ネタバレ・感想あり薫りの継承【上下巻セット・単行本未収録イラスト付】のレビュー

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読み終えたくない作品
ネタバレ
2025年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めてすぐ分かりました。これはすごいな、読み終えたくないなと。
じっくりじっくり読ませていただきました。
息子、要に唆されたのがきっかけとなりなましたが、のちに別荘で竹蔵は義姉から紹介された女性に、わざと男性の宿泊している棟に誘うような事を言い、あえて見せつけるという。
最後の方で銀行の前にいたホームレスは、子供の頃竹蔵に手を出した眼帯の男ですよね?その頃から執着されてた?
兄は、会社、妻、家族、竹蔵からの愛、眼帯男からのゆすり?などを全て抱え、想像し得ないほどの責任を背負っていたんですね。
竹蔵との海外でのハネムーン、わずか1週間でしたが、どんなに満たされた事だろう。あの笑顔はずるいよ。心が絡め取られて身動き出来ないほど愛おしい。竹蔵はあんな人に愛されて幸せだな。
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誰も満たされない
2025年4月6日
強く、強く惹かれ合いすぎて、逆らうように憎み続けた兄。
始まりは無垢な赤子からだった。
なんて罪な弟。あんな優しげに物静かだが、兄には狂気な弟の本当の姿が見えていて恐れていたんだろう。
二人の血を継いだ息子もまた惹き付けられて狂ってしまってるし。
最初の殴られた男もだいぶ執着しているようで、弟は知らない。
奥さんは騙され続けてればよかったものの、結局知ってしまった。
兄は死、弟だけが兄に愛されてたことを知ったがもう居ない。
何とも言えぬ虚無感で満たされた。
読んだ後はしばらく何も手につかない…
2025年3月14日
『同級生』シリーズはハッピーな余韻を引きずる作品でしたが、本作はなんとも悲しくやり切れない思いが尾を引きます。日中に読むとその後なにも手につかないし、夜に読むと眠れなくなる。

ストーリーは、後妻の連れ子として比良木家にきた竹蔵と、竹蔵をつねに厳しく険しい態度で接する比良木家長男・忍のお話。忍に密かに思いを寄せる竹蔵はある日、忍の息子に唆され、義兄の部屋へ忍び込んで事を成す。そこから歪んだ関係が始まりーー。

歪な関係なのに2人の抑えきれない衝動にドキドキハラハラ。現在進行形の合間合間に挟まれる過去のエピソードも、2人のなんとも言えない関係性が表されていて、感情がぐちゃぐちゃになる。読んでいる間中ずっと感情が掻き乱されっぱなしなのだけど、ラストでそれが最高潮に…(ツライ)。やり切れないのに、また過去のシーンを振り返りたくなって、繰り返し読んじゃう。もはや沼。。。

私は地雷ナシですが、近親相◯や死ネタNGの方はご注意ください。そうでない方にはバリくそオススメ。言葉やセリフを極力用いずに絵と行間や空気感で物語を展開させ魅了する明日美子先生、天晴れです。
はじめて中村明日美子作品を読みました!
ネタバレ
2025年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ なぜBL界の大御所・中村明日美子の作品を読むタイミングを逃し続けたのか謎ですが、ずっと未読でした...。2025年も始まったことだし流石にね...と思いタイトルが気になっていた本作を購入。想像以上に格調高い作品で大満足です。ベースは背徳ものなのですが、キャラに気品のあって、独特なタッチの耽美的な表現が一層沁みます。読む前の自分に言うことがあるとすれば、登場人物の心情の機微がかなり繊細に描かれているのでちゃんと追ってくれ!!!ってことです。
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ヤバイ
2024年11月22日
一気読みしてしまいました。明日美子さんの世界観にはいつも読んでるうちに溺れてしまう。今回も耽美、歪み、フェティッシュ、愛憎。。。あぁ。。。余韻がスゴイです。(語彙力スミマセン)
つらいけど、読んで良かった…
ネタバレ
2024年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 中村明日美子先生が大好きです。でも、この作品は、一言で言うなら、つらい。こんな気持ちになるの、分かってたけど、読まずにはいられなかったし読んで本当に良かったです。誰が悪いとかって無いんだけど、要くんの好奇心?みたいな最初のきっかけが無ければ、ここまでの事にならなかったんじゃないかな?とか、それとも、最後の方に兄の回顧?的な部分で書いてある通り最初から狂っていたから、いずれはこんな風になってしまう運命だったのかな、、私は竹蔵が大好きだから、幸せになってほしかったな。いや、でも、最後は幸せって気持ちを貰えたなかな??
最高!
ネタバレ
2024年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気にはなってて今回割引されてたから購入したけど、皆さんレビューされてる通りだなと。
この世界観から抜け出すのに大変だと思うくらいのインパクトがありました。最後の余韻がもう絶望過ぎなのに心が締め付けられるような一言が唯一の救いで、でもこの題名の通りで薫りが鍵になっているという伏線が最後まで続いている物語でした。
絵も内容も最高としか言いようがないです。
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苦しい寂しい切ない。
2024年10月9日
彼の本心はどこにあるのか。ずっと暗闇の中でもがいている彼らをみている。作中ずっと顔が描かれなかった奥様の初めての笑顔。拗れた要の成長。ラストの兄さんの表情。竹蔵の瞳。終わりにかけて寂しさが募る。ただ人を愛しただけなのに。幸せになってほしかったよ。
えっー
2024年5月17日
8年も前の作品なの!!!そんなぁ、、、!カートに入れたり出したりずっと悩んでましたが、ほんと買ってよかった!!!絵はたしかにクセ強ですが、ストーリーとしては最高に最高ですね、、、!
最高
ネタバレ
2024年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ いけないとわかっているのにどうしようもなく惹かれてしまう切なさに溢れた濃厚なお話でした…読んでよかった…
あんなのを見せつけられたら要くんこれからもう誰とも満足できないんじゃないかと思うと気の毒です。
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言葉が出てこない
ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんだろう、本当にタイトル通り。息子が弟を唆さなければ。弟がそれを受け入れなければ。兄がそれに抗っていれば。それとも全てそうしたとしても、いずれ同じ道を辿ったのか。もしかしたらもっと永い時間が経って老い先短い頃だったらうまくいったのか。兄の妻への手紙を読んでなんだか言い表せない深い後悔の念が湧いてきて、どうしたらよかったんだろう、でもこうするしかなかったこれしかなかったという気持ちも湧いてきて。やっぱり言葉が出てこない。
薫りに引き寄せられた快楽
ネタバレ
2024年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ なんとも言えない感想です。兄と義弟の物語にその2人に絡んで兄嫁や息子、それとお嬢さん。どう表現していいかわからないけど、笑った顔の兄を見て、また手紙を見て2人の間に愛があった。そして好奇心と冷静沈着な息子が父(兄)を継承した。
言葉が見つからない
2024年1月12日
タイトル通り、読み終えた後の言葉が見つからないです。
倫理観などそんなものを取っ払って読んで感じてほしい。
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これほどまでに残酷な愛があるのか
2023年12月6日
ある日訪れた父の愛人とその息子は、竹蔵
上流階級の家の年の離れた兄弟。
誰もが憧れる両親と一人息子の要くん
イタズラで、目をやけどさせ父の寝ている寝室に潜り込むため、竹蔵に母の香水をつけて、母のシルクの手袋を渡し、竹蔵を父の寝室に手引きする。
竹蔵は、想いのままに兄さんを抱き尽くす顔を赤らめて果てる兄を抱きしめる。
美しい兄の裸体。子どもの頃は小さかった竹蔵は、兄を包む混むほどに成長して、想いをずっと抱えたまま、ひたすら兄だけを........目隠しが合図。.求められれぼ求められるがままに抱く竹蔵
インビで妖艶な兄さんが快楽堕ちする、苦悶する表情に互いに求め合い、夢中で兄を突き上げて交合う姿が美しいです。
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美しかったー
ネタバレ
2023年9月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出てくる人、してる事はメチャクチャです。
誰の立場で見ても、幸せにはなれない人達ばかりです。
奥さんの立場での最後の手紙…あれは闇へ落とされた後のおまけの毒。でしか無い筈。絶対拒否するでしょう
兄の立場なら…そこにしか著せない本心。届けたい本当の目的竹蔵へ届けと願って出した。と思えた
竹蔵…あんな究極のラブレターが届くとは!
唯一救われた場面でした。
要…今後大変ー!闇は明けなさそう
『同級生』の流れでこの作品を知りましたが、明日美子先生の凄さを目の当たりにしました。
言葉が見つからない
2023年8月3日
この作品への想いを伝える言葉が見つからない位に好き…
好き、という言葉さえ軽く感じる程
この作品に読んでからずっと心を奪われたまま
そしてこの先もずっとその想いは変わる事がないのは確信している
ひんぇ~難しいっっ!!芥川BL賞です。
2023年7月16日
明日美子先生の作品は同級生シリーズしか拝読したことが無く、レモンソーダのようなシュワシュワなその流れで高評価のものを何も考えずに買って読んでみたものの…ごめんなさい!!!世間の玄人BL読み様方から「シロウトのお前にはまだはやい」と突きつけられました。ほんまそれ。表紙の雰囲気で分かるだろわたし!!ほんとすいません。BL経験値あげて再読したいと思います。死ぬまでに理解したい作品です。今回は画集として絵を楽しませていただきました。あまりにも美しいので萩尾望都先生のようでした。ゴールデンライラック、スターレッド大好きでした。個人論です。
背徳感…
2023年7月16日
みてはいけない部分を見てしまった。触れてはいけない部分に入り込んでしまったような背徳感がありました。読んだ後はこの感情をどこに置いてきたらいいのか?と少し辛かったです
狂ってる
2023年6月25日
明日美子さんの本は、読むと心を持っていかれてしまうので今回も覚悟を決めて読んだのですが。圧倒されています。悲しさと幸福感、醜さと美しさ、軽蔑と魅了、そんな相反する感情が、ひとつになってじわじわと薫ってくるかのような。衝撃的でもあるので、読んでいて傷付いたはずなのに、美しさに魅了されてしまうなんて。暫くちょっと戻れなさそうです。
甘美で聡明なお話。
ネタバレ
2023年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今まで読んできたBLの中で読後一番引きづりました。
他の方のレビューを読んでいたのにすっかりお話に夢中になってしまい衝撃の展開を受け止めきれず…数日モヤモヤドロドロしてました。
終始、色気のある兄弟に脱力。でも要君を交えた展開は…んーーーーでしたが(苦笑)ハピエン大好きな私にとっては残念でしたが、これで良かったのかも…とも思いつつ…。
こんなに引きづった作品なのに中村明日美子先生が大好きになったきっかけの作品です。とても美しいお話でした。
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衝撃が凄い
2023年6月6日
読み終わった時、本当にわーってなりました。もうそれしか言えない。何も考えられない。それくらい凄い作品。とにかくネタバレなしで読んでほしいです。ただ義理の兄弟ものなので、地雷な人は避けた方がいいですね。
耽美?というものなのでしょうか?
ネタバレ
2023年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 兄弟での禁断の愛…が静かに描かれています。
現在と過去と兄の息子のパートが入り乱れてるので、ちょっと分かりづらいところはありました。
色々とツッコミどころはありますが、兄の息子が1番ヤバいような…。完全に歪んでしまったね。まぁでも幼少から策士か…。
芸術的であり、耽美…?マニアックで独特な世界観でした。
ハッピーエンドではないですが、独特な世界観の中、綺麗に纏まってる作品だと思います。
ちょっと昼ドラみたいかな?
すごい愛
ネタバレ
2023年4月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごかった。
なんかズンときました。
バッドエンドもメリバも地雷寄りなんですがこの作品は好きです。
いや、トラウマものに苦しく切なくなったけどでも病みつきになってしまう。
一見弟の方が優しくか弱く、でも実際はお兄さんの方が繊細で責任感も強く深い優しさもそして弱さもあったんだろうなと思える結末でした。
自分の気持ちだけを大切にして2人で異国で幸せになれば良かったのに…。
色々なしがらみからそうはできなかったのかと思うと切ない。
それにしてもなぜ息子(弟にとっては甥っ子)を立ち合わせたのか。
さらに3Pはなぜ?
息子が希望したとしても弟くん、そこは頑なに拒まなければ。
また事後に弟と息子が一緒にいる時点でもう1人は息子と気づいた兄、なぜスルーなのか。
あの辺り、中村先生が何を描こうとしていたのかいまいちわかっていないのでまた繰り返し読み込もうと思います。
素晴らしい作品でした。
面白かった〜、文学作品の様
ネタバレ
2023年4月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい作品ですね、下手な文学作品よりも美味でした。良い作品は題名も読後に余韻を残してくれますね、ずっと展開が気になり読み進める感覚でした。
ただ、男同士なら子供出来ないんだから兄弟だって関係ないじゃーん!って思ってしまった。遺伝子の問題無いしと笑
近親は遺伝子的に産まれる子に問題が生じるわけだし、BLにこそ近親はありだと思うんだけどな。
血など比にならぬほど
2023年3月30日
凄かったです。
竹蔵はよく言えばどこまでもピュアで、悪く言えば傲慢で甘ったれで馬鹿。忍は冷徹な素振りをしているけれど優しくて、だけど臆病で聡明。
薫りに魅了され交わる2人は台詞もなく、艶やかで不穏でそれなのに神秘的でうっとりしてしまいます。

この狂おしいほど、薫りと倒錯的な愛に狂わされた2人の世界に、足を踏み入れてしまい自らもその世界に囚われてしまう要がひどく切なく滑稽で美しい。

眼帯の男と社会的な死
ネタバレ
2023年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ オードトワレ偽る薫り。
兄と弟。正しくない愛を認めたくなかった。
多くを語るなんて野暮!でも、語りたくなっちゃうそんな作品です。レビューというより考察を書かせてください。
違うなと思ったら無視してください。
兄は弟からの思慕に気づいていた…
自らに湧き上がる恋をおさえていた、受け入れてはならない。母への裏切りの結果の子供を“弟”と認めたくない。それでも独占したい気持ちを冷たく接することで抑えていた。
あの日、眼帯の男にイタズラされた弟を見てその男に殺意を覚えたのではなかろうか?裕福そうだった優雅な眼帯の男は兄によってか、または時代の流れか社会的に死んだ状態になったのかもしれないと思えてきた。…同じ匂いがする人間?私と同じ末路になれ?ホームレスの男は、やさしいからねと言った。それは二人の関係を世間に知れ渡るように仕向ける脅しだと思った。銀行の前で待ち伏せしているところ、執着と復讐心を感じるところからも、かなりの期間脅されていたのではないか?口止め料とも受け取れるそこそこの金額を支払っているところも、今後の社会的な死つまり世間への暴露を懸念しているように感じた。あってはならない子との関係、かつて自分の父がしたような妻への裏切り、弟を守りたい気持ち、その全てがエゴであっても…止められなかった。真っ直ぐな愛情を欲しいのは、誰でも同じ事。正しくないとわかっていても。虚しさは次の世代へ、あの薫りのする人へと帰っていくのだ。兄その妻、弟と息子、4人は絡み合ったまま。愛を知らずに死ぬよりも愛を知りたかった人たちの物語
愛し合う二人がただただ切なく美しい。
ネタバレ
2023年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 近親ラブ。けど最後まで抵抗感はなかった。決してハピエンにはならない。。。切ない。でもその先を知りたい。。。
叔父の情事に手を貸してしまい、さらに情事に参加までしてしまう10代前半の息子には驚いたけど、薫りの継承人として必要なエピソードだったのですね。。。
逃避行先で目隠しをせず愛し合う二人が忘れられない。
久々号泣!
2023年2月8日
読み終わってもまだ余韻が残ってる!
全てにおいて震える作品!
予測不可能な展開で久々号泣しました!
近親的な性ですが、不快感が不思議となく、
タイトルもそうですが、本の世界観も凄く惹かれる!
これは買うべくして買った作品!
ある意味脳から離れない、忘れられない一冊です。
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甘い薫りに引き寄せられる蟻のように
ネタバレ
2023年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 近親BLすごく好きなんですよね。義理でもなんでも兄弟(あるいは父息子等)で致すなんて、繋がりを認識して尚、抱きたい・抱かれたい、愛してる・愛されたいが勝る。兄あるいは弟にハッキリとした欲望を抱くなんて、狂ってるようでいて実は非常に自分のことを理解してんだなって。だって本来働くべき理性が利かないほど欲しいんでしょ、相手が。
狂おしいほどの愛情、愛憎、性愛が感じられて好きなんですよ。まぁ現実を考えると近親が相思相愛なんて60億分の数パーセント以下だと思う。しかしこれは漫画。漫画なんだから恋人たちが幸せになることを見たいじゃないですか。

でも、そうならないのが中村明日美子先生なんですよね。

竹蔵は狂ってるとかそんなじゃなくて、渇望して渇望して渇望し続けてようやく兄が手に入った。動物的な番に近い考え方なんだと思う。だけど兄は、兄は”実の兄弟であること”、”妻にバレたこと”、”あの男のようになる”…それが本当に耐えれなかったんだと思う。
兄の結末は、兄しか解らないだろうと思う。けれど私は、逃げてもう一度、竹蔵に捕まったら共に生きていきたかったんではないかと、そう思った。
義理ではない、兄弟でヤることに罪の意識を覚えても実の息子のを舐めても顔色ひとつ変えなかった兄は本当に竹蔵、妻、会社のことしか考えてないんだな…そこにも狂気を感じました。あるいは、兄と息子は似た者同士だったからなのかな…要のような強かさがあったら、結末は違ってたのかもしれないが。繊細な兄…イイ………

二人が営んだ愛憎が果たして幸せだったのかどうか、その先を知るのは息子の要だけ。彼らの代わりに、あの至福な時間を味わい続ける要がいつも幸せでありますように。
美しすぎる背徳
2023年1月25日
ドキドキしながら読み進めて…まさかのラストで色々な意味で気持ちを持ってかれました。
読む前の自分に戻りたいようなそんな気持ちになりながらも、やはりこの作品に出会えて良かったです。この結末しかなかったのかな。でもこれが正解なのか……気持ちに整理が着いたらまた読みたいと思います。
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背徳感が最高
2023年1月24日
見てはいけないものを覗き見ているような興奮と背徳感、彼らの心情は言葉で細かく語られないからこそ、色々と想像を巡らせる、まるで純文学のような読み心地でした。
最高
2023年1月19日
一二を争うくらい大好きな作品。
物語はもちろん、絵も惹き込まれる。
でも悲しすぎる、、
ハピエン好きの私にとってこれはあまりに
苦しい(´;ω;`)
でもそれが作品を引き立てているのかもしれない、
すごい
2023年1月19日
すごいもの読んでしまいました。ちょっと画が苦手かも、と、読んでいなかったのですが割引と表紙の感じで試し読みしてしまい。読んでみると画が
わりかし好きかもと内容がぐんぐん引き込まれて買ってしまいました。ずっしり心に脳にくるお話です。読み返すであろうコミックの上位になりました。
く、苦しい…
2023年1月16日
とてつもなく不幸で、不運で、厄介なんだけど、想いとしては最上に幸せだったりして…読後の余韻に浸る反面、なんだか唸るしかなく…さすがです。似たような題材はあれども、闇一辺倒でないそれぞれの描き方がさすがとしか言いようがない。まるで名作映画を観たかのような、印象的なシーンや表情が脳裏にフラッシュバックしてくるこの感じ。やや歪なタッチなのに、そこはかとなく艶美で、迫り来る肉体や表情にとらわれてしまう。
でも!重要な役割を担ってはいるが、息子だけは具体的には絡んでほしくなかった。ちょっとやっぱ拒絶感が…。息子に圧倒的攻め感があればまたちがったのかな…。
おぉ!
ネタバレ
2022年12月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 現在と過去を行ったり来たりする構成ですが、一話ずつまとまってるので読みやすいです。絵が好みではなかったのですが、読んでいるとそれが色気に感じてくる!
エッチなシーンもただ静かに色っぽい。無駄な会話や擬音はありません!
兄が弟に冷たくした理由は分かるけど、弟はなんで兄のことを好きになったのかな?冷たさの裏にあるほんとの優しさに子供の頃から気づいてたのかな。
事実が分かったとき、立場のある兄は身を引こうとして、弟は初めてはっきり愛してると伝える。その対比も両思いなのに不穏な空気をもたらす原因ですよね。
ラストの蜜月はその後を予想できるだけに切なく、手紙は泣けました。
あと主要キャラなのになんでマリコの顔を書かないのか不思議に思っていましたが、鑑定書を見せた時の表情が秀逸でしたね。でもマリコは基本いい人なので、そのマリコがここまでの表情をするほどに追い詰めた結果だと思うと怖い!
ただし要くん、父と叔父との3Pだけはちょっと…だったかな。要くんかなり歪んでそうで、なんとも切ない気持ちになります。
すごい…
2022年11月25日
メリバといえばこの作品というくらい名前が上がりますが、読んだことがなくついに手を出しました。
結果とても良かったです。作者さんの絵がまた、話の雰囲気にマッチしていて素晴らしかったです。
すごい作品に出合った
2022年10月4日
中村明日美子先生の独特の世界観、背徳感が半端なかった。愛と欲に埋もれた世界。初めて見た時から、引き込まれてしまった。とても深い作品でした。
ゆっくり丁寧に読んでほしい作品
2022年9月26日
中村明日美子先生の作品は「同級生」シリーズしか読んだことがなく、濡れ場はほぼない作品でしたので、中村先生はそういうシーンはあまり描かれない作家様なのかと思い込んでいたのですが、どうやら違ったようです。
こちらの作品は物語の半分以上が濡れ場で、それがないと物語が進んでいかないのですが、「同級生」シリーズとのギャップにただただ驚きました。中村先生の描く濡れ場は官能的でとても美しかったです。
現在と過去のお話が入り組んで進んでいくので、頭を使いながら、ゆっくり丁寧に読み進めました。ラストは衝撃的…なんとも言えない気持ちになって、読後はしばらく呆然としました。
面白かった!という感想とはちょっと違うんですが、私はとても好きな作品になりました。
要のその後をぜひ読みたいです!
ネタバレ
2022年9月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ この物語は、キーマンが2人いると思います。要と、黒い眼帯のおじさんです。
主人公2人とも、ギリギリのどこまで気持ちがきていたのではないかと思います。
その導火線の役割をになったのが、行く末恐ろしい幼い要でした。
もう1人黒い眼帯のおじさんは美しい少年だった兄に興味を持ち、兄弟間に流れるある種の情に気づいた。幼い竹蔵にいたずらをし、兄が竹蔵に抱いていた正体不明の想いと嫉妬心をあらわにしていったのではないでしょうか。
竹蔵はともかく、お兄さんは自分の気持ちにずっとずっと重たい蓋をしてきつく辛く竹蔵にアタり、竹蔵への想いを跳ね返すように彼を睨みつけ、そうしてやっと地に足をつけていたのではないかと思います。長い長いあいだです。
一見そうは見えなくとも、お兄さんは竹蔵のことを守る行動を所々でとっていたと思います。
やっと竹蔵と気持ちがつながった時、どんなに幸せだっただろうなぁと思います。
結局最後は一瞬叶った自分の幸せを大切にしつつも、竹蔵のこと(周りのことも)を思い身を引いたのではないかなと思うのです。本当のお兄さんは、ラストで竹蔵に向けたあのやわらかな微笑みそのままの人だったのではないかと思います。
そして大人になった要がこれからどう過ごしていくのか、人を愛すことができるのか、それはどんな人なのか、そしてどんな生き方を選ぶのかをぜひ見届けたいなと思う次第です。
どうか続きを読める日が来ますように!!
読んで!
2022年9月7日
最初はなんか陰鬱なbl漫画が読みたいなーと思って調べたらこちらの漫画が出てきました。最初は絵が好みじゃなかったりしたけど、慣れてくると「オシャレな絵だ」となる不思議な力。がありました。内容は期待していた通りの陰鬱さ、後味でした。しかし、読み終わってから、どうして、、ってなった後にジワジワと考察ができるタイプの陰鬱さです。どうしようもなさが追い詰めてくる感じではなかった良い塩梅の漫画で、とても面白かったです。作者の他の作品も読んでみようと思います。
ずっと好きです
2022年8月10日
学生の頃、明日美子先生の作品をひたすら読み漁ってた頃に出会いました。
まだ店頭で比較的新刊の欄に並んでいた頃だと思います。
当時読み終えた頃の虚無感と喪失感、そしてこの本をいつまでも大切にしたいと感じました。それくらい大好きな作品です。
知人にオススメした際、すぐに内容を見返したりオススメできるように電子書籍verも買った次第です。
実物の本は本棚の奥に大切にしまっていますが、こっちで定期的に読み返したいと思います。
衝撃的
2022年4月14日
漫画を読んでいると言うより一編の映画を観ているようでした。消しても消えない抗えない思いの強さと背徳感。やっと手に入れたと思ったら掌からすり抜けてしまう幸福。読み終わった後、こういうラストが良かった…という勝手な妄想が働きませんでした。あぁ、という喪失感と薫りの継承というタイトルに納得。
ただ、ただ美しい。
2022年4月13日
中村先生の画は、エロティックで線がきれいなので好きです。それと人物の眼がいい。切なく、甘く、哀しく、流れるようなストーリー。美しい音楽を聴いている様な感じがします。
名作
ネタバレ
2022年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一本の映画にできるような名作です。捉え方によってはハッピーエンドともバッドエンドとも取れる、でも私はハッピーエンドだと思ってます。ある意味深い愛、純愛だと。人間の本能を見せていただいた作品です。
素晴らしい〜
2022年4月4日
とにかく雰囲気が大人の色気で薫る。兄弟という設定で全然甘くないけど、この作品はこれで良いんだと思いました。読み手によってはラストの感じ方は違うと思います。私は凄く重いハピエンだと思いました!色気のあるエロが最高でした。何度も読み返してしまうと思います。購入して良かった。
ため息しか出ない…
ネタバレ
2022年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 複数のフォロー様が絶賛されていましたので、相当な名作と思い購入しました!
大変有名な先生の作品ですが、初めて読みました。かなりショッキングな内容なのに、何故か美しく愛おしい…。不幸にした人達の分、2人には幸せになって欲しかったけど、ほんの束の間の幸せが淡くて悲しい結末でした。
トップクラスの芸術品✨✨
ネタバレ
2022年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 明日美子先生は神にも等しい存在です。
その神が創りたもうた芸術品の中で、私にとっての最高峰は、この「薫りの継承」です。
好き過ぎて頭も日本語もおかしくなりそうですが頑張って書きます。
………
どこを開いてもため息が出てしまう2次元に展開される線の狂瀾。
耽美とインモラルの洪水を貫く、たった一つの愛の成れの果て。
その読後感は他では味わう事ができません。
胸を掻きむしりたくなる幸福と、泣きたいのに泣くための元を見失ったような虚無で、心の置き所が無くなってしまいます。
………
一月に約150作品のBLを読んでいますが、萌える、蕩れる、泣ける作品にはわりと出会えます。
しかし、「疼く」作品には今まで数作しか出逢えていません。
この「薫りの継承」は“疼く”作品の中でも1、2を争います。
フィジカル的にもメンタル的にも女性性の私がBLを読んで疼くほど、その描写と伝え方はとてつもないエロスです。
禁忌を地雷にさせず、官能のための必要悪だと納得させる以前に感情の方を揺さぶってきます。
性の禁忌を重ねに重ね、何重ものタブーが読み手の現実を席巻してしまいます。
ストーリー、世界観、タッチ、画力、表現。
全てがトップクラスのツールで、
背徳、執着、覗き、ショタ、人前、目隠し、羞恥。
あらゆる性 癖に呼応してくれる。
まさにBL界の至宝です。
………
埋まらない距離、埋まらない虚無。
熱と情動に流されたのか意思なのか愛なのか。
心情について語ると大いにネタバレとなってしまうので書きませんが、一筋縄では行かないながらも、絵で伝わる「ここ!ここなのよ!」と解ってしまう喜びに溢れています。
………
超名作なので読んだ人の方が多いと思いますが、もし未読ならぜひ時間に余裕のある時にオススメします。
そして最低でも3回は再読して欲しい。
衝撃のラストをどう捉えるか、読むたびに変わるかも知れません。
………
個人的にこのレビューが300作目なので、大好きな今作を選びました。
読み返したら支離滅裂ですが、これが今の私の精一杯です。
お目汚し失礼しましたm(_ _)m
そのラストに希望的足し算はない
2022年2月28日
官能的な絵に、背徳的なストーリー。竹蔵の気弱さと大胆さ、兄への執着。その本質に気付いてか、畏怖から冷たくあしらい続ける兄、忍。目隠しによって、その箍が外れてしまう。着地点の見当もつかないまま、終盤、貞淑だった妻の切り札で、秘密の箱がひっくり返えされる。それでも鈍らない竹蔵と違って、形だけとはいえ、忍には、それ(目隠し)が必要だった。自分でそれを外したとき、忍の覚悟は決まっていたのかもしれない。
やだー!!!
ネタバレ
2022年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ どうにかこうにか、なんとかハッピーエンドにいくのかな、いってほしいと思いながら読んでたら急にバッドエンドで終わっちゃって「ヤダァァァァァ!!!!」って言って泣きながら暴れてしまいました。
こういうお話大好物だけど、尾を引くんだよね…
重…
ネタバレ
2022年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気軽に読んではいけない本だと思います。おもしろいけど最後切ない!幸せな期間もあったみたいなので、それを糧に生きて欲しいです。
極上の官能・・
ネタバレ
2022年2月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さんの、独特なタッチと描写の繊細さが大好きです・・・・
兄弟間の歪んだ恋愛を、耽美に描いています。まるで服部まゆみさんの小説を読んでいるような、上質なものを知る方にしか描けない世界観じゃないかしら・・・うっとりですね・・。
竹蔵が、義兄:忍への恋心を、その息子:要に悟られ、しかもその要の手引きによって忍への想いを遂げる目隠しプレイは、ある意味背徳感漂う異様な空間であり、官能的でもありましたね・・・どのシーンも息を飲むような空気感がホント素晴らしくて、語り出すと長くなってしまうのですが(^^;本当にどの作品も衝撃的でとても惹かれる作家さんです✨ハピエンではないのですが・・・これはきっと幸せになってはいけない、結ばれてはいけない愛・・・だからこそのあの最後。だけれど2人にとって「愛し合った時間」こそが一番幸せだったはずなので、竹蔵は亡霊のように想い出に囚われながら生きていくのでしょうね・・・それとも・・・・?
息子の要もまたその2人の間柄に感化されたのか・・・・そもそも何故あのように育ってしまったのか・・・要の感情はちょっと私には解り難かった・・・好奇心旺盛で、いつでも冷めていて、そしてきっと誰も愛せない可哀想な人のような気はするけれど。はぁ・・・それにしても読後の余韻が凄い。いつもでも脳裏に焼き付いて離れない作品・・・もちろん、とても良い意味で。
でもまた読んでしまうんだわ、きっと。あの官能の世界に浸るために。
何度も何度も読み返したい
2022年2月9日
メリバを探していて、シーモア島で何度も名前が挙がっていたので購入しました。もう最高です。何度も何度も読み返しています。
中村明日美子ワールド!!全開!
2022年2月6日
いや〜、やられました。まさに禁断の愛のてんこ盛り。乾いたようなタッチなのに見事にドロドロで。綺麗なのに毒がある花みたいな作品です。
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これぞBL
ネタバレ
2022年2月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ いまでこそハッピーエンドの作品が好まれがちですが、一昔前のBLはどちらかと言うと本作のような雰囲気のものが多かったと思います。そして、この作品はただ悲しいお話ではありません。義兄弟、叔父甥、父息子、そして夫婦様々な関係が入り交じって背徳感もありつつ、耽美的で読んでいてゾクゾクする作品です。途中まで書かれない奥さんの顔、そして全く笑わない義兄さん。それが最後にああ描かれるとは、本当に中村明日美子先生の表現力には脱帽です。たしかに2人で幸せな未来も描けたと思いますが、この結末が最も綺麗な2人の愛のカタチなんだと思います。
な、なんと、、、
2022年1月31日
えーん!!つらいー!!ハッピーエンドにして欲しい、、、通じてはいたけれど、終わり方!!はぁー、、、これは引きずります。
ジワジワ
ネタバレ
2022年1月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 上下巻読み終わり、読み終わった直ぐより時間が経つほど考えて悲しくなります。兄さんの最後のシーン何度もページを戻ってみてしまいました。初めての作者さんでしたが、読めば読むほど絵の魅力に惹きつけられました。中村明日美子先生の他の作品も読んでみたいです。ハマりました!とてもステキな作品でした!
思っていたより優しい作品
ネタバレ
2022年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ものすごく暗くて救いのない作品なのかと思いつつ読んだのですが、退廃的で耽美な物語を読んだような、個人的には読後に引きずるような陰鬱さもなく、買って良かったと思います。明るいハッピーエンドというわけではありませんが、登場人物がみんな優しいです。絵は独特のタッチですがどのシーンもきれいです。
418ページ
ネタバレ
2022年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 有名な作者様ということで私の初読み作品がこちら。いや~すごかった。怖かった。奥さんの登場の仕方が本当に凄かった。私はラストは自分で、とは思いません!!
苦ぅぅぅっっっ。。。
2022年1月16日
フォロー様が此方の作品を取り上げられていて、これは!と手に取りました。
まごうことなき明日美子先生の世界観、酔いしれました。。
道徳とか理性とか、頭ではわかっていても儘ならないことってあるんですね、、。
竹蔵が虚無感にとらわれながらもお兄さんの愛を渇望する姿に胸が詰まり、お兄さんの竹蔵に対する屈折した愛の片鱗も見えて、、儘ならない。
目隠しすることで自分を保っていた2人が相対し、心の内を吐露するシーン。。あぁやっと。。
やっとだったのに、、、。苦しい。。
お兄さんの笑顔と手紙がすべてですね。。
心にいつまでも余韻を残し、しばらくこの作品に囚われそうです。
中村明日美子先生、素晴らしい作品をありがとうございます。
地雷だったけど、すごく萌えた
2022年1月15日
中村明日美子作品は大好きですが、この作品はあらすじから自分には合わなさそうでずっと避けてました。
70%オフを使い切るために、多少後悔してもいいかと思い読んだら、すごく良かったです!
義兄弟、妻子ありが地雷でしたか、とにかく背徳的で耽美で、美しくて、、、
修正とかも萎える方ですが、修正も気にならない様な描き方で、さすが中村明日美子!とう言う感じでした。
妻子に同情心を抱かせない様な、人物像、表現になっていて自分的には余計なことを考えず、ただただ萌えれました。
美しい
ネタバレ
2022年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場する人物も心情の変化も全てが美しく描写されています。
最後に登場するホームレスはどなたなのかだけ分からずモヤっとしています。
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耽美とは、このこと
2022年1月13日
レトロのようで、現代のようで、おとぎ話のようで…。とにかく、美しくて、儚い…。そして、エロス。明日美子先生の線の美しさと相まって、そりゃもう、狂気の耽美です。これをBLと括ってしまってよいのか…。星5つでは足りないくらいです。
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美しい兄弟
2022年1月1日
他のレビュワーさんにも書いている方がいましたが、本当に「耽美」という言葉の意味そのままの作品でした。この作品の世界の甘い香りに陶酔してしまった…。クラっとしてしまうような。そして明日美子先生の描く絵がとても好み。特に先生の描く瞳が好きです。こちらの奥深くまで見透かされているような目線にぞくぞくします。ラストは衝撃的でした。苦しい。
全てが完璧。むせ返るような薫りに包まれた
2021年12月21日
凄い…ただただ凄すぎる。圧倒的な美しさ、狂気の香りと継承。最初は苦手な絵だと敬遠してたけど、あっという間に引き込まれた。描写の線一本、表情、視線、指先、からだ、構図、最小限の科白の全てに意味があり無駄が無い。天才。
この背徳感こそBLの神髄です!!
2021年12月16日
この背徳感こそBL!今から半世紀近く前のBL漫画黎明期の雰囲気で一気に物語の世界に引き込まれてしまいました。昨今BL雑誌も多く刊行され関連のドラマや映画なども制作されて、BLというジャンルは陰から陽に変化して行っていますよね。でもこの作品はまだBLとか腐女子とかの言葉が誕生する前の時代、女性向け男性同性愛雑誌JUNE(創刊号から2号まではComic JUNでしたが、3号目よりJUNEに改名)の耽美的で退廃的な雰囲気そのもの!!もう心ドキドキ×2させながら親に隠れて、見てはいけないものを見ている10代の頃の気持ちを追体験してしまいました。絵はオスカーワイルド「サロメ」の挿絵画家で有名なオーブリー・ビアズリーを彷彿とさせる白黒のペン画で悪魔的に美しい。名作の映画を観ているようでした。懐かしくて切なくてはかなくてどこまでも美しい。この作家の才能の魅力にすっかりやられ、沼。絶対におすすめです。
他のレビュアーの方のレビューを拝読させていただきました。なんとp118で竹蔵が読んでいるのはサマセット・モームの「月と六ペンス」なんですね?現在モームは同性愛者であったと認識されていますが、1967年以前の英国で男性同性愛はもちろん犯罪。暴かれないように慎重に振る舞っていたモームとも重なります。もう最高じゃないですか!
狂気の愛が実に儚く美しい
ネタバレ
2021年12月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 弟は再婚相手の連れ子。義理の兄弟、不器用ながらも兄を深く慕う弟に、不器用で泣き虫な弟に冷たく当たる器用に生きている兄だった2人の関係が、まさかまさかの展開で深い深い狂気の愛へと堕落していく。
登場人物皆が苦しくなるような複雑に絡み合う人間関係に魅入ってしまう。
実は本当の血の繋がりがある兄弟だったと知った時にはもう手遅れであり、2人の気持ちは止まらない。周りの全てを巻き込み堕落していく。
義理姉がずっと終始表情を見せないように描かれているのだが、最後の最後に見せたその表情に作者の天性の才を感じる。
繰り返し読めば読むほど、すれ違う2人に苦しくなるけれど絵がひたすら美しい。
ラストは何とも言えない哀しみと虚無感が残るものの、互いにハッピーエンドと言えるのではないだろうか。この作品に出逢えて良かったと想える秀逸な作品。
「月と六ペンス」にインスパイアされた作品
2021年11月14日
p118で竹蔵が読んでいるモームの「月と六ペンス」。このタイトルの意味は、月は『狂気』六ペンスは『日常』の暗喩です。また、月は『夢』六ペンスは『現実』という意味合いもあります。作中で月が4回象徴として印象的に描かれています。中でも満月として描かれた場面で登場する眼帯の男はこの『狂気』『夢』のメタファーだと思われます。そして終盤に登場するホームレスの眼帯の男は、忍がお金を施すところから、六ペンス『日常』『現実』のメタファーというわけですね。眼帯は見て見ぬふり、気づかないふりということでしょうか?「月と六ペンス」はゴーギャンにヒントを得た作品ですので力強い生命力、荒々しい狂気を描いていますが、明日美子先生の描く狂気は、美しくて儚い切ない愛が感じられます。100年の時を経て、モームから明日美子先生に『継承』されたこの作品を、人生の宝物として大切に読んでいきたいと思いました。ちなみに、同級生の中でも左条君がモームを読んでいます。ちょっと心をくすぐられる演出ですね。
エロシーンが美しい
2021年10月22日
エロ漫画によくあるユニークな擬音語(パンパン、ジュボジュボ、ぬぽ、ドピュ等)が無く、とても美しいです。体型や動作が誇張され過ぎておらず、活字は少ないのに音が感じられました。ただただ没頭していることが感じられ、それが物語全体に陰鬱な空気をまとわせています。
あえてカテゴライズすると、「兄弟」や「俺様受け」なんでしょうが、そんなことも野暮に思われるくらい世界観が確立されています。しいていうなら「中村明日美子」というカテゴリーに分類されると思います。
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😩
2021年9月29日
こんなにも言葉にすることができない読後感は感じたことありません。どうやってこの気持ちを言葉にして文字にしていいのか、どうやって伝えればいいのか全く分からない。というか自分の拙い表現力では言葉にするのも憚られると思うほど素晴らしい作品です。圧倒的に美しいページが続くシーンには息を呑み呼吸をするのも忘れました。無駄な説明やセリフがないのもとても良かった。まさに中村明日美子様ワールドといった感じです。これは読み返すのに勇気がいりますね...
すごい…ほんとにすごい…
2021年9月28日
明日美子先生の美しさや切なさの表現は、本当に唯一無二。その絵だけで世界観にグッと引き込む作画力。
こちらは明日美子先生の世界観がかなり濃縮された作品です。
色んな意味でR18だと思いますが一つの作品、物語としては伝説級になるかと…
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感情と思考がぐるぐるする
ネタバレ
2021年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 無駄のない台詞まわしと、薫り立つような官能、背徳、エロスを圧倒的な絵によって表現されていました。
歪んだ形でしか愛し合えなかった兄と弟。
張り詰めていた世界観の中、お兄さんのあの笑顔によって、優しい風のようなものを感じました。
果たしてお兄さんは事故だったのかそうじゃないのか判らないままですが、これがベストだったんですかね。。
残された竹蔵にとっても、手紙にて兄の愛を知り、そこでやっと兄に対して犯した過ちへの苦しみや、亡き兄に囚われて動けなくなってしまった自身の心から解放され、初めて2人の愛が成就したのでしょうか。。
眼帯男がホームレスになって再度登場していたのは何故?
そして、要くん。彼ですよね。。
いち早く竹蔵の想いを察知し、竹蔵を煽り、事の発端の手助けをし、交わり、模倣する。
歪んだ愛に魅せられ囚われる事で、自身もまたある種の解放になるのだろうか。。
まだまだ解釈が追いつかず、ページを行きつ戻りつしながらも、唯一、お兄さんのあの笑顔に、私の感情が救われたのだけは理解できました。
薫りの結びつき
2021年9月6日
カバー下の迫力そのままの作品でした。背徳的で耽美なエロス。かっこよくて排他的で哀しかったです。記憶や感情との結びつきが強い嗅覚を多分に表現していて、作中で同じ薫りを共有して、情事から匂い立つ薫りを忘れられない彼等。目隠しで目を背けたい現実や押し殺した気持ちが表現されていて、息が詰まるほど官能的でした。優しそうな茉莉子の描き方も秀逸。明日美子先生が描くいちじく、えろい、とか思っていたけど、調べるといちじくも暗示なのかな、再登場する眼帯男やレストランでの食事、ワインの貯蔵庫とか。読了感がすごくてなかなかまだ読み返す気になれないけど、読み返さないとわからないことがたくさんありそうな気がします。最後の手紙はしんどかったです。
胸が…
2021年8月7日
もう何度も読み返しています。そしてその度に深く胸が抉られるような…でもここでしか味わえない、至高の何かがあるんです…。ぜひ御一読ください。
息子は結局..?
2021年8月2日
見えないものにすると色んなしがらみから目を背けられる
2人にとっての唯一の時間
それは世間には認められないけど愛してしまったんだね
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やばい
ネタバレ
2021年7月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごいお話だった…。ただ面白いことには違いないです!!最後にお兄さんの気持ちが分かってよかった。学生時代のれんぞうかわいかったな…。
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振り幅がすごい…
2021年6月6日
同級生シリーズの青くてまっすぐでピュアッピュアな2人の恋愛を見た後にこの作品を見ると、あまりの路線の違いに衝撃を受けました…。中村明日美子先生の振り幅すごすぎます。
こちらの作品の2人(3人?)の関係は、闇でいびつでヒリヒリしていて心がざわざわします。欲望に抗えず落ちるとこまで落ちて、互いを強く欲している姿は美しくて目が離せません。読後の爽快感はありませんが、えぐみがクセになるような何度も味わいたくなる作品です。
心臓がもたない
ネタバレ
2021年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ エロくて切ないです。みんな幸せになってほしかったと心から思います。あーーー悲しい。けど、何度も読み返してしまう作品です。
圧巻!!!
ネタバレ
2021年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同級生が好きで他作品も購入。これはもーやばい…
兄さんが茉莉子へ書いた手紙が泣ける。号泣。ハネムーンで最高に幸せの2人が見れて嬉しかったがその後の喪失感…天国から地獄でした。茉莉子の事を考えると私はどうしても事故とは思えず…泣 余韻が永遠と消えません。また要の幸せを願うばかりです。本当唯一無二の作品。素晴らしい!
これはすごい
2021年6月1日
こんなに倒錯した作品はなかなか…明日美子先生のものすごいのが6割くらい入ってる感じ。始まりは要の年齢に似つかわしくない悪戯なんだけども要は兄さんの血を分けた子供であり最後には継承していっちゃうっていう…深すぎて…心臓引き裂かれるような痛みがツライ…けどこの苦しいほどに耽美な世界を見ていたくてたまらない。紙のカバー下がものすごい迫力なのでそれも見てほしい。
秘密のかほり
ネタバレ
2021年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 流石…流石です。中村先生。
刺さりまくりです。美しい描線、台詞の少ない、画で語る力量。
何度も何度も読み返したくなる。
一番記憶に残るのは、それぞれの目元のアップの絵。
睫毛と瞳のライン。
そして、茉莉子さんの笑い顔が一番刺さる。トゲ。
でも、なんといっても、いろいろあるのですが、美しい欲望の物語だった。
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良いです!
2021年5月14日
絵もストーリーも良かったです!続きが気になって、どんどん読み進めていっちゃいました!
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素晴らしかった
ネタバレ
2021年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同級生で中村明日美子さんにどハマりして、こちらも読みました。かなり2人を好きになっていたのでラストはショック…かなしいです。
近親系恋愛
2021年4月15日
近親系の恋愛、自分の好きなジャンルです。重くてシリアスで救いが無いけど面白かった。ミステリーテイストな雰囲気も好きです。明日美子先生の作品は、台詞や心理描写が最小限なので、この作品も、登場人物の表情やその他の画の中に描写されているものを頼りに色々推測しながら読みました。想像を掻き立てられます。忍の奥さんの顔を物語の終盤まで見せていなかったのに、最後の最後あのシーンでいきなりバッと見せるという...あまりにも不気味で鳥肌立ちました。そしてあのホームレス(眼帯男)を最後に登場させる意味と意図は何なのでしょう?怪しくて何かを示唆している様なのに、あまりにも伏線やヒントが少な過ぎて、自分の想像力だけでは解決出来ないです。ホームレスに関してもう少し情報が欲しかったな。自分は忍と竹蔵、2人の関係の結果にこれでもかと言うくらい納得してませんが、でも、明日美子先生の中では、あの終わり方が一番しっくりきたんだろうなあー…😕 正直、世間体とか上辺だけの道徳心なんて本当どーでもいい。ふたりには、ふたりの幸せの形を貫き通してほしかったです。幸せになってほしかったです。
沢山考えさせられるし、メッセージ性も強くて好みの作品でした。
切ない
2021年3月31日
切ない話でした…独特の雰囲気で一気に引き込まれました。
中村明日美子先生はやっぱり凄い…
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読ませる〜絶対オススメ
ネタバレ
2021年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ はぁー中村明日美子先生は本当に読ませますねー!この世界観に引き込んでくれる。ひたすら、美しい、エロス。重く強い愛情、これぞBLです。重いけど、救われていく様なほのかな余韻があります。絶対オススメです。
ネタバレしないで読んで欲しいです。矛盾したレビューでごめんなさい。溢れる想いが…。
どうして兄弟が一緒にそだてられなかったのかは謎が残るけど。眼帯の男。想像が膨らむ、作品が広がります。こういう所いい作品には必ずある。作品が終わってしまわない余韻として。

悲しい事実だなぁと。知らなければ良かったと。
でも、忍はある意味で解き放たれたのでしょうか。若い頃からの重圧。奥さんへの手紙泣けます。

この後、要くんはどうなってしまうのでしょう?
竹蔵さんも。ふぅ〜切ない。
でも、また、読み返したくなるなぁ。
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切ない
2021年3月30日
作家買い。前後編で話は長かったけど一気に読んでしまいました。後半は切なくて泣けました。
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ただのBLと思うなかれ!
ネタバレ
2021年3月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ これは凄い。一気に読んで、読後は暫く茫然として、また最初から読み直しました。親の再婚により義理の兄弟となった忍と竹蔵。冷たくされても忍を慕っていた竹蔵は忍の息子の要の入れ知恵で目隠しをした忍と結ばれる……。圧倒的な倒錯感とひたすら暗くて重い世界観。結ばれる姿も芸術的で切なく美しい。妻の茉莉子を抱けずに弟の元に走る忍の表情、遺伝子鑑定の結果を見せられて覚悟を決めたとき、目隠しをせずに部屋で待っていたとき、そして最期の笑顔、この終盤の流れが圧巻。セリフが無くとも忍の心情がハッキリと見て取れて胸が苦しくなった。レビューで悲しい結末を覚悟していたものの、もうこのまま二人で生きていけばいいのにと何度も思った。妻に送った最期の手紙がまるで竹蔵へのラブレターのようで涙。これはあとを引く名作です。
切ない
ネタバレ
2021年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ まだ一読ですが、茉莉子ってめちゃいい女ですよね…再読して感想まとめなくては。。
せつなすぎる!!
ネタバレ
2021年2月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当の兄弟だっても好きになってしまったものはしょうがないじゃない!愛する人を残して逝ってしまうなんて。本当に事故?分からないけどこんなせつない終わりなんて!
一言!私はハピエンがいいです💦
中村明日美子先生の真骨頂
2021年2月3日
キャラ★★★★★ストーリー★★★★★エロ★★★★★
この作家さんはコペルニクスからずっと読んでいますが、ラブコメからダークまでなんでも描けるのでハズレがないですね…。その中でもこの作品はすごく好きです。
心理描写や1つ1つの目線と動きが芸術作品のように本当に美しくて、中村明日美子先生の真骨頂だなと思いました。
素晴らしい!
2021年1月15日
同級生シリーズとは違った、ドロドロ、エロさが…。
しかし、面白い、最後まで一気読みでした。
皆さん仰る通り、是非ネタバル無しで読んで下さい!
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読むべき
2021年1月13日
読んでよかった。
背徳感と最後のさみしさよ。。忘れられない1冊になりました。
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しんどい…
2020年12月25日
明日美子先生の作風が好きだったのでどきどきしながら読み始めましたが、期待を裏切るどころが斜め上を行ってくれた作品だったと思います。
時々何度も読み返したくなる、印象の強い作品でした…!!!
倒錯的であり情緒纏綿な愛でもある
ネタバレ
2020年11月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同級生シリーズが大好きで先生の他の作品も、と思ってこの作品も読みましたが、読後の余韻がものすごい。心地いいのか、悪いのか。良かったのか、悪かったのか。一概に言えないけれど、貞操や倫理をすっ飛ばしていても私はこの作品の世界観に魅力を感じたし、背徳行為も愛あるが故という事が、言葉がなくてもひしひしと伝わってきます。ネタバレなく読む事をおすすめしますので詳しくは書きませんが、一つだけ、子供が見ている目の前で身体を重ねるシーンがあります。流れ的にはストーリーの一部として読めますがもっと深い描写も出てきますので、子供が関わる描写が苦手な方は注意が必要です。
切ない…
ネタバレ
2020年10月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 下巻。
胸が痛くて、こんなの初めてで。2人の思いが重なり合って、でもそれは禁忌で…
ラストが悲しくて悲しくてたまらないけど、2人の幸せな時間がたまらなく愛おしくて何度も読み返してしまいます
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切ない
ネタバレ
2020年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に奥が深い作品です。お兄さんのラストが穏やかな表情なのに酷で胸が痛いです。綺麗な作品です。
美しい…
ネタバレ
2020年10月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 個人的に先生の作品の中で1、2を争うこのシリーズ!
最初から最後まで耽美な世界に酔いしれます。おすすめ!
互いに孤独に苛まれながらも近親的な交わりをし続ける悲しい兄弟の話ですが、そこに確かに愛の本質があって、非常に美しかったです。私はバッドエンドだとは思いません。あのラストが忍の、竹蔵への愛だったのだと思います。
圧倒的な世界観
2020年8月30日
最近突如、もう無いと思ってたBL熱が復活するなか、作者買いしました。構成力と息詰まる程に耽美な世界観は間違いなし、ネタバレ無しで読むのがお勧めなので、未読の方は以下読まない方がよいです
*******

一読目はただただ圧倒されて、
二読目は兄の思いに目を向けながら、立場ある人だもの、尚更身を滅ぼす愛情は怖くて、でも抗いがたい愛おしさが端々で零れおちて(弟の視線にずっと当てられてた訳だし)、諸々も含めてその愛を全部抱き締めると決めた時点で心は彼岸に半ば渡ってたのかな。でも両思いだと思います。ああ重い、けど。

好奇心で叔父さんを焚き付けて、自ら強烈な性の元体験を刷り込んでしまった要さんが心配。ある意味彼にとって叔父さんは特別、そして絶対に手に入らない。彼にとっての目隠しは父と叔父と違って本当に虚無で、埋まらない気がしてしまって。

読後にこのサイトで初めて、全レビューをみて、自分でも投稿しました。
さすがの
ネタバレ
2020年8月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同級生シリーズからこちらへ。
上下セットだったので勢いで購入しましたが、
同級生シリーズには見られなかったエロエロ満載で
かなり良かったです。

設定もストーリー展開もしっかりしていて、
中村先生じゃないと描けない絵柄と、
まさに惹き込まれました!
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読後、じわじわ引きずります
2020年8月19日
過去と現在を交差しながらお話が進行していくので多少混乱ますが、圧倒的にインモラルな世界観にやられます。この作者様は必要以上にセリフあるわけじゃないし、解説(?)もほぼ皆無なんですが、演出が上手いっていうのかな?訴えてくるものがストンと落ちてくるような不思議な魅力があります。
ラストは…そうきたかーといった感じで、だからなのかな、読み終わっても引っ掛かってなかなかこの世界観から抜け出せません。
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作家名: 中村明日美子
ジャンル: BLマンガ
出版社: リブレ