「なつめさんは開発かれたい」の続編、鴻となつめが恋人同士になってからのお話。
前作ではえちが苦手ななつめに対し、チャラいけど真っ直ぐ向き合ってくれる鴻の良さが存分に表現され、二人が心も体も少しずつ近づいていく様子が丁寧に描かれていました。今回は、カッコよくて完璧に見える鴻に対し、なつめの優しさと前向きな想い、深い慈愛がたっぷりと伝わるストーリーで、二人の関係が熟成されていく様子がとてもよく伝わってきました。続編ありきだったわけではないのに、それぞれの良さに照準を当てた内容になっていること、新キャラが当て馬ではなく保護者的立ち位置の過保護な親友であることなど、マミタ先生の表現力やキャラ設定の良さが発揮されている最高の続編だと思いました。
そして、ネタになっているなつめのアジェンダに、真面目さと優しさがこんなにも詰まっているなんて思いもしない展開。笑いのセンスを感動に繋げてくるマミタ先生の手法はあっぱれだと思います。なつめの明後日の方向は確かにド天然だけど、そこには思いやりと愛情が詰まっていると感じました。こんななつめ、可愛すぎます。えちシーンも色々な展開で読者をドキドキさせっぱなしです。こんな二人の幸せな日々をもっともっと見たいです。もっといちゃいちゃさせてあげてください。そしてそれを読者にもご褒美として見せて欲しいです。とにかく、明るく多幸感に満ち溢れる最高の作品です。