出会系で知り合い、いつも近所のジェラート屋で待ち合わせて部屋でヤるだけの関係だった二人が恋人同士になり幸せになるまでのお話。
1巻は出会いから恋人になるまでのお話、2巻は恋人同士になってからの二人のお話ですが、こんなにも印象が変わるお話も珍しいのではと思います。1巻ではどちらかというと内容はあっさりしていて、感情を抑えるタイプの二人のお話はとても静かで淡々としていました。ところが2巻になると二人の静かな愛情が分かりやすく表面化してきて、1巻でさらっと描かれていたお話にもそれぞれの複雑な思いがあったんだなと気付かされます。何よりも、普段感情をあまり口にしない二人が実はものすごく想い合っていること、そして、喧嘩をしても結局その想いの大きさに負けて仲直りしてしまうくらいラブラブなことがきちんと伝わってきて幸せな気持ちになれました。
そして、2巻ではトモと直規の甘いやり取りがたくさん見れて良かったです。特に直規といる時のトモはどんどん可愛くなり、こんなにウブで奥ゆかしい乙女のような男子がいるのかと思うくらい魅力が炸裂していました。
また、結婚はタイミングだと言いますが、二人にとって将来を意識させる同棲というプロポーズを同じ日に考えていたというエピソードはとても素敵だし運命的だなぁと思いました。これからも二人がラブラブで美味しいアイスを一緒に食べていてほしいです。