神話=古代の人が考えるありのままの世界。
自分語りで恐縮ですが、重度の漫画読みがベルセルクで漫画というものに満足し、漫画を卒業したという経歴を持っています。進撃の評価が高い事は知っていても、手を出しませんでした。
それがたまたまアマプラで進撃のアニメを見てはまり、二次創作が描きたくなって(爆)、上手くかけなくって、軽い気持ちで考察を始めたのですが、思った以上に深い作品である事に気付き、止まらなくなりました。
15年ぶりに漫画の単行本を買い、約半年、とり憑かれたように分析しました。
二次創作はいつの間にかどこかにいって、進撃の凄さ、素晴らしさを堪能しました。
過去、ベルセルク以上のものはもう出ないと思ったが、そうではなかった。
ベルセルクやナウシカを土台に、この素晴らしい作品、進撃が創り出されたように、進撃を土台にいつか、更に素晴らしい漫画が創られるだろう、、、漫画には未来がある!!・・・との結論を得たかったのですが、分析の結果得た結論は、これ以上の作品は無理!・・というものでした。
表面は娯楽漫画でありながら、優れた哲学を呈し、内部を探れば何処までも深く、密度が濃い。もうガッチガチに。んで、非常に構造的な造りになっている。
神話とは、古代の人が考える(信じる)ありのままの世界、と先に書きましたが、
進撃の世界地図が、我々の世界地図の写し鏡になっているように、諌山創先生が、現代の世界をありのままに描こうとしているのが見てとれる。
ユダヤ・キリスト教と仏教の思想、多種様々な神話の要素、対立する二つの世界、第三の道、表と裏、歴史、時間と空間、俯瞰で見えるもの、目に見えるものと見えないもの、描かれていることと、描かれていないもの・・・
100人いれば100の解釈があり、いずれもが正解である、という造りになっている。
レビューで抽象的な事を言ってしまって申し訳ないのだけど、進撃を語るには1000文字では全く足りません。
そして、考察に終わりはありません。
漫画の無限の可能性を示した作品ではあるけれど、凄すぎて、私の中で、漫画とは別枠のものになってしまいました。
でも、また、漫画読みを再開しました。
いい作品との出会いが沢山あり、やはり漫画は素晴らしいと思う日々です。
進撃と、諌山先生と、編集者と、スタッフの方々に、感謝の念しかありません。