真夏のユリイカ
」のレビュー

真夏のユリイカ

吾瀬わぎもこ

わぎもこ先生と海王社のタッグにお手上げ。

ネタバレ
2024年12月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 吾瀬わぎもこ先生の新刊………っ!!お待ちしてました!!
前作、アフターグロウの衝撃に吹っ飛んだのはまだ記憶に新しい今年3月のこと。年内に先生の作品をもう1作品拝めるとは思っておらず、数日前に「あなたの新刊」に書影が上がったのを見た時には思わず叫びました(深夜)。新刊自動購入で入手した今作も、最っ高の逸品でした。

今作は学生運動が最も盛んだった頃のお話。私の親世代の若かりし頃の話で、私自身が不勉強なこともありますが、この時代の学生達のエネルギーの原動力や熱量がピンと来ず、物語の時代背景をリアルに感じることは難しかったです。唯一想像出来るのは、今よりもずっと同性愛について理解が得づらかっただろうという事と、当時はストーカーという概念もなく、助けを求めづらかっただろうという事。しかしそれ以外は高度な予備知識を必要とすることはなく(たぶん)、時代も性別も関係なく、惹かれ合う2人の葛藤と、想いを通じ合わせる過程をじっくりと読ませる作品でした(たぶん)。
隅々まで美しく、人物の感情をそのまま伝えるリアルな絵と、どうにも魅力的な博多弁(アフターグロウの天授といい、私は博多弁フェチらしい)で紡ぐ切なくとも温かいストーリーがすごく私好みでした。

濃厚な濡れ場と神な修正については、書き出すとあと1000文字は必要…っていうか興奮と暴走で収拾がつかなくなりそうなので割愛しますが、一言だけ。最ッッッ高にエロいですよ🖤なんたってわぎもこ先生と海王社さまのタッグですから。
わぎもこ先生ファンの方、必ッッッ見です。私が割愛した1000文字をぜひとも感じて頂きたいです。(丸投げ)
いいねしたユーザ43人
レビューをシェアしよう!