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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • YASHA ―夜叉―

    吉田秋生

    最終的に『海街diary』に行き着くのも納得
    2021年7月3日
    『BANANA FISH』から『海街diary』への劇的な変化を不思議に思っていましたが、人間の愛憎が絡まって立て続けに悲劇が起こる物語は本作で描き切ったのかもしれない…そう思えるほどズシリと来る作品でした。とはいえ他の作品を通しても吉田秋生先生の歴史や風土、宗教などを巧みに織り込みながら人の心情を丁寧に描き出す作風は一貫しており、研究への熱心さと表現力に毎度驚かされる。本当にすばらしい作家です。
  • たそがれたかこ

    入江喜和

    ダメな人を描くのがうますぎる
    ネタバレ
    2021年6月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 結局たかこが誰よりも自己中だったというオチ。一花に悪口を浴びせた男子生徒なんかよりはるかに大きな心の傷を、たかこがオーミに与えた。自分の気持ちひとつでオーミにトラウマになる記憶を植え付け、たかこはスッキリした様子。このラストが「自己肯定感が低い人を励ます作品」という印象を急に変えました。あとがきから想像するに思慮深い作者は、きっとただやさしい話ではなく「ダメな人の本当にダメなところ」をしっかり描いたんだと思います。というかそうじゃなきゃこの結末はただただ後味が悪い。読者の主体的な読解を求める尖った作品、と理解しました。内容はそんな感じですが続きを読みたくなる物語の組み立てが見事でした。
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  • チェンソーマン

    藤本タツキ

    物語のイメージをひっくり返された
    2021年4月11日
    7巻くらいから死が飽和してきて、自分がどんどん無感情になり人間らしい心を失くしてしまいそうな怖さみたいな、まさにデンジと似た感覚を味わいました。
    物語は感情を増幅させるものだと思っていたので、心を失くしていく感覚(なのにずっとおもしろい)のが、私にはとても新しかったです。
  • カカフカカ

    石田拓実

    皮肉なことに可もなく不可もない印象
    2021年4月10日
    最初はテンポよかったけど途中から停滞してしまった感じがします。完結まで読みましたがあまり印象変わらず。女性マンガならではの複雑な関係と心の機微を楽しむ作品だと思うのですが、それにしてはハッとするとか心をグッと掴むようなポイントもなく…性描写もありますがそこが盛り上がる?雰囲気でもなく…。作者の絵柄の効果もあり、主に本行くんのようすを眺める日常系ほのぼのマンガみたいな捉え方がいいのかもしれません。
  • SAKAMOTO DAYS

    鈴木祐斗

    主人公が最強なギャグアクション
    2021年4月9日
    レビューに他作品を挙げるのは失礼かもしれませんが『ワンパンマン』に通ずるセンスを感じて超好みです。
    ちょいちょい他のマンガからの引用っぽいセリフやキャラクターが出てきて、作者の少年マンガ愛が伝わってくるのも最高!続きが楽しみです。
  • BANANA FISH

    吉田秋生

    少年/少女マンガの壁を超え心を動かす作品
    ネタバレ
    2021年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アッシュと英二は、刹那で永遠。脆くて強い。こんな相反する形容が同居した繊細な関係性は、吉田秋生先生の洗練された物語によってこそ成立していると思います。ものすごい作家です…!
    他にもアッシュとショーター、シンとの関係など、すべての友情に信念と愛を感じられて本当に美しい。
    さらに愛の行き先が執着や憎悪になってしまったユーシスのような存在も、単なる敵とするには魅力がありすぎる…
    少年マンガ的なアクションと展開に、少女マンガらしい細やかな心理描写が見事に混ざりあい、読む者を選ばず心を動かすようなすばらしい作品でした。
    BANANA FISHと吉田秋生先生に出会えてよかった。
  • 結婚アフロ田中

    のりつけ雅春

    青年マンガ界の「逃げ恥」だよナナコーー!
    2021年1月3日
    ギャグマンガとしておもしろいのはもちろん、結婚・出産などのライブイベントに臨む夫の気持ちをリアルに描きつつ、さりげなく啓蒙してくれる感じが…!ヒロシとその周りの人たちの生活をただ見守るだけでみんながやさしくなれるって最高じゃないかーーーー!
  • しまなみ誰そ彼

    鎌谷悠希

    一生忘れられないセリフに出会えた
    ネタバレ
    2020年12月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 名言だらけの作品だと思いますが、なかでもたすくが椿くんに言った「僕が好きになった人が他の人を傷つけるのを僕はもう見たくない」というセリフが忘れられません。世界がやさしくなるためには、この言葉がとても大切なように思います。もしも今後、自分の周りの人が誰かの生き方を否定するようなことがあったら、この言葉を伝えることにします。
  • ギャルと恐竜

    森もり子/トミムラコタ

    頭つかわず読めて時々泣きそうになる
    2020年11月1日
    恐竜が周りの人間たちと過ごす日常に癒されます。人間どうしなら当たり前のことが、人間と恐竜になるとこんなに魅力的な物語に感じられる…その見せ方が天才的だと思います〜!この先もずっと恐竜が居なくならないといいな。
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  • 約束のネバーランド

    白井カイウ/出水ぽすか

    展開が早く無駄がない作品
    2020年11月1日
    序盤から物語がどんどん展開して、ずっと飽きないまま最後まで読めました。原作と作画が別なのもあってか、物語重視で小説みたいなマンガでした。個人的にはもうすこし遊びの要素(画的に見応えのあるバトルシーンや、キャラの個性が出るエピソードなど)があるほうがすきですが、読んで損のない作品だったと思います。
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  • おかざき真里

    女性マンガの真骨頂
    ネタバレ
    2020年9月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 切ないラブストーリーとしても素晴らしいのですが、"少女"にはまだ共感しきれないような大人の女性が生きてゆくことそのものの困難さと葛藤、うまくいっているときの無敵感とうまくいかないときの絶望感が手に取るように伝わり、これこそが"女性マンガ"という感じでした。少しだけ未来への希望を感じさせるような結末も大人の素敵な終わらせ方だと思いましたが、やっぱりバッチリのハッピーエンドがちょっと見たくなってしまいますね…
    矢飼先生が魅力たっぷりな男性なのに対して、シロちゃんが犬みたいにかわいいだけの若造すぎてシロちゃんルートの可能性ゼロっぷりがリアルでした笑
  • ハイキュー!!

    古舘春一

    バレーに焦点が絞られていて読みやすい
    2020年7月30日
    内容は面白くキャラもよくて、人気出るのわかるな〜と思います。個人的には人生に気づきを与えてくれる作品が好きなので★4つですが、戦術や考え方など、スポーツそのものの面白さを楽しみたい人にはいいのかもしれません。そういう意味でライトな作品という感じがします。作画はアニメの方がすっきりしててすきでした!
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  • レベルE

    冨樫義博

    H×Hの基になったマンガだと思ってます
    ネタバレ
    2020年7月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ HUNTER×HUNTERよりも後に読んだのですが、世界の外側からやってきて人間を滅ぼす生物(H×Hではキメラアント)、中に入ってプレイするRPG(H×Hではグリードアイランド)など、HUNTER×HUNTERに引き継いだと思われる設定がたくさんあって、それを3冊でコンパクトにまとめてなお面白いのすごいな…と、ただただ驚嘆です。もっとこの世界を詳細に描きたくなってH×Hに着手したんだろうな〜と勝手に思ってます。
  • HUNTER×HUNTER モノクロ版

    冨樫義博

    人生で一番のマンガ
    2020年7月30日
    この素晴らしい作品に出会えて本当によかった。冨樫先生と同じ時代に生きられて幸せです。
  • 少女ファイト

    日本橋ヨヲコ/木内亨

    ハイキュー!!とは全く別物のバレーマンガ
    2020年7月27日
    少年ジャンプの大人気バレーマンガ ハイキュー!!もおもしろかったのですが、少女ファイトの物語やキャラの作り込み方を体感してしまうと…戻れません。度を超えた金持ちばかり出てくるので、設定はハイキュー!!のほうがよほど現実的なんですが、人間のあり様の描きかたは圧倒的にこちらがリアル。そして散りばめられた金言の多いこと。大人になっても読み続けられるスポーツマンガですね。
  • セキララにキス

    芥文絵

    結之助があまりに…
    ネタバレ
    2020年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛と自己実現ストーリーとのバランスがちょうどよく、自己実現寄りのハッピーエンドも素敵でした。しかし…樹兄が報われなさすぎて…。恋愛に玉砕しただけでなく、やりたいことがない中にも教育に関心を持つ描写があってその先が描かれるのかと思いきや着地せず、なんとも言えないまま終わった感じがします。主要キャラは全員幸せになってもいいタイプのマンガだと思うので、完結のときに樹兄のハッピーエンドについても描いてくれていたら最高でした!薫ちゃんも登場後わりと浅めに切り上げられたところを見ると、大人の事情があったのでしょうか。。
  • みにあまる彼氏

    ほしの瑞希

    重さが絶妙
    2020年7月4日
    日下部くんの重さが心地よく読めて、癒されます。絵もきれいですきです!が、日下部くんはどこにでもいる"95%の女性が素通りする男"という設定にしては整いすぎてる感じはある…。レビュー欄を見て、みんな(私も)こうして愛されたいんだな〜と思いました笑 続きも楽しみです。
  • なのに、千輝くんが甘すぎる。 プチデザ

    亜南くじら

    めちゃくちゃ細かいんですが
    2020年7月3日
    展開もセリフもタイトル通り甘くて、癒されるのでよく読んでいます!
    一点だけ、個人的に男性の脚が細すぎるのがどうしても気になってしまいます…笑。登場人物は基本的に細身でいいと思うんですが、男性を魅力的に描くなら上半身のしなやかな筋肉にあわせてもう少し下半身がしっかりしててもいいのかなあと思いつつ、、連載を楽しみにしています。
  • 私がモテてどうすんだ

    ぢゅん子

    納得感のある結末
    ネタバレ
    2020年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで誰にも決めないのかなと思ったら、ちゃんと選ぶ、しかも六見先輩を選ぶという選択が納得&素敵だなーと思いました。個人的には五十嵐くんがすきですが、選ばれるのは出会った頃から花依をまっすぐに見続けてきた六見先輩がいいなと思っていたので…。完結までの長さや終わらせ方もよくて、読了後は気分スッキリでした!
  • 大上さん、だだ漏れです。

    吉田丸悠

    良いからこそ丁寧に終わってほしかった
    2020年6月1日
    とても好きなマンガで何度も読んでます。どのキャラクターも愛らしいのですが、とくに柳沼くんが魅力的です!光のない目で無表情なのに、実は誰よりも素直で嘘がないところにグッと心惹かれます。
    色々と連載の都合があるのだとは思いますが、最後に駆け足で物語を収束させられてしまった無理やり感がどうしても残念で、星4つにしました。