影の国から
」のレビュー

影の国から

高岡あまね

読みはじめたら止まらない

ネタバレ
2025年11月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さん仰ってますが、設定が面白くて引き込まれます。
あっちの世界とこっちの世界。同じことが起こるけれど、片方はもう一つの方の影の国。
ネタバレで作品の面白さ(衝撃)が薄れるかというと、私はそうでもないというか、作品の方が超えてきた。

影の国の住民には、表の世界とは別人格の自我が芽生えてしまう者が稀にいる。
彼らが影を使い表の世界に干渉すれば、表の世界は変わり、そうした混乱を取り締まるための番人も存在する。
それなら何故、自我は芽生えるのか。

世界のあり方が意味するものは謎のまま、淡々と進むストーリーが面白すぎてワクワクしてしまった。切なさも悲しさも寂しさも、一緒に。こんな時、物語を読む観る知るのがやっぱり大好きだって思う。
表の世界の当真と和樹。影の国のトウマとカズキ。そして影の国の番人として生まれたトワと、例外オサム。
独特な絵柄と世界観がマッチしている。私はとても好き。
フォローさせていただいている方のレビューを読んで購入する機会を伺っていた作品。いつも有難いですほんとに。
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