ヒーローは親の意向からの婚約に反発した結果、拗らせ、不器用に執着し、最後は素直に溺愛するように。溺愛までが長く、あらすじのようにヒロインの計画後すぐに溺愛きた~!ともならないので、まだ溺愛にならないの?と感じる読者さまもいるのでしょうが(これはあらすじの先入観が悪いと思う)、私はそこまで気になりませんでした。あと他の方が気にされていた最初の機会に婚姻契約をしなかったヒーローの心情は、普通に載っています。見落とされたか、読了後まで印象が残らなかったのでしょう。ストーリー的に書き落としはありませんが、一巻完結というには、まだ先に続くようなネタが投げっぱなしであるので、売れれば二巻、あるいは続編が出るのかもしれませんね。しかし区切りは付けられていますので、これで終わりと言われても受け入れられる内容でした。