことは2度言います、続刊待ってまーす!
いいね
0件
んー…続きが気になります😊
ネタバレ
2026年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレしてます。

表紙が1色って素敵だなと思って読んでみたら、それぞれの人生が深く描かれているなと。。すごく気になる所で終わっていて、そのコマをしばらく見つめました。

花虎という名前も素敵で、自分で髪を切っているのか短くしようとした事もあったのかなと。だからあんなウルフカットみたいになっているのかな?と。花虎の髪の長さを見ていると、彼の最後の自尊心の様なものを感じ。ルームシェア友人永山には、謎のイライラを感じながらの読了でした。可児と蟹のセリフも良かったし、長台詞も多い中、流れるように読んでしまって、なんだか静かな映画を観ているようでした。

重い…と言ってしまったらそうなんだけど、みんな持ってそうな感情でもあるなと。
エゴサも親への仕送りも…ツラい幼少期も。永山との生活はなんとなく性行為の無い同棲生活の様に感じ。全負担自分で背負ったバイトもそうなんだけど、花虎の日常生活自体が自傷行為の様で。母親のコピペの人生の様な。鬱っぽいというか。毎晩眠る場所を探している様な…。そこから可児さんとのシーンはだからかほっこりでした。

読みながら遅い青春をしてるなと感じたりもして。親から貰えなかった安心感を探している様な花虎はどうなるんだろ…と。
永山さんも。なんだかんだで彼女はいるのに花虎の可児さんへの想いを心配する辺り、何役を演じてるんだろうなと思ったり。
地球が爆発しないかなとか、育てられないのに子を産むなとか。色々重い台詞が出てきますが、あぁあったなそんな感情と。頑張れーと思いました。言葉が難しいですが、送金しないと…という状況だからあの日常があり、その忙しさを理由にできるから、眠れないと悩まなくても良い。生きていける。
ハンカチがリボンの様に感じた花虎は可愛かったし、可児さんと手を繋いでいる様なハンカチも可愛かった。
不倫だったかもだけど、同性と恋をした経験があるから可児さんとも出逢えたのかなとか…色々と作中のあれこれを重ねながら読みました。その先に何があるのかを楽しみに✨
表紙の丸い背中が好き
ネタバレ
2026年2月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ついついBL視点で何かを期待しながら読んでしまいますが、この先どうなっていくのかーーー。
淡々とした上澄の日常の下には何層もの薄暗い過去や感情が渦巻いていて、それを少しずつ削り取りながら核心に迫っていく物語。

花虎の過去や可児さんのエピソードはそうそう身近で起こりうる事でもないのに、やたらリアルにスルスルと自分の中に入ってきて。入ってきすぎて受け止めるのに時間がかかったり、確かめたり期待したり…そんな風に作品に引きずり込まれこてんぱんにされました。静かに進んでいくお話なのに胸がざわざわしっぱなし。
冬介にざわざわ。ラストにもざわざわ。読み終わりタイトル見返してざわざわ…
盛大なハッピーエンドは望まない、ただただささやかで穏やかな日々を主人公たちに与えてほしい、そんな風に願ってしまう作品です。
カニなのかウニなのかエビなのか
ネタバレ
2026年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ラフな服装と髪型、佇まい。そしてそばかす。
ネットで見かけたその姿とタイトルに、ひと目惚れのような衝動を受けシーモア内を検索、購入。
タイトル含め冒頭からひたすらに続く会話と、映像のように流れていくコマ、何気なく置かれた事実を見せつけてくるショットの数々に、とんでもなく文字量は多いのに飽くことも疲れることもなく、読む手が止まらなかった。
全253ページ。佐岸左岸先生の女性ジャンル作品。

基本他人には塩な対応をしながらも相手を尊重し、過重労働を一身に背負う飲食店勤務の主人公花虎と、その仕事先の面々。そして仕事帰りに出会った謎の男、可児。

淡々とテンポ良く会話は進んでいくのだけれど、各々がなかなかに重いバックグラウンドを持っていて、1巻終盤は更なる重さを、受け止め切れずに私の思考が一旦停止。
読み返すとまた置かれた事実が見えてきて、やり切れなさを強くすると共に、花虎と可児、ふたりの関係性の構築に希望を見いだしたくなってくる。

タイトルにもあるハンカチの使い方が上手なんです。
可児の自己完結した価値観に救われる花虎の心を、よく表している。
箱に入れられ並んだそれらは、一枚一枚が可児の嘘偽りのない優しさで、幼馴染や後輩からの心配では埋めることの出来なかった花虎の心を埋めていく。
可児の言葉は、惑う感情を自分に向き合わせてくれる。

ていうか幼馴染の冬介は本心が分からなくて気になるし、後輩の八作くんは可愛くていい子だし、続きがすごく気になります。菫さんも何だかカッコいい。
めちゃくちゃネタバレで語り合いたい…
重い話も文字数多いのもドンとこいの人GO
ネタバレ
2026年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 小説の全セリフに絵が描かれている、というくらいの圧倒的文字数です。
これ1冊で通常の漫画なら2冊分くらいの情報量。
街中で偶然出会った動物探偵の可児と居酒屋店員の花虎。2人が軽やかに交わしていく会話の奥にあるそれぞれの過去があまりに重すぎて久々にダメージくらいました。
また花虎の職場関係の人たちが闇を抱えた現代社会の代弁者みたいでやるせないやら腹が立つやら・・・

自分や相手を語るとき、2人とも甘い言葉も優しい慰めの言葉も使わない。
使わないけれど、私達が普段聞く言葉の本質を的確に膨大なロジックで輪郭を作って提示してくれる。
何に苦しんで何に悩むのか、引き出しをたくさん持たされた彼らから発せられる言葉には嘘も媚びもなくて、読者の脳と心にも話しかけているようにも感じました。
一見屁理屈で面倒くさいけどとても誠実な言葉たち。あぁ先生の作品だなぁと。

花虎の長髪がとても似合ってて好きだし、なんといっても表紙が最高です。
何なら表紙とタイトル買いしたまであります。可児のインテリぽい黒髪&メガネも大好き。
まだ謎多き花虎の同居人の冬介や後輩の八作との関係もすごく気になる。彼らは花虎の過去をおそらく知ってる人達であり出てくるとホッとするけど、特に冬介の本心が見えなくて先が気になりすぎます。
BLの要素を通してその枠をはるかに超えた社会へ投げかけるようなストーリーの面もあるものの、先生のキャラの魅力に救われるから重くても何度も読める。

1巻のラストがめちゃくちゃ気になる終わり方をしていて、どれだけしんどかろうが2巻を読まない選択肢はないです。2巻終わってからの方が色々はっきりして良さそうだけど、考えだしたら止まらなくてつい長々書いてしまいました。
花虎くん、絶対に…
2026年1月28日
全253ページ、ものすごい量の文字、細かいコマ割り、人物や背景などの丁寧な描き込み。登場人物それぞれに主義主張があり台詞が膨大で、それらをちゃんと理解したい、余すところなく汲み取りたい…などと思いながら大切に読んでいたら、読破するのに2時間近く要しました。読後は様々な感情が頭の中をミチミチに支配し、大変心地良い疲労感を味わえたのですが、何よりも強く思うのは、花虎くん、絶対に幸せになってくれ…!の気持ち。
一人でもいい、パートナーと一緒にでもいい、友達とでもいい、猫とだっていい、とにかく絶対に幸せになってほしいと願わずにはいられない。花虎くんなりの幸せを手に入れてほしい。
カニさんから度々差し出されるハンカチから、さりげないけれど絶対に当たり前なんかじゃない、丁寧な優しさを感じられて、読者の心まで大切に手当てしてくれているような、そんな気持ちになります。
続きが待ち遠しいです。
無茶苦茶
2026年1月28日
読み始めて数分でこれはとんでもないぞと思った。
何よりも自分が大好きなあの頃の少女漫画であり、崇高な何かを読んでいる感覚がする。
考え抜かれたコマ割りと癖のあるセリフと細かく描かれた背景に溶け込む人物達。これはなんだろう。。。。
とにかく無茶苦茶いい漫画だ。
手で紙をめくって読みたいなと久々に思わせてくれた作品。
会話量は膨大、モノローグはゼロで面白い
ネタバレ
2026年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙に惹かれて試し読み、即購入しました。
文章はほぼ会話だけで構成されていて、状況説明どころか心の声さえ無いのが珍しくて面白いです。

以下めちゃくちゃネタバレあります。

冷やかし客に丁寧に対応する主人公が実は後ろ手で中指を立てていたり、ヨーグルトの賞味期限うんぬんが嘘だったりを発見するのが謎解きみたいで楽しい。
いつ過去が明らかになるのかとドキドキしましたが、ネットでの誹謗中傷の件で「これか!これはつらすぎる」となってからの激重第2弾、しかも双方があると思わないじゃないですか。
打ち明けられた過去はとてもつらいものでしたが、作品の展開の妙に高揚感を覚えました。
カニさんちに泊まった翌日の花虎くんの服はカニさんに借りたのかな、ペアルック、読者サービスですかね、ありがとうございます。
まだまだ明らかになってないことが多いので、少しでも彼ら彼女らのことが知れるのを楽しみにしています。
誰に贖う
ネタバレ
2026年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐岸先生の新作、というだけで何も考えずに購入。
これはすごいです。漫画という表現を超えてる。
毒親、格差、ゲイ、マイノリティ、虐○家庭、ブラック仕事。
上っ面だけの問題意識ではない、当事者たちがそこにいる。
こうしたテーマを扱う作品は多いけれど、こんな描き方で読み手の気持ちを揺さぶる力を持つ作品は少ない。
本当に苦しい人は語らないし、そもそも社会生活を営む上で、他人に一々自分の抱える事情なんて言ってどうする。
この作品に登場する人々も抱えた膿を小出しにしながら小康状態を保っている。
説明のない、会話と画力で訴えてくる佐岸先生。
200ページ超えの漫画とは思えない程の情報量。
自責、他責に苦しむ登場人物と私の境界線すらもうわからなくなる。
描かれたコマの細部が映像のカット割のよう。
それもこれもどれも意味のある背景、感情を伝える表情と絞られた台詞。
親子家庭問題を扱う心理・社会系の本を読む機会がそこそこある人にはしんどいかも。
でもそのしんどさを救ってくれるのは、登場人物たちの描かれ方。
好みは分かれるかもしれないけれど、これがすごい作品だってことは間違いようがないと思うなー。
小説を読んだような読後感
ネタバレ
2026年1月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ たぶん読み切るのに1時間くらいかかりました。文字量も普通の漫画より多いんですけれど、それよりも花虎や可児さん、その他周りの人物たちの心情表現がそれはもう素晴らしくて、一コマ一コマじっくり読んでいたからだと思います。

登場人物はみんな、本当にいるんじゃないかと思うくらいリアルです。名前も覚えてませんが、超絶腹が立つキモキモ上司ですら、同性愛に対する感じ方など、あぁいるいるこういう人。って思わせられて、私はそんな世界に生きているんだなあと思うと、やりきれない気持ちになりました。そして私自身もきっと何かしらに偏見を持っているだろうということに、悔しくなりました。

色々言いたいことはあるのですが、本当に言葉にならないです。ただ、これだけは言えます。これはBLに留まらない。
インターネットに振り回されて、傷つけられて、ボロボロになるとわかっていても、インターネットに依存してしまう私たちが、じゃあ他に何を頼りにすればいいのか、そもそも依存先を作ってもいいのか、それに気づかせてくれる作品だと思います。

可児さんが花虎の過去を知ったあとにかける言葉ひとつひとつは、まるで私たち向けて語りかけているのかというくらいリアルで、あたたかくて、私にとって本当に大切なものって何だろうと見つめ直すきっかけをくれました。

つづきがあるとのこと、本当に本当に嬉しいです。花虎たちの幸せを願いながら、首を長ーーーくして、待ってます。
ずっと待っていました
2026年1月25日
大好きな先生の作品がまた読めるというしあわせ。生きててよかった!イラストの描き込み、文字のぎゅっと詰まったページ、1枚1枚を捲るのが惜しくなるほど愛おしい作品です。時間をかけて何度でも読み返したい一作。
さすがです…!
ネタバレ
2026年1月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな佐岸左岸先生の待望の新刊、ずっと待ってました…!
物語を読み進めていくと、読む前には全く想像していなかったリアルな重さもありましたが、それを直球かつ上手く言語化されていて、心の中で「さすがです!!」と思いながら読みました。

花虎を取り巻く人間関係、可児さんとの関係、職場のことなど、色々と気になったまま1巻が終わったので、今から2巻が待ち遠しいです!
紙本でも読み、電子でも読み返しましたが1度読んだだけではすべてを読み取れていない気がして、何度でも読みたくなる作品です。
(なお、電子には紙本のカバー下のお話は未収録のようです)
待っておりました。ずっと
ネタバレ
2026年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 紙面での購入なのですがどうしてもレビューしたく‥。
佐岸先生の作品はどれを読んでも間違いが無いのです‥!(*_*)!
コマ割りの多さは本当に素晴らしいと思います。✴︎✴︎
まだ一巻なのにとんでもない情報量と感情が爆発してしまいます。花虎の今の職場の場面は本当に心が締め付けられますし、彼の過去は相当なものでありそれを抱えたまま大人になって、今も付き合っている。それを含め少しずつ事件が起き、人と出会い。次読みたくなる要素を全方向にたくさん散りばめられていると感じました。
カニさんの言葉にはただただ救われるし、響くものがありました。
早く次が読みたいなあ‥。人生で大切な本になりそうです‥!☆
佐岸左岸先生の世界観が好き
ネタバレ
2026年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新作待っておりました。
ひとつひとつのコマに意味があり、繊細な「間」だったり気持ちだったりがとても伝わってきます。
魅力的なキャラクター達。主人公2人を取り巻く人たちとどんな関係なのかが気になります。とーすけとの関係など。。。早く続きが読みたいです。
ミントティーとエディブルフラワーのある家って素敵すぎませんか…
絵の空気感もですが、セリフもとても好き。先生はいつか脚本家もできるのでは?と思っています。
最後の足、誰のだろ〜
続き楽しみです!
思わずレビュー
2026年1月22日
とてもセリフが多いので読むのに時間がかかりましたが、とても面白いです!登場人物それぞれに様々な背景があり、キラキラした明るく楽しいだけの作品ではありませんが、思わずレビューを書いてしまいたくなるお話でした。登場人物の1人1人の人物造形が作り込まれていて興味深いです。どのような展開になっていくのか楽しみです。可児さんってカニさんじゃないんですねー、海胆なんですね。思わず海胆検索しちゃいました…
佐岸左岸様の新刊待ってました
2026年1月21日
可児さん面白いし花虎くんカワイイ
ネコもかわいいし
いろいろな過去があっていろいろな今がある
めちゃくちゃ面白かった
ピクニックの方も単行本出るといいな
待ってます
薄暗く、明るい、繊細なおはなし
2026年1月21日
時間のあるときにゆっくり噛み締めながら読み進めたい一冊です。

セリフの文字数は多いけれど、感情の多くは語りすぎず、
自他の境界線が曖昧になったり、明確に引かれたりしながら、
登場人物たちの人生が見えていくのに、
次のページにすすみたいのになぜかもどりたくもなりました。
うわあ、めっちゃ重くて辛かった
2026年2月21日
今メンタル堕ちてないのに、堕ちちゃったじゃん!って程に読んでて辛かったですね、それで星4つにしました。つづき、でハッピーだったら5にします!そうじゃなきゃ嫌だなーって思います。
誰か、誰でもいいの!いや、彼は誰でも良くないのだけれど。ほんと、頑張ってるって抱きしめてあげてよ。
膨大な小さくて多くの文字数を読むと、哲学的思考の世界観に連れてかれる。うん、これこれ。佐岸先生!!
辛い
ネタバレ
2026年2月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 佐岸左岸先生の新刊だ!と、思って飛びつきましたが…
辛かった。重かった。なんかもう、色々辛すぎた。花虎は一刻も早く仕事辞めた方がいいよ。てか、みんな。もうやばいよ…出てくる人出てくる人、みんなして境遇が辛すぎ。どうかみんな幸せになってくれ。続きが気になるけど、読めるかな。分かってはいましたが、やはりコマ割りとセリフが多くて文字がかなりの量なので、読むの大変。そして内容が内容だったので、結構飛ばしちゃいました。辛くて。読み返せるかな。元気な時じゃないと読めないな。
先生の作品は大好きです
2026年1月24日
なんにせよ、オールドファッション〜がとにかく大好きでコラボカフェに体調不良で行けなかったことを一生後悔するといまだに泣いているくらいです。
が。
今回の作品というか、とにかく先生の作品をずーっと首を長くしてまっていたんですが、難しすぎます。なにせ文章が多くて…まだ一回しか読んでませんが二回三回とじっくり読まないと奥深いところまでは読み取れないかな、と思ってホシ三つにしました。続くようなのでその後をまた記載させていただきたいと思います。
BLとしての評価です
2026年4月1日
待ちに待った佐岸左岸先生の作品ですが オールドファッション カップケーキのような先品と思って購入すると全く違うのでご注意を! 文字が多いし書いている内容を理解するのに時間がかかります。(理解度低くて申し訳ない) でも先生が投げかけたかったものの意図は理解できます。出版社の意向かはわかりませんがBLを絡めなくてもいい内容だと思いました。
レビューをシェアしよう!
作家名: 佐岸 左岸
出版社: 大洋図書
雑誌: