攻めと受けのいちゃらぶエッチ的なものは、ほとんどありません。
でも、この作品にしかない味があります。
そして、受けの上司である田村さんは、おそらくゲイでもなんでもない、ホント―に普通のおじさんなのですが、なぜか唐突に部下からガチ目のゲイ相談(しかも中学の同級生であるというだけでの異常な執着ぶり)を持ちかけられ、めちゃくちゃ真摯に紳士に答えてあげています。
チンピラさんたちも、みんないい人で、要するに、攻めは生活能力や愛情を感じる能力がどこかポンコツな浮世離れしたアンバランスな人だし、受けは受けで、大したことのない接点で生涯異常な執着を抱き続ける、ド執着独占欲受けです。
でもそこがなぜかキュンとするんですよね。どうしようもない人たちの不器用な愛情表現の物語なのかもしれません。