気難しい王子に捧げる寓話
」のレビュー

気難しい王子に捧げる寓話

小中大豆/笠井あゆみ

祝⭐︎続編!…まだ続く??続いて下さい!

ネタバレ
2026年7月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「気難しい王子に捧げる寓話」は、小中大豆先生の作品の中で一番好き。この度続編が出ると知り、一巻を読み返し、めちゃくちゃ楽しみにお待ちしていました。
一巻では主人公エセルが建て直した国の未来まで描かれ、綺麗に纏められていたので、ここからどのような続編になるのか想像もつかなかったのですが、私が見たかったシーンと「ソコ!!」というオタク(私)のツボを的確に押さえてくださっていて、めちゃくちゃ満足度の高い続編となっていました。

そう。一巻、BLである事を忘れるくらい壮大で圧倒的な没入感がある作品でしたが、ワタクシとしてはもっとイチャイチャするシーンと、甘〜いオズワルドが見たかったのです。(スケベ)
胸が抉られるような過酷な境遇を乗り越え、愛する者達の為に運命を変えるべく懸命に生き直したエセルには、心から幸せになって欲しかったから。強がりとか虚勢とかそんなもん全部取り払った、ただただ「愛している」気持ちを直球でエセルに伝えてやってくれーー!オズワルドの意地っ張りの不器用者ーーーーー!!!………って思っていたから。

ソコが見られて…甘さ増し増しで…もぅほんと嬉しかったですありがとう感謝感涙_| ̄|○

スケベなので言及するのがまずソコになりましたが、物語としてはなかなか重く苦しい展開でした。光あるところに影あり…。理想論と綺麗事だけで世の中を変えることはできず、為政者として非情な選択を迫られることもある………。その影(いっそ闇)の部分をも描くから、リアルで臨場感があり説得力もあり、強く心を打つ作品となっているのだと思います。

まだ続きますよね??
続いて欲しい。ゴドウィン卿を取り込み、七侯を抑え、国を建て直すところ。そしてビリンガムが夢見たあの光景…エセルが引き継ぐと誓ったあの夢を、現実のものにしていくところが見たいです。

続いて下さい。
更なる続編、いつまでもお待ちしています……!!
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