フォロー

0

フォロワー

0

総レビュー数

34

いいねGET

9

いいね

0

レビュー

今月(4月1日~4月30日)

レビュー数0

いいねGET0

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • 大乱 関ヶ原

    宮下英樹

    幽玄を体現した男、天下分け目の合戦に挑む
    ネタバレ
    2023年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とカッコいいこと書いたものの、本作の主人公……と思われる徳川家康はどこかコミカルに見えます。1巻からしてついつい完全に格下の者たちの煽りに釣られて失言してしまいます。前作もそうだったのですが、主役はどこか抜けてるところがあったほうがいい……というのが宮下先生の作風だったりするのでしょうか。前置きは長くなりましたが、本作は「センゴク 」世界の関ヶ原を微に入り細に入り描いてくれます。あの次郎三郎が、博打うちだった若者が、老境の域にて挑むは天下分け目。決して誰も戦を望んでいたわけではないのに、糾える縄の如く全てはその一戦に集約していきます。それはそれとして知恵袋のはずの本多佐渡がいつも汗かいてるの笑っちゃうんですよね……
  • クラスに銃は似合わない。

    芝村裕吏/さとうぽて

    今度の妹はプログラムだ!!
    ネタバレ
    2021年6月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 相変わらずの芝村節があるようなないような感じですが、とりあえず妹ものです。ええ、当然のごとく血は繋がってません。だってサーバー上の存在ですし。はい、というわけで今回は傭兵失格ボディガード志望の少年と、その少年が望んだからこそ生まれた電子の妹のお話です。サーバー上にAIならぬアーティフィシャルヒューマン作っちゃう発想はなかった。今作最大の見どころは高速で交わされる兄妹の会話でしょう。電子の存在だからこそできる高速会話、当然高速通信なのでほかに誰がいようと問題なし。高速なので数秒で数分、2時間で4000時間分の会話をしちゃいます。まあなんというか頭の回転の早い兄妹がひたすらいちゃつきまくってるようなラノベが見たい人は是非。今度は打ち切られないといいなあ…
    いいね
    0件
  • 今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。

    涼暮皐/あやみ

    照れ屋な子犬は元気なわんこになっていた
    ネタバレ
    2020年12月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私が好きなヒロインの類型の一つに、マシンガンのようにのべつくまなしテンション爆高で話しまくるヒロインというのがいます。もう一つ。物語の佳境でギャン泣きするヒロインも大好きです。鼻水たらす勢いで。その両方に当てはまるのがこの「幼馴染の妹」、灯火です。ラブコメにスパイス程度にあるSF要素というのも大好きです。まーなんというか、私の好きな要素てんこ盛りでしたので、最初からわくわくして読んだのですが、満点。いやあいいラノベでした。とりあえず、過去に一悶着あったけど見かけは明るいヒロインと、いわゆるやれやれ系の主人公の組み合わせを見てニヤニヤしつつ、幸せな結末を見たい人は是非。結局のところ、お姉ちゃんの背中をちょこちょこついて行っていた照れ屋な子犬系の妹は、小悪魔系幼馴染なんぞにはなれなかったわけです。でも子犬は子犬なりに、立派に育ちました。その結果がスキンシップ大好きできゃんきゃんうるさい駄犬系ヒロインというのもそれはそれで微笑ましいものがありませんか?そうでもないですか?そうか…。伊織くん先輩の時点で小悪魔なんぞ夢のまた夢というのは言わないでおいてあげてください。ふぁややーとか言っている分際で小悪魔系後輩とは片腹痛いわ!!
    いいね
    0件
  • 異世界からJK転生した元妹が、超グイグイくる。

    はむばね/鉄人桃子

    妹です。頭おかしいです。やったぜ。
    ネタバレ
    2020年5月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ただし前世の。現世では血縁とかありませんし、義妹ですらありません。大事なことなのでちゃんと言っておきました。毎度お馴染みの頭おかしい妹なのですが、作品中の時間軸では生まれ変わってただの他人です。生まれ変わってでも結ばれたいというその気概やよし。ライトノベルの妹とはかくあるべし。最高です。ただ、一点だけあえて足りない部分を探すなら。頭おかしい妹というだけで頭おかしいのに、そのムーブをただの他人(自称妹)が取ってるなんてもうバーサーカーだな!と読む前は結構期待していました。ただ読んでみるとそうでもありませんでした。残念。逆にそのおかげで外面は割と普通のJK風味に見えたり見えなかったりするので私の中でも賛否両論。ノリはいいのですが、バトル味は控えめです。逆のファンタジー的な設定はきっちりしていて、それをネタにイチャイチャしまくるラブコメ風ラノベとなっております。ほぼ1巻2巻でゴールイン手前まで来てるので、長く続くのかは微妙なところ。他のヒロインも頭おかしいのですが、ハーレムエンドとなるかは微妙なところ。頭おかしい妹が好きな方で、かつ現世では他人でも全然オッケーというかたは是非。
    いいね
    0件
  • 友達の妹が俺にだけウザい

    三河ごーすと/トマリ

    あっ、このヒロイン負けヒロインだ
    ネタバレ
    2020年5月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ そんな風に思う瞬間が必ずあると思います。ええ、あれですね。美少女がいっぱい出てくるラノベや少年漫画では割とよくあることです。いや本当に。特にメインのダブルヒロインで1人はひねくれ者、1人は天真爛漫とかだと倍率ドンです。さて、このラノベは一人称でぐいぐい引っ張っていくラノベなのですが、マシンガンのように喋くるヒロインがメインではありません。むしろそういうキャラが脇を締めています。メインは2人。その内1人は表紙にもタイトルにもなってる勝ち確定ヒロイン。では、もう1人は…はい。そういうことです。私は逆に敗北が明らかになっても諦めないクソめんど臭いヒロインが大好きなのですが、この作品のヒロインはどうなるんでしょうか。
    いいね
    0件
  • けものみち

    暁なつめ/まったくモー助/夢唄

    最強の勇者がやってきた
    ネタバレ
    2020年4月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ はい、というわけで異世界に召喚された主人公は脳筋と直情系を足して2で割らない上に微妙に頭脳派の側面もある無敵の肉体を持つプロレスラーでした。もう全部こいつだけでいいんじゃないかな。実際、バトルするのはほぼ主人公だけ。バトル漫画としてみると、ただひたすら主人公が機転と根性とプロレス技で敵を倒していく漫画にしか見えません。どこの太陽の王子かというぐらい無敵です。その一方で女性陣からも微妙に好かれてるのはなかなか心憎い設定だなと思ったりもします。ドMの姫さまやサキュバスに慕われ、4大公爵家の貴族たちに認められ。挑むは最強の獣、魔王。唸れスープレックス!砕けラリアット!そう、お前こそが最強の勇者だ…!!なお性癖のおかげでただのギャグになってしまう模様。笑えるけどバトルもある、でも結局ただのギャグでしかない異世界召喚ものを読みたい方は是非。
    いいね
    0件
  • マルタ・サギーは探偵ですか?

    野梨原花南/すみ兵

    何もできない純粋な少年と絶世の美女の物語
    ネタバレ
    2020年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ マルタ・サギーは探偵ですか?はい、カード使いです。富士見ミステリー文庫はミステリーですか?いいえ、ラブです。つまりそういうことです。と、言うわけで富士見ミステリー文庫の傑作、マルタ・サギーの話です。さてこの物語、少女漫画的な挿絵ですが、れっきとした少年漫画的なラノベです。少年は異世界に飛ばされて、泥にまみれながらも生きていきます。超常的な能力をもつ「カード」の力を借りて、色んな人に助けてもらいながら、ヘラヘラと笑って生きていきます。そんな中、1人の美女と少年は出会います。きっとそれは運命。でもそれはとびきりに残酷な運命でした。カードや親切な人たちの助力無くして1人では生きていくこともできなかった少年は、思い人を救うために地獄に落ちることを決意する。果たしてその先にあるものは何か。ええ、富士見ミステリー文庫なので、当然これは愛の物語です。本当に何もできない少年の成長と、それを見守る優しい大人たちと。ちょっぴり大人気ない、大人な女性の愛の物語を見たい人は是非。
    いいね
    0件
  • 棺姫のチャイカ

    榊一郎/なまにくATK

    すてプリの正統な後継
    ネタバレ
    2020年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ と見せかけたハーレムラノベ。いや本当に。メカかなんだかわからない竜娘。ツンデレ貧乳にメインヒロイン貧乳。義妹もいます。すてプリではヒロイン戦線からわりとあっさり脱落した感のある義妹でしたが、こっちの義妹は一味違います。ヤンデレとは一味違うと思うけれどやっぱヤンデレじゃねーかなこの妹。と、前置きはさておき。設定面や話の進め方はまさにすてプリのそれと被ります。高貴な娘との逃避行。竜と契約する騎士。そして義妹。セルフオマージュなのだろうと思うのですが、それでいて、ヒロインたちの立ち位置は全然違ったりしてて面白い。いわゆる2000年代以降のファンタジー系ライトノベルとしては王道な設定を用い、手堅く話を進める榊一郎先生の手腕。さらにエロゲでも有名なイラスト担当のなまにく先生が描く直球でエロいヒロインたち。読後感も悪くない、さらに義妹もきっちりハーレムの一員となればおススメしない理由はありません。作者でも、イラストでも、あるいはアニメでも。なんらかのきっかけで読もうかな、と思った人は是非。
    いいね
    0件
  • ながされて藍蘭島

    藤代健

    海だ!島だ!ハーレムだ!妹もいるぞ!
    ネタバレ
    2020年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 月刊誌において、33巻まで続刊するというのはかなり希少です。しかもそれがゆるーいハーレム漫画となればなおのこと。はい。それがこの漫画、流されて藍蘭島になります。主人公は女性に免疫がなく、すぐ鼻血を出すけれど剣の達人な少年。最初は降ってわいたハーレム的な状況にも流されず、どうにか島から逃げ出そうとしていました。が。連載が続き、いつの間にやら女の子とイチャイチャしながら時たま剣の腕を見せつける立派なハーレムの主人公になってました。うーんこの。元々ゆるーい雰囲気なのですが、連載開始からかなり経ってから、重要キャラの妹が登場したりします。義妹です。しかもお兄ちゃんラブです。しかも元々ラブコメ系のなんちゃってハーレムではなく、本物のハーレム漫画だけあってヒロインの一人として立ち位置を固めています。完璧ですね?まあ完結するまではなんとも言えないのですが、このままいけば妹をハーレムの一員として普通にエンディング迎えそうなのでこれはもう妹大勝利と言っていいのではないでしょうか。いわゆるヒロイン競争ではなく、ヒロイン全員が横並びになりつつ、それでいてゆるい雰囲気のハーレム漫画が見たいなら是非。
    いいね
    0件
  • 武装少女マキャヴェリズム

    神崎かるな/黒神遊夜

    その男、危険につき
    ネタバレ
    2020年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ キチガイ妹とやんちゃなヒロインがクールな青年を取り合うあのラブコメ漫画、竹刀短し恋せよ乙女と同一世界観の作品です。なお作品の感想には個人差があります。かなり群像劇寄りだった前作に比べて、今作はかなりノムラという主人公がクローズアップされています。とはいえ、第2部からはそうでもないのですが…ともあれ。アモウをラスボスとする第1部については、基本ノムラという少年が片っ端から美少女をなぐりとばす話になります。文字にすると酷いなこれ。ですがご安心を。殴り飛ばした後はちゃんと仲良くなります。本当に文字にすると酷い。それどころかラスボス兼ヒロインのアモウちゃんは以前殴り合ってもうラブ一直線です。ヒロインの1人である鬼瓦ちゃんとノムラのキスシーンを見て私のモノにならないなら殺す(意訳)とか言っちゃいます。最高ですね?チョロイン1号2号がメインなのですが、果たしてノムラという男はちゃんとラブコメする気があるのか。師匠と修行をしている場合ではないのではないか。第2部のラスボスっぽい男には雑魚扱いされてるけど大丈夫なのか…!?何はともあれ、取り敢えず殴ったり切ったりしてくるけどチョロイヒロインが好きなら是非。
  • 竹刀短し恋せよ乙女

    黒神遊夜/神崎かるな

    兄と妹の愛の物語(目をそらしながら)
    ネタバレ
    2020年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ただし妹は負けます(ネタバレ)。あと異母妹です。重要なのでちゃんと言っておきます。
    武装少女マキャヴェリズムと同一世界観のこのお話。主人公っぽいふらりとやってきた示現流の達人の青年がこれまた主人公っぽい女子高生に腕を折られてしまうところから始まります。ひどい。このおかげで、この青年、だいぶ長い間本気で戦えません。二重にひどい。そして腕折った女子高生がヒロインです。三重にひどい。さて、この青年には異母妹がいます。この妹、お兄ちゃんが自分のことを察しただけでアヘ顔になってしまうお兄ちゃん大好き妹でございます。グルグル目で、剣の達人です。しかも実質ラスボスです。完璧です。最の高です。でも恋愛的に負けます。最後はヒロインと主人公のベロチュー見せつけられます。ダメじゃねえか。だけどお前はまだ負けていない。負けるな虎春!お兄ちゃんを取り戻すその日まで…!なお大学に行ってからあんまり会ってくれなくなった模様。といった感じでマキャヴェリズムに続く。いいのかそれで。何はともあれ、マキャヴェリズムで気になった人もキチガイな妹が好きな人も、はたまた元気はなまる娘が好きな人も是非。あとめっちゃそれっぽい剣術の理屈出てくるので、その辺りも結構楽しかったりします。
    いいね
    0件
  • ケンガンアシュラ

    サンドロビッチ・ヤバ子/だろめおん

    この黒木に付け焼き刃の技など通用せん
    ネタバレ
    2020年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バトル漫画のテンプレ、というものがあります。その一つが戦いの中での成長です。スーパーサイヤ人なんかもそうですね。ですが。まあ現実は甘くない。技をおもいつこうが、それを身につけるには時間がかかります。そりゃそうですね。まーでも漫画だし?主人公補正とかライバル補正でですね、パッと勝っちゃうのが、まあ漫画な訳です。それがどうしたと言わんばかりの漫画。それがこちら、ケンガンアシュラになります。主人公だろうが、ライバルだろうが、美形キャラだろうが。最強と周囲から言われ、ある意味訳わからない理屈と補正で勝つようなラスボスキャラですら。全部1人の男が粉砕してしまいます。武を熟知し、弛まぬ鍛錬を積み、ありとあらゆる敵と戦い、先読みができるようになれば負けないわけです。そりゃただの貫手が本当に必殺技になるよ。ぶっちゃけ主人公周りより脇キャラが魅力的なこの作品。脇キャラで好きになったキャラがいれば、最後まで追ってみるのも一興かもしれません。とりあえずお前どう見ても暗殺者じゃねーよ!
    いいね
    0件
  • 異世界魔法は遅れてる!

    樋辻臥命/himesuz

    ヒロインのピンチに間に合う、それが主人公
    ネタバレ
    2020年4月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラノベに限らず、物語というのはいくつかの類型があります。その中でも爽快感のある物語の一つとして、流離の主人公が人助けをする、という物語があります。さて。この物語の出端は異世界召喚です。そこで主人公を召喚したヒロインをボコボコにするところから、この物語は始まります。こう書くとひでえな。なのですが、そこから始まるぶらり美少女助太刀紀行がこのラノベの見どころでしょう。ピンチを片っ端から救いまくり、果ては一度召喚先から自分の世界に戻ってまで弟子の美少女を助けます。徹頭徹尾外連味しかないと言っていい主人公ですが、なかなかどうして、熱い男です。
    ここまで話すとおススメ一択しかないのですが、最大の問題は挿絵の担当者がちょくちょく変わったり、web版の更新が途絶えていること。完結するか否か、それに関わらず先が気になる人はご一読してみてはいかがでしょうか。
    いいね
    0件
  • 彼女がフラグをおられたら

    竹井10日/CUTEG

    妹?バカめ、奴は死んだわ!
    ネタバレ
    2020年4月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 嘘です。死んでません。でもヒロインの一人がほぼ同義の言葉を口走っているのでまあそういうスタンスなのではないかなと。
    はい、というわけで竹井10日ライトノベルの長編、第2弾となります。今の所、竹井10日先生の著作で10巻以上に達しているのはこちらと東京皇帝になります。
    さて、東京皇帝が、ひとりの少年の成長物語であるとすれば、こちらは奇怪な運命に巻き込まれた少年がだだ甘やかされる物語になります。全然対比になってねえな。竹井10日らしいジェットコースターストーリーに加え、パンチがあるどころか必殺ブローしかないヒロインがこれでもかと登場し、主人公を甘やかします。フラグはおまけです。残念ながら、怒涛の回収芸が少し陰をひそめ、どちらかというと、竹井ワールドの世界観説明に終始しており、盛り上がりに欠けているのは残念。フラグなのに回収できないとはこれいかに。いや、めっちゃ回収してるし盛り上がってはいるのですが!どうしても前作との比較をしてしまうのがファンというものなのです。悲しみ。
    ともあれ、だだ甘お姉ちゃんに加え、だだ甘ロリババァやだだ甘お母さんが参陣した全方位だだ甘やかされラブコメノベルの異名は伊達ではありません。シリアスを挟みつつ、でもやっぱり笑えるラノベが見たい人は是非。ただし妹は影が薄いです。はい。
    いいね
    0件
  • 拝啓、姉上さま

    川口大介/神谷順

    良質な姉弟もの(ただし未完)
    2020年4月12日
    富士見ファンタジア文庫は、かつてドラゴンマガジンで連載しつつ、その連載時の時間軸とは別の時間軸の物語を出すということをしてました。この作品もそうで、長編は姉が魔法学園に在学時の物語、短編はそのあと、弟が仕事を始め、姉がなぜかはっちゃけた怪盗になってしまった時期の話になります。
    短編は非常に小気味好い、ハートフルな物語です。すっきりとした話、仲のいい姉弟の物語が見たいのなら是非……と言いたいのですが、残念ながら未完なんですよねぇ……
    いいね
    0件
  • GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン NEXT BOX

    川上稔/さとやす(TENKY)

    あの馬鹿どもが帰ってきた……!
    ネタバレ
    2020年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 境界線上のホライゾン待望の続編です。カクヨムでアホみたいな速度で更新しまくった川上稔がこれまたアホみたいな速度で書籍化にこぎつけてくれました。あの熱量で終わった本編からややスケールダウンはしてますが、あの愛すべき馬鹿たちの最終回の続きを見たいなら是非。なおコミックシーモアでは境界線上のホライゾン本編は販売しておりません(無情)。
    いいね
    0件
  • 戦闘城塞マスラヲ

    林トモアキ/上田夢人

    魔眼王誕生秘話
    ネタバレ
    2020年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ バトル物の醍醐味とはなんでしょうか。少年漫画の醍醐味とはなんでしょうか。スポーツ漫画の醍醐味とはなんでしょうか。それはきっと、逆境からの逆転でしょう。このライトノベルはまさに全てが逆境からの逆転です。なにせ主人公がひきこもりで絶望するところから始まるのです。彼は何度も何度も逆境に追い込まれ、しかしそこから逆転していきます。最終巻でも同じ。自分には何もないと。これはきっと、自分の目から見た、ヒロインの物語だと。そう言った彼に最後に与えられた称号とは。精霊サーガ中盤戦、二代目聖魔王、魔眼王の誕生を目にやきつけろ……!
    いいね
    0件
  • その着せ替え人形は恋をする

    福田晋一

    甘酸っぱい恋物語
    ネタバレ
    2020年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ただしヒロインはエロゲプレイヤー。ですがフィクションなのでセーフ。
    ヤングガンガンでここまでど直球の少年少女のラブコメやるのかってぐらいど直球なラブコメです。ヒロインがコスプレ大好きギャルな一方で、それの対になるヒーローは時折怖い目でツッコんでくる心優しい作務衣系男子。なんかもう初々しくて微笑ましいです。なんというか、ヒーローもヒロインも自分の感情を独り言のようにモノローグにするのですが、それが微笑ましすぎる。コスプレからのボーイミーツガールからのただのイチャラブ漫画を見たいなら是非。
    いいね
    0件
  • 強制レンアイ

    こじまたけし

    極上の妹漫画
    ネタバレ
    2020年4月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ただし義妹ものです。申し訳ございませんがこれだけは言わなければいけない(前置き)。一言で言ってしまうとタイトルの通りの漫画。ただし義妹。重要なので二度言いました。悪魔だの果実だの色々細かいことはありますが、素直になれない妹と、その妹が大好きになるのに足る清々しい兄の物語です。ただし義妹なので、実妹モノ独特の不義に対する背徳感などはないです。重要なので三度言いました。何はともあれ、幼い頃に結婚の約束をした、義理の兄妹の物語を見たい人は是非。
    いいね
    0件
  • ストレイト・ジャケット

    榊一郎/藤城陽

    黒榊代表作
    ネタバレ
    2020年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 榊一郎というラノベ作家は、数多くの作品を手掛けております。そのなかでも、ステプリと並んで黎明期に書いたのがこの作品となります。特に、全体に流れる暗い雰囲気と世界観、そして性や暴力、死を真っ向から描いていくこの作品は特に一部では「黒榊」などと呼ばれておりました。ですが、これは暗い雰囲気の中でも生きていく人たちを描いた作品です。主人公も奇人で、ヒロインとの関係もあまりに不安定ですが、それが人並みに落ち着いていく、非常に素晴らしい作品でした。別の切り口でまとめるなら。無口年下因縁ありげな少女とダメ男の同棲生活が見たいなら是非。
  • レイセン

    林トモアキ/上田夢人

    帰ってきた魔眼王
    2020年4月11日
    林トモアキの作品群の一つに精霊サーガというのがあったりします。レイセンは、前作マスラヲの続編です。こちらの作者様の作品は同一世界観でもちょくちょく主人公が変わるのですが、こちらは続投になります。マスラヲで魔眼王に惹かれた方は是非。今度の魔眼王は公務員だ…!
    いいね
    0件
  • 黄昏のシンセミア 冬の木漏れ日

    桐月/オダワラハコネ

    大前提として原作をやっておきましょう
    2020年4月11日
    その上でのこの評価となります。ファンのためのアペンドディスクではなくアペンドノベルとしては非常にいい作品です。誰もが想像する、しあわせなハッピーエンドのその先の日常を見たいなら是非。
    いいね
    0件
  • ここから脱出たければ恋しあえっ

    竹井10日/かれい

    ええ。またです。妹です。頭おかしいです。
    2020年4月11日
    毎度お馴染み竹井10日作品。下品で頭が狂ってて常時ハイテンション。勿論わけわからんぐらい伏線というかその回収があります。そしてやっぱり頭おかしい妹がいます。しかもいい感じの塩梅で話もまとまってます。何より聖騎士王とか黒騎士とかSBDとか出て来ません。頭おかしい世界に浸ってさっと物語を読みきれます。この作品だけでなく、竹井10日作品全般そうなのですが。試し読みであっこれおもしろいと思ってしまったら是非。
    いいね
    0件
  • ポケロリ

    竹井10日

    お下品ギャグ一直線!のはずなんですが
    ネタバレ
    2020年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1割くらいはシリアスです。可愛い女の子とおちゃらけながら時折真面目になって、でも笑い飛ばして優しい世界に浸りたいなら是非。ただし未完です。かるーく読み流すつもりで読んでも、細かな思わせぶりに出てくる単語に引っかかったらもう終わりです。八坂の門から東京皇帝へと続く聖騎士王物語を追い続けることになるでしょう。いやはや、この辺りの設定どうにかまとめていただけませんかね竹井先生…
    いいね
    0件
  • 東京皇帝☆北条恋歌

    竹井10日

    少年は皇帝になる。きっと妹は変わらない
    ネタバレ
    2020年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 竹井10日といえば?ダダ甘お姉ちゃんです、とそう答えが帰って来たのも遠い昔。とはいえその返しが現役だった頃に、この作品の一巻は発売されました。二転三転どころか七転八倒してなお転がり続けるようなライトノベル。毎回毎回、導火線に火がつきそうな引き。まさに竹井10日の真骨頂、ノンストップハイテンションギャグに塗れたシリアスストーリー。決して魅力的ではない主人公が、胃を痛めながら、吐きそうになりながら、エクトプラズマのような何かを吐き出しながらも歩いた先には何があるのか。巧みな伏線というより怒涛の回収という言葉が似合う、竹井ワールド満載の作品です。ひまちゃきファンもにっこり、八坂の門、ポケロリファンは必見です。ただこの作品において最も美しかったのは。きっと、どんな世界でも、結ばれなくても、兄を追い続け、一緒に居続けた一人の少女だったのでしょう。言動や行動に、彼女の兄のように目をつぶってしまえばの話ですが。ただの少年が成長していく物語が。天上人かと思いきやただのゆるい少女との恋物語が。世界が変わったとしても変わらない愛の物語が。そして、決して報われなくとも諦めない実妹と、それを拒絶しても仕切れない兄の物語が見たい方は是非。
    いいね
    0件
  • さよならトロイメライ

    壱乗寺かるた/日吉丸晃

    ミステリーじゃない(褒め言葉)
    2020年4月11日
    富士見ミステリー文庫といえば?そうです。ラブですね?つまり可愛い女の子がいてヒロイン気質の主人公がいて、最後に笑えればいいのです。ええ。しっちゃかめっちゃかで、ひたすらハイテンションなストーリー。ミステリーではない。これは学園物です。つまりラブ。これ以上ないほどの富士見ミステリー文庫らしいライトノベル。優しい世界を見たいなら是非。完結してよかったあああああああああああああああ(涙)
    いいね
    0件
  • 聖なる騎士の暗黒道

    坂石遊作/へいろー

    メインヒロインは誰だ?
    ネタバレ
    2020年4月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 誰なんでしょう。というのがこの作品の一つの見どころではあります。主人公は最強だけど最弱というのはあまりによくある設定に見えますが、優しい少年が背伸びしているようにしか見えず微笑ましくなってしまう主人公のキャラ造形がかなり際立っています。反面ヒロインのパンチが弱い気もしたのですが、それもそのはず。おそらく、この作品のメインヒロインは……。さてはて、どうなるのか。メイドには幸せになってほしいのですが、厳しそうな気もします。
    いいね
    0件
  • やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい

    芝村裕吏/片桐雛太

    芝村味は薄め…薄いかな?まあ覚悟しとけ
    ネタバレ
    2020年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ はい、というわけで毎度お馴染み無名世界観…かどうかはともかく、芝村裕吏の最新作。今回の主人公は普通に優しいぞ!やったぜ。しかもヒロインも普通に可愛いぞ!やったぜ。以上!

    というのもあんまりなので、まじめにレビューをば。設定を凝りに凝りまくった結果なんかMF文庫Jに相応しい作品になってしまったファンタジーといったところでしょうか。片桐雛太の絵と非常に噛み合った作品に見えるのが悔しい。王道も王道、ヒロインがお姫様で勝気な武人娘とダブルヒロインなのもまさにMF文庫J。主人公が普通どころか異常に優しくてマザコンのくせにSっ気があるとかやっぱりMF文庫J。何というかファンタジー戦記物(ラブコメ要素付き)をど真ん中で投げ込んできたような作品となっております。どこまでこのノリで行くかはわかりませんが…何はともあれ、普通にファンタジー!戦記物!可愛い女の子もいるよ!という作品が好きなら是非に。
    いいね
    0件
  • 嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~

    槻影/チーコ

    お前は何を言ってるんだ(褒め言葉)
    ネタバレ
    2020年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 勘違いに勘違いを重ねて物事を解決していく主人公。ぶっちゃけて言えば、この物語の半分ぐらいはこの主人公の魅力にあります。残りの半分は可哀想なヒロイン達です。試し読みしてどちらかに惹かれたらぜひご一読を。

    さてこの主人公、人間としてはただの小物なはずなのですが、物語が始まると不思議や不思議。どんどん彼の言動に惹かれていきます。本質的にはハードボイルドから最も遠いはずなのに、確かに彼は(彼自身が思うのとは全く違う方向で)ハードボイルドで英雄なのでした。それが最も感じられたのは4巻最後。「ないよ」と語った彼は、その瞬間、確かに可哀想なヒロインにとっての英雄でした。本人からすれば、事実を言っただけなのですが。
    ギャグに塗れた物語なのですが、一抹の寂しさが見え隠れします。価値観が隔絶していて、主人公は誰からも理解されません。親友達、あるいはヒロイン達ですら彼を理解できません。だからこそ、表題にもある言葉を彼は懲りずに口にするのでしょう。それが誰からも理解されないとしても。
  • 教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?

    さがら総/ももこ

    マシンガン系ヒロイン
    ネタバレ
    2019年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語には2種類あります。
    主人公を第三者の視点から見る物語。そして、徹頭徹尾主人公の視点から見る物語。この作品は後者です。
    そして、後者の作品において強烈な印象を残すのが、マシンガンのごとく言葉をぶつけまくってくるヒロインです。ええ。そんなヒロインがいます。しかも二人。途中からは三人。
    いやあうるさいライトノベルです(褒め言葉)。
    ライトノベルの仕事とか塾講師の話とか才能どうこうが出てきますが、正直全部おまけです。
    ええ、これは強烈な三人のヒロインを楽しむライトノベルです。
    自己過大評価貧乳悪魔系天才ヒロインと、自己過小評価巨乳天使系ドM毒舌ヒロインそして虚構まみれ不思議系照れ屋ヒロイン。三人のうち誰かが好きになればもうこの作品は買いです。ちなみに三人とも別の意味でマシンガンで別の意味でポンコツです。
    天使ちゃんは一足お先にエンディングを迎え、照れ屋の作家は自分の思いを伝えるために唇を重ねる。そして主人公は己の道を見つける。最終巻に残るはポンコツ小悪魔の悪あがき。周回遅れでも諦めぬポンコツ小悪魔の執念を見よ…!
    いいね
    0件
  • 七つの魔剣が支配する

    宇野朴人/ミユキルリア

    刃を交えたとき、芽生えたものは愛や否や
    ネタバレ
    2019年11月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さて魔法学園モノ、というのは実はライトノベル界隈でも手垢がついた…と言ってもいいほど使われてる題材です。
    魔法使いが間合いを制するために他の技術を交えた戦闘術で戦う、なんてのもまた然り。
    ただ、設定や描写は重厚です。社会をひっくるめてそういった設定に落とし込んでおり、なかなか没頭させてくれます。
    主人公はどこか陰があるけど、自分のできることを、すべきことをしっかり見ている好感が持てる少年。
    彼をとりまくヒロインたちや友人も魅力的です。
    が、本作品の白眉はそこではないのです。

    扉絵のシーン。主人公とヒロインが刃を交える刹那。

    その一シーンは是非一読を。小説だけでなく、あのえすのサカエが描いた漫画版でも実に素晴らしい出来でした。
    同作者の前作を見てると、色々悲しい展開が予測できますが、一シーン一シーンの美しさは格別です。悲劇は見たくなくとも、綺麗なライトノベルを見たいなら是非。
  • あつまれ!ふしぎ研究部

    安部真弘

    タイトルは作品をあらわす
    2019年11月23日
    あのアニメ化されたイカ娘の作者が描く新たな少年漫画!
    というべきでしょうか。1話完結の中で、小さな世界を動かしていく安部先生の持ち味が生かされている作品です。当然のようにサザエさん時空で同じ年齢のまま何度も季節が巡ります。
    最大の武器である、少ない線で描かれるのにやわらかく可愛い少女たち(+妙齢の女性)は前作のまま。今作は少年漫画らしく、主人公は少女達と同じ高校に通う男子高校生です。大きな波乱はないけど、何故か読み終わった時は満足できる、そんな不思議な作品です。見方を変えるとラブコメのように見えるけども、さてどうなるんでしょう?
    あ、ふしぎ研究部は不思議なことを研究する部活、とのことで。本当にタイトルからしてふわふわですね、これ。
  • スターマイン【電子特別版】

    ストロマ

    ラブコメ?いいや、ハーレムコメディです
    ネタバレ
    2019年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あるところに夢見がちな男子高校生がおりました。この男子、目下の悩みは彼女がいないこと。なので、ついつい流れ星に願いをかけてしまいます。彼女くれ!、と。折しも流星群が観察できる夜。きっと彼の願いは星に届いたことでしょう…。
    翌朝。願いを聞き届けた流れ星が、9人の美少女となって、「彼女」として彼の生活に侵食してくるのでした。頭おかしい。

    はい。そんな感じで突然9人の美少女(元流れ星)が押しかけてくるハーレムコメディです。自信家万能型正ヒロイン、巨乳元気スポーツ娘、無口大食い長身巨乳娘、ぽっちゃり家庭型巨乳娘と巨乳が勢ぞろい。欲情系ヒロイン、文系ヒロイン、ゲーム好き元気っ娘、妹系ツインテールや正統派まな板ツンデレの(元)真ヒロインもいます。主人公の行成君もノリがよく、それでいて比較的常識がある主人公です。
    主人公を中心としてヒロインとの掛け合いが繰り広げられるという美少女ゲームやラブコメの典型的なパターンで進んでいく漫画ですが、そこはヒロインが9人(+α)。丁々発止のやりとりで全然飽きさせません。それでいて、主人公が話の軸になってるのは流石の一言。ぱっと見て好みのヒロインがいれば是非。
    しっかしこいつらいつもキスしてんな…
    いいね
    0件
  • 漆葉さららは恋などしないっ

    ぷよ

    ガールミーツボーイからの正統派?ラブコメ
    ネタバレ
    2019年2月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あるところに毎日男子から告白されてるモテモテ美少女の漆葉さんがおりました。でもそんな美少女は告白されても断ってばかり。だって恋なんて知らないんです。断るしかありません。当然同じ学校からの女子からは距離をおかれてぼっちです。そんなある日、美少女はクラスメイトの心石くんに、口汚い言葉で悪態をついているところを見られてしまいます。恋なんて知らないもん!とか言ってるくせに耳年増な漆葉さんは弱みを握られてあれやこれやをされてしまうと期待します。放課後ついに心石くんに呼び出された漆葉さんの運命やいかに…!というとこまでが第1話。

    一見美形でモテモテだけどポンコツなヒロインというのもある意味王道。ヒロイン兼主人公の漆葉さららと、男サイドの主人公小石くん、そしてその家族との交流がメインの1巻です。微妙に伝奇要素のある伏線がありますが、それもおまけ程度。底を見せないけど大それた感がない心石くんと、少しずつ距離を近づけていくヒロイン兼主人公の漆葉さんが非常にいい味をだしてます。どっちも等身大というか、絶妙な距離感が好きです。「漆葉さん」「心石くん」なわけです。
    試し読みの部分だけでもわかるポンコツ全開の美少女と、にこやか男子のラブコメに心惹かれたら是非。タイトル含めて恋などしないって言ってるけど、絶対これとっくに恋してたんだとかいうオチに使う気満々ですよね(期待)
    いいね
    0件