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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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源氏物語を別角度から2022年9月24日弘徽殿の女御の視点から物語りが描かれているので、今までの源氏物語を読み飽きた、という方も面白いと思う。
ただ、作者が弘徽殿の女御ファンなため、彼女の味方すぎ。
「可愛い女には馬鹿でもなれるが、恐い女に賢くないとなれない」というような台詞があるが、同意できない。
男に可愛がられる女というのは、顔カタチが良いだけではなくその中身も可愛く優しく、相手を思いやるこ事ができ、「甘える」という賢さを持っている。
弘徽殿の女御は、「男を立てる生き方」が下手な馬鹿な女だ。
ホステス なら、仕事のできない三流以下。
私は女だが、共に夜を過ごすなら癒される女性を選ぶ。
桐壺の更衣、紫の上、倫子のような。
「可愛い」は正義だ。いいね
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「なーんてね」は映画オリジナル2021年7月16日映画では主演の松たか子の恐ろしさに震え上がりましたが、原作には決めゼリフの「なーんてね」がないのですね。あんな背筋の凍る「なんちゃって」にはこの先出会えないでしょう。
小説の淡々とした独白は、不気味で入り込んでしまいます。ウェルテルみたいな教師、いますよね。生徒思いのようで「熱血教師の自分」に酔ってるだけ。上手く利用されて可哀想でもありますがスカッとしました。
修哉のサイコパス気質は生まれつきなのか、母親の教育やその後の家庭環境によるものなのか。
どちらにしても、母親が及ぼす影響は絶大だなあと、子育てが怖くなりました。 -
原作を読むキッカケに2021年7月1日「罪と罰」を読んでみたいという思いはあっても、難しそう...と時が過ぎてしまいました。
それならば、まずは漫画で!とこちらを拝読しとても感動しました。自分は凡人か、非凡人(天才)か。凡人であると認める事、それが彼にとって最も苦しい事だったのではないでしょうか。
凡人ならば殺人は罪。自分は選ばれた非凡人なのだと、ラスコーリニコフは常に自らに言い聞かせているようでした。
しかし妹を想い、ポリフィーリーを恐れ、ソーニャに赦しを乞う事すべてが凡人であるなによりの証拠。
最後に等身大の自分を受け入れたラスコーリニコフが、ソーニャと共に幸せへと踏み出したと信じたい。 -
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後半、マンネリ化2021年5月1日2巻くらいまでは大変面白いです。コタローくんが健気で辛く悲しいですが、可愛らしいコミカルさで読みやすいです。ただ長くなってきて、いつも同じ落とし所で中だるみしてしまいました。
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強く美しい八代さんに墜落2021年4月1日八代さんに完全に心を奪われました。5巻のラブシーンは、エロい...なんて言葉は失礼なほど切なく官能的。
その後ラブシーンはほぼないにも関わらず、二人の距離に胸が張り裂けそう。八代さんの台詞、仕草、全て美しい。
スーツの着こなしも素晴らしい。若い頃のラフに着こなしからの細身の3ピース。時を経て、黒シャツが魅惑的な大人の色気。どの八代さんも素敵。
散々犯されても神々しさは増し、誰にも汚す事のできない孤高の存在。百目鬼の「頭、綺麗だ」に激しく同意します。そして「俺の人生は誰かのせいであってはならない」という男前な生き方も恰好良い。
そんな誰も恨まず常に飄々としている八代さんが、百目鬼だけには責めるような言葉を投げつける。百目鬼だけが、八代さんの核に触れる事ができる。それを受け入れると壊れてしまう八代さん、切ないですね...。 -
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