何かもう言葉にならない…

2025年7月2日

ニャオスキー先生はずっと気になっていた作家様。全ての作品の雰囲気ある表紙、そして試し読みで感じた作風。絶対に私好みのお話を描かれる方だと思っていたのですが、積読の消化に時間がかかりなかなか手が出せず…。
そんな折、読みたかったこの作品の１巻が無料！この機会を逃すまいと早速拝読。

あらすじにあるように、タクシードライバーとその乗客のやりとりがメインに描かれるオムニバス作品になっています。
１巻は、ドライバーの樋口が乗せた客が、偶然にも高校の同級生・岩崎で…というストーリー。
高校生当時、どこか他者と違う大人びた雰囲気を纏う岩崎のことが、樋口は気になっていたのです…。

これは読むなら絶対ネタバレなしで！
読了後は、何だか色々な感情がぐるぐるしてしまいました。淡々と進んでいくお話だからこそ、余計にそう感じるのかもしれません…。
BL枠ではありますが、だいぶ軽めのブロマンス止まり。BLとしての要素に重きを置く方には正直オススメは出来ません。しかしジャンルに関係なく、私には物凄く刺さりました。
上手く言葉にならないのがもどかしい…。何というか、遠い思い出や郷愁を感じさせるような、いつまでも余韻が残る作品でした。