ネタバレ・感想あり2055のレビュー

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代替品では埋められない想い
2025年1月22日
2055年、アンドロイドと人間が共生する世界で、自分そっくりのアンドロイドを用意し、恋人と別れる準備をするお話。
そう遠くない近未来に起こりうるかもしれないアンドロイドとの共生。そんなSFファンタジーの世界が短編で描かれていますが、完成度がとても高い作品です。
ニセモノだと分かっていても、恋人そっくりのアンドロイドを作らずにはいられなかった弥凪。しかしきっと徐々にその矛盾に苦しむことになったのでしょう。葵ではなく、アオイだという事実を毎朝突き付けられ、胸が痛み涙する日々に耐えられなくなり、今度はヤナギを用意します。一人の寂しさが二人でいる苦しさを生む、そのツラさと切なさで胸がいっぱいになりました。そして、代えがたい命の重さに涙しました。
アンドロイドの有用性や存在価値を認めつつも、人間のような感情を生まない欠落性を上手く表現したこの短編は、SFであると共に愛の物語である深い作品です。三月先生のストーリーテラーぶりを堪能して欲しいと思います。
お見事
ネタバレ
2024年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 28ページと短編ながら見事な世界観。
近未来SFですが、人間の永遠のテーマ「愛と孤独」を描いています。
近未来の整然とした静謐な美しい世界。暗い海も沈む太陽や高層ビル群も、そして人間も(二人とフタリのみの登場人物)あまりにも美しく、静かでゾッとしました。
1ページ目から最終ページまでリンクした景色、スマホの待ち受けなど全てのコマが計算されていてお見事です(24.12.10)
切ない…
2024年7月12日
30P弱とは思えないストーリーの奥深さと余韻に打ちのめされます。どれほど科学が進歩しようと、どれほど便利になろうと、人の孤独は人にしか埋められないのかな。かなり完成度の高い作品ですがとても重いので心が元気なときに読むのをおすすめします。
ネタバレなしで読んでほしい
ネタバレ
2024年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ そして読み終わったら、もう一度最初から読んでほしい物語です。切なさが増します。p8の会話もp13の会話も二度目は違って見えて泣けました。
スマホの待ち受けが変わっているのが印象的でした。素晴らしいお話をありがとうございます。
作家さん買い
2024年4月30日
このシリーズの新刊を読みたくて、オリジナルを読みました。AIに愛する人の記憶を載せるというのが切なく、美しいストーリーでした。
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切なくて切なくて…
2024年4月16日
ネタバレなしで読みました。どんな結末なのかドキドキしながら…。短編なのに、ストーリーがギュッと詰まっていて余韻がすごいです。とても切ない結末ですが、この終わり方が1番いいのかもしれないですね。。。
余韻から抜け出せなくなる短編
2024年3月31日
「泡にも…」を読んで三月先生の短編の素晴らしさに感動して、ああこれも短編なんだと思い購入。やっぱりすごい…。こんなに少ないページ数で、どうしてこんなに読む人の心をかきみだして持っていってしまうんだろう。セリフひとつがこんなに胸に刺さるんだろう。そしていつまでも書かれていない答えを探して余韻からなかなか抜け出せない。こんなに短編が上手い作家さんがいるんだなあ…。
短いけれど濃いストーリー
2024年1月23日
愛する人を失くした時にきっと毎日神様に祈り続けると思います。「あの子を返して下さい」って。それがアンドロイドという形で叶えられてしまったら…思考能力を持ったAIが開発されている昨今、案外近い将来にあり得る話かも。自分だったら哀しみに負けてアンドロイド作ってしまうかも。でもそのせいで2度の哀しみを味わう事になったら…アオイが自分を必死で呼ぶ声に反応したヤナギの表情が忘れられません
いいね
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ヒット!秀逸な短編SF!(★8)
ネタバレ
2024年1月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対ネタバレなし奨励。何も考えずとにかく読んでみてください!
全31Pという短さで、秀逸な作品でした。拍手喝采です!ヒットです!計算しつくされたストーリーで、クオリティも完成度もすごく高いです。
私は、ネタバレなしで読みましたが、『何かある』と構えて読んでしまったため、最初にストーリーがわかってしまい、衝撃が受けれず、そこだけが残念。でも、それでも、答え合わせも凄く楽しく、思いっきり惹きこまれました。素晴らしい作品でした。

島でおススメされていて、飛びつきました。大満足の作品です!出会えて良かったです。
三月えみ先生の作品は、『拒まない男』しか読んでいませんでしたが(こちらも大ヒット!)、本作で、大ファンになりました。スゴイ先生だ~!これから色々と読んでいきたいと思います。
すごい。
2023年12月4日
たった28ページでこれだけ深いお話が読めるとは。余分なセリフや説明文もないのに、読み終わった後の余韻がすごい。
切ないけど
2023年8月24日
この長さでここまで完成された物語。すごいです。切ないけど、この終わり方が一番なんだろうなあ。短いけど、読み応えありです。
凄い短編!
2023年6月1日
大絶賛レビューが多かったので、期待して読みましたが、その通りでした!この短さでこのストーリーはすごいです。色々考えさせられました。
すごい
2023年5月27日
高評価なのが、すごくよくわかりました。
ページの短さを感じさせない、見事な構成でした。
素晴らしい。
泣けてくる‥
2023年5月9日
SFは苦手ですが、今作は切なくてグッときます。
ネタバレなしがおすすめですが、意表をついた展開にやられちゃって。今も読み返して胸が少し痛いです‥。
衝撃
2023年4月20日
すごく切ないですね…短いページ数ながら深いです。同じような設定のお話は読んだことはあるけどこの作品はベストですね。
完成度がすごいの
2023年4月7日
三月えみ先生の作品。大好きです。さすがストーリーテラーです。心が痛いです。切ないです。どうしようもないです。
100ptでこのクォリティーはヤバすぎる!
2023年3月12日
やられました。30ページで泣かされました。どうぞネタバレなしでお読み下さい。切なく美しい近未来BLです。
自己犠牲、そのあと考え続けさせられる作品
2023年3月10日
LiQulle(リキューレ)pathosのvol.2で掲載された三月先生のエモいSF短編です。リキューレに寄稿された錚々たる作家さま方の中でありながら、最も心を動かされた作品です。
三月先生と言えば、仕立て屋BLの「結んで、ほどいて、キスをして」にて『自己犠牲』を感動的により効果的に表現され、涙を誘われました。
その後「泡にもなれない恋ならば」(こちらも短編です)にて、『自己犠牲』をテーマに複雑な人の感情を表現され、これは一筋縄ではいかない作家様だぞ!?と良い意味で認識を新たにしました。
ソコを踏まえて、この「2055」に出会ったインパクトは大きかったです。
作品のストーリーもさることながら、近未来に起こりうる“突きつけられるかもしれない人類の選択肢”に唸らされました。自己を帰結させるのに何を以って納得し肯定するのか?それに払う犠牲は何なら見合うのか?
初読みから10ヶ月経っても事あるごとにずーっと考え続けてしまいます。
あと単純に、死後も魂の存在があればいいなぁと思っている勢なのでより強く刺さったのかもしれません。

なお、リキューレの方ではシーモア限定特典で先生が作品の設定解説をされています。
(※3月10日三月先生のお誕生日記念レビューです♪)
いやいやいや三月先生泣くわ
2023年3月6日
三月先生ホントに大ファン。どの作品も独特で胸に刺さる。なにこれ他にない感性。深いため息が出る。こんな悲しいハッピーエンドあるのか。
BLの枠に収まらない話だと思います
2023年2月5日
最愛の人を失くす悲しみはいつまでも癒えないものであり、代替が効かないものだと改めて感じました。
別れや死、アンドロイド、未来の世界観などBLの枠に収まらない話であり、全ての人に読んでもらいたい作品です。
儚い。
2023年2月4日
ほんとに短いストーリーなんだけど、人の想いの切なさ、人の命の儚さ、科学技術の発展により近未来に来るかもしれない現実への問い、そこにある空虚感、埋められない大切な人を失った絶望感、代えがきかない生身の人間の温かさ、生きることの価値や目的、そんなテーマが詰め込まれすぎてて、読んでて苦しくなった。でも本当に素敵なストーリー。大好きな作者様。
短編で読ませる作者さんは本物
2023年1月17日
萩尾望都の半神を読んでから、いかに少ないページ数でもまとめ上げ、読者を惹きつける作品に出来るかは作者さんの力量を知るのに一番分かりやすいのかな?と個人的に思っていたりします。この作品は凄く良かった。この作者さんの他作品も大好きなのですが、この値段で本当にいいの?と思う位良い。最初の2p目で先が読めてしまう感はありますが、布石として不穏な感じがまた良いです。人によってハッピーエンド、アンハッピーエンド、意見は分かれそうですが、心に沁みる作品でした
短いお話しに愛が詰まっていました。
2023年1月8日
シーモア島でおすすめされていて購入しました。短いお話しの中に愛が詰まっています。アンドロイドの設定は結構読んでいますが、短さ故に読後に色々考えてしまう作品です。
ツラ。
ネタバレ
2022年12月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ネタバレせずに感想は無理ですよね。こんなにもアンドロイドが普及している世の中で愛する人を失った時、たぶん自分もこうしてしまうだろうな。それでも本物との違いは自分が一番わかってしまうから。ツラい。
人間は滅びるのか…?
2022年12月10日
アオイが…は察しがつく。
そこでヤナギも…かあ。
2055年ヤバい。
何とも形容しがたく涙が出た。
(総31ページ)
とてもよかったです!
2022年8月24日
大好きな三月えみ先生、単話は普段あまり買わないのですが気になって購入!大満足です!!短編なのに満足度が高い作品でした!短いながらもとても余韻に浸れるよい作品です。
読み応え充分
2022年8月23日
三月先生の絵に世界観がぴったりマッチしていました、さすがです。1コマ1コマの絵や台詞が短編だからなのかとても貴重なものでした。お陰でしばらく引きずりましたが、ストーリーとしては私には良いものでした。本当に上質ですね。
作者さま買い。
ネタバレ
2022年8月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 短編でしたが読み応え十分でした。どの作品もそれぞれ独特の世界を展開されててさすが先生です。今回はワタシ的にはグッドエンドでした。
短い作品でしたが良作
2022年8月4日
こんなに短い話なのに胸がつまる作品でした。メリバなのかもしれませんが彼らの思いが作品として良作としか言えません。レビューを見て購入してよかったです。
これは十人十色の感想あり
ネタバレ
2022年8月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ これってどちらかと言うとメリバに当たるのかな?1回では意味が分からず何回か読み返しました。
人は弱い生き物だから世界で1番大切な人がいなくなったら生きていけない人もいる。例えニセモノでもアオイを1人にしておけなくて弥凪はヤナギを用意したのかな。
流し読みですがザッとレビューを見ても細かく色んな解釈があるようで人それぞれ受け止め方が違って面白い作品でした。この作品セリフのないサイレント漫画だったとしても理解出来る内容だと思うので、解釈が色々あるのも頷けます。私は泣けはしませんでしたが悲しく寂しい余韻が残りました。他は何も考えられない程葵の所へ行きたかった弥凪が悲しい。

たった100Pで非常に上質なものを読みました~未読の方に是非オススメしたい短編です。
自分の尺度以上は想像する
ネタバレ
2022年7月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 印象に残ったのは、冒頭の「骨壷」だ。近未来設定の中で浮いているように感じた。作家さんが直に目にしたものだろうか、と想像した。
本作がそうであるというわけではないが、自分の内面を投影した作品になることもあるだろう。よって、作家の書く世界に是非は持ち込まないように心掛けている。

この作品を読むことで、恋人を失った人をアンドロイドに任せず気に掛ける大切さを感じ取った人がいるかもしれない、1本の電話が繋ぎ止めるきっかけになるかもしれないと思い当たる人がいるかもしれない、と想像する。
自分の固定観念に縛られそうなときほど、視点を変えて何かを得たいと思う私は貪欲なのだろう。
世界観・・・!
2022年7月14日
三月先生、いつもいつもドラマチックですよねー!
お話の余韻が、しばらくどっかに持ってかれる感じが、本当に素晴らしい!!!
胸打たれる短編
ネタバレ
2022年7月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●(盛大にネタバレします)本文ほんの26P。良かった!!あーでも表紙がなぁ…読み終わってから見ると胸に迫る表紙ですが、最初には見たくなかったなぁ。黒髪の方がアンドロイドだと思って読み始めてしまいますよね、これだと…(でもこちらの作者さんなので、あえてなのかな?)
●表紙がこうだったので、冒頭の骨壺とスマホの待受は、初読であぁそうなのね…と思える。でも、窓の外を見て微笑む弥凪の表情は…読み終えて初めに戻ったときに、改めて意味を考えてしまう。「ようやく…」という感じなのか…
●生前の葵はどんな人だったのかな。なんで弥凪は「性愛強化モデル」を選んだんだろう。元々葵は物事を難しく考えないたちだったのかもしれない。弥凪は悲しくて寂しくて、とにかくアオイに愛されたかったのかもしれない。「性愛強化モデル」だったから葵じゃないと感じてしまったのか、それともどれだけ高性能でも弥凪の心を埋めることなどできなかったのか…。弥凪が「葵でなければ生きていけない」と思うに至ったアオイとの時間に、思いを巡らせてしまいます。
●ヤナギを抱きながら弥凪に「行かないで!」と叫ぶアオイの姿も強烈だった。振り返る弥凪の表情も。アオイは、頭では理解できなくても、心は弥凪とヤナギは違うと分かってたんじゃないのか。でも翌朝目覚めたときにはもう…ヤナギを心から愛するアオイになってる。スマホの待受はヤナギが差し替えたのか。それとも弥凪が…?
●海に入る弥凪の表情が幸せそうなのがまた…これは救いなのか?このやり方で良かったのか?と考えさせられる。でももう、この世界にはヤナギとアオイしか残らない。ヤナギはアオイと幸せに生きられる?せめてそうであってほしいと願う。
●ヤナギとアオイ、花言葉調べてしまいましたよね…意図があるかどうかは分かりませんが…
切ない幸せ
2022年7月2日
凄く悲しくてエロくて複雑な気持ちになりました。短編だけどもっと2人の幸せを見たかったな…現実の未来にもあり得そうなお話ですね。
アオイの一言が辛かったけど、奏もやっと幸せになれたのかな?涙が出なくなった事が、幸せになれた証だと思いたいです。
お値段以上!!
2022年6月28日
アンドロイドと人類が共存する世界。自分の身代りを置いて弥凪はどこへ行くの?なんとな〜くメリバの予感が漂ってるんだけどどうなるの?…続きは購入で。短い作品ですからすぐ読めます。でも、短いのにズッシリ胸にクる。やっぱり三月えみさんのストーリーは半端じゃないですわ。
この作品を知れて良かった
2022年6月24日
シーモア島でおすすめされていたこの作品ですが、こんなお値段以上の作品ないと思います。
こんなに短いお話で心掴まれ読後余韻に浸ったのは初めてです。何回も読み返したくなる素晴らしい作品でした。
切ない…
ネタバレ
2022年6月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな三月えみさんの短編。流石ですとしか言えない、綿密にねられたストーリー。救いがあるのかないのかさえわからない…読み終えた後、何とも言いようのない気分で反芻してしまった…
ネタバレは見ずにまずは作品を読んで欲しい
ネタバレ
2022年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ この短いページ数の中に様々な感情が詰まっています。
読み終わった後、言葉が出てこず、しばし余韻に浸りました。無駄なコマなどひとつもありません。
絶望の中の希望。ラストの涙を浮かべた笑顔が胸に刺さります。
これは…
ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読後、ずっしりくる。短編なのに、こんなに切なくて哀しい物語になるとは。メリバではないけれどハピエンでもなく。残ったアンドロイドは彼らが望んだ幸せの一瞬を永遠にくり返していくのかな。
アンドロイドと人間
ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 近い未来にこんなこともありえるのだろうか…人間の葵と弥凪、アンドロイドのアオイとヤナギ。同じようにつくれてもずっと一緒にいた2人にしかは分かりあえないことがたくさんあるんだろうな。とても切ないけど、心にじんわり染みる儚い夢を見ているような不思議な読後感。短編でここまで人を惹き付けられる三月さんの才能にいつもやられています!大好きな作家さんです!
30年後
ネタバレ
2022年6月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ シーモア島でオススメされて、購入してみました。短編ですが読み応えがありました。哀しい終わり方にみえましたが、本人は幸せなのかな・・・こんな未来も本当にありえるかもしれません
うわ〜っ、短編なのにスゴイ感動!
2022年6月1日
とにかくスゴイです。是非ネタバレなしに読んで下さい! こんなに短いのにストーリーがメチャクチャ深くて、そしてとても強い愛にブワッて泣いちゃいました。ここに至る前までの弥凪と葵の二人のストーリーが読みたいと思いました。三月先生、お願いします!
圧巻のストーリー!
ネタバレ
2022年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ レビューで大絶賛の嵐を巻き起こしている本作品を私も読んでみたく購入しました。ネタバレなしで読んだので、最初は驚愕の真実を知り、ショックで悲しくて、呆然としてしまいました。え?どういうこと?どこから?ってなって必死に戻り、最初から所々にそれを指し示すヒントが隠されていて、とにかく驚きの連続でしたね。あの結末が悲しくて、残された者達は幸せそうで、その両者の対比が胸を締め付けます。弥凪の選択は決して良いこととは言えないけれど、自分もその立場なら同じ事をしたかもしれません。それだけ2人の愛が深かったのだとまた涙しました。残された者達の幸せそうな笑顔が、弥凪と葵にもありますようにと願うばかりです。

読めば読むほど溢れる愛の強さと悲しみ…。結末は分かっていてもその世界に触れたくなる強力な魅力があります。この短いページ数の中でこれだけの爪痕や余韻を残すストーリーと世界観にただただ圧倒されるばかり…。何度も読み返して心に刻みたい素晴らしい作品です!
完璧な物語
2022年5月29日
ああ、そうなんだとすぐわかる。でもやっぱり苦しくて切なくなる。短編でさえ、三月えみ先生はすばらしいストーリーテラーだと実感する。完璧な物語。
さすがです。
ネタバレ
2022年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大切な人をなくした喪失感の乗り越え方はそれぞれだし、乗り越えられない場合ももちろんある。弥凪の選択に胸が痛いけど、ヤナギ達が幸せに暮らしてくれることが救いなのかなな。
考えさせられるBL
ネタバレ
2022年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 普通にアンドロイドを手に入れられる世界で、人間には変わらず寿命があった。葵と弥凪は互いのアンドロイドを作らず今この人生を生きると約束したけれど、実際失うことになると耐えられずに作ってしまう。人は弱い生き物だから愛する人が蘇るならそうするのが人情だ。切ないね。人はもっと弱くなり無機質なアンドロイドは既に存在しない本物の代わりに永遠に生きる皮肉な世界。愛する人の死を乗り越えなければならない現代、アンドロイドを夢見るのも弱さゆえなのかな。
いいね
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せつな…
2022年5月27日
そうなんだ…
悲しいような、怖いような、引きずるような、余韻を噛みしめてしまう、そんな作品でした。
敢えての短編!そんな秀作です!
短編のはずなのに多くを受け取れる作品
2022年5月17日
「拒まない男」が良かったので作家さん買い。全31ページ。SF、アンドロイドを題材とした近未来ファンタジー。万人受けするモチーフではないのかもしれませんが、余計な要素が全て削ぎ落とされていて洗練されている印象。頭にスッと入ってくるストーリーでした。三月先生の構成力には常に驚かされます。短編なので内容については書きませんが、このページ数で泣かされるとは思わなかったです。切なさ、やるせなさ、愛しさでじんわりと心に残る作品。お値段以上でした。
つらつらと書きました…
ネタバレ
2022年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 言い表しようのない感情が渦巻きました。とても切なく、やるせなく、苦しい…。苦しくなるのに、その苦しさをどうにかしたくて、何度も読み返していました。
そうして、ようやく自分の中でたどり着いたのは、「弥凪は、葵に会いに行ったんだな」という、「終わり」ではなく「再会」というエンド。
冒頭の一コマ、弥凪が微笑んでいたのは、葵に会いに行くことを決めたからなんだなと思いました。葵のそばにいることが、何事にも代えられない弥凪の幸せなんだな、と。だから、彼は最後の一コマも笑っていました。「きっと葵もそうしたよな」と。この選択が、彼の、彼らの愛のカタチでした。
弥凪は、生きようとしました。葵との約束を破ってまで生きようとしました。治まらない胸の痛みに苦しみながら「アオイ」と生きようとし、「アオイ」を愛そうとしたはずです。「アオイ」に愛情を持ったと思います。自分が遠くへ行く前に、「アオイ」を廃棄したり、一人残すことを選んだりしなかったのは、「アオイ」への感謝と愛情があったからだと思います。(もしかしたら、自分と葵の「形」も残したかったのかもしれない…)でも、「アオイ」への愛情は、「葵」への愛とはまったく違うということを、「アオイ」といればいるほど思い知らされたのでしょう。勝手な想像ですけれど…。
もし、葵の姿をした葵の記憶(データ)を持つアンドロイドなんて作らなかったら、時間がかかったとしても、弥凪は別の「生き方」を選べたかもしれない。葵とは違う人と出会い、胸の痛みを和らげることができたかもしれない…そんな風にも思いました。「命」も「心」も本当の意味では再生などできない。そう思いました。突然、カタチを失くしてしまったかけがえのない人を、自分の胸の中に生かすことが、どれほど痛みを伴う尊いことか、改めて考えます。
ただ…自分がこの世界に生きていたら、と考えると、どんな選択をするのかは分かりません。
レビューを上げてくださった皆様、ありがとうございます。
*「穏やかな日常を過ごされていますように」と、ここへ来るたび思います☘
SF読みの間隙を突く
ネタバレ
2022年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 皆さまのレビューに惹かれて読んでみました。
何度読み返しても泣きます。
近未来を舞台にしたアンドロイドもの。
通常短編にネタバレはしないのですが、今回はそれで損なわれるような作品ではないと思いました。
ということで以下、ご注意を。

たった30ページから読み取れるものの大きさ。
特に読み終わってからもう一度表紙をよくよく見直してみてください。誰と誰が抱き合っているのか。そこにいるのは何人なのか?
想像の余地が残されているのが好きです。

アンドロイドを一般人も私用で買えるようになった世界を描いて。最後に「人間」をぶっ込んできた作者様。この短さで、本当にすごかった。
読んでいた時間よりも長く彼らについて考えてしまいました。

アンドロイドが自由に手に入る時代に、こんなにも深く愛し合える人間が只々尊い。

弥凪の恋人は海で亡くなったのでしょうか。弥凪の胸の痛みは恋人を失った痛みだったのか本当に病んでいたのか。
葵が亡くなって弥凪が死ぬまでの時間がどれくらいの間だったのか。手にした骨壺からも弥凪の若さからも、それほど長い年月ではなかったのではないかと思います。

アンドロイドの名前はカタカナ。人間は漢字表記です。
「アオイ」と弥凪の別れの時、「ヤナギ」と「弥凪」の区別ができなくなった「アオイ」がショートします。その一瞬にそれまで過ごした「アオイ」と弥凪の絆が垣間見える。弥凪の表情に残した「情」が溢れて。
なのに次の瞬間、それは「ヤナギ」によって引き戻されます。
同じ顔、同じ身体でありながら、血の通った人間とアンドロイドの反応の違いに注目です。
君の代わりはいない
ネタバレ
2022年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様方のレビューに惹かれポチ。
いつもありがとうございます♪

はぁ〜。これは泣いた。
読み返せば読み返す程、なんか辛くなる……泣

きっとこうなると弥凪もわかっていたんじゃないかと思う。それでも何かに縋りたくなるのが人間で共感しました。
命を終わらせることって、様々な見方があると思うけど、弥凪の選択が悲しい選択と思いたくないです。
愛する人が全てだったんだと。
深い愛ですね。
今頃、2人でアオイ×ヤナギの事をニヤニヤしながら見ているんじゃないかな〜(*´∀`*)
完結してないけど、続くのか?
個人的には、素晴らしい短編だったのでこの余韻に浸りたいな〜。
切ない…
2022年5月16日
フォロー様方々が絶賛してまして、購入しました。短編なのにものすごい破壊力…余韻がヤバいです。…辛~~~!
2055年アンドロイドと人間が共存する世界
ネタバレ
2022年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三月先生の短編、31ページ。アンドロイドと人間が共存する世界で起こる終わりと始まりのストーリーです。
アンドロイドと人間の話って新田祐克先生の「春を抱いていたafterward」に出てくるカグヤだったり、座裏屋蘭丸先生の「VOID」だったり結構好きなジャンルなので、フォロー様のレビューで見つけて即購入。
ストーリー展開は割と読み始めの段階でわかるのですが、それでも三月先生の手腕でグッとストーリーに引き込まれていきます。弥凪がアンドロイドのアオイにキスをしてお別れを伝えるシーン、アオイが弥凪にいかないでと伝えるシーン…無表情で淡々と物語が進む中でその2つのシーンの表情は訴えてくるものがあって読んでいて心が揺さぶられました。ストーリーの最初と最後で出てくる携帯画面の演出もニクイ。100ptでこの内容読めるなら、かなりお得です。
秀逸
ネタバレ
2022年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ わずか28ページにここまで凝縮させられるとは、作者の力量を感じます。近未来のSF。いくつかの伏線が最後の数ページで回収され、切なさがたまりません。名前にカタカナと漢字があるのはなぜなのか。スマホの写真は。作者のファンのみならず、皆に読んでもらいたい秀逸な作品。フォローしている方のレビューで知り、感謝です。
読み終わった後に大きなため息ついてしまう
2022年5月15日
雑誌短編集から単話買い。これは私好きだわ〜。えみ先生お好きな方は読んだ方がいいです。近未来の切ないアンドロイド話、短編なのに読み応えありまくり。読み終わった後大きなため息ついてしまう話ですよこれ。シーモアで買える電子版雑誌には1ページおまけついてるそうなんですが、内容気になる。。。どの時点のお話なんだろう。
切ない
2022年5月15日
切なくて、泣けます。悲しかった。どうか、幸せに…
余韻がすごい。短編でここまでぐっと引き込まれたのは、初めてかもしれません。
とても深い素晴らしい作品
ネタバレ
2022年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「お前のニセモノじゃ無理だ」再読してこの言葉に涙が溢れました。愛した人のニセモノでは埋められなかった。いや、もしかしたらもっと傷を深めてしまったのかも。ニセモノでも1人残してしまうのは心が痛む。だから自分のニセモノを置いていく。弥凪の気持ちが痛いほど分かります。人はどんなに辛くても、哀しみを受け入れて慣れなければ生き続けることはできないのですね。
ありえてしまいそうな近未来の物語に、未来の人類は幸せなのだろうかと、そんな大仰なことまで思いを巡らしてしまいました。とても深い素晴らしい作品です。
切ない。
2022年5月13日
とっても複雑で切ない気持ちで終わった。どこかできっとふたりで幸せになってるって信じたい。短編で、こんなに苦しい気持ちになったの初めてかも。なかなかの重たいお話だったけど、読んでよかったと思う。
涙が止まらない
ネタバレ
2022年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ たった31ページの短編なのですが、半分過ぎたところから涙が止まりませんでした。
描かれている人間は一人で、感情を揺らしている場面はごく僅か。始終淡々とした言葉と表情で進むのに、その裏に隠された想いの強さ激しさに飲み込まれて溺れそうになりました。
三月えみ先生、本当にすごい。
分身を作ったのは、せめても幸せな世界を現実に残したかったのか。一人にするのが忍びなく耐えられなかったのか。儚すぎる夢のような彼らの存在が切なかった。
たったこれだけの
2022年5月11日
ページ数で何という余韻。切なくて、愛しくて、苦しくて、悲しくて、少し虚しい。なんて巧く創られているんだろう。はぁ〜…ため息。
なんかもう…
2022年5月9日
素晴らしい短編。シリーズ化されるのかな?
萩尾望都先生の「半神」を思い出しました。
三月えみ先生、ほんとに凄いと思います。
皆様のレビュー通りでした
2022年5月8日
皆様のレビュー通りすごかった。このページ数であの内容を上手くまとめる才能だけでも凄いのに絵もめちゃくちゃ上手くて余韻も半端ない。全てが凄すぎて凄すぎて凄すぎて言葉失います。

(31ページ)
このページ数でここまで!!
2022年5月6日
しっかり心をつかまされてしまう!
そして すぐに読み返してしまう!
読み手に押し付けのない
愛情の汲み取れる作品がすごく好みです。
さすがです!
2022年5月6日
この短さでこの内容。切ないけど余韻もいい。読み終わってすぐ2回目読みました。他の方のレビューにもありましたが、SFのショートストーリーのような。作者様、うまいです。
何回も読みたい
2022年5月5日
最後のどんでん返しが上手い。
BLというカテゴリーじゃなくてもSFのショートショートとして秀逸な作品。
少ない台詞、モノローグの中にメッセージが詰まっていてさすがです。
命の終わりとはじまり
2022年5月4日
ほんとに、この作者様はさすがですね…。もっと長く見てみたいけど、短編だからこそのスピード感とまとまり具合が最高です。単純にニセモノでは満たされなかったのもあるのでしょうが、ニセモノの2人が自分の代わりにこの世界で生きてくれる…という希望もあるのかなと思いました。
すごい。
ネタバレ
2022年5月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 写真と布で包まれた箱ですぐに先は読めたけど作り込んだ世界観がしっかりしているので、この描かれている以上の世界が気になりました。ホンモノだった頃の2人の話とか読みたくなりました。よく出来てますね。ますますこの作家さん好きだと思いました。この短いページ数で入り込んでいけるのはすごいです。
大好き!
ネタバレ
2022年5月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな作者さんです。短編でここまでの世界観が描けるなんてさすがです!
2回目読んで、そういう事か!と腑に落ちました。理解力なかった…。悲しいお話しですが、ハピエンでもあるのかな?
あれは、浪ばかり。
2022年5月1日
LiQulle pathos vol.2収録作の単話配信。雑誌形態をシーモアで買うと、このお話に関する1ページあとがき漫画が付いてます。
中原中也の「北の海」が頭に浮かぶ、ぽっかりと心の洞に風の吹く、ずっとそんな空虚さのある短編。30ページ。この作者さん、空虚さを無理に埋めてこないところがほんと好き。
残されるのはいつも記憶だけ、最後の最後まですごく良かった。
三月えみ(好きな作家)のアンドロイドもの(大好物)!うぇーい!って大喜びで読んだんですが、想像を超えて良かった。この設定で、老若男女が主人公になる短編連作が読みたいです。
さすがです!
2022年4月30日
三月先生作品が好きです。このお話も短い中にぎゅっと詰まっていて、気持ちが持っていかれます。やっぱり凄く良いなぁ。
すごい、2回読むと分かる・・・
2022年4月30日
何となく1回読んで、違和感みたいなものが・・・読み終わり2回読むと「あー・・・」と。切ない。これは読めば読むほど切ない。
さすがの三月先生です。短編でも心をギュッと掴まれてしましました。三月先生の短編て凄いですよね。短い中で説明的でなくてここまでできる表現力のある方はなかなかいないです。
さすがとしか言いようがない
ネタバレ
2022年4月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ この短いページ数で、これほどまでに心を掴まれる作品を描く三月先生はやっぱりすごいです。
もう何度も読み返していますが、回を重ねるほど切なさで涙が溢れます。
最後にアオイが叫んだ「やなぎ、行かないで。」
この言葉が本当の葵の魂の叫びに思えて仕方ありません(泣
こちらで他のレビュアーさんが書いていた「終わりと始まりの物語」。本当にそうだなと。どうかまた弥凪と葵が出会えますように。そしてヤナギとアオイがずっと幸せでありますように。
違和感が腑に落ちたとき
2022年4月29日
ストーリーが秀逸な作品が特徴の三月えみ先生の新作は未来のような世界の物語。
表紙から2組のカップル、不思議な雰囲気です。
海辺の建物、2人が住む部屋に大きな箱が届く所から物語が始まります。その大きな箱を開けると、中には…。
短編なのでここから勢いよく展開していきます。しっかりと読んでみてください。
表紙からしばらく違和感のあったであろうポイントがどんどん暴かれて、転がっていくさまを体験できることでしょう。

いのちの意味、人生の物語。
何故その選択をしたのだろうか。
重いストーリーではありますが、なぜだろう腑に落ちるところも私はありました。

是非、読んでみてください。


余韻。。。
2022年4月29日
コマ割りや背景など全てが洗練されていて流れるように読み進みました。切ないですが悲壮感はなく、これも幸せの一つのカタチなんでしょうね。
主人公の名前が「弥凪」なのもじわじわくる。。
遺されたもの
ネタバレ
2022年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 恋人の死後に耐え切れず、生前の約束を破り迎えたアンドロイド。結局は……悲しいラストになってしまいました。
偽物でも良いから側に居て欲しかった。でもやっぱり違ったのでしょうね。
アンドロイドのこれからの行く末も気になります。
このページ数で心を掴む術
2022年4月29日
タイトルの通りです。
短編なのに心にグッと入ってくる切なさと斬新さ。
先生のお力をあらためて認識しました。
暫く余韻から抜けられません。
お話が、終わっても、余韻がすごいです
2022年4月29日
近未来SFシリアス設定2055年のお話、31ページ。Hシーンはあるともないとも。
短編で完結します。今までの二人とこれからの二人が交錯し、流れ星のように一瞬で遠くに消えてしまう。でも消えてしまうから愛おしいんだなと、描かれない日々の中では、はじまりと終わりの物語が続くのだろうと、読み終わったあともしばらくはぼんやりしてしまいました。映画館で客電が灯って、ハッとして、でもなかなか立ち上がれないような、そんな感じです。
三月えみ先生の別の短編作品「泡にもなれない恋ならば」が大好きなのですが、何かこちらと通じるものがありました。
切ない。。。
2022年4月29日
短編ですがさすが三月先生ですね、1コマも無駄が無いっていうか素晴らしいクオリティの作品でした。
お話はただただもう切なくて泣きそう。4人(あえての4人)ともどの子も愛おしくて、、、ホント泣きそう。
先生もおっしゃってますがこの世界観でいろんなお話読んでみたいです。
一味違う話を読みたい方におすすめ✨
ネタバレ
2025年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ P28(リキューレ作品広告含めP31)と短い話だけど重厚感がある。
死と人間とアンドロイドの話。甘々ハピエンではないのでハピエン好きは注意⚠
弥凪の胸が痛いのは病気だからではなく、亡くなった葵を忘れられないからと思うと切なくて辛い。
結局どんなに精巧に作られていても同じにはならない、“代わり”として心を埋める事はできない。
スピンオフ的な続編で「2072」がある。
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愛=孤独=病
2024年7月11日
愛故の孤独という病からの解放。人は孤独から逃れたいのに、いざ孤独の概念が無くなると、とても虚しいのですね…。愛があるからこそ耐え難い孤独がある。言い換えれば、愛が無ければ孤独も無い。描かれるディストピアの虚しさは、ひとえに愛が失われるからでしょうか。愛とは有機物に与えられた唯一の光なのかもしれない
なるほどーー!
2023年11月30日
これは。。短い中にすごいストーリーでした。
悲しくて苦しくて切なくて、色んな感情が込み上げて来ます。すごかった!
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4.0☆
2023年5月28日
この作品のすごい所はやはりページ数ですよね。こんな少ないページで1つの物語を見事に綺麗に詰めてしまう表現力。何かの続編やおまけ的なのならよくあるのですが。キャラの背景やら気持ちや設定まで描けるなんて...コスパ優秀。そして絵も綺麗です。評価は4.0☆
ネタバレ無しで読む事をお勧めします!
ネタバレ
2022年6月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ でも結構はじめの方で分かっちゃうんですけどね、何せ短編なので(笑)アオイの言葉に「うん、分かるよ」という弥凪の返しにグッときます。だからこそ・・・ですよね。短いながらも纏まったお話です。これ結末は同じでも、もっと膨らませて単行本一冊分あっても良いな〜と思ったんですが、重過ぎるかしら。。。
これは…
2022年5月5日
ネタバレしたら絶対ダメなやつですね。
この作家さんのお話はこういう切なくてややこしくて、溢れ出す気持ちとかそういうのが、読み終わったあとに整理しなきゃならないというか。
この短い中に詰まりすぎて素晴らしいです
号泣
2022年4月30日
つらい…でもすごい…作者さまはやはりストーリーテラーとしての力がすごいです。どこにでもありそうなお話の単行本一冊読むより、この短編一つで泣く。
逸品
2023年8月15日
この短編でしっかり起承転結があって読み応えがありました。
このページ数よりも長くてあやふやなBLがたくさんある。
え!難しい!
ネタバレ
2023年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな人を亡くして、そっくりなアンドロイドを作って、自分も大好きな人の元へ行くから、アンドロイドを1人にしない為に自分そっくりのアンドロイドを与えるって事だよね。色々な思いが浮かぶけど、うまく言葉に出来ない作品。
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シーモア
2022年10月27日
作者買い。短編なのであっさりした仕様。アンドロイドが世間一般に活動する時代で物悲しくシュールな設定。自分には合わなかったので読み返しは無いと思う。
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You're Beautiful
ネタバレ
2022年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様方のレビューで気になり購入。切ないSF、大好き。
さすが作者様、絵がすごく綺麗でストーリー展開がうまい。短編ですが胸にずしっとくる読み応えでした。
読み終えて、この作品は読み手の死生観とか人生観が出るな~と思いました。

【以下、思い切りネタバレ注意】
最愛の人を失い、心の穴を埋めることができなかった弥凪。
その喪失感はわかるけど、私は死後の世界はないと思っているので、「遅くなってごめんな」と呟きながら葵の後を追う弥凪にとても複雑な気持ちになった。

そもそも愛するものを失った悲しみは、ダミーでは癒されない…と私は思う。
弥凪は自分の生きる支えだった葵の存在を、コピーのアンドロイドで満たされると思ったのだろうか。
どんなに寂しくても私なら絶対やらないから、約束を破り泣いて謝ってる弥凪の気持ちがわからなかった。

そしてそのあとに続く弥凪の
「でもさ、きっとお前でも同じことしたよな」の台詞に、思わず「せやろか!?」と関西弁でつっこんでしまいました。

タイトルはこの話を読んでいた時、頭の中に流れてきた曲。
この曲の、海に飛び込む彼と弥凪が重なったのかな。
この先この曲を聴くたびに、彼とあの海を思い出すような気がします
ハピエン好きさんは注意です
ネタバレ
2022年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 哀しい話だな。残らない本物が切ない。残された偽物がどこまで幸せを感じることができるのか気になる。
届いてすぐやっちゃうとこと、えっちが上手い設定にモヤっとしてしまった。
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