おじさんと野獣
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おじさんと野獣

糸井のぞ

糸井先生版美女と野獣はほろ苦シニカル

ネタバレ
2025年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私は糸井先生の作品がとても好き。
可愛らしくて切なくてままならない事をチラリと表情にのせてくれる。

本作品は美女と野獣をベースに綴られているのはタイトルからも分かっちゃうのですが、内容は結構混ぜ混ぜのオリジナル。
荒地の魔女とマレフィセントに狂わされたおじさんって感じだ。
しょうもない人々と高みから指先ひとつで操る魔法。
だけれども残るのは魔法のバラではなく手に抱えられるだけの人生。
欲しいものは何なのか、取り戻すのは何なのかとストーリーエンドに向けて切なくコミカルに進んでゆきました。

3巻、楽しくてあっという間に読み終わりました。

今回も先生ありがとうございます。
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