「ケーキ・ドッグ・カラメリゼ
」のレビュー

ケーキ・ドッグ・カラメリゼ

おげれつたなか

いや~まいった

ネタバレ
2025年11月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正直途中きついな~って思いながら読んでいました。
先生の作品独特の、かりそめの幸せと裏腹に現実がどんどん悪い方に転がる感じが辛くて。
あ、どうしようこれきついかも。でもおげれつたなか先生だぞ、胸糞なままなわけがない。でも今しんどいのやだな~と逡巡しながら、もっと元気な時に読もうと実は一度そっと閉じました。

で少し間を置いて読みきったら、やっぱり最後は良かったです。
攻めも受けも正直バカだけど攻めの大和の、一番肝心な部分は間違えない所と、受けの悠星の健気さに救われました。
中々取り上げづらい社会問題を作品に取り入れるのは結構なチャレンジだと思うのだけど、先生の作品を読んでると『つまづいたのは誰かのせいかもしれない。けど立ち上がらないのは誰のせいでもないわ』っていうある人の名言が頭に浮かびます。
そして愛してくれる人がいるから立ち上がれるんだな、とも。

悠星の過去を癒したのは大和だし、大和を過去から立ち直らせたのは間違いなく悠星。
賢さや正道じゃなくて、その愚かさと健気さが大和を立ち直らせたんだと思うと……何が必要かなんてほんと人によって違うよねって思います。あの悠星の笑顔はずっと守りたい。
暴力的だけど最後は不器用な愛が全てを凌駕していく先生の作品、ちょっとしんどいけどやっぱり読んでしまいます。
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