昨日、君が死んだ。
」のレビュー

昨日、君が死んだ。

ARUKU

この作品と出会えて良かった✨

ネタバレ
2026年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻を読んでから、完結するまで待っていました。
ページを捲るのが止められない作品は、初めて本を読む楽しみを覚えた頃を思い出す様な深いお話で。自身の死に支度と言ったら大袈裟だけど、日々死に行く自身に自分は何をしてあげられるだろうかと。そんな風に感じたお話でした。1話1話読みながらもう泣けて泣けて…大変でした😭
特にはづの養父母の若い頃のエピソードには涙で。養母は妊娠中で、大きなお腹は安定期に入った後なのかなと思い…だからか死産だったのかなと。妻になって妊娠しても働いて、母親になっても働いて。身体が変わっていく中で、気が病む時ってあるのになと。
はづの幼少期のエピソードに、彼女は自分の限界をちゃんと知って休息は取っていたのだろうかと…。人の悪口ばかりの彼女の人生…2号店どころかお店も大きく出来ず。赤ちゃんのはづを見つけて家に抱き入れた夫を彼女は許せなかったのかなと思ったら、何とも言えない淋しい人生だなと可哀想だなと、抱きしめたくなり…。ずっとあんな冷たい毎日を生き抜いたのかと。夫の愛情にも気付かず…本当に可哀想でした。

はづやゴトーくんの表情に癒され…(飛行船の詩を歌っている時よ…天使✨)皇太子殿下のーお前が望むなら明けの明星だって獲ってきてやるーの言葉が謎に刺さり大泣きで…悪魔なのに無償の愛…😭と。悪魔であると同時に天使でもあり、天使であると同時に悪魔でもある様な…そんな物語の世界観は死に向かう為の哲学書の様に感じて。私的にコロナがなかったら、またこんな風に読書が楽しみの生活になってなかったなと。あのまま変わらずだったら、作中の様な黒いモヤモヤしたものに私もなって、死んだ後も忙しい、疲れたと文句ばっかり言っていただろうなと。だけど今は電子の場で色んな作品を知ってふふふと。そんなひと時が、はづのきらきらした時とリンクしているなと思ってまたふふ、良かったと。

大作です。読んで下さい✨
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