Kの支配者 ―奥田枠短編集―
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Kの支配者 ―奥田枠短編集―

奥田枠

親愛なる隷属者たちへ

ネタバレ
2026年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編でレビューしたけど改めて。

まず、Kたち。この2人の主従は互いへの探究心が鰻登りすぎて「満足」に対して疑心暗鬼になってしまった究極の形。
お互いが共食いした末路が天国、はたまた地獄への旅立ち。互いに最後まで絶望を抱きながら事切れる直前では期待に満ちて逝ってしまった。
始まりはK、そしてクロージングもKの手で行われてね…この2人は今、あの世で幸せに暮らしてると良いね…終わりがない底抜けの愛でどこまでも墜ちていってくれ……

そしてHOUSE。
龍彦が龍蔵に「一生、どこにもいかないでね」と言ったシーン。龍蔵が柔らかに笑ったコマ。
多分、龍蔵がこんなにも安堵した顔を見せるのは後にも先にもコレが最後なんじゃないかな…
お互いがようやく手に入れた「唯一」の存在。
9年の間に、とっても素直になれた龍彦の姿に私はニッコニコでしたよ。
膀胱が無事でよかったよ……
龍斗もまた、同じ血が流れていて再び龍蔵が支配している家に帰ってくる時、どんな支配者になっているか楽しみですね……本当にソコ見たいよ…
この家の主が変わるときは龍蔵が朽ちる時。
龍彦が思いの外、保たない気がするけど…龍彦見送ったら龍蔵はどうなってしまうのか…父の二の舞になるのか?龍蔵はそんな姿を誰かに見せるくらいなら海に身を投げ出す気がする…どうかな…
龍斗もまた、血の境目なんて軽く超えてくる真性だからなぁ…恐ろしくそそる男、龍彦……
それにしても龍彦……お前は3人の支配者を狂わせるだなんて…罪な男だね…

まだまだ見たい…もう一回、おかわりください編集部さん…龍彦と龍蔵の最期、そして龍斗の始まりを是非ください……お願いします!!
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