リベンジアクト【単行本版】
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リベンジアクト【単行本版】

みなもやかづき/.Poika編集部

演劇ファンにはたまらん…小冊子必読♡

ネタバレ
2026年8月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単話発売時から、気になっていた本作。はぁはぁ、どっどうしよう、良すぎてレビュー書くまでに5周しちゃったよ…
 かつて最優秀主演男優賞を受賞した日高(39)が、6年前に共演したきり共演NGとなっていた人気若手俳優瀧大和(26)とW主演のオファーを受けることで物語が動き出す本作。まず、この日高が、根っからの芝居好きであることが台詞の端々からビシバシ伝わってくるわ、芝居のためなら努力を惜しまず、誠実で…と、見た目も中身も大人で好人物で、でも茶目っ気もあって魅力的。人物造形もしっかりしていて、一人の人間として思考にブレがなく、きっとこれは緻密な取材と人物像の構築に力を入れたのだろうと思う。
 日高視点で物語は始まるのだけど、その日高の安定ぶりに対して、つっかかってくる瀧の態度は、日によってつっかかってきたり、素直だったり何が素なのか掴みかねる存在。日高が共演者として近づくと、遠ざかる。まるで何かを隠していて、それを自分の演技力でカバーしているようにも見えるほど。
 この2人がとあるきっかけで同居を始めるところで、ストーリーは大きな転換点を迎える。

 それ以降、瀧君がなぜあんな生意気な態度を取っていたのかが徐々に明らかになる、という構成が唸るほど好き。
 日高からも、読者からも、欠けたピースがあるように見える瀧君。その根っこにある感情がなんなのか、という謎にぐいぐい惹きつけられる。
 そして、それが明らかになった途端、それまでの態度が全て反転してむちゃくちゃ可愛く見えてしまうというか…
 自分は、いくら役者でも、目や視線には生身の感情がこもってしまうと思う。瀧君の視線の先には常に日高がいるのに、役者同士として相手や芝居を見ているのだと思う日高にはその内心が分からない。このすれ違いが、なんとももどかしい。これがどう変化するのか、2巻が楽しみ過ぎて今からうずうずする…
 そして、単行本限定の書き下ろし小冊子、すっ…ごい良い。瀧君のツンケンした態度の裏に隠された重い感情と健気さが一気に伝わってきてニヤニヤが止まらないわ、物語の解像度が一層高まるわ…もう本作を楽しむなら絶対必要かと。
 先生のインタビューによれば、日高は恋人がいたこともある設定だそうなので、ノンケのはず。山は高いからこそ見たい景色があるっていうけど、今まさにそんな感覚。2巻では今までと違う景色が見えますように
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