893の兄弟を中心に、愛人、仕事上の裏切りや嫉妬、色々な要素が交わる。これは「再生の物語」なのかなと思った。子どものころに得られなかった愛情を求め、傷つけあい、苦しみ、お互いを補い合う兄弟愛にグッとくる。親父と義理の親父の、それぞれの子どもに対する思いにもウルっとした。誠がアホすぎると思っていたが、後半に怒涛のアホを発揮。アホにしか解決できない方法があったとは(笑) 愛すべきアホから、超愛すべきアホに昇格しました。番外編もすごく面白かった。こんな誠でもやっぱりお兄ちゃんだなって、ホッコリした。攻め受けに関しては考えるところがあったが、最後にはこれで良かったと思う。薄っすら形が見えるボカシなのが◎。