小説版からの読者です。
「文字だから思いっきり描けたホラー要素、マンガだとちょっと抑え目かなあ」という心配しつつ読みだしたコミック版。
思いっっっきり暴れてました。
夢に出そうな惨たらしく恐ろしいシーン、冒頭から全開です。超常的なバイオレンスも人間の嫌~~な心理も満載で疾走する序盤4話、まずはお見事でした。
しかし本作の魅力は残酷描写だけではありません、異常事態の解明へと挑む中盤からの展開も非常に面白いのです。
「愛してる」は怖いこと――この副題の意味が重く深く心に刺さる、熱く切なく背筋凍るヒューマンドラマです。
……そうだ、大事なこと言い忘れてました。
女の子が可愛いマンガでもあります、可愛さと怖さのギャップでクラクラできますよ。特に唯一の癒しである姪っ子・星麗南ちゃんの存在感に要注目。約束ですからね。