かるた部に誘われるも、”自分にはかるたなんてできない。勉強しか取り柄がない”と言う机くん（駒野勉）に、太一が言ったセリフです。

容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の太一。一見恵まれすぎのように思えますが、実は彼は勉強もスポーツも人一倍努力してきた人物です。そしてかるたでも、千早と新という“天才”を目の当たりにし、コンプレックスを抱えながら努力しています。そんな彼が言うからこそ、心に響く名言だと言えるでしょう。
★「ちはやふる」3巻に掲載

人一倍努力するも運がなくA級に上がれない太一を見かね、「白波会のルールとはちがうが、A級に昇級するかい」と提案した原田先生。その言葉に太一が返したのが上のセリフです。

正々堂々戦って、青春全部懸けて、A級に上がって新や千早と戦うこと。それが太一の願いであり、そうでなければ千早や新に顔向けできない。そんな太一の悲壮さな決意、強さ、脆さが現れた名シーンです。

「夢や目標を追いかける中で、自分は楽な方に流れていないか？」と自分自身に問いかけたくなる一言です。
★「ちはやふる」7巻に掲載

クラスでのクリスマス会に参加した千早。クラスメイトと過ごすのも楽しいけど、「部のみんながここにいたらもっといいなあ」とつぶやきます。それを聞いた机くんのセリフがこちら。
大切な友人や仲間について言い表した、とても暖かい言葉ではないでしょうか。また、この後「つきあいの長さも深さも関係なく」と続くのが、さらに良いんです。
★「ちはやふる」8巻に掲載