SF調の表紙に躊躇しましたが、リオナ先生だから…
とポチ。
大正解でした!!
あとがきで言われていたように、
①未来すぎない
②SFすぎない
③シリアスすぎない
アンドロイドものでした。
人間らしい感情が、アンドロイドとしては「欠陥」であるけれど、それだからこそ、オーナーである壱紀とアンドロイドのアイリとを結びつけた。
欠陥だから回収、廃棄処分とわかってからの壱紀とアイリ、2人の心情や行動は、紛うことなく恋するそれで。
それは20年後も変わることなく。
ラストは、ものすごく切なくて、でもものすごく温かくて……
恋人として愛し合い、幸せな時間を積み重ねたんだろう、ということが伝わってきて、
アイリの「生きた」という言葉に、涙腺緩んでしまいました(ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
ーーとはいえ、ププっと笑えるところもあり、シリアスとコミカル、重すぎず軽すぎずの塩梅がすごくよかった!!