オカルトは得意ではないんですが恐怖を煽るような感じではないので読みやすいです。そして読みやすいけどあまり書き込まれていないのがかえって日常にある感じがしてすごく怖い。最初一話完結ものかと思っていましたが本筋があり人間のむきだしの暗い部分を生きている登場人物とそうでなくなったものとで描いていて案外深い話になり物語の行き着く先が気になっています。
完結して。最後、超能力者のような展開になったのが都合よすぎる気がします。でも読み返すたび違う感想持ちそうですね。深いです。人間の心象風景には地平線がなくてどこまでもその人自身が広がっていく。今はそんなイメージを持っています。