僕らの食卓
」のレビュー

僕らの食卓

三田織

心があったまる癒しのストーリー🍙

ネタバレ
2025年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドラマ化もされているんですね。無知すぎて存じ上げなかった…。
何度かお目にかかっている表紙とあらすじを読み、好きなストーリーだと確信して拝読。
誰かと食事をすることが苦手な豊と、おにぎりが縁を繋いだ穣と種の兄弟とのお話。

これはもう冒頭からガッツリ心を掴まれました。豊のちょっと寂しいルーティン、独りのお昼時間に遠慮なくズカズカ入り込んでくる種くん(笑)。何だこの可愛い子は😆
他人と食事をすることにトラウマを抱え、それまでは孤独だった豊。おにぎりをきっかけとして種くんとその兄・穣と出会い、一緒にご飯を食べ、同じ時間を過ごしていく…。溢れんばかりの優しさと癒しが詰め込まれたストーリーです。

種くんが豊のことを“ゆかた”と呼ぶのも、ちっちゃい子あるあるな感じで見事心を射貫かれてしまいました。可愛すぎて…。
あと“おとう”呼びも個人的にすごく好きでした。自分が父親のことをそう呼んでたのもあり懐かしくなってしまった。

絵柄はほわっとしていて可愛らしくてナチュラルで、ストーリーにすごくぴったりだと思います。BL要素はだいぶ薄め、しかしこの物語はそれで良し!
ドラマ化されたのも納得。世界観・キャラ・お話、全てが◎の作品でした。
それと作中のご飯美味しそうで、お腹空いてきてしまって困った…🍙
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